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新たなる危機に瀕して
最強能力者の敗北
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「全く、しょうがないなぁ」
と言って、私は右手を前に出し、蒼漸を吹き飛ばした。
すると、後ろの方から暁月さんの声がした
「あんた、その状態でも能力使えるの?」
私は頭を掻きながら
「まあ使えますよ」
すると、暁月さんが驚いた様子で
「あんたそんな口調だったっけ
それとも別人?」
「まあ夜神と言えば夜神ですよ
彼であることに変わりはありませんが
それよりも」
と言って、振り返り蒼漸を視界の中心に捕える
「お久しぶりですね
蒼漸さん」
すると、蒼漸さんは、すごい狼狽した様子で
「あんた、まだ生きてたの?
あの時殺したはずなのに」
「あはは
軍の最高司令官直々に殺されたのもいい思い出ですね
まあ、もうあの頃の話はしたくありませんが」
「その様子だと、あのころと変わらないみたいだけどね
それで、また私の前に立ち塞がるの?
負けたくせに」
「よく言いますよ
私のことを縛りあげた上に、強制的に消し去った人が
まあ、今の私は負けませんよ」
「ふん
もう一度その鼻をへし折ってあげる」
すると、蒼漸さんが攻撃態勢に入った
私も警戒態勢に入ろうとした時
「結局どうなってるの?
夜神とは別人のようだけど」
「そこら辺は彼に戻った時に直接聞くのがいいですよ
あの子も色々ありますから
それじゃあ、あの続きをしましょうか
蒼漸さん」
と、言い終わらないうちに、蒼漸さんは飛び込んできた。
自分の周りに、2重で能力の壁を作り、迎え撃つ。
蒼漸さんは、第1の壁を壊して、そのまま突っ込み
弾き飛ばされた
「昔と何ら変わりませんね
蒼漸さんは相変わらず好戦的かつ何も考えていないです」
煽られて、激怒したのか、すごい形相でもう一度飛び込んできた。
右手を前にした、いつもの姿勢で
「今度こそ殺す」
本当に怖い人です。
ですが、左半身ががら空きなので
「す、進めない?」
右半身は前に進めてるのに、左半身が引っかかったことに驚いていますね
「相変わらずですね
調整をするためには、右手で触れる必要があるご様子でしたので
左半身ががら空きなので、止めてしまいました」
「確かに、あの時のあなたの能力もこんな感じだったわね」
「あはは
ちゃんと覚えてらしたんですか
まあ、正確なことは知らないようですけど」
そこで、あえて私は能力を止めて、蒼漸さんを自由にした。
すると、蒼漸さんは、私の予想通り、私と距離を取り、会話を投げてきた。
「本当にあなたはどっちなの?
さっきまでの男の時の能力も、あの時の能力も両方使えるの?」
疲れをおびた表情で蒼漸さんが聞いてきた。
「さすがに1度自分を殺した能力者は怖いですか?
正直私も同じですけど、今は負ける気がしませんので
能力については、またいつか教えますから」
流石の蒼漸さんでも、恐怖はある様子で、立ち竦んでいます。
ここで、さらに追い打ちをかけて帰ってもらいたいです。
「まあ、今日はもうやめにしませんか
いつでも私が相手になりますから、もう来ないことをおすすめしますよ
次は本気で殺しますから」
と言って、蒼漸さんの周囲の草をおしつぶす。
「わかったわよ
あなたがその子を守るって言うんだったら、もう手は出さないわ
けど、最後に答えて
あなたはあの時のあなたと同じなの?」
「違いますね
これは私であっても、あの時の私とは違います
それではまたいつか会いましょう」
「そうね
今度は勝てるようにしてくるから、覚悟しなさいよ」
と言って、蒼漸さんは立ち去ってしいました。
まあ、これであいつも安全でしょうし、一件落着です。
「ねぇ、結局あんた何者なの?」
すると、暁音を抱えた暁月さんが聞いてきました。
「そうですね
もう1人の夜神とでも言いますか
それよりも、今日はもう休みましょう
これでゆっくり寝られますから」
まあ、これ以上言う理由もないでしょう。
本人さえ知らないことを、他人にいえば混乱を招きますから。
「そ、そうね
じゃあ、私たちは自分の家に戻るから
あなたも早めに帰りなさいね」
暁月さんが手を振り、帰ろうとしているので、私も手を振り返します。
「おやすみなさい」
そして、私も布団に入り、寝る準備を整えます。
「私も過保護してますね
まあ、彼の最後の家族ですから、当然ですけど」
そして、もう一度彼にバトンを返すのだった。
と言って、私は右手を前に出し、蒼漸を吹き飛ばした。
すると、後ろの方から暁月さんの声がした
「あんた、その状態でも能力使えるの?」
私は頭を掻きながら
「まあ使えますよ」
すると、暁月さんが驚いた様子で
「あんたそんな口調だったっけ
それとも別人?」
「まあ夜神と言えば夜神ですよ
彼であることに変わりはありませんが
それよりも」
と言って、振り返り蒼漸を視界の中心に捕える
「お久しぶりですね
蒼漸さん」
すると、蒼漸さんは、すごい狼狽した様子で
「あんた、まだ生きてたの?
あの時殺したはずなのに」
「あはは
軍の最高司令官直々に殺されたのもいい思い出ですね
まあ、もうあの頃の話はしたくありませんが」
「その様子だと、あのころと変わらないみたいだけどね
それで、また私の前に立ち塞がるの?
負けたくせに」
「よく言いますよ
私のことを縛りあげた上に、強制的に消し去った人が
まあ、今の私は負けませんよ」
「ふん
もう一度その鼻をへし折ってあげる」
すると、蒼漸さんが攻撃態勢に入った
私も警戒態勢に入ろうとした時
「結局どうなってるの?
夜神とは別人のようだけど」
「そこら辺は彼に戻った時に直接聞くのがいいですよ
あの子も色々ありますから
それじゃあ、あの続きをしましょうか
蒼漸さん」
と、言い終わらないうちに、蒼漸さんは飛び込んできた。
自分の周りに、2重で能力の壁を作り、迎え撃つ。
蒼漸さんは、第1の壁を壊して、そのまま突っ込み
弾き飛ばされた
「昔と何ら変わりませんね
蒼漸さんは相変わらず好戦的かつ何も考えていないです」
煽られて、激怒したのか、すごい形相でもう一度飛び込んできた。
右手を前にした、いつもの姿勢で
「今度こそ殺す」
本当に怖い人です。
ですが、左半身ががら空きなので
「す、進めない?」
右半身は前に進めてるのに、左半身が引っかかったことに驚いていますね
「相変わらずですね
調整をするためには、右手で触れる必要があるご様子でしたので
左半身ががら空きなので、止めてしまいました」
「確かに、あの時のあなたの能力もこんな感じだったわね」
「あはは
ちゃんと覚えてらしたんですか
まあ、正確なことは知らないようですけど」
そこで、あえて私は能力を止めて、蒼漸さんを自由にした。
すると、蒼漸さんは、私の予想通り、私と距離を取り、会話を投げてきた。
「本当にあなたはどっちなの?
さっきまでの男の時の能力も、あの時の能力も両方使えるの?」
疲れをおびた表情で蒼漸さんが聞いてきた。
「さすがに1度自分を殺した能力者は怖いですか?
正直私も同じですけど、今は負ける気がしませんので
能力については、またいつか教えますから」
流石の蒼漸さんでも、恐怖はある様子で、立ち竦んでいます。
ここで、さらに追い打ちをかけて帰ってもらいたいです。
「まあ、今日はもうやめにしませんか
いつでも私が相手になりますから、もう来ないことをおすすめしますよ
次は本気で殺しますから」
と言って、蒼漸さんの周囲の草をおしつぶす。
「わかったわよ
あなたがその子を守るって言うんだったら、もう手は出さないわ
けど、最後に答えて
あなたはあの時のあなたと同じなの?」
「違いますね
これは私であっても、あの時の私とは違います
それではまたいつか会いましょう」
「そうね
今度は勝てるようにしてくるから、覚悟しなさいよ」
と言って、蒼漸さんは立ち去ってしいました。
まあ、これであいつも安全でしょうし、一件落着です。
「ねぇ、結局あんた何者なの?」
すると、暁音を抱えた暁月さんが聞いてきました。
「そうですね
もう1人の夜神とでも言いますか
それよりも、今日はもう休みましょう
これでゆっくり寝られますから」
まあ、これ以上言う理由もないでしょう。
本人さえ知らないことを、他人にいえば混乱を招きますから。
「そ、そうね
じゃあ、私たちは自分の家に戻るから
あなたも早めに帰りなさいね」
暁月さんが手を振り、帰ろうとしているので、私も手を振り返します。
「おやすみなさい」
そして、私も布団に入り、寝る準備を整えます。
「私も過保護してますね
まあ、彼の最後の家族ですから、当然ですけど」
そして、もう一度彼にバトンを返すのだった。
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