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いつも幸せは最後に訪れて
時間を超えた仕事
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学校に着くと、急いで卒塔婆期から上履きに履き替えて、教室に向かった。
その途中には、すでに大量のポスターや装飾がされていて、生徒たちの頑張りがよく見えた。
階段のいたるところに、ポスターだけでなく壁に貼る仕掛けや、トリックアートなどの様々なものが僕を楽しませてくれた。
まだ始まってさえいないのに、さっきまでの重かった心が一気にほぐされて、軽くなってしまった。
教室には、当たり前のように壁に装飾されていて、僕らのクラスの出し物が一目でわかるようになっていた。
そして、教室の前側の扉の前には、小さな受付のような場所が創られていた。
とはいっても、まだ未完成のようで、女子数人がさらに装飾を施していた。
その横を通って、教室に入ると、中は中でさらにすごいことになっていた。
高校生が本気を出して作るとなると、ここまでできるのかと感心させられるほど、すごい空間ができていた。
一面に真っ黒い迷路が広がっていて、その中には、謎解きがあったり、いろんなものが隠されていたりする。
しっかりと作ってあるなってわかるのが、わざわざ天井にまで、黒いシートを張っていて、光を遮っていることだ。
当たり前のように窓から日光が入ることもなくて、わずかな蛍光灯の灯と、受付に置いてある懐中電灯で照らせば、見えなくもないレベルだ。
雰囲気は真っ暗で怖いんだけれども、あんまり会談系やホラー系の恐怖感はないように作ったからか、入れないほどの恐怖心はそそられない、丁度いいように作られていた。
まあ、さすがは進学校が本気を出しただけのことはある。
僕は、どうにかして教室の後ろ側のロッカーに、取り敢えず大体の荷物をしまった。
それから、学級の方の文化祭実行委員会に、今やるべきことがあるか聞いてみた。
そしたら、一応全部の仕事は済んでいるから、自分の仕事の順番と、仕事の手順を確認しさえすれば、自由にしてていいって言われた。
そういいながらも、彼女たちは壁に装飾をしていたから、きっと僕にはセンスがないと見込まれてしまったんだろう。
折角音楽をやっているんだから、なんだか悔しい気もするけど、こんなことで文句を言うのはさすがに気が引けるのでやめておいた。
一応、今日の役割分担を確認すると、僕は受け付け役を前半の三コマ分だけやればいいらしい。
前後半合わせて、十四コマ分ぐらいあるわけだから、一人当たりの仕事は少ないんだ。
まあ、そうなるように、受付とかが楽できるような展示物を選んだから、こうならないと選んだ価値がないっていうのもある。
どちらにしても、部活の方もやりたい僕みたいな人にとってはすごくありがたいシステムだった。
部活の出し物とクラスの出し物をやって、その後にほかの出し物を見て回る時間ぐらいは作れるから、部活がある人でも文化祭を楽しみやすいんだ。
さて、自分のクラスでのやることがないとわかると、僕はとある場所に向かった。
僕にとって、教室以上になじみがある、最高の思い出の場所。
僕ら、軽音部の部室だ。
部室に行ってみると、まだ誰一人来ていないみたいで、鍵が開いていなかった。
だから、僕はいったん音楽室まで走って、顧問の先生からカギを取りに生かされた。
その途中で、いろんなクラスの出し物を軽く見て回った。
どこのクラスでも、高校生らしい、手軽にできて誰でも楽しめる、大衆受けしやすいものを的悪に選んでいるって印象を受けた。
縁日や動画、トリックアートからビブリオバトルまで、多種多様で本当にお祭りって印象だった。
本当は準備中でもじっくり見て回りたいんだけれど、ここは我慢して部室に向かった。
その途中で、山縣に出会った。
山縣は、階段から走ってくる僕を見ると、近寄ってきて
「部室の鍵持ってる?」
と、背中越しに聞いてきた。
僕は後ろ側に声が通るように
「持ってるよ」
というと、山縣はぴったりと僕の後ろについて、階段を駆け下りた。
その途中で、たくさんの生徒たちが、各々クラスに向かったり、部活に向かったりと、せわしなく動いている様子を見た。
僕らもその一人として、自分たちのやるべきことをしていると思うと、なんだか一体感があった。
まあ、なんか壊れかけのピースが無理して回りに合わせているから、よく見ると傷のあるジグソーパズルみたいだ。
部室に着くと、急いで僕は鍵を開けて、扉を豪快に開けた。
すると、僕よりも先に山縣が中に入り、ベースを取り出した。
きっと山縣は、昨日の帰りにここに立ち寄って、昨日の練習をしないために、ベースをしまっていたんだろう。
一日ぶりだと思われるベースを取り出すと、山縣は丁寧に状態を確認していた。
僕もその姿を横目に、ドラムのセットを取りだした。
部室の中に今は誰もいないので、部室のど真ん中で堂々とドラムの確認をした。
まあ、ドラムは多少の位置調整は本番にもできるから、距離感の誤差は今は無視して、少し叩いてみた。
やけに元気になった体がドラムをたたくと、いつも以上にいい打音が響いて気持ちよかった。
これこそ、ドラムの真の楽しさなんだなんて、心の中で胸を張った。
それから、僕はドラムのチューニングをした。
と言っても、基本的にドラムセット自体の調整はできないから、位置を細かく調整した。
本番前になってからでもいいかと思ったんだけれど、やっぱり本番寸前に直すっていうのは難しいし忙しくてできないと思ったから、今のうちに慣らしておこうと思ったんだ。
自分の中で、一番全部の楽器が叩きやすくて、強弱もつけやすい場所を探した。
左右前後に細かくずらしていくと、自分の中で思い通りにたたける位置が見つかったので、あとは自分の好きなようにたたいて練習した。
山縣の演奏に、わずかに合わせるような形で、二人だけで合わせて練習した。
本当は、ほかの人たちにも来てもらって、一緒に練習したいとは思っている。
でも、今日は折角の文化祭で、クラスの出し物とかは、クラスの中を深めるのにとても大切なものだ。
だから、残りの二人を強制的に連れてくることはできないから、二人だけでずっと通し練習をし続けた。
ずっと叩いているうちに、なんとなくあの風景が目の前に見えるような気がしてきた。
それは、雨上がりに近いような、湿り気のある晴れた春の日。
かすかに待っていたはずの埃などが、雨によって流されて、空気が澄んでいる様子。
その中で、一人の少女が泣きそうにこちらを眺めていた。
名前こそわからないけど、水上さんの妹に違いない。
あれから、何週間も歌の練習をした。
一人で自分の部屋にこもりながら、この曲というか、水上さんの妹の声に似ている歌を探して歌い続けた。
この曲をそのまま練習できたら、最高だったとは思うんだけど、どうしてもこの曲の歌詞は外の世界には持ち出せないみたい。
この世界にいる分には、歌うことができていると思うし、音程とかもそこまで外している様子はない。
でも、それはこの世界だけの話なので、外の世界から見た時にどう見えるかはわからない。
だから、本当に歌えているのか怖かったけど、せっかくだから今日まで歌えることは秘密にしておいた。
本番で披露して見せたいって気持ちが強かったから、かなり自分勝手な気もするけど、サプライズにしようと思う。
キーンコーンカーンコーン
朝のチャイムが鳴り響いた。
と言っても、これはいつも学校の開始時刻の三十分前を告げるチャイムだから、普通の日ならただ問が開く時間帯だ。
でも、今日に限って言えば、この三十分後までに、出し物の準備を各々完成させて、いつもの学校の始まる時間には発表できるようにしないといけない。
だから、僕らはもうこの時間で切り上げて、教室に戻らなくてはいけないんだ。
ドラムとかはそのままにして、教室に向かって走り出した。
本当は朝の時間のうちに、全員で一回だけでも合わしておきたかったけど、それができなかったから、すごい心配だ。
そもそも、全員が学校に来ているかどうかさえまだわかっていないんだから、不安が募った。
それでも、僕は他のメンバーを信じて、教室に入った。
教室では、簡単なホームルームが始まっていた。
クラスの中に水上さんを見つけると、急いでその横に座った。
本当は話しかけようと思っていたんだけれど、今は二人で並んで座っていたかった。
こんな気持ちになったのは初めてで、なんか心臓もドキドキする。
どうしたんだろうか。
一切自分の中では見当もつかなくて、何が何だかわからなかった。
このままでもちゃんとドラム叩けるかな。
その途中には、すでに大量のポスターや装飾がされていて、生徒たちの頑張りがよく見えた。
階段のいたるところに、ポスターだけでなく壁に貼る仕掛けや、トリックアートなどの様々なものが僕を楽しませてくれた。
まだ始まってさえいないのに、さっきまでの重かった心が一気にほぐされて、軽くなってしまった。
教室には、当たり前のように壁に装飾されていて、僕らのクラスの出し物が一目でわかるようになっていた。
そして、教室の前側の扉の前には、小さな受付のような場所が創られていた。
とはいっても、まだ未完成のようで、女子数人がさらに装飾を施していた。
その横を通って、教室に入ると、中は中でさらにすごいことになっていた。
高校生が本気を出して作るとなると、ここまでできるのかと感心させられるほど、すごい空間ができていた。
一面に真っ黒い迷路が広がっていて、その中には、謎解きがあったり、いろんなものが隠されていたりする。
しっかりと作ってあるなってわかるのが、わざわざ天井にまで、黒いシートを張っていて、光を遮っていることだ。
当たり前のように窓から日光が入ることもなくて、わずかな蛍光灯の灯と、受付に置いてある懐中電灯で照らせば、見えなくもないレベルだ。
雰囲気は真っ暗で怖いんだけれども、あんまり会談系やホラー系の恐怖感はないように作ったからか、入れないほどの恐怖心はそそられない、丁度いいように作られていた。
まあ、さすがは進学校が本気を出しただけのことはある。
僕は、どうにかして教室の後ろ側のロッカーに、取り敢えず大体の荷物をしまった。
それから、学級の方の文化祭実行委員会に、今やるべきことがあるか聞いてみた。
そしたら、一応全部の仕事は済んでいるから、自分の仕事の順番と、仕事の手順を確認しさえすれば、自由にしてていいって言われた。
そういいながらも、彼女たちは壁に装飾をしていたから、きっと僕にはセンスがないと見込まれてしまったんだろう。
折角音楽をやっているんだから、なんだか悔しい気もするけど、こんなことで文句を言うのはさすがに気が引けるのでやめておいた。
一応、今日の役割分担を確認すると、僕は受け付け役を前半の三コマ分だけやればいいらしい。
前後半合わせて、十四コマ分ぐらいあるわけだから、一人当たりの仕事は少ないんだ。
まあ、そうなるように、受付とかが楽できるような展示物を選んだから、こうならないと選んだ価値がないっていうのもある。
どちらにしても、部活の方もやりたい僕みたいな人にとってはすごくありがたいシステムだった。
部活の出し物とクラスの出し物をやって、その後にほかの出し物を見て回る時間ぐらいは作れるから、部活がある人でも文化祭を楽しみやすいんだ。
さて、自分のクラスでのやることがないとわかると、僕はとある場所に向かった。
僕にとって、教室以上になじみがある、最高の思い出の場所。
僕ら、軽音部の部室だ。
部室に行ってみると、まだ誰一人来ていないみたいで、鍵が開いていなかった。
だから、僕はいったん音楽室まで走って、顧問の先生からカギを取りに生かされた。
その途中で、いろんなクラスの出し物を軽く見て回った。
どこのクラスでも、高校生らしい、手軽にできて誰でも楽しめる、大衆受けしやすいものを的悪に選んでいるって印象を受けた。
縁日や動画、トリックアートからビブリオバトルまで、多種多様で本当にお祭りって印象だった。
本当は準備中でもじっくり見て回りたいんだけれど、ここは我慢して部室に向かった。
その途中で、山縣に出会った。
山縣は、階段から走ってくる僕を見ると、近寄ってきて
「部室の鍵持ってる?」
と、背中越しに聞いてきた。
僕は後ろ側に声が通るように
「持ってるよ」
というと、山縣はぴったりと僕の後ろについて、階段を駆け下りた。
その途中で、たくさんの生徒たちが、各々クラスに向かったり、部活に向かったりと、せわしなく動いている様子を見た。
僕らもその一人として、自分たちのやるべきことをしていると思うと、なんだか一体感があった。
まあ、なんか壊れかけのピースが無理して回りに合わせているから、よく見ると傷のあるジグソーパズルみたいだ。
部室に着くと、急いで僕は鍵を開けて、扉を豪快に開けた。
すると、僕よりも先に山縣が中に入り、ベースを取り出した。
きっと山縣は、昨日の帰りにここに立ち寄って、昨日の練習をしないために、ベースをしまっていたんだろう。
一日ぶりだと思われるベースを取り出すと、山縣は丁寧に状態を確認していた。
僕もその姿を横目に、ドラムのセットを取りだした。
部室の中に今は誰もいないので、部室のど真ん中で堂々とドラムの確認をした。
まあ、ドラムは多少の位置調整は本番にもできるから、距離感の誤差は今は無視して、少し叩いてみた。
やけに元気になった体がドラムをたたくと、いつも以上にいい打音が響いて気持ちよかった。
これこそ、ドラムの真の楽しさなんだなんて、心の中で胸を張った。
それから、僕はドラムのチューニングをした。
と言っても、基本的にドラムセット自体の調整はできないから、位置を細かく調整した。
本番前になってからでもいいかと思ったんだけれど、やっぱり本番寸前に直すっていうのは難しいし忙しくてできないと思ったから、今のうちに慣らしておこうと思ったんだ。
自分の中で、一番全部の楽器が叩きやすくて、強弱もつけやすい場所を探した。
左右前後に細かくずらしていくと、自分の中で思い通りにたたける位置が見つかったので、あとは自分の好きなようにたたいて練習した。
山縣の演奏に、わずかに合わせるような形で、二人だけで合わせて練習した。
本当は、ほかの人たちにも来てもらって、一緒に練習したいとは思っている。
でも、今日は折角の文化祭で、クラスの出し物とかは、クラスの中を深めるのにとても大切なものだ。
だから、残りの二人を強制的に連れてくることはできないから、二人だけでずっと通し練習をし続けた。
ずっと叩いているうちに、なんとなくあの風景が目の前に見えるような気がしてきた。
それは、雨上がりに近いような、湿り気のある晴れた春の日。
かすかに待っていたはずの埃などが、雨によって流されて、空気が澄んでいる様子。
その中で、一人の少女が泣きそうにこちらを眺めていた。
名前こそわからないけど、水上さんの妹に違いない。
あれから、何週間も歌の練習をした。
一人で自分の部屋にこもりながら、この曲というか、水上さんの妹の声に似ている歌を探して歌い続けた。
この曲をそのまま練習できたら、最高だったとは思うんだけど、どうしてもこの曲の歌詞は外の世界には持ち出せないみたい。
この世界にいる分には、歌うことができていると思うし、音程とかもそこまで外している様子はない。
でも、それはこの世界だけの話なので、外の世界から見た時にどう見えるかはわからない。
だから、本当に歌えているのか怖かったけど、せっかくだから今日まで歌えることは秘密にしておいた。
本番で披露して見せたいって気持ちが強かったから、かなり自分勝手な気もするけど、サプライズにしようと思う。
キーンコーンカーンコーン
朝のチャイムが鳴り響いた。
と言っても、これはいつも学校の開始時刻の三十分前を告げるチャイムだから、普通の日ならただ問が開く時間帯だ。
でも、今日に限って言えば、この三十分後までに、出し物の準備を各々完成させて、いつもの学校の始まる時間には発表できるようにしないといけない。
だから、僕らはもうこの時間で切り上げて、教室に戻らなくてはいけないんだ。
ドラムとかはそのままにして、教室に向かって走り出した。
本当は朝の時間のうちに、全員で一回だけでも合わしておきたかったけど、それができなかったから、すごい心配だ。
そもそも、全員が学校に来ているかどうかさえまだわかっていないんだから、不安が募った。
それでも、僕は他のメンバーを信じて、教室に入った。
教室では、簡単なホームルームが始まっていた。
クラスの中に水上さんを見つけると、急いでその横に座った。
本当は話しかけようと思っていたんだけれど、今は二人で並んで座っていたかった。
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