13 / 17
おめでとう
しおりを挟む
*************
あれからレイは所構わず私を口説くようになったし嫉妬を隠さなくなった、そのせいで使用人のリザさんにはあらまぁ、お若いですねぇ!と言われたし街でもあれは兄弟同士の禁断の恋!とか何とか噂が立っているらしい。
「兄さん、おはよ、今日も癖っ毛で可愛いね」
「それ褒めてるの?」
「もちろん、癖っ毛な所も好きだし櫛で髪を解くとき絡まりすぎて櫛を折ったところも好きだよ、全部好き」
、、、
レイの褒め言葉のレパートリーはなかなかクセが強いことがある。昨日は私が服を裏返しに着ていたら「兄さんの一人じゃ生きていけなさそうなとこ好きだよ」と言ってきた。もしかして最後に好きとつけたら何言っても褒め言葉になると思っているんだろうか?
「おはようございます、レイさんセリスさん」
「モースタンさんいらしてたんですね。」
レイが私の前に立つ
「ええ、何というか最近以前よりもさらに仲良くなられましたね」
「うん、兄さんから口説いていいって言ってもらったしね」
「いや、そうは言ってないんだけどなぁ」
「照れないでよ、兄さんあの時の兄さんかっこよかったなぁ」
モースタンさんが少し驚いたような顔をする、そして笑いながらこう言う
「ふふっ、私が心配する必要はなかったみたいですね」
「今日はセリスさんにお礼を言いにきたんですよ」
「お礼?」
「そう、あの日私の手を引いてきて下さったお礼です」
「ええ!いやいや別に大したことはしてないですよ!むしろあんな啖呵きったのにやってることは手当てくらいですから」
「いえいえ、お陰で随分気が楽になりましたし実はリザさんの息子さんと付き合うことになって」
エミリーは嬉しそうな照れたような表情で言う
リザさんの息子といえば一度しか会ったことはないが優しそうな好青年だった、素直に原作では報われなかったエミリーが幸せになるのは嬉しい
「それは、おめでとうございます!」
「そうなんだ、おめでとうモースタンさん」
リザさんも嬉しそうな表情をしている
「そっか、じゃあお祝いしなくちゃですね」
私たちは出会った日と同じようにパンケーキを食べながら談笑した。
************
「そろそろお開きですかね、モースタンさん末永くお幸せに」
私は彼女の手を握ってそう言った
「いや、大袈裟ですよまるで結婚するみたいな言い方、、」
そうは言いながらも彼女の目には幸せが見てとれた
レイは私とエミリーの手を離しながら言う。
「ええ、僕も応援してますよ」
レイは嫉妬を隠さなくなった、苦笑いしつつもなんだか平和な今が続けばいいと思った
廊下の向こう側で足音がする、レイも私もリザさんもモースタンさんもこの場にいるしこの屋敷に使用人はリザさんしかいない、背中に変な汗をかくあのこの世の全ての憎悪を煮詰めたような乱暴な足音は紛れもなく母だ。
嫌な予感がする、、、
バンッ
乱暴にドアを開けて姿を現したのはいつの間にか白髪の増えたでも表情からは変わらずあの醜い憎悪を覗かせた母がナイフを持ってそこに立っていた。
あれからレイは所構わず私を口説くようになったし嫉妬を隠さなくなった、そのせいで使用人のリザさんにはあらまぁ、お若いですねぇ!と言われたし街でもあれは兄弟同士の禁断の恋!とか何とか噂が立っているらしい。
「兄さん、おはよ、今日も癖っ毛で可愛いね」
「それ褒めてるの?」
「もちろん、癖っ毛な所も好きだし櫛で髪を解くとき絡まりすぎて櫛を折ったところも好きだよ、全部好き」
、、、
レイの褒め言葉のレパートリーはなかなかクセが強いことがある。昨日は私が服を裏返しに着ていたら「兄さんの一人じゃ生きていけなさそうなとこ好きだよ」と言ってきた。もしかして最後に好きとつけたら何言っても褒め言葉になると思っているんだろうか?
「おはようございます、レイさんセリスさん」
「モースタンさんいらしてたんですね。」
レイが私の前に立つ
「ええ、何というか最近以前よりもさらに仲良くなられましたね」
「うん、兄さんから口説いていいって言ってもらったしね」
「いや、そうは言ってないんだけどなぁ」
「照れないでよ、兄さんあの時の兄さんかっこよかったなぁ」
モースタンさんが少し驚いたような顔をする、そして笑いながらこう言う
「ふふっ、私が心配する必要はなかったみたいですね」
「今日はセリスさんにお礼を言いにきたんですよ」
「お礼?」
「そう、あの日私の手を引いてきて下さったお礼です」
「ええ!いやいや別に大したことはしてないですよ!むしろあんな啖呵きったのにやってることは手当てくらいですから」
「いえいえ、お陰で随分気が楽になりましたし実はリザさんの息子さんと付き合うことになって」
エミリーは嬉しそうな照れたような表情で言う
リザさんの息子といえば一度しか会ったことはないが優しそうな好青年だった、素直に原作では報われなかったエミリーが幸せになるのは嬉しい
「それは、おめでとうございます!」
「そうなんだ、おめでとうモースタンさん」
リザさんも嬉しそうな表情をしている
「そっか、じゃあお祝いしなくちゃですね」
私たちは出会った日と同じようにパンケーキを食べながら談笑した。
************
「そろそろお開きですかね、モースタンさん末永くお幸せに」
私は彼女の手を握ってそう言った
「いや、大袈裟ですよまるで結婚するみたいな言い方、、」
そうは言いながらも彼女の目には幸せが見てとれた
レイは私とエミリーの手を離しながら言う。
「ええ、僕も応援してますよ」
レイは嫉妬を隠さなくなった、苦笑いしつつもなんだか平和な今が続けばいいと思った
廊下の向こう側で足音がする、レイも私もリザさんもモースタンさんもこの場にいるしこの屋敷に使用人はリザさんしかいない、背中に変な汗をかくあのこの世の全ての憎悪を煮詰めたような乱暴な足音は紛れもなく母だ。
嫌な予感がする、、、
バンッ
乱暴にドアを開けて姿を現したのはいつの間にか白髪の増えたでも表情からは変わらずあの醜い憎悪を覗かせた母がナイフを持ってそこに立っていた。
3
あなたにおすすめの小説
弟がガチ勢すぎて愛が重い~魔王の座をささげられたんだけど、どうしたらいい?~
マツヲ。
BL
久しぶりに会った弟は、現魔王の長兄への謀反を企てた張本人だった。
王家を恨む弟の気持ちを知る主人公は死を覚悟するものの、なぜかその弟は王の座を捧げてきて……。
というヤンデレ弟×良識派の兄の話が読みたくて書いたものです。
この先はきっと弟にめっちゃ執着されて、おいしく食われるにちがいない。
弟勇者と保護した魔王に狙われているので家出します。
あじ/Jio
BL
父親に殴られた時、俺は前世を思い出した。
だが、前世を思い出したところで、俺が腹違いの弟を嫌うことに変わりはない。
よくある漫画や小説のように、断罪されるのを回避するために、弟と仲良くする気は毛頭なかった。
弟は600年の眠りから醒めた魔王を退治する英雄だ。
そして俺は、そんな弟に嫉妬して何かと邪魔をしようとするモブ悪役。
どうせ互いに相容れない存在だと、大嫌いな弟から離れて辺境の地で過ごしていた幼少期。
俺は眠りから醒めたばかりの魔王を見つけた。
そして時が過ぎた今、なぜか弟と魔王に執着されてケツ穴を狙われている。
◎1話完結型になります
大学一軍イケメンにいちご狩りに誘われた陰キャの俺、なぜかいちごじゃなくて俺が喰われたんだが(?)
子犬一 はぁて
BL
大学一軍イケメン×大学九軍陰キャ
喰われるなんて聞いてないんだが(?)
俺はただ、
いちご狩りに誘われただけだが。
なのに──
誘ってきた大学一軍イケメンの海皇(21)に
なぜか俺が捕まって食われる展開に?
ちょっと待てい。
意味がわからないんだが!
いちご狩りから始まる
ケンカップルいちゃらぶBL
※大人描写のある話はタイトルに『※』あり
父と息子、婿と花嫁
ななな
BL
花嫁になって欲しい、父親になって欲しい 。すれ違う二人の思い ーー ヤンデレおじさん × 大学生
大学生の俺は、両親が残した借金苦から風俗店で働いていた。そんな俺に熱を上げる、一人の中年男。
どう足掻いてもおじさんに囚われちゃう、可愛い男の子の話。
お兄ちゃんができた!!
くものらくえん
BL
ある日お兄ちゃんができた悠は、そのかっこよさに胸を撃ち抜かれた。
お兄ちゃんは律といい、悠を過剰にかわいがる。
「悠くんはえらい子だね。」
「よしよ〜し。悠くん、いい子いい子♡」
「ふふ、かわいいね。」
律のお兄ちゃんな甘さに逃げたり、逃げられなかったりするあまあま義兄弟ラブコメ♡
「お兄ちゃん以外、見ないでね…♡」
ヤンデレ一途兄 律×人見知り純粋弟 悠の純愛ヤンデレラブ。
ヤリチン伯爵令息は年下わんこに囚われ首輪をつけられる
桃瀬さら
BL
「僕のモノになってください」
首輪を持った少年はレオンに首輪をつけた。
レオンは人に誇れるような人生を送ってはこなかった。だからといって、誰かに狙われるようないわれもない。
ストーカーに悩まされていたレある日、ローブを着た不審な人物に出会う。
逃げるローブの人物を追いかけていると、レオンは気絶させられ誘拐されてしまう。
マルセルと名乗った少年はレオンを閉じ込め、痛めつけるでもなくただ日々を過ごすだけ。
そんな毎日にいつしかレオンは安らぎを覚え、純粋なマルセルに毒されていく。
近づいては離れる猫のようなマルセル×囚われるレオン
【完結】弟を幸せにする唯一のルートを探すため、兄は何度も『やり直す』
バナナ男さん
BL
優秀な騎士の家系である伯爵家の【クレパス家】に生まれた<グレイ>は、容姿、実力、共に恵まれず、常に平均以上が取れない事から両親に冷たく扱われて育った。 そんなある日、父が気まぐれに手を出した娼婦が生んだ子供、腹違いの弟<ルーカス>が家にやってくる。 その生まれから弟は自分以上に両親にも使用人達にも冷たく扱われ、グレイは初めて『褒められる』という行為を知る。 それに恐怖を感じつつ、グレイはルーカスに接触を試みるも「金に困った事がないお坊ちゃんが!」と手酷く拒絶されてしまい……。 最初ツンツン、のちヤンデレ執着に変化する美形の弟✕平凡な兄です。兄弟、ヤンデレなので、地雷の方はご注意下さいm(__)m
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる