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プロローグ
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ある日、巫女はいつものように泉に向かい、祈りを捧げていた。
「人々の願いが叶いますように」
と。
その時だった。
泉に光が差し込み、泉が光り輝いたのだ。
そして、その光は天へと舞い上がり、空中で弾けて花火のようになった。
そして、一縷の光が私の体を突き刺した。
巫女は願いがどうなったのか分からなかった。
しかし、いくら同じことをしても、何一つ変化はしなかった。
まだ何が起きたかも理解出来ていなかったが、とりあえず神社に戻ろうとした時だった。
ふと、軽くジャンプしてみた時
体が浮いたのだ
何が起きたかわからなかった。
足が地面についていないのに、静止している。
怖くなって、地面に降りたいと思ったら、だんだんと体が下がっていった。
もしかして
と思って、もう一度空を飛ぼうと願うと、体が浮き始めた。
やっぱりそうなのだ。
巫女は、空を飛べるようになったのだ。
実は、昔から空を飛んでみたいと思っていた。
風を切るような感覚を全身で味わってみたかったのだ。
しかし、巫女という立場もあり、グライダーなどで飛ぶことも出来なかった。
だから、忘れかけていた夢だった。
今更叶うなんて、到底予想外で、とても嬉しかった。
それから、神社に帰り、いつものように妹と遊んでいた。
この時、世界はこれまでにない混乱に陥っていた。
ある日、謎の光を受けたものたちが、様々な能力を持ち始めたのだ。
謎の光は、花火のように光ったあと、人の体に直接降りかかる。
そして、その光を受けた存在は、様々な能力を手にした。
そんなことが起これば、世界は大混乱に陥った。
能力を使って人を傷つけるもの
街を壊そうとするもの
色んな能力者たちが、各地で暴れ始めた。
警察や国も、何とかして戦おうとしたが、能力者にはかなわなかった。
これまでのテクノロジーでは到底かなわない力を持っていた。
国の機関もまともに機能しなくなり、ほとんどの国が崩壊した。
しかし、ここでとある人物が立ち上がった。
名を蒼漸という、能力者の1人だった
他の能力者を圧倒する力で暴れる能力者を仕留め、一躍有名になった。
その力は絶対的で、誰一人傷1つ付けられるものはいなかった。
その存在は各国で広まり、色んな人が蒼漸の下につき始めた。
その集団はどんどん大きくなり、ひとつの国ぐらいにまでなった。
そして、蒼漸は自身の力の強さを見せつけ、全人類を従わせた。
もちろん、反乱を起こすものも、大多数居たが、蒼漸一人で殲滅した。
更に、蒼漸は軍という組織を作った。
軍は、能力者たちの集合で、反乱を起こすものを鎮めるために作られた。
実は、各地では能力者は避難の的になっていた。
能力者でも、戦闘能力は無いものや、戦いたくない者もいてが、民衆にとっては関係なかった。
そんな、反乱などを起こさない能力者たちの受け皿としての1面も軍は持っていた。
これは、そんな世界でひっそりと暮らす少年の物語
「人々の願いが叶いますように」
と。
その時だった。
泉に光が差し込み、泉が光り輝いたのだ。
そして、その光は天へと舞い上がり、空中で弾けて花火のようになった。
そして、一縷の光が私の体を突き刺した。
巫女は願いがどうなったのか分からなかった。
しかし、いくら同じことをしても、何一つ変化はしなかった。
まだ何が起きたかも理解出来ていなかったが、とりあえず神社に戻ろうとした時だった。
ふと、軽くジャンプしてみた時
体が浮いたのだ
何が起きたかわからなかった。
足が地面についていないのに、静止している。
怖くなって、地面に降りたいと思ったら、だんだんと体が下がっていった。
もしかして
と思って、もう一度空を飛ぼうと願うと、体が浮き始めた。
やっぱりそうなのだ。
巫女は、空を飛べるようになったのだ。
実は、昔から空を飛んでみたいと思っていた。
風を切るような感覚を全身で味わってみたかったのだ。
しかし、巫女という立場もあり、グライダーなどで飛ぶことも出来なかった。
だから、忘れかけていた夢だった。
今更叶うなんて、到底予想外で、とても嬉しかった。
それから、神社に帰り、いつものように妹と遊んでいた。
この時、世界はこれまでにない混乱に陥っていた。
ある日、謎の光を受けたものたちが、様々な能力を持ち始めたのだ。
謎の光は、花火のように光ったあと、人の体に直接降りかかる。
そして、その光を受けた存在は、様々な能力を手にした。
そんなことが起これば、世界は大混乱に陥った。
能力を使って人を傷つけるもの
街を壊そうとするもの
色んな能力者たちが、各地で暴れ始めた。
警察や国も、何とかして戦おうとしたが、能力者にはかなわなかった。
これまでのテクノロジーでは到底かなわない力を持っていた。
国の機関もまともに機能しなくなり、ほとんどの国が崩壊した。
しかし、ここでとある人物が立ち上がった。
名を蒼漸という、能力者の1人だった
他の能力者を圧倒する力で暴れる能力者を仕留め、一躍有名になった。
その力は絶対的で、誰一人傷1つ付けられるものはいなかった。
その存在は各国で広まり、色んな人が蒼漸の下につき始めた。
その集団はどんどん大きくなり、ひとつの国ぐらいにまでなった。
そして、蒼漸は自身の力の強さを見せつけ、全人類を従わせた。
もちろん、反乱を起こすものも、大多数居たが、蒼漸一人で殲滅した。
更に、蒼漸は軍という組織を作った。
軍は、能力者たちの集合で、反乱を起こすものを鎮めるために作られた。
実は、各地では能力者は避難の的になっていた。
能力者でも、戦闘能力は無いものや、戦いたくない者もいてが、民衆にとっては関係なかった。
そんな、反乱などを起こさない能力者たちの受け皿としての1面も軍は持っていた。
これは、そんな世界でひっそりと暮らす少年の物語
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