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ACT5 昔、なんじゃこりゃぁぁぁ?って叫んでたドラマあったよね9
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俺がそう聞くと、木下さんはうふふと笑ってこう答えた。
「えー?だって面白いじゃない!Marinを支えるサポートメンバーが実は彼氏でしたとかw
Marinを音楽的にも支えたいから、近道じゃなくちゃんとオーディション受けて
必死でそばまで歩いてきたとか・・・女子としてはきゅんきゅんだよねw」
「いやいやいやw勝手に話作るのやめてほんとww」
なんのドラマだよ?っていう木下さんの妄想に苦笑して俺は思わずそう言った。
すると木下さんは、今度は微妙に意地悪そうに笑って言うのだった。
「大丈夫よ、週刊誌なんかにリークしないからw」
「だからほんとマジやめてwww」
そう言った俺が、何気なく視線を横に移したら・・・何故かきなこが、さっき以上にほっぺたを膨らませて、口の中に食い物詰め込みすぎたハムスターみたいになってた。
*
バンドのメンバーとも木下さんとも別れて、俺はきなこといつものように駅までの道のりを歩いていた。
何故かきなこは、めちゃくちゃ不機嫌そうだった。
あんまりにもほっぺたを膨らませたまま、珍しく無口に歩いてるもんだから、俺は思わずこう聞いた。
「おまえ、なんでさっきから、ハリセンボン通り越してハムスターみたいになってんの??」
きなこは相変わらずハムスターみたいにほっぺたを膨らませたまま、キッと俺を睨みつける。
「てっちゃんは・・・なんでそんなにクズなの!?」
「は????なんだよ今更www」
「今更だけど!!!今更だけど!!!!!なんでそんなにクズなのおおおおおお!?」
「いやいやまてまて・・・そりゃクズだけどw
おまえがハムスターみたいになってんのと、なんかそれ関係あんの?ww」
「ある!!!!」
「あぁ・・・そう」
「あぁ・・・そう、じゃない!!!!!
そこはちゃんと、しっかりすっきり理由を聞かないといけないことでしょ!?!?
てっちゃんのバカ!あほ!」
「えぇ・・・・??」
始まったぞ、またよくわからないきなこ理論ww
そもそも、なんでそこまで俺がきなこが拗ねてる訳を聞かないとならないのかww
そんなことを思ってると、いきなりきなこが立ち止まった。
それに釣られて、俺も思わず立ち止まる。
きなこは、大きな瞳でまっすぐに俺の顔を見ながら、寒かったのか自分のコートの襟を抑えた。
ハムスターみたいな表情から、急にバカ真面目な表情になって、何故か今にも泣きだしそうに眉間を寄せる。
その表情に焦って、俺は思わずきなこの肩を掴んだ。
「ばか、おまえw
何いきなり泣きそうな顔すんだよw」
「てっちゃんは・・・・」
「なんだよ、どうしたよ?」
「てっちゃんは・・・・っ!」
「な、なんだよ・・・?」
「てっちゃんは!!!」
「だからなんだよww」
俺が困って変な笑い方すると、肩を掴んでる俺の手を、冷たい指先でぎゅーっと握り返してきなこはまじまじと俺の顔を見上げた。
「てっちゃんは・・・あおちぃとあたし、どっちが好きなの?!」
「は・・・はい???」
なんかこの間も同じこと聞かれたような?
俺は、なんできなこがそんな風に聞いてくるのかまるで訳が分からず、まじまじときなこの顔を見つめ返す。
「ちょっと待て、おまえ・・・
あのな・・・どっちが好きかと聞かれても・・・・
それはどんな意味で???」
そう聞き返した俺にきなこの眉毛が怒ったように吊り上がる。
「てっちゃんのバカバカバカバカバカ!!!
そんなこともわからないの?あほあほあほあほあほあほ!!!」
「いやいやいや・・・そんなこともとか言われても、正直唐突すぎて全然意味わからんしww」
「そんなんだからね!てっちゃんはクズだって言われるんだよ!!!
あたしがこーーーーーーーーーーーんなにアピールしてるのにぃぃぃぃぃいいい!!
バカなの?鈍感なの?あほなの?クズなの?インポなの!?」
「だから、インポ関係ないだろうがwwww」
「インポじゃないのにあたしになんにもしなかったのぉぉぉぉおおおお!!??」
あまりにもデカい声できなこが叫ぶから、通行人がぎょっとしてこっちを見ていく。
俺は苦笑して思い切りきなこの口を片手で覆った。
「あほかおまえwwwそんなことでっかい声で叫ぶんじゃねーwwww」
そう言った俺の手を払いのけて、きなこは更に叫んだ。
「あたし!!!今夜もてっちゃん宅行くんだからねぇぇぇえええええええええええ!!!」
「は?wwwwwww」
こうして今夜もまた、何故かきなこが俺の部屋に押しかけてくる羽目になったんだ・・・
「えー?だって面白いじゃない!Marinを支えるサポートメンバーが実は彼氏でしたとかw
Marinを音楽的にも支えたいから、近道じゃなくちゃんとオーディション受けて
必死でそばまで歩いてきたとか・・・女子としてはきゅんきゅんだよねw」
「いやいやいやw勝手に話作るのやめてほんとww」
なんのドラマだよ?っていう木下さんの妄想に苦笑して俺は思わずそう言った。
すると木下さんは、今度は微妙に意地悪そうに笑って言うのだった。
「大丈夫よ、週刊誌なんかにリークしないからw」
「だからほんとマジやめてwww」
そう言った俺が、何気なく視線を横に移したら・・・何故かきなこが、さっき以上にほっぺたを膨らませて、口の中に食い物詰め込みすぎたハムスターみたいになってた。
*
バンドのメンバーとも木下さんとも別れて、俺はきなこといつものように駅までの道のりを歩いていた。
何故かきなこは、めちゃくちゃ不機嫌そうだった。
あんまりにもほっぺたを膨らませたまま、珍しく無口に歩いてるもんだから、俺は思わずこう聞いた。
「おまえ、なんでさっきから、ハリセンボン通り越してハムスターみたいになってんの??」
きなこは相変わらずハムスターみたいにほっぺたを膨らませたまま、キッと俺を睨みつける。
「てっちゃんは・・・なんでそんなにクズなの!?」
「は????なんだよ今更www」
「今更だけど!!!今更だけど!!!!!なんでそんなにクズなのおおおおおお!?」
「いやいやまてまて・・・そりゃクズだけどw
おまえがハムスターみたいになってんのと、なんかそれ関係あんの?ww」
「ある!!!!」
「あぁ・・・そう」
「あぁ・・・そう、じゃない!!!!!
そこはちゃんと、しっかりすっきり理由を聞かないといけないことでしょ!?!?
てっちゃんのバカ!あほ!」
「えぇ・・・・??」
始まったぞ、またよくわからないきなこ理論ww
そもそも、なんでそこまで俺がきなこが拗ねてる訳を聞かないとならないのかww
そんなことを思ってると、いきなりきなこが立ち止まった。
それに釣られて、俺も思わず立ち止まる。
きなこは、大きな瞳でまっすぐに俺の顔を見ながら、寒かったのか自分のコートの襟を抑えた。
ハムスターみたいな表情から、急にバカ真面目な表情になって、何故か今にも泣きだしそうに眉間を寄せる。
その表情に焦って、俺は思わずきなこの肩を掴んだ。
「ばか、おまえw
何いきなり泣きそうな顔すんだよw」
「てっちゃんは・・・・」
「なんだよ、どうしたよ?」
「てっちゃんは・・・・っ!」
「な、なんだよ・・・?」
「てっちゃんは!!!」
「だからなんだよww」
俺が困って変な笑い方すると、肩を掴んでる俺の手を、冷たい指先でぎゅーっと握り返してきなこはまじまじと俺の顔を見上げた。
「てっちゃんは・・・あおちぃとあたし、どっちが好きなの?!」
「は・・・はい???」
なんかこの間も同じこと聞かれたような?
俺は、なんできなこがそんな風に聞いてくるのかまるで訳が分からず、まじまじときなこの顔を見つめ返す。
「ちょっと待て、おまえ・・・
あのな・・・どっちが好きかと聞かれても・・・・
それはどんな意味で???」
そう聞き返した俺にきなこの眉毛が怒ったように吊り上がる。
「てっちゃんのバカバカバカバカバカ!!!
そんなこともわからないの?あほあほあほあほあほあほ!!!」
「いやいやいや・・・そんなこともとか言われても、正直唐突すぎて全然意味わからんしww」
「そんなんだからね!てっちゃんはクズだって言われるんだよ!!!
あたしがこーーーーーーーーーーーんなにアピールしてるのにぃぃぃぃぃいいい!!
バカなの?鈍感なの?あほなの?クズなの?インポなの!?」
「だから、インポ関係ないだろうがwwww」
「インポじゃないのにあたしになんにもしなかったのぉぉぉぉおおおお!!??」
あまりにもデカい声できなこが叫ぶから、通行人がぎょっとしてこっちを見ていく。
俺は苦笑して思い切りきなこの口を片手で覆った。
「あほかおまえwwwそんなことでっかい声で叫ぶんじゃねーwwww」
そう言った俺の手を払いのけて、きなこは更に叫んだ。
「あたし!!!今夜もてっちゃん宅行くんだからねぇぇぇえええええええええええ!!!」
「は?wwwwwww」
こうして今夜もまた、何故かきなこが俺の部屋に押しかけてくる羽目になったんだ・・・
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