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33 トッシーの顛末
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しばらく後、トレンタでは急ピッチで準備された催し物(というよりお祭り)が開かれた。湖からちょっと離れたところにある大きな公園には、首を修理されたトッシーの巨大な人形が展示されている。その周りには、屋台や露店が出ている。将来的には、トレンタの特に湖に関するものを展示する、資料館のような建物が立てられ、外の屋台や露店もその中でちゃんとしたお店として入る予定。
淡水湖であるトレンタ湖にネレイスの生息が確認されことは、大きな発見だった。催し物は、ネレイス達とトレンタ、延いてはウィスタリアとの正式な外交が認められることを記念した式典その他。
外交といっても、ネレイス達の生息を認めることと、貿易というにはわずかな物々交換ぐらいだけど。海で採れるものも手に入るので、中々高級品となるかもしれない。今後、観光客で賑わうのは間違いないだろう。
式典から数日経って、私達四人はコンラートさんの家に招待された。色々お世話になったお礼、らしい。
「コンラートさんも義理堅いな」
アルスが笑う。
「ネレイスの発見で有名になられて、今までの湖の生物の研究も報われたとか仰ってましたよ。今度出来る資料館?でしたか、その館長にもなるとかいう話です」
「そういえば、フレアは前から知ってたのよね?」
「ええ、湖の周りをぶつぶつ言いながら歩いていたり、桶に汲んだ湖の水をぶつぶつ言いながら見ていたり、地元では有名ですよ」
「あの人らしいわね」
コンラートさんの家に着いて見ると、結構大きい。
「そういえば名字持ちだったっけか」
「『スフレーヘル』と仰るらしいです。そういう話をしない方なので、階級は判りませんが」
ライオンならぬ猫の顔のノッカーでドアを叩くと、ドアが開いた。出てきたのはコンラートさんじゃないけど、良く知った顔だ。
「…え、アマティアさん?」
「いらっしゃい」
「人化の術ってすごいんだな」
「耳がちょっと違うってだけ?髪で隠したり、髪飾りを付ければ分からないな」
アルスとイルダが感心して言う。確かに耳が鰭みたいな形になっているだけだ。
「人化の術って、疲れたりしないの?」
「姿を変えている間、ずっと魔力を消費しますが、わずかなものですよ」
応接間のようなところに案内されると、もう一人先客がいた。
「やあ、久しぶり」
「えっと、イアイラさん?」
「そーそー。今回はお世話になったね」
「やあ、皆さんいらっしゃい」
「あ、本日はお招きいただきまして…」
「まあ、適当に座るなりして待っていてください。簡単に摘まめる物を持ってきますから。後は気楽にお喋りでもしましょうか」
「あ、私手伝います」
出てきたコンラートさんは、挨拶もそこそこにまた引っ込んでしまった。アマティアさんがいそいそと着いていく。
「ずいぶん仲が良いな」
「料理や飲み物とかなら、メイドぐらいいるんじゃないのか?これぐらいの屋敷なら」
「ああ、料理人とメイドが一人ずつってとこらしいけど、結構自分でなんでもやっちゃうらしいよ。あまり世話されるのが好きじゃないんだって」
イルダとアルスの疑問にイアイラが答える。頭の後ろで手を組んで椅子にふんぞり返って、この家の主人のようだ。
「…なんか慣れている感じだけど、アマティアさんとイアイラさんは、この家に何回か来てるんですか?」
「呼び捨てで良いよー。ボクは二回目だけど、アマティアは最近毎日なんじゃないかな」
「おいおい、それって…」
「うん、そうみたい」
「研究にしか興味がない方と思っていましたが、中々やる方だったのですね」
フレア、何気に酷いよ。
「あっはは、最初は研究だったみたいだよ。この前のトッシー騒ぎのすぐ後、アマティアと一緒に会ったんだけど『ネレイスの生態と人化の術について研究したいから、体を調べさせてくれ』って言ってきたから、二人で両側から殴ってやった」
おい。
「その後も舟で追ってきたから、水の中に落としてやったりしたんだけど…」
おい。
「真剣で、変なことを考えてるわけじゃないって分かったから、アマティアは協力してあげようって気になったみたいだよ。ボクは断ったけど。今は隅から隅まで調べられちゃったんじゃないかなあ」
おい。
「ネレイスと人間の恋愛のお話は昔からありますね。良くあるのは、海で船が難破して溺れそうになった男性をネレイスの女性が助けて…とかでしょうか」
「そうなの?いいなあ、ボクも良い相手を見つけたいよ」
フレアの言葉ににイアイラが食いつく。
「ネレイスの仲間に良い人はいないのかよ」
「だってー、みんな家族みたいで小さい頃から顔見知りだから、そんな気にならないよ。それに種族を超えた愛って、なんか素敵じゃない?」
「しかし、子供は出来るのか?」
そうアルスが言うと、女性陣がジロッと睨む。『素敵な恋愛の話をしているのに…、これだから男は』、という視線だ。
「い、いや、ほら。コンラートさんも結構良い家柄っぽいじゃんか。跡継ぎとか大事だろ?」
「…大丈夫ですよ」
急に後ろから声がして、私達は背筋をピクリと伸ばした。コンラートさんがお菓子や軽い料理を乗せたサービスワゴンのようなカートを押して部屋に入ってきたようだ。カートに乗り切らなかったトレイを持って一緒に入ってきたアマティアさんも、話を聞いていたようだがニコニコしていて気を悪くした様子はない。
「あ、あはは、悪いね。でも良かったじゃないか、おめでとう…って大丈夫ってのはやっぱり貴族の三男坊とかで?」
「なるほどー、好きな研究が出来るぐらいだもんな、家督を継ぐ必要がないとか」
イルダとアルスがごまかす。
「…いえ、マーメイドなどは卵生なので難しい部分もありますが、ネレイスは胎生なので問題は少ないと思いますね。そもそも…」
コンラートさん…。
まあ、コンラートさんの話で、フレデリック・ブラウンの有名な短編を思い出してしまった私も、ちょっとアレだけども。
「…まあ、結局みんなが満足する結果になって良かったよ」
柔らかいクッキーのようなお菓子をパクつきながらアルスが言う。
「ネレイス達のおかげで町は観光で賑わいそうだし、ネレイスがいるということで湖を汚してはいけないという決まりも出来た。トッシー人形も名物になりそうだし、資料館も人が来そうで屋台を出していた連中もそこにちゃんとした店を出せる」
「町長さんも頑張っていらっしゃいましたから」
「町長も、最初はちょっと可哀想だったけど、町民に許してもらえただけじゃなく、今回のことで大分上から評価されたみたいで良かったよ。トッシー騒ぎの責任を押し付けたのは、あたしもちょっと気にしてたし」
まあコンラートさんに怪我をさせた連中を庇ったりしたのは事実だから、少々責められるのは当然だけど。
「まあ、ケヴェスンさんには、ばれていたみたいだけど」
「そうなの?」
私が言うと、イアイラが首を傾げる。あの時は勢いで町長にうまく押し付けられたけど、落ち着いて考えれば、結構無理のある流れだった。
**********
「あー、ところで、レナって知らない?」
「れな、さんですか?」
「綺麗な水のあるところにいきなり出てくる、自称仙女なんだけど」
「…ああ、アマティア、『水の魔法使い』のことじゃない?確かそんな名前だったような」
「知ってるの?あなた達のことを教えてくれたのよ。二回ほど会ったのだけど、正体不明で。悪い魔物とかじゃないのね?」
そう、レナが言っていた「悪い子達じゃない」のは、今考えればトッシーのことではなくネレイス達のことだ。
「悪い魔物だなんてとんでもない。ボク達の恩人だよを。ボクも岩で怪我をしたときに助けてもらったことがあるんだー」
「そうですね、ずっと昔海で大きな生物に襲われたときも、洞窟で迷ったときも助けてくれたという話です」
そうして、今回も助けてくれた、のかしらね。昔からあのままで年を取らないとすると、精霊の類かしら。自分でも自分が何者か分からないみたいなことを言っていたけど。
「まあ、一応めでたしめでたし、ってことで、こういうのも楽しくて良いかもな。まああたしは戦い足りないけど」
「イルダは血の気が多いんだよ」
まあ、魔将と戦うよりは良いかな。…と思う。
淡水湖であるトレンタ湖にネレイスの生息が確認されことは、大きな発見だった。催し物は、ネレイス達とトレンタ、延いてはウィスタリアとの正式な外交が認められることを記念した式典その他。
外交といっても、ネレイス達の生息を認めることと、貿易というにはわずかな物々交換ぐらいだけど。海で採れるものも手に入るので、中々高級品となるかもしれない。今後、観光客で賑わうのは間違いないだろう。
式典から数日経って、私達四人はコンラートさんの家に招待された。色々お世話になったお礼、らしい。
「コンラートさんも義理堅いな」
アルスが笑う。
「ネレイスの発見で有名になられて、今までの湖の生物の研究も報われたとか仰ってましたよ。今度出来る資料館?でしたか、その館長にもなるとかいう話です」
「そういえば、フレアは前から知ってたのよね?」
「ええ、湖の周りをぶつぶつ言いながら歩いていたり、桶に汲んだ湖の水をぶつぶつ言いながら見ていたり、地元では有名ですよ」
「あの人らしいわね」
コンラートさんの家に着いて見ると、結構大きい。
「そういえば名字持ちだったっけか」
「『スフレーヘル』と仰るらしいです。そういう話をしない方なので、階級は判りませんが」
ライオンならぬ猫の顔のノッカーでドアを叩くと、ドアが開いた。出てきたのはコンラートさんじゃないけど、良く知った顔だ。
「…え、アマティアさん?」
「いらっしゃい」
「人化の術ってすごいんだな」
「耳がちょっと違うってだけ?髪で隠したり、髪飾りを付ければ分からないな」
アルスとイルダが感心して言う。確かに耳が鰭みたいな形になっているだけだ。
「人化の術って、疲れたりしないの?」
「姿を変えている間、ずっと魔力を消費しますが、わずかなものですよ」
応接間のようなところに案内されると、もう一人先客がいた。
「やあ、久しぶり」
「えっと、イアイラさん?」
「そーそー。今回はお世話になったね」
「やあ、皆さんいらっしゃい」
「あ、本日はお招きいただきまして…」
「まあ、適当に座るなりして待っていてください。簡単に摘まめる物を持ってきますから。後は気楽にお喋りでもしましょうか」
「あ、私手伝います」
出てきたコンラートさんは、挨拶もそこそこにまた引っ込んでしまった。アマティアさんがいそいそと着いていく。
「ずいぶん仲が良いな」
「料理や飲み物とかなら、メイドぐらいいるんじゃないのか?これぐらいの屋敷なら」
「ああ、料理人とメイドが一人ずつってとこらしいけど、結構自分でなんでもやっちゃうらしいよ。あまり世話されるのが好きじゃないんだって」
イルダとアルスの疑問にイアイラが答える。頭の後ろで手を組んで椅子にふんぞり返って、この家の主人のようだ。
「…なんか慣れている感じだけど、アマティアさんとイアイラさんは、この家に何回か来てるんですか?」
「呼び捨てで良いよー。ボクは二回目だけど、アマティアは最近毎日なんじゃないかな」
「おいおい、それって…」
「うん、そうみたい」
「研究にしか興味がない方と思っていましたが、中々やる方だったのですね」
フレア、何気に酷いよ。
「あっはは、最初は研究だったみたいだよ。この前のトッシー騒ぎのすぐ後、アマティアと一緒に会ったんだけど『ネレイスの生態と人化の術について研究したいから、体を調べさせてくれ』って言ってきたから、二人で両側から殴ってやった」
おい。
「その後も舟で追ってきたから、水の中に落としてやったりしたんだけど…」
おい。
「真剣で、変なことを考えてるわけじゃないって分かったから、アマティアは協力してあげようって気になったみたいだよ。ボクは断ったけど。今は隅から隅まで調べられちゃったんじゃないかなあ」
おい。
「ネレイスと人間の恋愛のお話は昔からありますね。良くあるのは、海で船が難破して溺れそうになった男性をネレイスの女性が助けて…とかでしょうか」
「そうなの?いいなあ、ボクも良い相手を見つけたいよ」
フレアの言葉ににイアイラが食いつく。
「ネレイスの仲間に良い人はいないのかよ」
「だってー、みんな家族みたいで小さい頃から顔見知りだから、そんな気にならないよ。それに種族を超えた愛って、なんか素敵じゃない?」
「しかし、子供は出来るのか?」
そうアルスが言うと、女性陣がジロッと睨む。『素敵な恋愛の話をしているのに…、これだから男は』、という視線だ。
「い、いや、ほら。コンラートさんも結構良い家柄っぽいじゃんか。跡継ぎとか大事だろ?」
「…大丈夫ですよ」
急に後ろから声がして、私達は背筋をピクリと伸ばした。コンラートさんがお菓子や軽い料理を乗せたサービスワゴンのようなカートを押して部屋に入ってきたようだ。カートに乗り切らなかったトレイを持って一緒に入ってきたアマティアさんも、話を聞いていたようだがニコニコしていて気を悪くした様子はない。
「あ、あはは、悪いね。でも良かったじゃないか、おめでとう…って大丈夫ってのはやっぱり貴族の三男坊とかで?」
「なるほどー、好きな研究が出来るぐらいだもんな、家督を継ぐ必要がないとか」
イルダとアルスがごまかす。
「…いえ、マーメイドなどは卵生なので難しい部分もありますが、ネレイスは胎生なので問題は少ないと思いますね。そもそも…」
コンラートさん…。
まあ、コンラートさんの話で、フレデリック・ブラウンの有名な短編を思い出してしまった私も、ちょっとアレだけども。
「…まあ、結局みんなが満足する結果になって良かったよ」
柔らかいクッキーのようなお菓子をパクつきながらアルスが言う。
「ネレイス達のおかげで町は観光で賑わいそうだし、ネレイスがいるということで湖を汚してはいけないという決まりも出来た。トッシー人形も名物になりそうだし、資料館も人が来そうで屋台を出していた連中もそこにちゃんとした店を出せる」
「町長さんも頑張っていらっしゃいましたから」
「町長も、最初はちょっと可哀想だったけど、町民に許してもらえただけじゃなく、今回のことで大分上から評価されたみたいで良かったよ。トッシー騒ぎの責任を押し付けたのは、あたしもちょっと気にしてたし」
まあコンラートさんに怪我をさせた連中を庇ったりしたのは事実だから、少々責められるのは当然だけど。
「まあ、ケヴェスンさんには、ばれていたみたいだけど」
「そうなの?」
私が言うと、イアイラが首を傾げる。あの時は勢いで町長にうまく押し付けられたけど、落ち着いて考えれば、結構無理のある流れだった。
**********
「あー、ところで、レナって知らない?」
「れな、さんですか?」
「綺麗な水のあるところにいきなり出てくる、自称仙女なんだけど」
「…ああ、アマティア、『水の魔法使い』のことじゃない?確かそんな名前だったような」
「知ってるの?あなた達のことを教えてくれたのよ。二回ほど会ったのだけど、正体不明で。悪い魔物とかじゃないのね?」
そう、レナが言っていた「悪い子達じゃない」のは、今考えればトッシーのことではなくネレイス達のことだ。
「悪い魔物だなんてとんでもない。ボク達の恩人だよを。ボクも岩で怪我をしたときに助けてもらったことがあるんだー」
「そうですね、ずっと昔海で大きな生物に襲われたときも、洞窟で迷ったときも助けてくれたという話です」
そうして、今回も助けてくれた、のかしらね。昔からあのままで年を取らないとすると、精霊の類かしら。自分でも自分が何者か分からないみたいなことを言っていたけど。
「まあ、一応めでたしめでたし、ってことで、こういうのも楽しくて良いかもな。まああたしは戦い足りないけど」
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