4 / 8
3話
しおりを挟む
JACKセカンド3話
連絡用端末が光った。
ダーウィン:「ん?……ちょっくら、行ってみようかな」
ダーウィンは部屋を出た。
ダーウィン:(M)低い地響きにも似た爆発音が、一帯に轟いた。
ダーウィン:「何だッ!?」
遠くで巨大なムゲン体が地面を突き破るカタチで、飛び出した。
ダーウィン:「この距離で確認できるサイズって、行かないとヤバイじゃん!!」
ダーウィンはZ周波数を流しながら、ムゲン体へ走る。
ダーウィン:「………誰かいる!!」
ダーウィン:(M)民間人の女の子か!
少女:「いやあああああ」
ダーウィン:「君、ここは危険だよ!」
少女:「……お母さんが!」
ダーウィン:「……っ!」
ダーウィン:(M)少女は指をさしながら、僕の手を引いた。
少女:「こっちぃ!」
ダーウィン:(M)瓦礫の下にいるのか……ってか、ムゲン体と少しずつ距離が近づいてる。
少女:「お母さんッ!」
ダーウィン:(M)まだムゲン体は、僕らに気づいていない……。
ダーウィン:(M)気づくな!気づくな!!気づくなッ!!!!
ダーウィン:(小声)「……デカいムゲン体だな」
少女:「ここだよ」
(間)
ダーウィン:「……え?」
ダーウィンの足元の地面が崩壊する。
ダーウィン:(M)…………落ちていく。
ダーウィン:「女の子は!?」
ダーウィン:(M)少女の姿は見当たらない。
ダーウィン:「崩壊に巻き込まれなかったのなら良かったかな」
ダーウィン:(M)地面から飛び出したムゲン体の胴体が、真横に確認できた。
ダーウィン:(M)「今まで見たムゲン体で1番デカい」
ダーウィン:「地ッ下にィ、空洞が……広がってッッいるのか」
ダーウィン:「クラウソードを落下地点に……振り下ろせばッ……!Zエネルギーの衝撃波で!」
ダーウィン:(M)辛うじて、クラウソードは……抜けた!
ダーウィン:「おらああ!」
(間)
【場面転換】
ダンはゴズにクラウソードを斬り上げた。
ゴズ:「オラァ!」
ダン:「…………っぐ」
ダン:(M)Z周波で強化してるんだぞッ!
ダン:(M)俺は確かにクラウソードをジイさんの死角から、切っ先で喉笛を狙った。
ダンは強い衝撃と共に、駐車されていたトラックの荷台へ叩き落とされた。
ゴズ:「Z周波を使っても……そんなものか」
ダン:「刀の峰ですら、この威力かよ」
ゴズ:「第何部隊の何だ?」
ダン:「何でそんなことを聞く?」
ゴズ:「お主を殺してから、報告しないといかんのだ」
ダン:「ふん。教えてやろうじゃねーか!」
ダン:「絹田ダン。第11部隊、部隊長だ!」
ゴズ:「ふむ。第11部隊は、相手にするなという話になっていたハズ」
ダン:「ジイさん、どうした?」
ゴズ:「今の奇襲は部隊長なだけはあるのか?」
ダン:「おい!」
ゴズ:(重く)「…………しかし」
ダン:(M)ジイさんの雰囲気が変わった?
ゴズ:「その程度か!!」
ゴズ:「……ダン。お主の名前は覚えた。わしのことは、ゴズさんと呼べ」
ダン:「さん付けなんてするかよ!」
ゴズ:「年配者は敬うべきだ」
ダン:「は?」
一瞬で、ゴズはダンの立つトラックの横に飛び降り━━抜刀。
ゴズ:「…………ッ」
ダン:(M)見えなかった……。いつ移動したんだよ。
ダンが乗っていたトラックが真っ二つになり、爆発。
ダン:「アッツ……爆風に少し飲まれた……」
ゴズ:「わずかに反応して、飛び跳ねたか」
ゴズ:「壁を蹴った一斬りは、ワシを殺しに来ていただろ。常にその姿勢でないと、ダン、数分と保たぬぞ」
AI:エミット。ゼットレーイ。チートコードS。
ダン:「ああ、わかってる。Z周波数の3段階、限定解除……Z周波数ガンマ」
ダン:「ジイさん……。いいや、ゴズ。お前に見せてやるよ…Z周波の身体強化の凄さと、部隊長としての意地ってやつを!」
ゴズ:(少し小声)「そうか。見せてみろ……人の理から外れて生まれた、そのチカラに意味を見出して……わしに示してみろ」
ダン:(M)1分1秒でも長くゴズと互角に戦う時間を、俺によこせ。
ダン:「……………ぐっ!!」
ダンの体内を高周波数のZ周波が駆け巡った。
連絡用端末が光った。
ダーウィン:「ん?……ちょっくら、行ってみようかな」
ダーウィンは部屋を出た。
ダーウィン:(M)低い地響きにも似た爆発音が、一帯に轟いた。
ダーウィン:「何だッ!?」
遠くで巨大なムゲン体が地面を突き破るカタチで、飛び出した。
ダーウィン:「この距離で確認できるサイズって、行かないとヤバイじゃん!!」
ダーウィンはZ周波数を流しながら、ムゲン体へ走る。
ダーウィン:「………誰かいる!!」
ダーウィン:(M)民間人の女の子か!
少女:「いやあああああ」
ダーウィン:「君、ここは危険だよ!」
少女:「……お母さんが!」
ダーウィン:「……っ!」
ダーウィン:(M)少女は指をさしながら、僕の手を引いた。
少女:「こっちぃ!」
ダーウィン:(M)瓦礫の下にいるのか……ってか、ムゲン体と少しずつ距離が近づいてる。
少女:「お母さんッ!」
ダーウィン:(M)まだムゲン体は、僕らに気づいていない……。
ダーウィン:(M)気づくな!気づくな!!気づくなッ!!!!
ダーウィン:(小声)「……デカいムゲン体だな」
少女:「ここだよ」
(間)
ダーウィン:「……え?」
ダーウィンの足元の地面が崩壊する。
ダーウィン:(M)…………落ちていく。
ダーウィン:「女の子は!?」
ダーウィン:(M)少女の姿は見当たらない。
ダーウィン:「崩壊に巻き込まれなかったのなら良かったかな」
ダーウィン:(M)地面から飛び出したムゲン体の胴体が、真横に確認できた。
ダーウィン:(M)「今まで見たムゲン体で1番デカい」
ダーウィン:「地ッ下にィ、空洞が……広がってッッいるのか」
ダーウィン:「クラウソードを落下地点に……振り下ろせばッ……!Zエネルギーの衝撃波で!」
ダーウィン:(M)辛うじて、クラウソードは……抜けた!
ダーウィン:「おらああ!」
(間)
【場面転換】
ダンはゴズにクラウソードを斬り上げた。
ゴズ:「オラァ!」
ダン:「…………っぐ」
ダン:(M)Z周波で強化してるんだぞッ!
ダン:(M)俺は確かにクラウソードをジイさんの死角から、切っ先で喉笛を狙った。
ダンは強い衝撃と共に、駐車されていたトラックの荷台へ叩き落とされた。
ゴズ:「Z周波を使っても……そんなものか」
ダン:「刀の峰ですら、この威力かよ」
ゴズ:「第何部隊の何だ?」
ダン:「何でそんなことを聞く?」
ゴズ:「お主を殺してから、報告しないといかんのだ」
ダン:「ふん。教えてやろうじゃねーか!」
ダン:「絹田ダン。第11部隊、部隊長だ!」
ゴズ:「ふむ。第11部隊は、相手にするなという話になっていたハズ」
ダン:「ジイさん、どうした?」
ゴズ:「今の奇襲は部隊長なだけはあるのか?」
ダン:「おい!」
ゴズ:(重く)「…………しかし」
ダン:(M)ジイさんの雰囲気が変わった?
ゴズ:「その程度か!!」
ゴズ:「……ダン。お主の名前は覚えた。わしのことは、ゴズさんと呼べ」
ダン:「さん付けなんてするかよ!」
ゴズ:「年配者は敬うべきだ」
ダン:「は?」
一瞬で、ゴズはダンの立つトラックの横に飛び降り━━抜刀。
ゴズ:「…………ッ」
ダン:(M)見えなかった……。いつ移動したんだよ。
ダンが乗っていたトラックが真っ二つになり、爆発。
ダン:「アッツ……爆風に少し飲まれた……」
ゴズ:「わずかに反応して、飛び跳ねたか」
ゴズ:「壁を蹴った一斬りは、ワシを殺しに来ていただろ。常にその姿勢でないと、ダン、数分と保たぬぞ」
AI:エミット。ゼットレーイ。チートコードS。
ダン:「ああ、わかってる。Z周波数の3段階、限定解除……Z周波数ガンマ」
ダン:「ジイさん……。いいや、ゴズ。お前に見せてやるよ…Z周波の身体強化の凄さと、部隊長としての意地ってやつを!」
ゴズ:(少し小声)「そうか。見せてみろ……人の理から外れて生まれた、そのチカラに意味を見出して……わしに示してみろ」
ダン:(M)1分1秒でも長くゴズと互角に戦う時間を、俺によこせ。
ダン:「……………ぐっ!!」
ダンの体内を高周波数のZ周波が駆け巡った。
0
あなたにおすすめの小説
あるフィギュアスケーターの性事情
蔵屋
恋愛
この小説はフィクションです。
しかし、そのようなことが現実にあったかもしれません。
何故ならどんな人間も、悪魔や邪神や悪神に憑依された偽善者なのですから。
この物語は浅岡結衣(16才)とそのコーチ(25才)の恋の物語。
そのコーチの名前は高木文哉(25才)という。
この物語はフィクションです。
実在の人物、団体等とは、一切関係がありません。
JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――
のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」
高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。
そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。
でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。
昼間は生徒会長、夜は…ご主人様?
しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。
「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」
手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。
なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。
怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。
だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって――
「…ほんとは、ずっと前から、私…」
ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。
恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
ちょっと大人な体験談はこちらです
神崎未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない
ちょっと大人な体験談です。
日常に突然訪れる刺激的な体験。
少し非日常を覗いてみませんか?
あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ?
※本作品ではGemini PRO、Pixai.artで作成した生成AI画像ならびに
Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。
※不定期更新です。
※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。
旧校舎の地下室
守 秀斗
恋愛
高校のクラスでハブられている俺。この高校に友人はいない。そして、俺はクラスの美人女子高生の京野弘美に興味を持っていた。と言うか好きなんだけどな。でも、京野は美人なのに人気が無く、俺と同様ハブられていた。そして、ある日の放課後、京野に俺の恥ずかしい行為を見られてしまった。すると、京野はその事をバラさないかわりに、俺を旧校舎の地下室へ連れて行く。そこで、おかしなことを始めるのだったのだが……。
屈辱と愛情
守 秀斗
恋愛
最近、夫の態度がおかしいと思っている妻の名和志穂。25才。仕事で疲れているのかとそっとしておいたのだが、一か月もベッドで抱いてくれない。思い切って、夫に聞いてみると意外な事を言われてしまうのだが……。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる