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ホテルの扉を開ける。目の前には佐久間の背中、そしてその奥には無機質な精算機が見えた。履いてくださいねと置いてあるホテルのスリッパに履き替えて、パタパタと足を鳴らしながら彼の背中を追った。
佐久間は雑に上着を脱ぎ捨てて、お風呂場へと歩いて行った。しばらくするとシャワー音が聞こえてきて、私は佐久間と自分の分の上着をハンガーにかけた。風呂場のバスタオルに付いている厚紙を取って、拭きやすいように置いておき、ベッドへダイブした。スマホでゲームをしながら佐久間を待つ。
「何してんの?せめてうがいでもしてきてくれる?俺他の男と間接キスする趣味ないんだけど。」
冷たい目で私を見下ろした佐久間は洗面所に目を向けた。私は佐久間に素直にしたがって、歯も磨いた。これで翔太の跡は消えてしまったはずだ。少しだけ満足したのか、佐久間はベッドに腰掛けて隣をポンポンと叩く。戸惑いながら私はそこへ座った。
「で?他の男んとこから来るための1時間ってわけ?」
「違う!」
私は正直に経緯を話した。その方がギクシャクしたこの雰囲気も和らぐかもしれないと思ったからだった。まあ、それは間違いだったわけだが。
「翔太、ね。」
さらに機嫌を悪くした佐久間は頭を掻き毟った。
「何?」
「お前さ、ずっと翔太のこと引きずってるよな。そもそも翔太のこと振ったのお前じゃん。」
「そうだけど、引きずってないし佐久間に関係ないじゃん!」
私がムキになって言い返すと、佐久間は何か小さく呟いて私のことを乱雑に押し倒した。
「忘れてたわ、俺溜まってんだよね。」
その言葉を境に佐久間は無言になった。私の服をたくし上げ、ブラをずらして乳房の先を口に含む。私の待っては彼には聞こえていない。彼を引き剥がそうと抵抗すると簡単に私の腕は頭上でまとめられてしまった。言葉さえも煩わしかったのか、キスで口を塞がれてしまった。いつもとは違う、貪るような乱暴なものだが、垣間見える優しさに心がズキズキする。
抵抗の無駄さを悟り、私は腕の力を抜いた。少し赤くなった私の手首に口付けを落としたあと、私の胸元に吸い付いた。チクリと痛みが走り、一度もつけられたことがなかった印がつけられたと気がついたのは数秒後だった。タガが外れてしまったのか何箇所も追加で赤い花が散る。
突然の独占欲に私の頭は大混乱だった。気がつけば目尻からは涙が溢れ、普段の佐久間を探していた。服はもう殆ど身につけていない。
「やだ…佐久間、やだ…」
「…翔太はお前のこんな姿知らないもんな。」
おそらく二本の指が一気に私の中を掻き分けた。虚しいが私の身体は佐久間を少なくとも拒絶しない。吐息に甘さが混じり出す。
ぐちゅぐちゅ、全く純粋でない音が聞こえる。指を抜かれ、股の間には佐久間の顔があった。ぬるりと間をなぞるように舐められて、彼は突起を見つけて舌で軽く押す。私は背中をそらして反応する。
「イかなかったらやめてやるよ。」
悪い笑顔で佐久間は言う。こくこくと頷いた私だが、勝てる気はしなかった。佐久間もきっとやめる気はない。けど、万が一にかけて私は我慢をする。
親指で蕾を優しく擦りながら、細長い中指は一点をぐっと中から押してくる。何かがくる、と言う感覚で、到底抗えるものでないことは知っているができるだけ挑戦はしてみる。中に入れられた指は二本に増えて、また私の好きなところを永遠に刺激される。緩急はない、一定のペースで。
「あっ、やっ、ずるい…あっ。」
「ずるくない。」
我慢しようにも漏れ出る声をできるだけ少なくして、達することだけを我慢する。かぷりと私の大好きな先っぽを甘噛みされてしまい、私のダムは決壊する。嬌声をあげ、淫らに腰をガクガクと揺らした。肩で呼吸をするしかない。
「じゃあ、お前の…志穂の負けだから。」
いきなり名前を呼ばれて戸惑う私を無視して彼は私のナカに侵入する。佐久間の形を認識させられて、私のナカは賢いので肉棒を締めあげる。ゆっくり、深く彼は動き始めた。
ぐいっと腕を引っ張られて座位の体勢を取る。下からズンズン突き上げられると私は一瞬で絶頂に達した。
「これだめぇ…」
「弱いのは知ってるから。」
無表情で眉間にシワを寄せる佐久間に不覚にも興奮してしまう。何度もイかされて私の足はもうガクガクだ。
後ろ向きに寝かされて、挿入され、腰を抱き上げられる。今度はバックだ。奥の気持ちいいところにまた佐久間が当たる。私の一番好きな体位で突かれて、気持ち良さで頭は真っ白だ。
「さく、まぁ…っ。」
「圭って呼んで。」
「圭っ、あっ…圭ぃ、気持ちいい…。」
私達の間にもう気まずさはなかった。どうして怒ってるのとかそんなに翔太のこと嫌いなのとか、色々聞きたいことはあったはずなのに今は行為による快楽のことしか考えられなかった。
ごめん、出ると断られ、佐久間は私の中に欲を吐き出した。そしてすぐにゴムを付け直して割れ目にあてがう。もちろん私の抵抗は意に介さないようで、私の耳を舐めあげる。
「溜まってるって言ってるでしょ。言うこと聞いて、ね?可愛いよ、志穂。好きだよ。」
「たまりすぎ。」
虚しい嘘が紡がれて、その心地よさに私は身を任せる。歪んだ私達の関係に好きという2文字は不要だ。邪魔だ。敢えて聞き逃したフリをして私は喘ぐ。
好きなんて、いらない。
佐久間はもう一度シャワーを浴びに行った。ドア越しに聞こえるシャワー音は情事の終了に聞く風情ある音だ。目を閉じて流水音に耳を傾けた。
私の身体に散りばめられた赤い点は見えるところだけでも8個あった。バックをしているときにも付けられたような気がするのでもっとあるんだろう。
風呂場のドアが開いたので私はバスタオルを持って佐久間を抱きしめた。彼の体を綺麗に拭きあげる。軽くしまった腹筋をなぞって、水気がなくなったそこに軽くキスを落とした。
「え、なに、もっかいしたいの?元気だね。」
「違う!」
からわれて私はまたムキになる。優しく頭を撫でられて、ベッドへと誘われた。佐久間は私を後ろから抱きしめて、背中にキスをしてきた。——その後胸を揉んで私に手を振り払われた事は置いておく。
「なんかさ、久しぶりに翔太にムカついたわ。」
「どうして?」
「そりゃ可愛い可愛い俺のセフレちゃんにキスされたらムカつくでしょ。」
佐久間は優しく私の唇をなぞり、触れるだけのキスを落とした。
「うわあ、誤魔化してる。」
「ただ近くに俺はいたのに何もできなくて腹立つってだけだよ。あとその元彼は何?そんな奴いたっけ。」
「いたよ。聞いても楽しいことないけど。」
私は目を逸らした。アイツだけは本当にロクな奴じゃない。
「それって、渋川が大きな音苦手になった原因?」
「そう。あと髪の毛引っ張られるのが苦手なのもアイツのせい。」
「そっか…。」
何も言わず、佐久間は私の頭を撫でてくれる。彼の胸に顔を埋めて、私は少し眠りにつくことにした。私が規則正しい寝息を立てるまで佐久間は頭を撫で続けてくれた。
「いつまで翔太と佐久間なんだろうな。」
佐久間の呟きは私には聞こえていなかった。
佐久間は雑に上着を脱ぎ捨てて、お風呂場へと歩いて行った。しばらくするとシャワー音が聞こえてきて、私は佐久間と自分の分の上着をハンガーにかけた。風呂場のバスタオルに付いている厚紙を取って、拭きやすいように置いておき、ベッドへダイブした。スマホでゲームをしながら佐久間を待つ。
「何してんの?せめてうがいでもしてきてくれる?俺他の男と間接キスする趣味ないんだけど。」
冷たい目で私を見下ろした佐久間は洗面所に目を向けた。私は佐久間に素直にしたがって、歯も磨いた。これで翔太の跡は消えてしまったはずだ。少しだけ満足したのか、佐久間はベッドに腰掛けて隣をポンポンと叩く。戸惑いながら私はそこへ座った。
「で?他の男んとこから来るための1時間ってわけ?」
「違う!」
私は正直に経緯を話した。その方がギクシャクしたこの雰囲気も和らぐかもしれないと思ったからだった。まあ、それは間違いだったわけだが。
「翔太、ね。」
さらに機嫌を悪くした佐久間は頭を掻き毟った。
「何?」
「お前さ、ずっと翔太のこと引きずってるよな。そもそも翔太のこと振ったのお前じゃん。」
「そうだけど、引きずってないし佐久間に関係ないじゃん!」
私がムキになって言い返すと、佐久間は何か小さく呟いて私のことを乱雑に押し倒した。
「忘れてたわ、俺溜まってんだよね。」
その言葉を境に佐久間は無言になった。私の服をたくし上げ、ブラをずらして乳房の先を口に含む。私の待っては彼には聞こえていない。彼を引き剥がそうと抵抗すると簡単に私の腕は頭上でまとめられてしまった。言葉さえも煩わしかったのか、キスで口を塞がれてしまった。いつもとは違う、貪るような乱暴なものだが、垣間見える優しさに心がズキズキする。
抵抗の無駄さを悟り、私は腕の力を抜いた。少し赤くなった私の手首に口付けを落としたあと、私の胸元に吸い付いた。チクリと痛みが走り、一度もつけられたことがなかった印がつけられたと気がついたのは数秒後だった。タガが外れてしまったのか何箇所も追加で赤い花が散る。
突然の独占欲に私の頭は大混乱だった。気がつけば目尻からは涙が溢れ、普段の佐久間を探していた。服はもう殆ど身につけていない。
「やだ…佐久間、やだ…」
「…翔太はお前のこんな姿知らないもんな。」
おそらく二本の指が一気に私の中を掻き分けた。虚しいが私の身体は佐久間を少なくとも拒絶しない。吐息に甘さが混じり出す。
ぐちゅぐちゅ、全く純粋でない音が聞こえる。指を抜かれ、股の間には佐久間の顔があった。ぬるりと間をなぞるように舐められて、彼は突起を見つけて舌で軽く押す。私は背中をそらして反応する。
「イかなかったらやめてやるよ。」
悪い笑顔で佐久間は言う。こくこくと頷いた私だが、勝てる気はしなかった。佐久間もきっとやめる気はない。けど、万が一にかけて私は我慢をする。
親指で蕾を優しく擦りながら、細長い中指は一点をぐっと中から押してくる。何かがくる、と言う感覚で、到底抗えるものでないことは知っているができるだけ挑戦はしてみる。中に入れられた指は二本に増えて、また私の好きなところを永遠に刺激される。緩急はない、一定のペースで。
「あっ、やっ、ずるい…あっ。」
「ずるくない。」
我慢しようにも漏れ出る声をできるだけ少なくして、達することだけを我慢する。かぷりと私の大好きな先っぽを甘噛みされてしまい、私のダムは決壊する。嬌声をあげ、淫らに腰をガクガクと揺らした。肩で呼吸をするしかない。
「じゃあ、お前の…志穂の負けだから。」
いきなり名前を呼ばれて戸惑う私を無視して彼は私のナカに侵入する。佐久間の形を認識させられて、私のナカは賢いので肉棒を締めあげる。ゆっくり、深く彼は動き始めた。
ぐいっと腕を引っ張られて座位の体勢を取る。下からズンズン突き上げられると私は一瞬で絶頂に達した。
「これだめぇ…」
「弱いのは知ってるから。」
無表情で眉間にシワを寄せる佐久間に不覚にも興奮してしまう。何度もイかされて私の足はもうガクガクだ。
後ろ向きに寝かされて、挿入され、腰を抱き上げられる。今度はバックだ。奥の気持ちいいところにまた佐久間が当たる。私の一番好きな体位で突かれて、気持ち良さで頭は真っ白だ。
「さく、まぁ…っ。」
「圭って呼んで。」
「圭っ、あっ…圭ぃ、気持ちいい…。」
私達の間にもう気まずさはなかった。どうして怒ってるのとかそんなに翔太のこと嫌いなのとか、色々聞きたいことはあったはずなのに今は行為による快楽のことしか考えられなかった。
ごめん、出ると断られ、佐久間は私の中に欲を吐き出した。そしてすぐにゴムを付け直して割れ目にあてがう。もちろん私の抵抗は意に介さないようで、私の耳を舐めあげる。
「溜まってるって言ってるでしょ。言うこと聞いて、ね?可愛いよ、志穂。好きだよ。」
「たまりすぎ。」
虚しい嘘が紡がれて、その心地よさに私は身を任せる。歪んだ私達の関係に好きという2文字は不要だ。邪魔だ。敢えて聞き逃したフリをして私は喘ぐ。
好きなんて、いらない。
佐久間はもう一度シャワーを浴びに行った。ドア越しに聞こえるシャワー音は情事の終了に聞く風情ある音だ。目を閉じて流水音に耳を傾けた。
私の身体に散りばめられた赤い点は見えるところだけでも8個あった。バックをしているときにも付けられたような気がするのでもっとあるんだろう。
風呂場のドアが開いたので私はバスタオルを持って佐久間を抱きしめた。彼の体を綺麗に拭きあげる。軽くしまった腹筋をなぞって、水気がなくなったそこに軽くキスを落とした。
「え、なに、もっかいしたいの?元気だね。」
「違う!」
からわれて私はまたムキになる。優しく頭を撫でられて、ベッドへと誘われた。佐久間は私を後ろから抱きしめて、背中にキスをしてきた。——その後胸を揉んで私に手を振り払われた事は置いておく。
「なんかさ、久しぶりに翔太にムカついたわ。」
「どうして?」
「そりゃ可愛い可愛い俺のセフレちゃんにキスされたらムカつくでしょ。」
佐久間は優しく私の唇をなぞり、触れるだけのキスを落とした。
「うわあ、誤魔化してる。」
「ただ近くに俺はいたのに何もできなくて腹立つってだけだよ。あとその元彼は何?そんな奴いたっけ。」
「いたよ。聞いても楽しいことないけど。」
私は目を逸らした。アイツだけは本当にロクな奴じゃない。
「それって、渋川が大きな音苦手になった原因?」
「そう。あと髪の毛引っ張られるのが苦手なのもアイツのせい。」
「そっか…。」
何も言わず、佐久間は私の頭を撫でてくれる。彼の胸に顔を埋めて、私は少し眠りにつくことにした。私が規則正しい寝息を立てるまで佐久間は頭を撫で続けてくれた。
「いつまで翔太と佐久間なんだろうな。」
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