14 / 31
ひとりぼっちの休日
休日の塾(暁光視点)
しおりを挟む
「はぁ」
と、私は朝っぱらからため息をついた。
それは、全くもって八雲くんが起きないのだ。
今日は塾があることを知っているはずなのに、起きてくれない。
朝ごはんをの準備もできないから、本当に困る。
「もう仕方ないか」
と言い残して、彼にメールを送り、家を出ることにした。
今はまだ朝の八時なのだ。
しかし、塾が入っているので、どうしても行かなくてはならない。
塾は駅の近くにあるので、そんなに遠くはないが、冬はなるべくなら外に出たくない。
どうしても寒いのには耐えられないのだ。
冬の朝なんて、年中を通していちばん寒い時間帯だ。
できれば家で八雲くんと勉強していたい。
八雲くんのせいで、時間が押してしまっているので、どうしても駆け足になってしまう。
でも、駆け足だと、風邪が入り込んで寒い。
我慢するしかないのだが、なんとかして欲しい。
ギリギリ塾の授業には間に合った。
実際、もう授業なんて名ばかりの、問題を解くだけの時間なのだ。
特に、私はこのクラスではかなり頭がいいほうだ。
常にトップを維持していて、上のクラスとも常に張り合っている。
なんで上のクラスに行けないかと言うと、公立志願だからだ。
目標は公立高校なので、問題傾向の関係上、このクラスに留まるしかなかったのだ。
だからこそ、あまり家でも勉強せず、八雲くんと話してばっかなのだ。
どうせ席に座っていれば時間はただただ過ぎていく。
塾の先生は、時々解説やら先生の蘊蓄やらを挟むだけで、殆どは問題演習だ。
何とかそれを、半分寝ながらやりすごして、授業の終わりになってしまった。
こんな感じの授業が続くと、なんで塾に金を払ってるのかわからなくなってしまう。
これなら、八雲くんと家で勉強していた方が、遥かに効率がいい。
八雲くんな解説している時の姿はかっこいいと思う。
教え方は、かなり下手な方で、相当色んなことを知っていないと彼の話にはついていけない。
なんというか、初心者に厳しいタイプの感じだ。
でも、教えている時の八雲くんの姿は、思わず見とれそうになる。
こんな感じで、頭の半分で問題を解きながら、半分は別のことを考えていた。
たった2時間だが、昼休みまで寝ないでたえ切った。
ほとんど先生の話は耳に入らないし、問題も解けていないが、寝てないだけいいと思う。
昼ごはんは、人と話したくないので、少し外で食べている。
と言っても、コンビニでコーヒーを買って、イートインで、持ってきた弁当を食べるのだ。
ちゃんとコンビニのものも買っているし、一応人が多い時は使わないようにしている。
これからまだあと、4時間近く授業が残っている。
いっその事なら、帰ってもいいと思うのだが、あとから面倒くさくなのでやめておく。
彼が来る前に、授業に受けないで、家で勉強していたら、電話がかかってきたことがある。
とにかく授業に来いと言われて、面倒くさかったので、電話を切ったが、ある意味トラウマになった。
だから、塾には最低限行かなくては行けない。
それに、親の金で行っているので、休むのは申し訳なくなってしまう。
まあ、ご飯の時ぐらい、無駄なことは考えるのはやめようと思い、コーヒーを一気に飲み干すのだった。
それから、程なくしてコンビニを出て、塾に向かった。
午後は、午前と違い、理系の授業だった。
どちらかと言うと理系よりの頭脳なので、理系の方が授業が楽だ。
しかし、理系の先生は、私のことが嫌いなので、良く変な問題を当てられる。
難しい問題やら、変なところをつく問題やら。
こんなことになった理由は、主に私の授業態度なんだろう。
理系の先生が所謂ウザイタイプの先生で、よく喧嘩を売ったのだ。
喧嘩と言っても、解き方についての論争で、私考案のものと、先生考案のもので、激突するのだ。
先生が解説している最中に、話をぶった斬って私の解き方を解説するのだ。
何がしたいということは無く、上のクラスにあげれない負けよしみだった。
大抵の場合は、私の意見の方が正しいので、1度間違えるとネチネチ言われるのだ。
それでも懲りずに続けている私も私だとは思う。
簡単な方法があるのに、使わない理由はないというのが私の意見だ。
私の意見は、ほかの分野と結び付けて、強引に解くことが多く、発想が難しい。
でも、思いついてしまえば、簡単に解けてしまう。
こんな私でも、八雲くんの意見はすごいと思う。
彼の意見は、私の方法を遥かに超える解き方が多い。
彼の場合は、独学で高校の数学まで勉強しきっているので、特殊な公式が多く出る。
その度に、公式について解説してもらうのだが、彼はちゃんと公式を理解して使っているのだ。
公式を多用して問題を解く人に、公式が使える理由を聞いても教えてくれないことがある。
それは、本人もなぜ公式が使えるのか理解していないのだ。
この塾の先生もそのタイプで、この形の問題はこうすればいいとしか教えてくれない。
私も、それでいと思ってた時期もあるが、今はそれではダメだと思っている。
公式は、ちゃんと理由を知っていれば省いたりして楽に解けることもある。
それに、理由を理解していないと高校になったら使えないと再三彼に言われた。
高校の勉強を独学でやった人に言われると、さすがに説得力があった。
おかげで、彼に会ってからは新しいアイデアが浮かびやすくなったと思う。
塾の先生にとっては、この上なく迷惑な事だとは思うが。
自分が前々から考えて作った解き方を、凌駕するものがすぐに出てしまうのだ。
こうしていると、少しだけ理系の授業が楽しみになってくる。
今日はどんな問題が出て、どんな解き方が思いつくのだろうか。
こんなことを考えながら始まった今日の理系の授業だが、至っていつも通りだった。
先生が新しい公式を披露している最中に、簡単な公式からその公式を作ってやったりもした。
わざわざ先生が、相似を使うように誘導している問題に対して、1度も相似を使わずに解いたりもした。
しかも、今日の授業で、私は1回もミスをしなかったのだ。
だから、先生はただやられっぱなしという感じに終わってしまった。
少し可哀想にも思ったが、ウザイのが悪い。
一応帰る際にも、彼に連絡しておいた。
授業中に気づいたことがある。
それは、今の私の思考の、大半を占めているのが彼だということ。
授業中に、何を考えるにしても、彼の顔が脳裏に浮かんできた。
しかも、今だと彼の顔が直視出来なさそうだった。
彼のことを考えるだけで、顔が火照っているのがわかる。
なんなんだろうか、この気持ちは。
ただ、ひとつ言えることは、この気持ちは絶対に彼には知られたくないということだった。
あと、今の私には、彼についてわかることがある。
それは、彼は私に何かしらの嘘をついているということだ。
何となく嘘をついているような気がするのだ。
彼の親のことや、彼のからだについてのことで。
でも、きっと問いつめても教えてはくれないだろう。
だから、これから私は、彼のその秘密を知るために、もっと彼に信頼されるようになろうと思う。
そうしたらきっと教えてくれるはずだから。
そもそも、彼をうちに招いたのは、2つぐらい理由がある。
1つは、用心棒代わりだ。
今の家には、親もいないので、何かあっても家を守ることは出来ない。
だからといって、わざわざ人を雇うのも大変なお金がかかってしまう。
そこで、ちょうどよく家も食事も無さそうな彼が現れたのだ。
体格的には、少し心もとないが、身長があるので大丈夫だろう。
2つめに、話し相手が欲しかったのだ。
家に帰っても、お帰りの一言もかけてもらえない。
電話をかければ親とも話せるが、仕事があるだろうし、時差もあるので難しい。
妹はずっと入院していて、面会に行かないと話せない。
だから、彼のように話が出来る人が欲しかったのだ。
こんなふうに、かなり自分勝手な理由で家に読んでしまったと思っている。
だから、あまり彼の秘密とかは探れないのだ。
気になることはいっぱいあるが、なかなか聞けるような立場にない。
だからこそ、彼に信頼されないといけないのだ。
気づいたら、家の前まで来ていた。
全く、考え事をしていると、周りが見えなくなってしまう。
気をつけなきゃなっていつも思っているけど、なかなか身にならないなぁ。
「ただいま」
「お帰り」
こうやって「おかえり」って言って貰えるのは何ヶ月ぶりだうか。
きっと彼は知らないだろうけど、とても幸せな気持ちになった。
こんなふうに、帰ってきたら出迎えてくれる人がいることが。
だから、もっと彼のために頑張りたくなる。
今日も明日も、彼のために家事を頑張ろうっと。
そして、いつか彼の秘密を全部教えて貰える日まで、続ける。
そう心に誓い、いつも通りの準備を済ませて、キッチンに向かうのだった。
と、私は朝っぱらからため息をついた。
それは、全くもって八雲くんが起きないのだ。
今日は塾があることを知っているはずなのに、起きてくれない。
朝ごはんをの準備もできないから、本当に困る。
「もう仕方ないか」
と言い残して、彼にメールを送り、家を出ることにした。
今はまだ朝の八時なのだ。
しかし、塾が入っているので、どうしても行かなくてはならない。
塾は駅の近くにあるので、そんなに遠くはないが、冬はなるべくなら外に出たくない。
どうしても寒いのには耐えられないのだ。
冬の朝なんて、年中を通していちばん寒い時間帯だ。
できれば家で八雲くんと勉強していたい。
八雲くんのせいで、時間が押してしまっているので、どうしても駆け足になってしまう。
でも、駆け足だと、風邪が入り込んで寒い。
我慢するしかないのだが、なんとかして欲しい。
ギリギリ塾の授業には間に合った。
実際、もう授業なんて名ばかりの、問題を解くだけの時間なのだ。
特に、私はこのクラスではかなり頭がいいほうだ。
常にトップを維持していて、上のクラスとも常に張り合っている。
なんで上のクラスに行けないかと言うと、公立志願だからだ。
目標は公立高校なので、問題傾向の関係上、このクラスに留まるしかなかったのだ。
だからこそ、あまり家でも勉強せず、八雲くんと話してばっかなのだ。
どうせ席に座っていれば時間はただただ過ぎていく。
塾の先生は、時々解説やら先生の蘊蓄やらを挟むだけで、殆どは問題演習だ。
何とかそれを、半分寝ながらやりすごして、授業の終わりになってしまった。
こんな感じの授業が続くと、なんで塾に金を払ってるのかわからなくなってしまう。
これなら、八雲くんと家で勉強していた方が、遥かに効率がいい。
八雲くんな解説している時の姿はかっこいいと思う。
教え方は、かなり下手な方で、相当色んなことを知っていないと彼の話にはついていけない。
なんというか、初心者に厳しいタイプの感じだ。
でも、教えている時の八雲くんの姿は、思わず見とれそうになる。
こんな感じで、頭の半分で問題を解きながら、半分は別のことを考えていた。
たった2時間だが、昼休みまで寝ないでたえ切った。
ほとんど先生の話は耳に入らないし、問題も解けていないが、寝てないだけいいと思う。
昼ごはんは、人と話したくないので、少し外で食べている。
と言っても、コンビニでコーヒーを買って、イートインで、持ってきた弁当を食べるのだ。
ちゃんとコンビニのものも買っているし、一応人が多い時は使わないようにしている。
これからまだあと、4時間近く授業が残っている。
いっその事なら、帰ってもいいと思うのだが、あとから面倒くさくなのでやめておく。
彼が来る前に、授業に受けないで、家で勉強していたら、電話がかかってきたことがある。
とにかく授業に来いと言われて、面倒くさかったので、電話を切ったが、ある意味トラウマになった。
だから、塾には最低限行かなくては行けない。
それに、親の金で行っているので、休むのは申し訳なくなってしまう。
まあ、ご飯の時ぐらい、無駄なことは考えるのはやめようと思い、コーヒーを一気に飲み干すのだった。
それから、程なくしてコンビニを出て、塾に向かった。
午後は、午前と違い、理系の授業だった。
どちらかと言うと理系よりの頭脳なので、理系の方が授業が楽だ。
しかし、理系の先生は、私のことが嫌いなので、良く変な問題を当てられる。
難しい問題やら、変なところをつく問題やら。
こんなことになった理由は、主に私の授業態度なんだろう。
理系の先生が所謂ウザイタイプの先生で、よく喧嘩を売ったのだ。
喧嘩と言っても、解き方についての論争で、私考案のものと、先生考案のもので、激突するのだ。
先生が解説している最中に、話をぶった斬って私の解き方を解説するのだ。
何がしたいということは無く、上のクラスにあげれない負けよしみだった。
大抵の場合は、私の意見の方が正しいので、1度間違えるとネチネチ言われるのだ。
それでも懲りずに続けている私も私だとは思う。
簡単な方法があるのに、使わない理由はないというのが私の意見だ。
私の意見は、ほかの分野と結び付けて、強引に解くことが多く、発想が難しい。
でも、思いついてしまえば、簡単に解けてしまう。
こんな私でも、八雲くんの意見はすごいと思う。
彼の意見は、私の方法を遥かに超える解き方が多い。
彼の場合は、独学で高校の数学まで勉強しきっているので、特殊な公式が多く出る。
その度に、公式について解説してもらうのだが、彼はちゃんと公式を理解して使っているのだ。
公式を多用して問題を解く人に、公式が使える理由を聞いても教えてくれないことがある。
それは、本人もなぜ公式が使えるのか理解していないのだ。
この塾の先生もそのタイプで、この形の問題はこうすればいいとしか教えてくれない。
私も、それでいと思ってた時期もあるが、今はそれではダメだと思っている。
公式は、ちゃんと理由を知っていれば省いたりして楽に解けることもある。
それに、理由を理解していないと高校になったら使えないと再三彼に言われた。
高校の勉強を独学でやった人に言われると、さすがに説得力があった。
おかげで、彼に会ってからは新しいアイデアが浮かびやすくなったと思う。
塾の先生にとっては、この上なく迷惑な事だとは思うが。
自分が前々から考えて作った解き方を、凌駕するものがすぐに出てしまうのだ。
こうしていると、少しだけ理系の授業が楽しみになってくる。
今日はどんな問題が出て、どんな解き方が思いつくのだろうか。
こんなことを考えながら始まった今日の理系の授業だが、至っていつも通りだった。
先生が新しい公式を披露している最中に、簡単な公式からその公式を作ってやったりもした。
わざわざ先生が、相似を使うように誘導している問題に対して、1度も相似を使わずに解いたりもした。
しかも、今日の授業で、私は1回もミスをしなかったのだ。
だから、先生はただやられっぱなしという感じに終わってしまった。
少し可哀想にも思ったが、ウザイのが悪い。
一応帰る際にも、彼に連絡しておいた。
授業中に気づいたことがある。
それは、今の私の思考の、大半を占めているのが彼だということ。
授業中に、何を考えるにしても、彼の顔が脳裏に浮かんできた。
しかも、今だと彼の顔が直視出来なさそうだった。
彼のことを考えるだけで、顔が火照っているのがわかる。
なんなんだろうか、この気持ちは。
ただ、ひとつ言えることは、この気持ちは絶対に彼には知られたくないということだった。
あと、今の私には、彼についてわかることがある。
それは、彼は私に何かしらの嘘をついているということだ。
何となく嘘をついているような気がするのだ。
彼の親のことや、彼のからだについてのことで。
でも、きっと問いつめても教えてはくれないだろう。
だから、これから私は、彼のその秘密を知るために、もっと彼に信頼されるようになろうと思う。
そうしたらきっと教えてくれるはずだから。
そもそも、彼をうちに招いたのは、2つぐらい理由がある。
1つは、用心棒代わりだ。
今の家には、親もいないので、何かあっても家を守ることは出来ない。
だからといって、わざわざ人を雇うのも大変なお金がかかってしまう。
そこで、ちょうどよく家も食事も無さそうな彼が現れたのだ。
体格的には、少し心もとないが、身長があるので大丈夫だろう。
2つめに、話し相手が欲しかったのだ。
家に帰っても、お帰りの一言もかけてもらえない。
電話をかければ親とも話せるが、仕事があるだろうし、時差もあるので難しい。
妹はずっと入院していて、面会に行かないと話せない。
だから、彼のように話が出来る人が欲しかったのだ。
こんなふうに、かなり自分勝手な理由で家に読んでしまったと思っている。
だから、あまり彼の秘密とかは探れないのだ。
気になることはいっぱいあるが、なかなか聞けるような立場にない。
だからこそ、彼に信頼されないといけないのだ。
気づいたら、家の前まで来ていた。
全く、考え事をしていると、周りが見えなくなってしまう。
気をつけなきゃなっていつも思っているけど、なかなか身にならないなぁ。
「ただいま」
「お帰り」
こうやって「おかえり」って言って貰えるのは何ヶ月ぶりだうか。
きっと彼は知らないだろうけど、とても幸せな気持ちになった。
こんなふうに、帰ってきたら出迎えてくれる人がいることが。
だから、もっと彼のために頑張りたくなる。
今日も明日も、彼のために家事を頑張ろうっと。
そして、いつか彼の秘密を全部教えて貰える日まで、続ける。
そう心に誓い、いつも通りの準備を済ませて、キッチンに向かうのだった。
0
あなたにおすすめの小説
🥕おしどり夫婦として12年間の結婚生活を過ごしてきたが一波乱あり、妻は夫を誰かに譲りたくなるのだった。
設楽理沙
ライト文芸
2026.1.4 73話見直した際、瑛士の台詞《本音/懺悔》を加筆しました。😇
☘ 累計ポイント/ 200万pt 超えました。ありがとうございます。
―― 備忘録 ――
第8回ライト文芸大賞では大賞2位ではじまり2位で終了。 最高 57,392 pt
〃 24h/pt-1位ではじまり2位で終了。 最高 89,034 pt
◇ ◇ ◇ ◇
紳士的でいつだって私や私の両親にやさしくしてくれる
素敵な旦那さま・・だと思ってきたのに。
隠された夫の一面を知った日から、眞奈の苦悩が
始まる。
苦しくて、悲しくてもののすごく惨めで・・
消えてしまいたいと思う眞奈は小さな子供のように
大きな声で泣いた。
泣きながらも、よろけながらも、気がつけば
大地をしっかりと踏みしめていた。
そう、立ち止まってなんていられない。
☆-★-☆-★+☆-★-☆-★+☆-★-☆-★
2025.4.19☑~
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
つまらない妃と呼ばれた日
柴田はつみ
恋愛
公爵令嬢リーシャは政略結婚で王妃に迎えられる。だが国王レオニスの隣には、幼馴染のセレスが“当然”のように立っていた。祝宴の夜、リーシャは国王が「つまらない妃だ」と語る声を聞いてしまい、心を閉ざす。
舞踏会で差し出された手を取らず、王弟アドリアンの助けで踊ったことで、噂は一気に燃え上がる――「王妃は王弟と」「国王の本命は幼馴染」と。
さらに宰相は儀礼と世論を操り、王妃を孤立させる策略を進める。監視の影、届かない贈り物、すり替えられた言葉、そして“白薔薇の香”が事件現場に残る冤罪の罠。
リーシャは微笑を鎧に「今日から、王の隣に立たない」と決めるが、距離を取るほど誤解は確定し、王宮は二人を引き裂いていく。
――つまらない妃とは、いったい誰が作ったのか。真実が露わになった時、失われた“隣”は戻るのか。
里帰りをしていたら離婚届が送られてきたので今から様子を見に行ってきます
結城芙由奈@コミカライズ連載中
恋愛
<離婚届?納得いかないので今から内密に帰ります>
政略結婚で2年もの間「白い結婚」を続ける最中、妹の出産祝いで里帰りしていると突然届いた離婚届。あまりに理不尽で到底受け入れられないので内緒で帰ってみた結果・・・?
※「カクヨム」「小説家になろう」にも投稿しています
『☘ 好きだったのよ、あなた……』
設楽理沙
ライト文芸
2025.5.18 改稿しました。
嫌いで別れたわけではなかったふたり……。
数年後、夫だった宏は元妻をクライアントとの仕事を終えたあとで
見つけ、声をかける。
そして数年の時を越えて、その後を互いに語り合うふたり。
お互い幸せにやってるってことは『WinWin』でよかったわよね。
そう元妻の真帆は言うと、店から出て行った。
「真帆、それが……WinWinじゃないんだ」
真帆には届かない呟きを残して宏も店をあとにするのだった。
夫と息子に邪険にされたので王太子妃の座を譲ります~死に戻ってから溺愛されても今更遅い
青の雀
恋愛
夫婦喧嘩の末に置き去りにされた妻は、旦那が若い愛人とイチャついている間に盗賊に襲われ、命を落とした。
神様の温情により、10日間だけこの世に戻った妻と護衛の騎士は、その10日間の間に心残りを処分する。それは、娘の行く末と……もし、来世があるならば、今度は政略といえども夫以外の人の妻になるということ。
もう二度と夫と出会いたくない彼女は、彼女を蔑ろにしてきた息子とも縁を切ることを決意する。
生まれかわった妻は、新しい人生を強く生きることを決意。
過去世と同じ轍を踏みたくない……
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる