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あなたはカッパと恋に落ちますと予言される
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理不尽な事だらけだ。
良い事って少ない。
就職した会社は望んだ部署に配属されなかったし、学生の頃から付き合っていた彼氏はおっぱいの大きい娘
こ
に盗られた。
渋々勤めている部署の人間関係は悪いし、渋々やっているからやりがいも無い。
昼休みに食堂で他部署のイケメンがちょくちょく飲み物や甘いものを奢ってくれるようになった時は、「お、もしや」とすっごく期待したのにねずみ講紛いのお誘いを受けた。
少し先の秋口には友人の結婚式が重なっていて、お祝儀やら美容代やらで今夏の毎度チロルチョコみたいなボーナスは既に散財予定。
趣味も無いから休日は暇だし、デートとかデートとかデートとかしたい。
この通り私はつまんない女だけれど、恋人を望んだっていいじゃないか。
優しくされたい。愛されたい。
もしも私を好きと言ってくれる男
ひと
が現れたら、その人の為に結構がんばる。
うんとがんばるから。
今だって、ベクトルが正しいか分からないけれど頑張っているつもりだし……。
それなのに、理不尽は続く。
例えば、「貴女はカッパとひと夏の恋に落ちます」と言われたり。
得意げに「キュウリがお好きでしょ?」と付け足されたり。
*
キュウリは好きです。
*
事の始まりはある予言。
その日は寂しい金曜日で、仕事帰りに友人と大きな駅で待ち合わせ、駅内にある居酒屋でしこたま飲んだ。
大きな、構造の深い駅なので、居酒屋も本屋も雑貨屋ももちろんコンビニもなんでもござれだった。
そこで私は友人に支離滅裂な愚痴を言い、好物のキュウリの一本漬けを貪り、声を荒げたり、急にしおらしく反省してみたりと色々やって、平和な日常を過ごす為の調律を行っていた。
友人も同じで、私達は変な音を出すなら今の内、と、こぞって調律をし合っていた。
そして、思いついた新しい音を、試しに聴いてもらって可か不可か生ぬるく判定し合った。
酔いが回って、舌も回れば、お互いを褒め合って自尊心を満たし、それにも飽きて、でも金曜日だしまだ一人は寂しいと、アヘアへ笑いながらも瞳に憂いを帯びさせて、『そうだ、女子力だ! 雑貨屋でマスコットでも買って女子力を上げよう』と言った友人に『ノー・モア・ウォー!』とただ単に『ウォー!』言いたさに口走れば、『ラブ・アンド・ピース!』と両手をウサ耳に模して返してくれる心優しい友人に私は叫んだ。
『ああもう、ウーたん(梅村さん)だいしゅき!!』
『あたちもリンリンの事だいしゅき!!』
と、愛を与え合った。
お互い枯渇した愛の泉からなんとか捻り出した愛だから、プラマイゼロだ。
因みに私の名前はリンリンこと『里緒奈』ちゃんである。
『うーたん』と『リンリン』は争いを好まない、二十五歳の大人の酔っ払いなのだった。
*
雑貨屋に着くと、シャッターが閉まっていた。
私は「なんじゃコラ、CM女王だからって良い気になりやがって」とシャッターに描かれたタレントに激怒して絡み、うーたんはセロハンテープで貼られたポスターの中の韓流スターに「抱いて~抱いて~」と泣きながら身体を擦り付けていた。
都会の片隅で、私もうーたんもこんなになるまで日々を頑張って生きているのだから、通りすがりのイケメンエリートサラリーマンでも、イケメンの駅員さんでも良いから、誰かに「君の事が好きだ」と、強引に口づけをして止めて欲しかったけれど、皆私達から目を背け、流れ去って行った。
今夜のハイライトでもあり、最も詰んだタイミングの私達に、声を掛けて来たのは、怪しげなおばさんだった。
そのおばさんは紫色のヴェールを顔の前に垂らしていて、ヴェールは揺れる度にオーロラの様に光り艶めいていた。
占い師だと言う。
オバサンは私を指差し、「貴女を占いたいのだけれど」とアニメ声で言った。
そして私が私を占うのを許可する前に、言い放ったのだ。
「貴女はこの夏、カッパと恋に落ちます」
うーたんがギャッギャッと笑って、「カッパアアアーーーーーっ!!!」と叫んだ。
彼女は普段保険セールスをやっていて、枕営業せずにノルマを必死にこなしているのだ。大目に見てあげるのが、淑女のたしなみである。
「辛い事や悲しい事があると、キュウリを食べたくなりませんか」
「なります~」
私はふざけて答えた。
横でうーたんが「いっぷぉんづけぇえぇぇ~~~!!!!」と叫んでいる。
彼女は今日、今週の営業成績をクリアする瞬間、大嫌いな先輩に鮮やかな手並みで仕事を横取りされ、上司には「ケツでも触らせて来い!」とスケベそうな年寄りリストの顧客予備軍元へ残業で送り込まれたのだった。
先ではケツすら触って貰えず、ヒップアップガーターを通販で買うと三十分程前に泣いていた。
「やはり……貴女はカッパと相性が良いのです」
「そうですか。来世はカッパと……」
私がヘラヘラ笑って調子を合わせると、おばさんは首を振った。
ヴェールが揺れて、オーロラに少し『くらり』とした。
「今夏カッパです」
「今夏カッパですか」
「貴女、人間社会が、とても生きにくくないですか?」
「……はい」
そうだ。とても生きにくい……。でも、
「貴女もカッパだからです」
それはイヤ。
「あの……せめて異世界の幻獣とかそういうのが良いです」
「異世界? なんの事です……?」
占い師なのに、異世界を知らんとはけしからん。
おばさんは私を「何か変な人かも」と言う目で見てから、私がカッパである裏付けとばかりにハッキリ言った。
「ご家族にカッパがいる筈です」
ご家族にカッパ!! カッパは遺伝するのか!
「その内カッパみたいなヘアースタイルになるので、生きにくい様なら……いいえ、必ず生きにくくなります……。お世話になった人達に今の内にお礼を言って街を離れなさい」
私は恐れおののいた。
あれはヘアースタイルではない。皿だ。だから、皿の下にはちゃんと毛が生えているんだと、訳の分からない言い逃れをして、そもそもなんで言い逃れなければいけないのか、私はカッパでは無いのに、とにかくカッパの味方をしていると、隣でゲラゲラ笑っていたうーたんが
「リンリンと~、恋に落ちるカッパはどんなカッパですか~」
と聞いた。
私もそれは気になった。
「偉丈夫のカッパです」
偉丈夫のカッパなんて聞いた事が無い。
カッパはヒョロヒョロのもやしのイメージだった私は「ホントでしょうね?」と何で確認したいのか解らないまま占い師に聞いた。
おばさんは頷き、「偉丈夫であること」を請け合った。
「優しい?」と、うーたんが好奇心剝き出しで聞いた。
「はい、心もイケメンです」
「も」という事は、ルックスもイケメンのカッパらしい。
けど、カッパ界のイケメンは、カッパでしかない。
「メイクラブも……ふふふ」
おばさんがそう言ってもじもじ笑うので、私は「メイクラブ」という古代語に戦慄し、かつ相手はカッパというダブルパンチを喰らって、今にもひっくり返ってしまいそうだった。
「良い夏を」
おばさんは白目になった私に親指を立てて、唐突にゆるゆると何処かへ消えて行った。
良い事って少ない。
就職した会社は望んだ部署に配属されなかったし、学生の頃から付き合っていた彼氏はおっぱいの大きい娘
こ
に盗られた。
渋々勤めている部署の人間関係は悪いし、渋々やっているからやりがいも無い。
昼休みに食堂で他部署のイケメンがちょくちょく飲み物や甘いものを奢ってくれるようになった時は、「お、もしや」とすっごく期待したのにねずみ講紛いのお誘いを受けた。
少し先の秋口には友人の結婚式が重なっていて、お祝儀やら美容代やらで今夏の毎度チロルチョコみたいなボーナスは既に散財予定。
趣味も無いから休日は暇だし、デートとかデートとかデートとかしたい。
この通り私はつまんない女だけれど、恋人を望んだっていいじゃないか。
優しくされたい。愛されたい。
もしも私を好きと言ってくれる男
ひと
が現れたら、その人の為に結構がんばる。
うんとがんばるから。
今だって、ベクトルが正しいか分からないけれど頑張っているつもりだし……。
それなのに、理不尽は続く。
例えば、「貴女はカッパとひと夏の恋に落ちます」と言われたり。
得意げに「キュウリがお好きでしょ?」と付け足されたり。
*
キュウリは好きです。
*
事の始まりはある予言。
その日は寂しい金曜日で、仕事帰りに友人と大きな駅で待ち合わせ、駅内にある居酒屋でしこたま飲んだ。
大きな、構造の深い駅なので、居酒屋も本屋も雑貨屋ももちろんコンビニもなんでもござれだった。
そこで私は友人に支離滅裂な愚痴を言い、好物のキュウリの一本漬けを貪り、声を荒げたり、急にしおらしく反省してみたりと色々やって、平和な日常を過ごす為の調律を行っていた。
友人も同じで、私達は変な音を出すなら今の内、と、こぞって調律をし合っていた。
そして、思いついた新しい音を、試しに聴いてもらって可か不可か生ぬるく判定し合った。
酔いが回って、舌も回れば、お互いを褒め合って自尊心を満たし、それにも飽きて、でも金曜日だしまだ一人は寂しいと、アヘアへ笑いながらも瞳に憂いを帯びさせて、『そうだ、女子力だ! 雑貨屋でマスコットでも買って女子力を上げよう』と言った友人に『ノー・モア・ウォー!』とただ単に『ウォー!』言いたさに口走れば、『ラブ・アンド・ピース!』と両手をウサ耳に模して返してくれる心優しい友人に私は叫んだ。
『ああもう、ウーたん(梅村さん)だいしゅき!!』
『あたちもリンリンの事だいしゅき!!』
と、愛を与え合った。
お互い枯渇した愛の泉からなんとか捻り出した愛だから、プラマイゼロだ。
因みに私の名前はリンリンこと『里緒奈』ちゃんである。
『うーたん』と『リンリン』は争いを好まない、二十五歳の大人の酔っ払いなのだった。
*
雑貨屋に着くと、シャッターが閉まっていた。
私は「なんじゃコラ、CM女王だからって良い気になりやがって」とシャッターに描かれたタレントに激怒して絡み、うーたんはセロハンテープで貼られたポスターの中の韓流スターに「抱いて~抱いて~」と泣きながら身体を擦り付けていた。
都会の片隅で、私もうーたんもこんなになるまで日々を頑張って生きているのだから、通りすがりのイケメンエリートサラリーマンでも、イケメンの駅員さんでも良いから、誰かに「君の事が好きだ」と、強引に口づけをして止めて欲しかったけれど、皆私達から目を背け、流れ去って行った。
今夜のハイライトでもあり、最も詰んだタイミングの私達に、声を掛けて来たのは、怪しげなおばさんだった。
そのおばさんは紫色のヴェールを顔の前に垂らしていて、ヴェールは揺れる度にオーロラの様に光り艶めいていた。
占い師だと言う。
オバサンは私を指差し、「貴女を占いたいのだけれど」とアニメ声で言った。
そして私が私を占うのを許可する前に、言い放ったのだ。
「貴女はこの夏、カッパと恋に落ちます」
うーたんがギャッギャッと笑って、「カッパアアアーーーーーっ!!!」と叫んだ。
彼女は普段保険セールスをやっていて、枕営業せずにノルマを必死にこなしているのだ。大目に見てあげるのが、淑女のたしなみである。
「辛い事や悲しい事があると、キュウリを食べたくなりませんか」
「なります~」
私はふざけて答えた。
横でうーたんが「いっぷぉんづけぇえぇぇ~~~!!!!」と叫んでいる。
彼女は今日、今週の営業成績をクリアする瞬間、大嫌いな先輩に鮮やかな手並みで仕事を横取りされ、上司には「ケツでも触らせて来い!」とスケベそうな年寄りリストの顧客予備軍元へ残業で送り込まれたのだった。
先ではケツすら触って貰えず、ヒップアップガーターを通販で買うと三十分程前に泣いていた。
「やはり……貴女はカッパと相性が良いのです」
「そうですか。来世はカッパと……」
私がヘラヘラ笑って調子を合わせると、おばさんは首を振った。
ヴェールが揺れて、オーロラに少し『くらり』とした。
「今夏カッパです」
「今夏カッパですか」
「貴女、人間社会が、とても生きにくくないですか?」
「……はい」
そうだ。とても生きにくい……。でも、
「貴女もカッパだからです」
それはイヤ。
「あの……せめて異世界の幻獣とかそういうのが良いです」
「異世界? なんの事です……?」
占い師なのに、異世界を知らんとはけしからん。
おばさんは私を「何か変な人かも」と言う目で見てから、私がカッパである裏付けとばかりにハッキリ言った。
「ご家族にカッパがいる筈です」
ご家族にカッパ!! カッパは遺伝するのか!
「その内カッパみたいなヘアースタイルになるので、生きにくい様なら……いいえ、必ず生きにくくなります……。お世話になった人達に今の内にお礼を言って街を離れなさい」
私は恐れおののいた。
あれはヘアースタイルではない。皿だ。だから、皿の下にはちゃんと毛が生えているんだと、訳の分からない言い逃れをして、そもそもなんで言い逃れなければいけないのか、私はカッパでは無いのに、とにかくカッパの味方をしていると、隣でゲラゲラ笑っていたうーたんが
「リンリンと~、恋に落ちるカッパはどんなカッパですか~」
と聞いた。
私もそれは気になった。
「偉丈夫のカッパです」
偉丈夫のカッパなんて聞いた事が無い。
カッパはヒョロヒョロのもやしのイメージだった私は「ホントでしょうね?」と何で確認したいのか解らないまま占い師に聞いた。
おばさんは頷き、「偉丈夫であること」を請け合った。
「優しい?」と、うーたんが好奇心剝き出しで聞いた。
「はい、心もイケメンです」
「も」という事は、ルックスもイケメンのカッパらしい。
けど、カッパ界のイケメンは、カッパでしかない。
「メイクラブも……ふふふ」
おばさんがそう言ってもじもじ笑うので、私は「メイクラブ」という古代語に戦慄し、かつ相手はカッパというダブルパンチを喰らって、今にもひっくり返ってしまいそうだった。
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