メンヘラで何が悪いの?

ガルボ

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2.大阪で初デート、の前にお泊まり⁉︎

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2. 大阪で初デート、の前にお泊まり⁉︎

 ユウマはニ時間かけて、夜の十時に大阪に到着した。二人とも画面上のやり取りだけだったので、初めての対面ということもあり、とても緊張していた。ユカはしっかり十五分前に到着し、今夜泊まるホテルの最寄り駅までの切符の購入も既に済ませていた。そして、ユウマが改札にいるユカを見つけた。

 「あっ、ユカちゃーん!」

 ユウマが無邪気に手を振った。

 「あっ、ユウマくんだ、ユウマくーん!」

 ユカも笑顔で手を振り返す。

 「一応、初めましてだね。」

 「初めましてだね。これ、切符買っといたよ」

 ユカは微笑みながら切符を渡した。

 「え、ありがとう!」

 (なんて気が利く人なんだろう)

 二人は泊まるホテルの最寄り駅まで移動し、時間が遅かったため近くのコンビニで夜食を買ってホテルに向かった。

 「今日もお仕事お疲れ様、大変だったでしょ」

 「大変だったぁ。でもユカに会えると思ったら、早く仕事終わらせよってなったから頑張れたよ!」

 (ユウマくん可愛いところあるなぁ)

 「ずるいな。」

 「ん、何が⁉︎」

 「何でもない、さっき買ったカルボナーラ一緒に食べよ」

 二人はカルボナーラを食べた後、順番にシャワーを浴び、ソファに座って、テレビを見ていた。しかし、お互いに意識しすぎて、テレビの内容などほとんど入ってこなかった。そんな音が流れる静寂の中ユウマがそっとユカの手を握った。ユカもそっと握り返した。

 「ねえ、ユカちゃん。俺のこと好き?」

 「どしたの、急に?」

 「好きな人の気持ち知りたくて」

 「好きだよ」

 「じゃあ両思いだね」

 「そうだね」

 「付き合って」
 
 「お姉さん遠距離恋愛したことあるけど、大変だよ?」

 「俺一応社会人だもん、毎月会いに行く」

 「私もそっち行きたいから、交互にね」

 「わかった!」

 「じゃあこれからよろしくね、でも仕事頑張って続けなきゃ別れるからね」

 「よろしく、ユカちゃんのためなら頑張れるよ!」

 こうして二人は、彼氏と彼女の関係になった。その夜二人は愛を育んだ後、ゆっくり眠りについた。
 
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