13 / 29
第13話
しおりを挟む
そして壁が白い明るい部屋に来た。隣にはティタルちゃんも居る。よし成功だよ。
「ああ、やっぱり来たわね。いきなり権利を一回使っちゃったわね。御免なさい。」
声がする方を見ると大きなテーブルの横、椅子に座る女神ユマさんが居る。こちらに手招きするので近寄って傍の椅子に座る。ティタルちゃんは私の膝の上だよ。
「あらあら、すっかり仲良しね。ティタルちゃん、こんにちわ。」
「うん! こんにちわ。」
女神ユマさんにも物怖じせずにご挨拶するティタルちゃん。偉いね♪ 私は「お姉ちゃんバカ」になって喜んだ。さて、本題にはいりますか。
「ここに来たのは、この子のことで伺いたいことが沢山あるからなんです。単刀直入に言いますけど、ティタルちゃんを転生させた神様を知ってらっしゃいますか?」
「・・・。ええ、とても良く知ってるわ。 はい、貴方出てらっしゃい!」
女神ユマさんが手をパンと叩く。すると、彼女の横にポンと言う音と共に大きな男の人が出現した。床に正座してるね。
「え~、私、惑星『ヨーネキン』の神『エイフバ』です。女神『ユマラタル』の夫でもありますです。」
「あー! かみさまのおじちゃんだ。」
・・・。この人が「ダメンズ」旦那神だな。30歳くらいだ。端正な顔立ちで教科書で見たギリシャ彫刻みたいな立派な体つき。見た目は結構良いけど、なんか態度が変だ。挙動不審ですよ。
「まずティタルちゃんはどうして死んじゃったのですか? まさかエイフバさんのミスですか?」
「いやいや、滅相もない。病死ですよ。ル、いやティタルちゃんは心臓が悪かったのです。」
なるほど。チャラ神「コッタ」君ほど悪質ではないのかな。でも油断は出来ないな。
「この子の転生先はどうして、この世界になったのですか? 転生先を選択出来ることは説明されて無かったみたいですけど?」
「ああ、『転生申請書』は何枚も書いたんだけど、何故かここのしか通らなかったんだ。」
ん? チャラ神「コッタ」みたいな言い訳を始めたぞ。やっぱりおかしいな。と私が思った瞬間、ユマさんがパチンと指を鳴らした。するとポンッと若くてカッコいい男性が出現する。ビシッとスーツを着こなして、手に何枚か書類を持っているよ。
「ここで証人を喚問します。神『アリステイネン』証言をどうぞ。」
「あ、部下『アリステ』じゃないか! お前、まさか密告したのか!」
「被告は静粛に!」
「ゴホン! では、問題の『転生申請書』ですが、女神ユマ様に提出されたものは完璧に作成されていましたが、他のものは全く通す気の無い出鱈目でした。提出先の神々から苦情が来ております。」
なんか裁判みたいになって来たぞ? 何か、ここの書類だけを通したかったみたいだね。ん? そう言えば!
「あのスイマセン。ティタルちゃんは『【戦巫女】は絶対にやらなくちゃいけない』と言われたそうです。ね? ティタルちゃん。」
「うん! そうだよ!」
「そうですよね。なにせ【戦巫女】のスキルを選べるのは、貴方の提携している世界の中では、私の世界『タッサ』だけですものね。 でも不思議ね? どうして、そんなに【戦巫女】に拘るのかしら?」
「いや、そりゃ王様のお嫁さんになれるし国民にも愛されるし、幸せになれるからに決まってるじゃないか?」
なんか、旦那神エイフバさんの供述があやふやになって来たよ。女神ユマさんがまた指をパチンと鳴らした。すると旦那神の部下アリステさんがスマホのようなものを提出する。
「私の世界にも女性が幸せになれるスキルは他に一杯あります。【聖女】とか【霊獣使い】とか、色々・・・。でも貴方が【戦巫女】に拘る理由はこれじゃないかしら?」
そのスマホの画面にはガチャゲーのキャラクターが写ってる。可愛らしい女の子のイラスト、長い薄茶っぽい金髪にぱっちりと大きい紫の瞳、10代の少女をデフォルメして描かれているからティタルちゃんにそっくりだ。そして名前が「USSR」【戦巫女】「ルル」だってえっ!
「このキャラを引き当てた日のエイフバ様は浮かれ過ぎで全く仕事が手に付かずゲームばかりしておりました。元々、仕事を良くサボ、休憩が多い方なので最近は全く業務が進みませんでした。」
「そんな中、『転生案件』が一つ来たそうね? このゲームキャラに生き写しのティタルちゃんがやって来た時の貴方の喜びようはもう凄かったと・・・。 ねえ、アリステ君。」
「はい。全ての業務を後回しにして、ティタル嬢の転生書類の作成だけに没頭しておりました。それはもうあんなに熱心に仕事をするエイフバ様は初めて拝見致しました。」
「いや、だって幼くして病に倒れたルル、いやティタルちゃんには幸せな『転生人生』を送って貰いたいじゃないか? 私だって神の親だ。それはもう必死だったさ!」
あ、ちゃんと小さい子の幸せは願ってたのか。やっぱり一応は父親らしいとこもあるんだね。と、私が思ったら部下アリステさんがまた何か書類を提出した。
「ふうん、『優遇スキル増加特別申請書』ねえ。こんな難しい書類、良く作成したものね。私でも数回しか通したことないわ。で、こうまで頑張ってティタルちゃんに付けてあげた『優遇スキル』がこれですか? 凛さん、見てコレ!」
女神ユマさんが私に書類を渡す。それに目を通した私はビックリした。【戦巫女】と【翻訳:通常】、これは良いよ。けど、【阿修羅の舞】とか【紅蓮の舞】って、ナニこれ! ゴリッゴリの戦闘系スキルばっかじゃん!
「あの・・・。こんな剣や扇子を持って踊らなきゃならないスキルを小さなティタルちゃんが出来ると思いますか?」
「次の戦まであと一月あるんだよね? 今からお稽古したら大丈夫だよ。イケる、イケる!」
「とうとう本音が出たわね!」「ズッパーン!」
女神ユマさんの【神を叩けるハリセン】が炸裂したよ。ま、当然だね。旦那神エイフバは後頭部から煙を上げてる。けど、私の怒りはこんなくらいじゃ収まらないからね。
「他にも証拠は挙がってるのよ。ティタルちゃんの一生分を録画出来る神機ドローン。あと勝手に私の世界で召喚の儀式を発動した記録も残ってたしね。ねえ貴方、一体何がしたかったのかしら?」
「・・・。だって、現実の「USSR」【戦巫女】「ルル」たんだよ?戦闘スキルをバンバン使って戦で無双してるとこ見たくない? いや見たいでしょ。しかも神機ドローンで動画撮ってさ、神界ネットの動画サイトにアップしたら絶対、バズるって!」
これはダメな大人だ。こんなこと許せない。計算高いだけにチャラ神「コッタ」より悪質だよ。こんな小さな女の子を異世界に転生させて戦争三昧の人生を送らせようとするなんて! 絶対に許せない!
「有罪ですね、この人。」
「そうね、こんな主人で本当に御免なさい。と言う訳でこれを。」
女神ユマさんが【神を叩けるハリセン】を私に手渡す。判決も有罪。奥さんも公認。お覚悟です、ダメンズ旦那神『エイフバ』めぇ!
「いや、ちょっと待ってくれ。それならティタルちゃんがやるのが筋だろう?」
「ダメです。それではただの『ご褒美』になる危険性もあります。凛さんの保護者としての代行を認めます。」
ダメ旦那神エイフバの抗弁はユマさんに一蹴されちゃった。では!
「これはティタルちゃんを利用した罰! 小さな子供を騙すな!」「ズッパーン!」
「これはティタルちゃんを勝手に【戦巫女】にした罰! 小さな子供を戦争に巻き込むな!」「ズッバーン!」
「これは自分の欲望のために沢山の人に迷惑を掛けた罰! 仕事中はスマホゲーム止めろ!」「ズッバアァーン!」
ダメ旦那神は頭から盛大に白煙を上げてるよ。体が半分くらい床に減り込んじゃった。まあ、こんなくらいじゃあ済まされないと思うけど・・・。
「この後のことは任せてね。あとティタルちゃんの心臓は完璧よ。この人、よっぽどこの子の容姿を変えたくなかったみたい。その分のポイントを全部、健康面に振ってたから今度は100歳まで生きられると思うわ。」
「そうですか。それを聞いて安心しました。」
女神ユマさんの話に私は安心した。そこは気になってたんだよね。
「今回使ってしまった権限は戻せないの。御免なさい。だから私に直接会えるのは後、二回ね。その代わり、これを特別にあげるわ。私と交信出来るアイテムよ。それじゃあ、またね。」
女神ユマさんがはそう言って水晶で出来た薄い板みたいなのをくれた。三人の神様たちが透けてゆく。
「はい、貴方。立って下さい。これからは1時間に一回サボってないか職場に電話しますからね。」
「よろしくお願い致します。女神ユマ様。」
「あ! 部下アリステ、勝手に決めるな! 上司は僕なんだか・・・。」
三人の会話がそこまで聞こえて来た処で姿が完全に消えちゃった。
もう厄介ごとは無いだろうね。本当、懲り懲りだよ。
次の瞬間、私とティタルちゃんは目覚めた。目の前にクアーエさんが居た。
「ああ、やっぱり来たわね。いきなり権利を一回使っちゃったわね。御免なさい。」
声がする方を見ると大きなテーブルの横、椅子に座る女神ユマさんが居る。こちらに手招きするので近寄って傍の椅子に座る。ティタルちゃんは私の膝の上だよ。
「あらあら、すっかり仲良しね。ティタルちゃん、こんにちわ。」
「うん! こんにちわ。」
女神ユマさんにも物怖じせずにご挨拶するティタルちゃん。偉いね♪ 私は「お姉ちゃんバカ」になって喜んだ。さて、本題にはいりますか。
「ここに来たのは、この子のことで伺いたいことが沢山あるからなんです。単刀直入に言いますけど、ティタルちゃんを転生させた神様を知ってらっしゃいますか?」
「・・・。ええ、とても良く知ってるわ。 はい、貴方出てらっしゃい!」
女神ユマさんが手をパンと叩く。すると、彼女の横にポンと言う音と共に大きな男の人が出現した。床に正座してるね。
「え~、私、惑星『ヨーネキン』の神『エイフバ』です。女神『ユマラタル』の夫でもありますです。」
「あー! かみさまのおじちゃんだ。」
・・・。この人が「ダメンズ」旦那神だな。30歳くらいだ。端正な顔立ちで教科書で見たギリシャ彫刻みたいな立派な体つき。見た目は結構良いけど、なんか態度が変だ。挙動不審ですよ。
「まずティタルちゃんはどうして死んじゃったのですか? まさかエイフバさんのミスですか?」
「いやいや、滅相もない。病死ですよ。ル、いやティタルちゃんは心臓が悪かったのです。」
なるほど。チャラ神「コッタ」君ほど悪質ではないのかな。でも油断は出来ないな。
「この子の転生先はどうして、この世界になったのですか? 転生先を選択出来ることは説明されて無かったみたいですけど?」
「ああ、『転生申請書』は何枚も書いたんだけど、何故かここのしか通らなかったんだ。」
ん? チャラ神「コッタ」みたいな言い訳を始めたぞ。やっぱりおかしいな。と私が思った瞬間、ユマさんがパチンと指を鳴らした。するとポンッと若くてカッコいい男性が出現する。ビシッとスーツを着こなして、手に何枚か書類を持っているよ。
「ここで証人を喚問します。神『アリステイネン』証言をどうぞ。」
「あ、部下『アリステ』じゃないか! お前、まさか密告したのか!」
「被告は静粛に!」
「ゴホン! では、問題の『転生申請書』ですが、女神ユマ様に提出されたものは完璧に作成されていましたが、他のものは全く通す気の無い出鱈目でした。提出先の神々から苦情が来ております。」
なんか裁判みたいになって来たぞ? 何か、ここの書類だけを通したかったみたいだね。ん? そう言えば!
「あのスイマセン。ティタルちゃんは『【戦巫女】は絶対にやらなくちゃいけない』と言われたそうです。ね? ティタルちゃん。」
「うん! そうだよ!」
「そうですよね。なにせ【戦巫女】のスキルを選べるのは、貴方の提携している世界の中では、私の世界『タッサ』だけですものね。 でも不思議ね? どうして、そんなに【戦巫女】に拘るのかしら?」
「いや、そりゃ王様のお嫁さんになれるし国民にも愛されるし、幸せになれるからに決まってるじゃないか?」
なんか、旦那神エイフバさんの供述があやふやになって来たよ。女神ユマさんがまた指をパチンと鳴らした。すると旦那神の部下アリステさんがスマホのようなものを提出する。
「私の世界にも女性が幸せになれるスキルは他に一杯あります。【聖女】とか【霊獣使い】とか、色々・・・。でも貴方が【戦巫女】に拘る理由はこれじゃないかしら?」
そのスマホの画面にはガチャゲーのキャラクターが写ってる。可愛らしい女の子のイラスト、長い薄茶っぽい金髪にぱっちりと大きい紫の瞳、10代の少女をデフォルメして描かれているからティタルちゃんにそっくりだ。そして名前が「USSR」【戦巫女】「ルル」だってえっ!
「このキャラを引き当てた日のエイフバ様は浮かれ過ぎで全く仕事が手に付かずゲームばかりしておりました。元々、仕事を良くサボ、休憩が多い方なので最近は全く業務が進みませんでした。」
「そんな中、『転生案件』が一つ来たそうね? このゲームキャラに生き写しのティタルちゃんがやって来た時の貴方の喜びようはもう凄かったと・・・。 ねえ、アリステ君。」
「はい。全ての業務を後回しにして、ティタル嬢の転生書類の作成だけに没頭しておりました。それはもうあんなに熱心に仕事をするエイフバ様は初めて拝見致しました。」
「いや、だって幼くして病に倒れたルル、いやティタルちゃんには幸せな『転生人生』を送って貰いたいじゃないか? 私だって神の親だ。それはもう必死だったさ!」
あ、ちゃんと小さい子の幸せは願ってたのか。やっぱり一応は父親らしいとこもあるんだね。と、私が思ったら部下アリステさんがまた何か書類を提出した。
「ふうん、『優遇スキル増加特別申請書』ねえ。こんな難しい書類、良く作成したものね。私でも数回しか通したことないわ。で、こうまで頑張ってティタルちゃんに付けてあげた『優遇スキル』がこれですか? 凛さん、見てコレ!」
女神ユマさんが私に書類を渡す。それに目を通した私はビックリした。【戦巫女】と【翻訳:通常】、これは良いよ。けど、【阿修羅の舞】とか【紅蓮の舞】って、ナニこれ! ゴリッゴリの戦闘系スキルばっかじゃん!
「あの・・・。こんな剣や扇子を持って踊らなきゃならないスキルを小さなティタルちゃんが出来ると思いますか?」
「次の戦まであと一月あるんだよね? 今からお稽古したら大丈夫だよ。イケる、イケる!」
「とうとう本音が出たわね!」「ズッパーン!」
女神ユマさんの【神を叩けるハリセン】が炸裂したよ。ま、当然だね。旦那神エイフバは後頭部から煙を上げてる。けど、私の怒りはこんなくらいじゃ収まらないからね。
「他にも証拠は挙がってるのよ。ティタルちゃんの一生分を録画出来る神機ドローン。あと勝手に私の世界で召喚の儀式を発動した記録も残ってたしね。ねえ貴方、一体何がしたかったのかしら?」
「・・・。だって、現実の「USSR」【戦巫女】「ルル」たんだよ?戦闘スキルをバンバン使って戦で無双してるとこ見たくない? いや見たいでしょ。しかも神機ドローンで動画撮ってさ、神界ネットの動画サイトにアップしたら絶対、バズるって!」
これはダメな大人だ。こんなこと許せない。計算高いだけにチャラ神「コッタ」より悪質だよ。こんな小さな女の子を異世界に転生させて戦争三昧の人生を送らせようとするなんて! 絶対に許せない!
「有罪ですね、この人。」
「そうね、こんな主人で本当に御免なさい。と言う訳でこれを。」
女神ユマさんが【神を叩けるハリセン】を私に手渡す。判決も有罪。奥さんも公認。お覚悟です、ダメンズ旦那神『エイフバ』めぇ!
「いや、ちょっと待ってくれ。それならティタルちゃんがやるのが筋だろう?」
「ダメです。それではただの『ご褒美』になる危険性もあります。凛さんの保護者としての代行を認めます。」
ダメ旦那神エイフバの抗弁はユマさんに一蹴されちゃった。では!
「これはティタルちゃんを利用した罰! 小さな子供を騙すな!」「ズッパーン!」
「これはティタルちゃんを勝手に【戦巫女】にした罰! 小さな子供を戦争に巻き込むな!」「ズッバーン!」
「これは自分の欲望のために沢山の人に迷惑を掛けた罰! 仕事中はスマホゲーム止めろ!」「ズッバアァーン!」
ダメ旦那神は頭から盛大に白煙を上げてるよ。体が半分くらい床に減り込んじゃった。まあ、こんなくらいじゃあ済まされないと思うけど・・・。
「この後のことは任せてね。あとティタルちゃんの心臓は完璧よ。この人、よっぽどこの子の容姿を変えたくなかったみたい。その分のポイントを全部、健康面に振ってたから今度は100歳まで生きられると思うわ。」
「そうですか。それを聞いて安心しました。」
女神ユマさんの話に私は安心した。そこは気になってたんだよね。
「今回使ってしまった権限は戻せないの。御免なさい。だから私に直接会えるのは後、二回ね。その代わり、これを特別にあげるわ。私と交信出来るアイテムよ。それじゃあ、またね。」
女神ユマさんがはそう言って水晶で出来た薄い板みたいなのをくれた。三人の神様たちが透けてゆく。
「はい、貴方。立って下さい。これからは1時間に一回サボってないか職場に電話しますからね。」
「よろしくお願い致します。女神ユマ様。」
「あ! 部下アリステ、勝手に決めるな! 上司は僕なんだか・・・。」
三人の会話がそこまで聞こえて来た処で姿が完全に消えちゃった。
もう厄介ごとは無いだろうね。本当、懲り懲りだよ。
次の瞬間、私とティタルちゃんは目覚めた。目の前にクアーエさんが居た。
0
あなたにおすすめの小説
◆平民出身令嬢、断罪で自由になります◆~ミッカン畑で待つ幼馴染のもとへ~
ささい
恋愛
「え、帰ってくんの?」
「え、帰れないの?」
前世の記憶が蘇ったニーナは気づいた。
ここは乙女ゲームの世界で、自分はピンク髪のヒロインなのだと。
男爵家に拾われ学園に通うことになったけれど、貴族社会は息苦しくて、
幼馴染のクローにも会えない。
乙女ゲームの世界を舞台に悪役令嬢が活躍して
ヒロインをざまあする世界じゃない!?
なら、いっそ追放されて自由になろう——。
追放上等!私が帰りたいのはミッカン畑です。
転移先で日本語を読めるというだけで最強の男に囚われました
桜あずみ
恋愛
異世界に転移して2年。
言葉も話せなかったこの国で、必死に努力して、やっとこの世界に馴染んできた。
しかし、ただ一つ、抜けなかった癖がある。
──ふとした瞬間に、日本語でメモを取ってしまうこと。
その一行が、彼の目に留まった。
「この文字を書いたのは、あなたですか?」
美しく、完璧で、どこか現実離れした男。
日本語という未知の文字に強い関心を示した彼は、やがて、少しずつ距離を詰めてくる。
最初はただの好奇心だと思っていた。
けれど、気づけば私は彼の手の中にいた。
彼の正体も、本当の目的も知らないまま。すべてを知ったときには、もう逃げられなかった。
毎日19時に更新予定です。
婚約破棄された際もらった慰謝料で田舎の土地を買い農家になった元貴族令嬢、野菜を買いにきたベジタリアン第三王子に求婚される
さら
恋愛
婚約破棄された元伯爵令嬢クラリス。
慰謝料代わりに受け取った金で田舎の小さな土地を買い、農業を始めることに。泥にまみれて種を撒き、水をやり、必死に生きる日々。貴族の煌びやかな日々は失ったけれど、土と共に過ごす穏やかな時間が、彼女に新しい幸せをくれる――はずだった。
だがある日、畑に現れたのは野菜好きで有名な第三王子レオニール。
「この野菜は……他とは違う。僕は、あなたが欲しい」
そう言って真剣な瞳で求婚してきて!?
王妃も兄王子たちも立ちはだかる。
「身分違いの恋」なんて笑われても、二人の気持ちは揺るがない。荒れ地を畑に変えるように、愛もまた努力で実を結ぶのか――。
皇太子夫妻の歪んだ結婚
夕鈴
恋愛
皇太子妃リーンは夫の秘密に気付いてしまった。
その秘密はリーンにとって許せないものだった。結婚1日目にして離縁を決意したリーンの夫婦生活の始まりだった。
本編完結してます。
番外編を更新中です。
理想の男性(ヒト)は、お祖父さま
たつみ
恋愛
月代結奈は、ある日突然、見知らぬ場所に立っていた。
そこで行われていたのは「正妃選びの儀」正妃に側室?
王太子はまったく好みじゃない。
彼女は「これは夢だ」と思い、とっとと「正妃」を辞退してその場から去る。
彼女が思いこんだ「夢設定」の流れの中、帰った屋敷は超アウェイ。
そんな中、現れたまさしく「理想の男性」なんと、それは彼女のお祖父さまだった!
彼女を正妃にするのを諦めない王太子と側近魔術師サイラスの企み。
そんな2人から彼女守ろうとする理想の男性、お祖父さま。
恋愛よりも家族愛を優先する彼女の日常に否応なく訪れる試練。
この世界で彼女がくだす決断と、肝心な恋愛の結末は?
◇◇◇◇◇設定はあくまでも「貴族風」なので、現実の貴族社会などとは異なります。
本物の貴族社会ではこんなこと通用しない、ということも多々あります。
R-Kingdom_1
他サイトでも掲載しています。
魔法師団長の家政婦辞めたら溺愛されました
iru
恋愛
小説家になろうですでに完結済みの作品です。よければお気に入りブックマークなどお願いします。
両親と旅をしている途中、魔物に襲われているところを、魔法師団に助けられたティナ。
両親は亡くなってしまったが、両親が命をかけて守ってくれた自分の命を無駄にせず強く生きていこうと決めた。
しかし、肉親も家もないティナが途方に暮れていると、魔物から助けてくれ、怪我の入院まで面倒を見てくれた魔法師団の団長レオニスから彼の家政婦として住み込みで働かないと誘われた。
魔物から助けられた時から、ひどく憧れていたレオニスの誘いを、ティナはありがたく受ける事にした。
自分はただの家政婦だと強く言い聞かせて、日に日に膨らむ恋心を抑え込むティナだった。
一方、レオニスもティナにどんどん惹かれていっていた。
初めはなくなった妹のようで放っては置けないと家政婦として雇ったが、その健気な様子に強く惹かれていった。
恋人になりたいが、年上で雇い主。
もしティナも同じ気持ちでないなら仕事まで奪ってしまうのではないか。
そんな思いで一歩踏み出せないレオニスだった。
そんな中ある噂から、ティナはレオニスの家政婦を辞めて家を出る決意をする。
レオニスは思いを伝えてティナを引き止めることができるのか?
両片思いのすれ違いのお話です。
私が王子との結婚式の日に、妹に毒を盛られ、公衆の面前で辱められた。でも今、私は時を戻し、運命を変えに来た。
MayonakaTsuki
恋愛
王子との結婚式の日、私は最も信頼していた人物――自分の妹――に裏切られた。毒を盛られ、公開の場で辱められ、未来の王に拒絶され、私の人生は血と侮辱の中でそこで終わったかのように思えた。しかし、死が私を迎えたとき、不可能なことが起きた――私は同じ回廊で、祭壇の前で目を覚まし、あらゆる涙、嘘、そして一撃の記憶をそのまま覚えていた。今、二度目のチャンスを得た私は、ただ一つの使命を持つ――真実を突き止め、奪われたものを取り戻し、私を破滅させた者たちにその代償を払わせる。もはや、何も以前のままではない。何も許されない。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる