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異国編:ジッピン後編:別れ
【297話】物の怪とあやかし
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月下を看取ったあと、アーサーはモニカたちがいる場所へ駆け寄った。
「モニカ!みんな大丈夫?!」
「ナツさん以外は完治したわ!ナツさんの指はすぐには完全には治せてない!でも数日で治るはず」
「そっか…よかった…」
「それより、モノノケは死んだの?」
「うん…」
しょんぼりと頷くアーサーに、モニカは呆れたように尋ねた。
「どうしてそんな顔するの?」
「…分からない。あのモノノケは倒したほうが良かったって分かってるんだけど…、なんだか…モヤモヤ…」
「まったく。優しすぎるのよアーサーは。アーサーのそういうところきらいじゃないけど、その優しさはいつかきっと自分を苦しめちゃうわよ」
「分かってるんだけどなあ…」
アーサーとモニカがジッピンのことばで会話をしていると、トウジが手を叩いて二人に注意を向けさせた。
「さて、アーサーが物の怪を倒してくれたおかげで依頼は完了だ。森の外へおびき寄せる依頼だったのに倒しちまうなんて、喜代春さんから追加報酬もらえること間違いなしだ!…俺たちはなにもできなかったけど…」
「すまないなアーサー、モニカ。支援組だったはずなのに、すっかり足手まといになっちまった」
「…不甲斐ない」
「申し訳ありません…」
「ううん!!みなさんの知識のおかげでモノノケを倒せたんです!シンジュツの話を聞いてなかったら倒せませんでした!ありがとうございます!」
「エリガオ!!」
「…しかしモニカが神術を使えるとは…。ばんすてぃーんでは皆使えるのか?」
「いいえ。バンスティンでもこの魔法を使える人はほとんどいいません。モニカはすごい魔法使いなんです!」
「エヘヘ」
アーサーが自慢げにモニカの肩を抱いた。モニカもまんざらではなさそうに照れ笑いをしている。狩怪隊たちの態度は森へ入る前と全く違っていた。
「…呪文もなしに私より強い火魔法を操り、それどころか神術まで使えるとは…。恐れ入った」
「弱っていたとはいえあの物の怪を倒したアーサー…。いやそれよりびっくりしたのはお前の打たれ強さと回復力の早さだがな…」
「見くびっていた。申し訳ない」
「申し訳ありません」
「あやまらないで!」
「フン!ワタシノ オニイチャン スゴカッタデショ ハル!!」
「ちょっとモニカ!」
「…認めよう。アーサーは細っこいが…間違いなく強く優秀だ」
「ヘヘーン!!」
「さっ、早く喜代春さんへ報告に行こう。行くぞ」
「はい」
「…待て」
アキラとナツが帰路につこうとしたとき、ハルが兄の手を掴んで制止した。振り返ると森の奥を警戒している。トウジも何かに気付き刀の柄に手を添えていた。アーサーとモニカも、別方向の森の奥を見て剣と杖を構えている。
アキラとハルもすぐに異変を感じ取った。だんだんと増えていく物の怪の気配。殺気。そして遠くから聞こえる、物の怪の声。
「ヤットキエタ…」
「アイツキエタ…」
「モウオレタチクウヤツイナイ…」
「ウマイニオイスル…」
「ウスユキダ…」
「ウスユキ ヨワッテル…」
「イマナラ…クエル…」
「クウ…」
「ウマソウ…」
「ウマソウ…」
「な…なんだこの数は?!」
のそり、のそりと物の怪が歩いてくる。ゴブリン級の物の怪もいれば、明らかに知性があり図体が大きなものもいる。四方八方から物の怪が現れ、あっという間に取り囲まれてしまった。
「どうやらあの物の怪を恐れて隠れていたものたちのようですね」
「あいつが死んで出てきたってわけか…!この森にこんなに物の怪が棲んでいたなんて…!」
「うだうだ言ってても仕方ねえ!戦うしかねえだろう!!」
「ああ。こういうやつらなら得意分野だ。役に立って見せよう」
「僕も戦う!」
「私だって!」
トウジ、アキラ、アーサーが森の奥へ突っ込んでいった。トウジは全力で走りながらバッタバッタと物の怪の首を掻き切っていく。身軽で飛び跳ねるように動き回り、物の怪は彼を捕らえられず混乱していた。そんな物の怪たちをアキラが弓で倒していく。抜群のコンビネーションに、アーサーは「すごーい!」と歓声をあげた。
「かっこいいー!!二人とも強い!!僕もがんばらなくちゃ!!」
アーサーも負けず劣らず次々と物の怪を仕留めていく。トウジとアキラの邪魔にならないよう、少し離れた場所で戦っていた。大きな物の怪も、アーサーにかかれば一太刀で首を斬り落とされた。
「ちょっとアーサー!私をほっとかないでよ!!」
「う、わー…」
モニカの声と共に、アーサーのまわりにいた物の怪が火だるまにされる。何度見てもモニカの魔法威力には恐怖を覚える。モニカはぷんぷんしながら兄に背中を預けて杖を構えた。
「もう!私抜きで戦うことに慣れちゃってさぁ!寂しいじゃない!」
「ごめんごめん!!…でもモニカの方が強いから僕足でまといだよ…?」
「アーサーにうしろを守ってもらえるから好き勝手できるのよ!私を守ってねアーサー!」
「…うん!!任せて!!」
別方向ではナツとハルが物の怪を倒していた。ハルが自然術で物の怪を倒し、ナツは弓で攻撃していた(ナツは治癒術しか使えないため、攻撃手段は弓)。
倒しても倒しても物の怪が湧いてくる。それほどまでに月下が恐れられていたのだろう。それほどまでに、物の怪が薄雪の血肉を求めているのだろう。
◇◇◇
彼らが森の奥へ入り込み物の怪と戦っているとき、キヨハルによって送り込まれたレンゲとムクゲが瀕死のウスユキを見つけた。座敷童は顔を真っ青にして主に駆け寄り抱きかかえる。森の奥から朝霧の叫び声が聞こえてきた。
「ヌシサマ!!」
「ヌシサマ!!」
《おせぇんだよガキどもボケコラァァァ!!!》
「どうしてこんなこと!!!」
「ヌシサマ!!ヌシサマ!!」
《この薄雪のアホ、自分を物の怪に食わせやがった!!しかも残された力もそいつのために使っちまった!!!いつ死んでもおかしくねえぞなんとかしろやボケェェ!!薄雪死んだらおまえらブッ刺してやるからなぁぁ?!》
「ヌシサマ!!」
「…蓮華…蕣…。ああ、最期に会えて良かった…」
「最期なんて言わないで!!!」
「治す!!治すから!!」
蓮華と蕣は泣きながら薄雪に術を施した。血が止まり、骨に肉が多少巻く程度には治癒させることができたが、彼女たちの力ではそこまでが限界だった。力を吸われ、血肉を失いすぎた薄雪は、この程度の治癒術では到底助けられそうにない。
「だめ…私たちだけじゃ…!」
「アルジサマなら…!」
「でもアルジサマは森に入れない…!」
「ヌシサマは森から出られない…!」
「…モニカなら…」
「でもアルジサマにモニカに触れるの禁じられた…!」
「どうしたら…!」
《馬鹿野郎!!焦りすぎて思考停止してんじゃねえよ!!!モニカに触れられない術をかけられてるのか?!》
「うん…」
《だったらさっさと喜代春に状況伝えに行け!!あいつなら血相変えてどうにかする!!蓮華!!おまえが喜代春呼びに行け!!蕣は治癒術を薄雪にかけ続けろ!!しょぼい術でもないよりはマシだ!!》
「…うん…!」
「アルジサマに伝えてくる…!」
《くそっ…!ここにきてあのアホボケ喜代春がしたこと全部裏目に出やがった…!何が守るためだ!!そのせいで薄雪死んじまうじゃねえかクソがぁ!!!》
「モニカ!みんな大丈夫?!」
「ナツさん以外は完治したわ!ナツさんの指はすぐには完全には治せてない!でも数日で治るはず」
「そっか…よかった…」
「それより、モノノケは死んだの?」
「うん…」
しょんぼりと頷くアーサーに、モニカは呆れたように尋ねた。
「どうしてそんな顔するの?」
「…分からない。あのモノノケは倒したほうが良かったって分かってるんだけど…、なんだか…モヤモヤ…」
「まったく。優しすぎるのよアーサーは。アーサーのそういうところきらいじゃないけど、その優しさはいつかきっと自分を苦しめちゃうわよ」
「分かってるんだけどなあ…」
アーサーとモニカがジッピンのことばで会話をしていると、トウジが手を叩いて二人に注意を向けさせた。
「さて、アーサーが物の怪を倒してくれたおかげで依頼は完了だ。森の外へおびき寄せる依頼だったのに倒しちまうなんて、喜代春さんから追加報酬もらえること間違いなしだ!…俺たちはなにもできなかったけど…」
「すまないなアーサー、モニカ。支援組だったはずなのに、すっかり足手まといになっちまった」
「…不甲斐ない」
「申し訳ありません…」
「ううん!!みなさんの知識のおかげでモノノケを倒せたんです!シンジュツの話を聞いてなかったら倒せませんでした!ありがとうございます!」
「エリガオ!!」
「…しかしモニカが神術を使えるとは…。ばんすてぃーんでは皆使えるのか?」
「いいえ。バンスティンでもこの魔法を使える人はほとんどいいません。モニカはすごい魔法使いなんです!」
「エヘヘ」
アーサーが自慢げにモニカの肩を抱いた。モニカもまんざらではなさそうに照れ笑いをしている。狩怪隊たちの態度は森へ入る前と全く違っていた。
「…呪文もなしに私より強い火魔法を操り、それどころか神術まで使えるとは…。恐れ入った」
「弱っていたとはいえあの物の怪を倒したアーサー…。いやそれよりびっくりしたのはお前の打たれ強さと回復力の早さだがな…」
「見くびっていた。申し訳ない」
「申し訳ありません」
「あやまらないで!」
「フン!ワタシノ オニイチャン スゴカッタデショ ハル!!」
「ちょっとモニカ!」
「…認めよう。アーサーは細っこいが…間違いなく強く優秀だ」
「ヘヘーン!!」
「さっ、早く喜代春さんへ報告に行こう。行くぞ」
「はい」
「…待て」
アキラとナツが帰路につこうとしたとき、ハルが兄の手を掴んで制止した。振り返ると森の奥を警戒している。トウジも何かに気付き刀の柄に手を添えていた。アーサーとモニカも、別方向の森の奥を見て剣と杖を構えている。
アキラとハルもすぐに異変を感じ取った。だんだんと増えていく物の怪の気配。殺気。そして遠くから聞こえる、物の怪の声。
「ヤットキエタ…」
「アイツキエタ…」
「モウオレタチクウヤツイナイ…」
「ウマイニオイスル…」
「ウスユキダ…」
「ウスユキ ヨワッテル…」
「イマナラ…クエル…」
「クウ…」
「ウマソウ…」
「ウマソウ…」
「な…なんだこの数は?!」
のそり、のそりと物の怪が歩いてくる。ゴブリン級の物の怪もいれば、明らかに知性があり図体が大きなものもいる。四方八方から物の怪が現れ、あっという間に取り囲まれてしまった。
「どうやらあの物の怪を恐れて隠れていたものたちのようですね」
「あいつが死んで出てきたってわけか…!この森にこんなに物の怪が棲んでいたなんて…!」
「うだうだ言ってても仕方ねえ!戦うしかねえだろう!!」
「ああ。こういうやつらなら得意分野だ。役に立って見せよう」
「僕も戦う!」
「私だって!」
トウジ、アキラ、アーサーが森の奥へ突っ込んでいった。トウジは全力で走りながらバッタバッタと物の怪の首を掻き切っていく。身軽で飛び跳ねるように動き回り、物の怪は彼を捕らえられず混乱していた。そんな物の怪たちをアキラが弓で倒していく。抜群のコンビネーションに、アーサーは「すごーい!」と歓声をあげた。
「かっこいいー!!二人とも強い!!僕もがんばらなくちゃ!!」
アーサーも負けず劣らず次々と物の怪を仕留めていく。トウジとアキラの邪魔にならないよう、少し離れた場所で戦っていた。大きな物の怪も、アーサーにかかれば一太刀で首を斬り落とされた。
「ちょっとアーサー!私をほっとかないでよ!!」
「う、わー…」
モニカの声と共に、アーサーのまわりにいた物の怪が火だるまにされる。何度見てもモニカの魔法威力には恐怖を覚える。モニカはぷんぷんしながら兄に背中を預けて杖を構えた。
「もう!私抜きで戦うことに慣れちゃってさぁ!寂しいじゃない!」
「ごめんごめん!!…でもモニカの方が強いから僕足でまといだよ…?」
「アーサーにうしろを守ってもらえるから好き勝手できるのよ!私を守ってねアーサー!」
「…うん!!任せて!!」
別方向ではナツとハルが物の怪を倒していた。ハルが自然術で物の怪を倒し、ナツは弓で攻撃していた(ナツは治癒術しか使えないため、攻撃手段は弓)。
倒しても倒しても物の怪が湧いてくる。それほどまでに月下が恐れられていたのだろう。それほどまでに、物の怪が薄雪の血肉を求めているのだろう。
◇◇◇
彼らが森の奥へ入り込み物の怪と戦っているとき、キヨハルによって送り込まれたレンゲとムクゲが瀕死のウスユキを見つけた。座敷童は顔を真っ青にして主に駆け寄り抱きかかえる。森の奥から朝霧の叫び声が聞こえてきた。
「ヌシサマ!!」
「ヌシサマ!!」
《おせぇんだよガキどもボケコラァァァ!!!》
「どうしてこんなこと!!!」
「ヌシサマ!!ヌシサマ!!」
《この薄雪のアホ、自分を物の怪に食わせやがった!!しかも残された力もそいつのために使っちまった!!!いつ死んでもおかしくねえぞなんとかしろやボケェェ!!薄雪死んだらおまえらブッ刺してやるからなぁぁ?!》
「ヌシサマ!!」
「…蓮華…蕣…。ああ、最期に会えて良かった…」
「最期なんて言わないで!!!」
「治す!!治すから!!」
蓮華と蕣は泣きながら薄雪に術を施した。血が止まり、骨に肉が多少巻く程度には治癒させることができたが、彼女たちの力ではそこまでが限界だった。力を吸われ、血肉を失いすぎた薄雪は、この程度の治癒術では到底助けられそうにない。
「だめ…私たちだけじゃ…!」
「アルジサマなら…!」
「でもアルジサマは森に入れない…!」
「ヌシサマは森から出られない…!」
「…モニカなら…」
「でもアルジサマにモニカに触れるの禁じられた…!」
「どうしたら…!」
《馬鹿野郎!!焦りすぎて思考停止してんじゃねえよ!!!モニカに触れられない術をかけられてるのか?!》
「うん…」
《だったらさっさと喜代春に状況伝えに行け!!あいつなら血相変えてどうにかする!!蓮華!!おまえが喜代春呼びに行け!!蕣は治癒術を薄雪にかけ続けろ!!しょぼい術でもないよりはマシだ!!》
「…うん…!」
「アルジサマに伝えてくる…!」
《くそっ…!ここにきてあのアホボケ喜代春がしたこと全部裏目に出やがった…!何が守るためだ!!そのせいで薄雪死んじまうじゃねえかクソがぁ!!!》
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