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異国編:ジッピン前編:出会い
【247話】薄雪
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「うわぁぁん!アーサー呆れて出て行っちゃったよぉぉ…。さすがに嫌われたかも…。ふえええん…」
アーサーが部屋を出て行ったあと、モニカは床に倒れこんで奇声を発しながらゴロゴロ転がっていた。自分でもひどい態度をとってしまったことは自覚しているのだが、アーサーが女性に対してああいった反応をしたことが初めてで感情をおさえられなかったようだ。このまま帰ってこなかったらどうしようと不安でグルグルしていると、どこからか小さい声が聞こえてきた。
「もし…」
「もし…」
「ん?」
モニカは顔をあげて声の元を探した。きょろきょろと客室を見渡すと、二人の少女が襖から顔を覗かせていた。今朝キヨハルの部屋にいた子どもだ。モニカは驚いてがばっと身を起こした。
「わ!あなたたちまだそこにいたの?!」
「いた」
「ずっと」
「見てた」
「えっ!さっきの私ずっと見られてたの?!」
「うん」
「ゴロゴロしてた」
「変な声だしながら」
「きゃぁぁ…っ。忘れて…忘れてぇぇぇ…っ」
モニカは顔を真っ赤にして少女たちに駆け寄った。
「今見たことは誰にも言わないで?!ね?!」
「言わない」
「言わない」
「よかったぁー…」
大騒ぎしているモニカを少女たちはじっと見つめている。無表情で見られているとモニカのテンションもだんだんと平常に戻って来た。モニカが彼女たちに驚かないのは、服屋に行く前に一度襖の奥にいる彼女たちを見ていたからだ。そのときモニカが「あれっ?」と声をあげると、少女たちが「しー」と唇に指を当てたのでアーサーに彼女たちのことを言わなかった。そのとき少女たちが「かくれんぼしてる」「見つかっちゃだめ」と言っていたことを思い出し、モニカは尋ねた。
「かくれんぼ、まだしてるの?」
「ううん。終わった」
「見つかった」
「そっかあ。じゃあどうしてここにいるの?」
「助けてほしい」
「来て」
「え?」
少女は襖から出てモニカの手を引いた。客室を出て、屋敷の裏の森へ連れて行かれる。モニカは戸惑いながら少女に声をかけた。
「あ、あの…どこいくの?助けてほしいって誰を?」
「あなたの雷でヌシサマ怪我した」
「うっ…」
「治して」
「治して」
「私の雷で怪我した人がいたなんて…。ううう…申し訳なさすぎるよお…」
「治してくれる?」
「もちろん治すわ。どこにいるの?」
「こっち」
「もう少し」
森の奥を進む少女たちについていく。しばらく歩いていると、大木に背中をもたれかけている青年がいた。彼は青白い顔をして口から血を流している。モニカは慌てて駆け寄り回復魔法をかけた。
「だ…大丈夫ですか?!すぐ治すから…!」
「ん…」
モニカの魔法のおかげで徐々に回復している青年は、ゆっくりと目を開けてモニカを見た。白い髪に赤い瞳。この国では珍しい色だ。彼はモニカに回復魔法をかけられていることに気付き、なんとも言えない顔で小さく笑った。
「私を治癒するなんて…変わったお方だ」
「この子たちに、私の雷のせいで怪我したって聞きました…。本当にごめんなさい!すぐ治すから…!」
「ありがとうございます…。あなた、お名前は…?」
「モニカよ」
「…そうですか。モニカ…。良い名だ。確かどこかに同じ名の花があった気がする」
「お花?モニカってお花があるの?」
「ええ。黄色くてふわふわしている花ですよ。あなたにそっくりな花」
「なんだか照れるなあ」
青年はモニカを見てクスっと笑った。
「私の名は薄雪と申します」
「ウスユキ…。綺麗な名前だね!」
「ふふ。ありがとう。…それにしても質の良い治癒術ですね。あなたのおかげですっかり治りました。ありがとうございます」
薄雪はそう言ってふわりと立ち上がった。傍で様子を見ていた少女二人に目を向けて優しく微笑む。
「蓮華、蕣、助かりました。ありがとう」
「ヌシサマがご無事でよかった」
レンゲ、ムクゲと呼ばれた少女二人は身を寄せてきゅっと薄雪の着物を掴んだ。薄雪は母親のような優しい表情で彼女たちの頭をそっと撫でている。その様子がとても微笑ましく、モニカは目じりを下げて眺めていた。レンゲとムクゲを安心させたあと、薄雪はモニカに視線を移し声をかけた。
「モニカ。夜の森は危ない。もう屋敷に戻りなさい。お礼は後日改めて」
「そんな!私の雷のせいで怪我してたんだから、お礼なんていらないよ!」
「蓮華、蕣。彼女を屋敷へ」
「はい」
「はい」
レンゲとムクゲは薄雪の元を離れモニカの手を引いた。モニカが「えっ、ちょっと、ウスユキ…」とその場に留まろうと足を踏ん張っても、二人にグイグイ手を引っ張られて屋敷へ戻るしかなかった。薄雪は遠のく彼女たちの姿が見えなくなるまで、その場で薄い微笑みを浮かべて見送っていた。
屋敷へ戻ると、レンゲとムクゲはぱっとモニカの手を離した。客室がある方向を指さし「あっち」と言い、逆方向を指さし「わたしたち、こっち」と言った。
「ああ、自分たちのお部屋に戻るのね。おやすみなさい」
「おやすみ」
「またね」
「またねー」
レンゲとムクゲは手を繋いで廊下をゆっくり歩いて行った。モニカも客室へ戻るため廊下を歩いていると、血相を変えたアーサーがドタバタと走ってきた。モニカの顔を見てぶわっと涙が溢れている。そのままの勢いでモニカに抱きつき、「モニカァァァ!!」とわんわん泣きだした。
「えっ、ちょっと、どうしたの?!」
「ヴァジーの部屋から戻ったらモニカいなくってぇ…!お屋敷の中探しても探してもいなくってぇ…!!僕がモニカを怒らせちゃったから家出したのかと思ったよぉぉぉ…!!無事でよかったぁぁあモニカぁぁぁっ!!!」
「あっ…」
そう言えばアーサーにつっけんどんな態度をとっていたことを、薄雪との出会いですっかり忘れていた。モニカはアーサーの頭を撫でて安心させる。
「アーサー、ごめんなさい…。わたし、アーサーにひどい態度取っちゃって…。その上こんなに心配させちゃって」
「いいんだよぉぉ…モニカが無事だったらそれでいいんだよぉぉ…」
「ごめんね…不安にさせちゃったよね。ほら、ここだとキヨハルさんに迷惑がかかるから、客室に戻りましょう?」
「うん…グス…」
客室へ戻ったアーサーとモニカは、布団を広げて横になりながらお話した。アーサーが落ち着くまで少し時間がかかり、落ち着いてからもモニカにしがみついて離れなかった。よほどモニカがいなくなったことで動揺したのだろう。
「アーサー、落ち着いた?」
「うん…。でもモニカ、こんな遅くにどこ行ってたの…?」
「えっとね、さっきの私の雷で怪我した人を治してた…」
「え"っ、雷を人に当てちゃったの?!」
「そうみたい…。ううう…アーサーだけじゃなく知らない人にまで迷惑かけちゃったよぉ…」
「その人の怪我は治ったの?」
「うん!完治したはず!」
「そっか。それならよかった。これから気を付けようね」
「うん…。それで、アーサーはヴァジーに何を教えてもらってたの?」
「ジッピンのことばだよ。ほら、ノリスケさんとかキヨハルさんと、ずっと言葉が通じないのはいやでしょ?だからヴァジーに教えてもらおうと思って」
「わあ、それはいいわね!アーサーならきっとすぐ覚えられるもんね!」
「うん…。文字と聞き取りはできるようになったけど、発音がちょっと難しいんだあ…」
「そうなんだあ。私も勉強したいなあ」
「わ!だったら一緒にヴァジーに教えてもらおうよ!!僕、これから毎日1時間教えてもらうんだあ。モニカもどう?」
「そうなの?!私も習いたい!!」
「えへへ、決まりだね!ジッピンの人たちとお話できるようになるの楽しみだね!」
「たのしみー!!」
すっかり仲直りした双子は、ひとつの布団の中に入りくっついて眠った。眠りに落ちる少し前に、モニカはふと不思議に思った。
(あれ…?どうして私、ウスユキやレンゲ、ムクゲと普通に会話できてたんだろう…?)
アーサーが部屋を出て行ったあと、モニカは床に倒れこんで奇声を発しながらゴロゴロ転がっていた。自分でもひどい態度をとってしまったことは自覚しているのだが、アーサーが女性に対してああいった反応をしたことが初めてで感情をおさえられなかったようだ。このまま帰ってこなかったらどうしようと不安でグルグルしていると、どこからか小さい声が聞こえてきた。
「もし…」
「もし…」
「ん?」
モニカは顔をあげて声の元を探した。きょろきょろと客室を見渡すと、二人の少女が襖から顔を覗かせていた。今朝キヨハルの部屋にいた子どもだ。モニカは驚いてがばっと身を起こした。
「わ!あなたたちまだそこにいたの?!」
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「変な声だしながら」
「きゃぁぁ…っ。忘れて…忘れてぇぇぇ…っ」
モニカは顔を真っ赤にして少女たちに駆け寄った。
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「言わない」
「言わない」
「よかったぁー…」
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「かくれんぼ、まだしてるの?」
「ううん。終わった」
「見つかった」
「そっかあ。じゃあどうしてここにいるの?」
「助けてほしい」
「来て」
「え?」
少女は襖から出てモニカの手を引いた。客室を出て、屋敷の裏の森へ連れて行かれる。モニカは戸惑いながら少女に声をかけた。
「あ、あの…どこいくの?助けてほしいって誰を?」
「あなたの雷でヌシサマ怪我した」
「うっ…」
「治して」
「治して」
「私の雷で怪我した人がいたなんて…。ううう…申し訳なさすぎるよお…」
「治してくれる?」
「もちろん治すわ。どこにいるの?」
「こっち」
「もう少し」
森の奥を進む少女たちについていく。しばらく歩いていると、大木に背中をもたれかけている青年がいた。彼は青白い顔をして口から血を流している。モニカは慌てて駆け寄り回復魔法をかけた。
「だ…大丈夫ですか?!すぐ治すから…!」
「ん…」
モニカの魔法のおかげで徐々に回復している青年は、ゆっくりと目を開けてモニカを見た。白い髪に赤い瞳。この国では珍しい色だ。彼はモニカに回復魔法をかけられていることに気付き、なんとも言えない顔で小さく笑った。
「私を治癒するなんて…変わったお方だ」
「この子たちに、私の雷のせいで怪我したって聞きました…。本当にごめんなさい!すぐ治すから…!」
「ありがとうございます…。あなた、お名前は…?」
「モニカよ」
「…そうですか。モニカ…。良い名だ。確かどこかに同じ名の花があった気がする」
「お花?モニカってお花があるの?」
「ええ。黄色くてふわふわしている花ですよ。あなたにそっくりな花」
「なんだか照れるなあ」
青年はモニカを見てクスっと笑った。
「私の名は薄雪と申します」
「ウスユキ…。綺麗な名前だね!」
「ふふ。ありがとう。…それにしても質の良い治癒術ですね。あなたのおかげですっかり治りました。ありがとうございます」
薄雪はそう言ってふわりと立ち上がった。傍で様子を見ていた少女二人に目を向けて優しく微笑む。
「蓮華、蕣、助かりました。ありがとう」
「ヌシサマがご無事でよかった」
レンゲ、ムクゲと呼ばれた少女二人は身を寄せてきゅっと薄雪の着物を掴んだ。薄雪は母親のような優しい表情で彼女たちの頭をそっと撫でている。その様子がとても微笑ましく、モニカは目じりを下げて眺めていた。レンゲとムクゲを安心させたあと、薄雪はモニカに視線を移し声をかけた。
「モニカ。夜の森は危ない。もう屋敷に戻りなさい。お礼は後日改めて」
「そんな!私の雷のせいで怪我してたんだから、お礼なんていらないよ!」
「蓮華、蕣。彼女を屋敷へ」
「はい」
「はい」
レンゲとムクゲは薄雪の元を離れモニカの手を引いた。モニカが「えっ、ちょっと、ウスユキ…」とその場に留まろうと足を踏ん張っても、二人にグイグイ手を引っ張られて屋敷へ戻るしかなかった。薄雪は遠のく彼女たちの姿が見えなくなるまで、その場で薄い微笑みを浮かべて見送っていた。
屋敷へ戻ると、レンゲとムクゲはぱっとモニカの手を離した。客室がある方向を指さし「あっち」と言い、逆方向を指さし「わたしたち、こっち」と言った。
「ああ、自分たちのお部屋に戻るのね。おやすみなさい」
「おやすみ」
「またね」
「またねー」
レンゲとムクゲは手を繋いで廊下をゆっくり歩いて行った。モニカも客室へ戻るため廊下を歩いていると、血相を変えたアーサーがドタバタと走ってきた。モニカの顔を見てぶわっと涙が溢れている。そのままの勢いでモニカに抱きつき、「モニカァァァ!!」とわんわん泣きだした。
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「ヴァジーの部屋から戻ったらモニカいなくってぇ…!お屋敷の中探しても探してもいなくってぇ…!!僕がモニカを怒らせちゃったから家出したのかと思ったよぉぉぉ…!!無事でよかったぁぁあモニカぁぁぁっ!!!」
「あっ…」
そう言えばアーサーにつっけんどんな態度をとっていたことを、薄雪との出会いですっかり忘れていた。モニカはアーサーの頭を撫でて安心させる。
「アーサー、ごめんなさい…。わたし、アーサーにひどい態度取っちゃって…。その上こんなに心配させちゃって」
「いいんだよぉぉ…モニカが無事だったらそれでいいんだよぉぉ…」
「ごめんね…不安にさせちゃったよね。ほら、ここだとキヨハルさんに迷惑がかかるから、客室に戻りましょう?」
「うん…グス…」
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「アーサー、落ち着いた?」
「うん…。でもモニカ、こんな遅くにどこ行ってたの…?」
「えっとね、さっきの私の雷で怪我した人を治してた…」
「え"っ、雷を人に当てちゃったの?!」
「そうみたい…。ううう…アーサーだけじゃなく知らない人にまで迷惑かけちゃったよぉ…」
「その人の怪我は治ったの?」
「うん!完治したはず!」
「そっか。それならよかった。これから気を付けようね」
「うん…。それで、アーサーはヴァジーに何を教えてもらってたの?」
「ジッピンのことばだよ。ほら、ノリスケさんとかキヨハルさんと、ずっと言葉が通じないのはいやでしょ?だからヴァジーに教えてもらおうと思って」
「わあ、それはいいわね!アーサーならきっとすぐ覚えられるもんね!」
「うん…。文字と聞き取りはできるようになったけど、発音がちょっと難しいんだあ…」
「そうなんだあ。私も勉強したいなあ」
「わ!だったら一緒にヴァジーに教えてもらおうよ!!僕、これから毎日1時間教えてもらうんだあ。モニカもどう?」
「そうなの?!私も習いたい!!」
「えへへ、決まりだね!ジッピンの人たちとお話できるようになるの楽しみだね!」
「たのしみー!!」
すっかり仲直りした双子は、ひとつの布団の中に入りくっついて眠った。眠りに落ちる少し前に、モニカはふと不思議に思った。
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