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始まってしまった日常
始業式の後は...
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クラスが解散となってから、すぐに僕は友達を探した。
教室には、何故かたクラスの人も入り混じっていて、探すのに苦労していた。
人の波にのまれながら、目いっぱい背伸びをして視線を迷子させていると、教室の外に出ようとしてる人を見つけた。
見た瞬間に、僕はあいつが親友であることを察知して、人ごみをかき分け、彼のもとに向かった。
「やっほ」
彼の背中越しに声をかけると、そいつは驚いたように振り向いた。
そして、そいつが声を出す前に、僕は彼の隣に入った。
「来てたんだね」
「当たり前じゃん
せっかくだから一緒に帰ろうよ」
すると、彼はあきれたように、
「せっかくとか、毎日聞いてる気がするんだけどなぁ
まあ、どうせもう一人を待つ予定だから」
そういうと、僕たちは校内にあるベンチに腰掛けた。
そこは、ちょっと影になっていて、教室から見えないから、いつも待ち合わせ場所として使っている。
そこで、もう一人の登場を待つ。
すると、山縣は思い出したかのように一言
「元気?」
と聞いてきた。
僕は、笑っているつもりで
「元気」
って答えた。
僕の顔を見た山縣は、少し悲しそうにしてた。
すると、小走り気味に、笹川(ささがわ) 諒一(りょういち)がやってきた。
「悪い、ちょっとホームルームが長引いた」
と言って、手に持っていたスポーツドリンクのペットボトルを飲みながら、僕らの隣に座った。
諒一だけは、僕らと別のクラスだけど、いつも話している仲のいい奴だ。
「秦野と山縣(やまがた)はどれくらい待った?」
と、ペットボトルをからにしてから聞いてきた。
隣の山縣は答えそうにないので、代わりに僕が答える。
「ほとんど待ってないよ
僕らも転校生がいたから、時間かかったし」
すると、諒一は持っていたペットボトルで、僕の肩を盛大にたたきながら
「お前、転校生の隣だって?
しかも、めっちゃ可愛いらしいじゃん」
と、妬みに似た声で言った。
僕は、半ば疲れとあきれの入り混じるような声で、
「まあ、確かに外見はいいし、いい人だとは思うんだよ
ただ、ちょっと訳アリだからさ」
というと、ペットボトルでたたくのをやめて、諒一は怪訝な顔をして、
「訳アリ?
なんかあるのか?」
「まあ、ちょっとあるのさ
それは帰りながら話そうぜ」
と言って、僕と諒一は立ち上がった。
話に全く参加してこなかった山縣も、遅れて立ち上がった。
すると、諒一が今度は山縣の肩をたたいて
「なんか、さっきからしょぼくれてんじゃん
なんかあったの?」
「いや、いつもどおりだよ」
「そか」
と言って、僕らは正門に向かって歩き始めた。
正門を通り越したあたりから、春の太陽が、南東の方からまばゆい光を当ててくる。
確かに、冬の太陽の光よりは強いけど、夏ほどの目が眩むほどでもなくて、数秒間見つめてしまった。
背後から、諒一が嬉しそうに、
「それにしても、俺たちの仲も二年目なんだよな」
と言って、僕と山縣の肩に手をかけた。
いつもだったらはねのける手だけど、なんだかどかす気にもならない。
すると、少し重みのある山縣の声が響いた。
「確かに、そうなんだよね
まあ、出会いはあんまりよくなかったけど」
と、少し苦笑しながら言った。
僕と諒一は、顔を見合わせて、苦笑した。
諒一が声を出す前に、僕が声を上げる。
「はじめはいろいろあったけど、今は最高に仲いいよな
案外、最初は喧嘩したほうが、お互いを知れるし、仲良くなりやすいのかもね」
すると、早く声を出したかったと思わせるぐらい、言い終わるとすぐに
「あんときは大変だったけど、おかげで今の俺たちがあるもんな」
と言って、手で大きく空を仰いだ。
持っていたペットボトルが、手から離れてアスファルトに落ちた。
諒一は、ペットボトルのことを無視して、そのまま僕たちについていこうとした。
僕が注意する前に、山縣が口を出した。
「自分が買った飲み物の容器ぐらい、自分でちゃんと捨てなよ」
そういわれると、諒一は何も言い返さずに、ペットボトルを拾い上げると、リュックの横ポケットにしまった。
それから、僕と山縣の首に手をかけ、首が締まりそうなぐらいの力で肩を引いた。
僕も諒一の肩に手をかけて、強く引いた。
これが青春なのかなって思った。
いつか夢見てた青春が、手の中にあることの実感がわかなかった。
夢見てた青春なんだけど、一ピース足りないから
僕ら三人も、高校生になって、電車通学になったから、毎日改札をくぐる生活になった。
ホームに入ったけど、僕らの家の方向の電車が来る気配がなかった。
等間隔で並べられている椅子に三人で腰かけて、ため息をついた。
何にもやってないのに、疲れを絞り出すようにため息が出た。
僕と山縣は足元に荷物を置いて、スマホを取り出した。
スマホの電源を付ける前に、隣の諒一に目をやると
「あれ、諒一また飲み物買ったの?」
諒一の手には、新しいスポーツドリンクのペットボトルが握られていた。
「これ?
今買ってきたんだよ」
今買ってきたというわりには、半分ぐらい飲み干されてた。
言い終えると、また飲み始めて、全部飲み干した。
最後の一滴が口に入ると、諒一はそのペットボトルを捨てに行った。
丁度そのタイミングで電車が来た。
三人で並んで電車に乗ると、日中のためかほとんど席が埋まってなかった。
空いている席に、三人で隣になって座った。
周りを見回すと、急に同じ制服の生徒が増えていく。
まるで、白色のキャンパスに、青のインクをこぼしたようだった。
電車が発車すると、諒一が唐突に
「今日さ、秦野の家に行かない?」
と、さも当然のように言った。
僕は、思わず素っ頓狂な声で、
「僕んち?
まあ、今日は空いてるけどさ」
と答えた。
この三人で遊ぶときとかは、僕の家に来ることが一番多い。
ほかの二人は、日中は親が家にいるから、あまりどんちゃん騒ぎとはいかないんだ。
だからいって、僕の家に入り浸るのも少し困るんだけど。
すると、右からくると思ってた声が、左から来た。
「今日は、僕も遊びに行きたいな」
と、いつもと声音の違う、山縣の声がした。
僕が返事をする前に、諒一が波に乗ったサーファーのような声で
「そうだよな
春休みの間行けなかったから、久々に遊びたいんだよ」
と、大声で言った。
とっさに、山縣が口の前に人差し指を立てて、静かにするように促した。
かなり周りに迷惑のかかりそうな大声だったから、止めてくれる人の有難みを感じた。
「まあ、山縣がそういうなら、うちに来ていいよ
ただ、あんまり騒ぎすぎるなよ
ただの近所迷惑だからさ」
と言った。
諒一が、最高にうれしそうに、声を抑えつつ
「よっしゃ」
と言って、ガッツポーズした。
それから、春休みの間のことについて話した。
ぼんやりと外の風景を眺めなあ柄、この三人で良かったなって思う。
バランスの取れた、いい三人衆だ。
文殊の知恵は出なさそうだけど。
教室には、何故かたクラスの人も入り混じっていて、探すのに苦労していた。
人の波にのまれながら、目いっぱい背伸びをして視線を迷子させていると、教室の外に出ようとしてる人を見つけた。
見た瞬間に、僕はあいつが親友であることを察知して、人ごみをかき分け、彼のもとに向かった。
「やっほ」
彼の背中越しに声をかけると、そいつは驚いたように振り向いた。
そして、そいつが声を出す前に、僕は彼の隣に入った。
「来てたんだね」
「当たり前じゃん
せっかくだから一緒に帰ろうよ」
すると、彼はあきれたように、
「せっかくとか、毎日聞いてる気がするんだけどなぁ
まあ、どうせもう一人を待つ予定だから」
そういうと、僕たちは校内にあるベンチに腰掛けた。
そこは、ちょっと影になっていて、教室から見えないから、いつも待ち合わせ場所として使っている。
そこで、もう一人の登場を待つ。
すると、山縣は思い出したかのように一言
「元気?」
と聞いてきた。
僕は、笑っているつもりで
「元気」
って答えた。
僕の顔を見た山縣は、少し悲しそうにしてた。
すると、小走り気味に、笹川(ささがわ) 諒一(りょういち)がやってきた。
「悪い、ちょっとホームルームが長引いた」
と言って、手に持っていたスポーツドリンクのペットボトルを飲みながら、僕らの隣に座った。
諒一だけは、僕らと別のクラスだけど、いつも話している仲のいい奴だ。
「秦野と山縣(やまがた)はどれくらい待った?」
と、ペットボトルをからにしてから聞いてきた。
隣の山縣は答えそうにないので、代わりに僕が答える。
「ほとんど待ってないよ
僕らも転校生がいたから、時間かかったし」
すると、諒一は持っていたペットボトルで、僕の肩を盛大にたたきながら
「お前、転校生の隣だって?
しかも、めっちゃ可愛いらしいじゃん」
と、妬みに似た声で言った。
僕は、半ば疲れとあきれの入り混じるような声で、
「まあ、確かに外見はいいし、いい人だとは思うんだよ
ただ、ちょっと訳アリだからさ」
というと、ペットボトルでたたくのをやめて、諒一は怪訝な顔をして、
「訳アリ?
なんかあるのか?」
「まあ、ちょっとあるのさ
それは帰りながら話そうぜ」
と言って、僕と諒一は立ち上がった。
話に全く参加してこなかった山縣も、遅れて立ち上がった。
すると、諒一が今度は山縣の肩をたたいて
「なんか、さっきからしょぼくれてんじゃん
なんかあったの?」
「いや、いつもどおりだよ」
「そか」
と言って、僕らは正門に向かって歩き始めた。
正門を通り越したあたりから、春の太陽が、南東の方からまばゆい光を当ててくる。
確かに、冬の太陽の光よりは強いけど、夏ほどの目が眩むほどでもなくて、数秒間見つめてしまった。
背後から、諒一が嬉しそうに、
「それにしても、俺たちの仲も二年目なんだよな」
と言って、僕と山縣の肩に手をかけた。
いつもだったらはねのける手だけど、なんだかどかす気にもならない。
すると、少し重みのある山縣の声が響いた。
「確かに、そうなんだよね
まあ、出会いはあんまりよくなかったけど」
と、少し苦笑しながら言った。
僕と諒一は、顔を見合わせて、苦笑した。
諒一が声を出す前に、僕が声を上げる。
「はじめはいろいろあったけど、今は最高に仲いいよな
案外、最初は喧嘩したほうが、お互いを知れるし、仲良くなりやすいのかもね」
すると、早く声を出したかったと思わせるぐらい、言い終わるとすぐに
「あんときは大変だったけど、おかげで今の俺たちがあるもんな」
と言って、手で大きく空を仰いだ。
持っていたペットボトルが、手から離れてアスファルトに落ちた。
諒一は、ペットボトルのことを無視して、そのまま僕たちについていこうとした。
僕が注意する前に、山縣が口を出した。
「自分が買った飲み物の容器ぐらい、自分でちゃんと捨てなよ」
そういわれると、諒一は何も言い返さずに、ペットボトルを拾い上げると、リュックの横ポケットにしまった。
それから、僕と山縣の首に手をかけ、首が締まりそうなぐらいの力で肩を引いた。
僕も諒一の肩に手をかけて、強く引いた。
これが青春なのかなって思った。
いつか夢見てた青春が、手の中にあることの実感がわかなかった。
夢見てた青春なんだけど、一ピース足りないから
僕ら三人も、高校生になって、電車通学になったから、毎日改札をくぐる生活になった。
ホームに入ったけど、僕らの家の方向の電車が来る気配がなかった。
等間隔で並べられている椅子に三人で腰かけて、ため息をついた。
何にもやってないのに、疲れを絞り出すようにため息が出た。
僕と山縣は足元に荷物を置いて、スマホを取り出した。
スマホの電源を付ける前に、隣の諒一に目をやると
「あれ、諒一また飲み物買ったの?」
諒一の手には、新しいスポーツドリンクのペットボトルが握られていた。
「これ?
今買ってきたんだよ」
今買ってきたというわりには、半分ぐらい飲み干されてた。
言い終えると、また飲み始めて、全部飲み干した。
最後の一滴が口に入ると、諒一はそのペットボトルを捨てに行った。
丁度そのタイミングで電車が来た。
三人で並んで電車に乗ると、日中のためかほとんど席が埋まってなかった。
空いている席に、三人で隣になって座った。
周りを見回すと、急に同じ制服の生徒が増えていく。
まるで、白色のキャンパスに、青のインクをこぼしたようだった。
電車が発車すると、諒一が唐突に
「今日さ、秦野の家に行かない?」
と、さも当然のように言った。
僕は、思わず素っ頓狂な声で、
「僕んち?
まあ、今日は空いてるけどさ」
と答えた。
この三人で遊ぶときとかは、僕の家に来ることが一番多い。
ほかの二人は、日中は親が家にいるから、あまりどんちゃん騒ぎとはいかないんだ。
だからいって、僕の家に入り浸るのも少し困るんだけど。
すると、右からくると思ってた声が、左から来た。
「今日は、僕も遊びに行きたいな」
と、いつもと声音の違う、山縣の声がした。
僕が返事をする前に、諒一が波に乗ったサーファーのような声で
「そうだよな
春休みの間行けなかったから、久々に遊びたいんだよ」
と、大声で言った。
とっさに、山縣が口の前に人差し指を立てて、静かにするように促した。
かなり周りに迷惑のかかりそうな大声だったから、止めてくれる人の有難みを感じた。
「まあ、山縣がそういうなら、うちに来ていいよ
ただ、あんまり騒ぎすぎるなよ
ただの近所迷惑だからさ」
と言った。
諒一が、最高にうれしそうに、声を抑えつつ
「よっしゃ」
と言って、ガッツポーズした。
それから、春休みの間のことについて話した。
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