277 / 718
異国編:ジッピン後編:別れ
【296話】一夜
しおりを挟む
◆◆◆
《おいしいかい月下?》
《うん!おいしい!》
《よかった。たんとお食べ》
《うん!》
《しかしおまえはよく食うなあ!そんなんだからデブなんだよ!》
《ふくよかなことは良いことだよ朝霧。食べるということは生きる意志があるということ。ふくよかであることは幸せの証。とても愛らしいじゃないか》
《薄雪おまえなあ…。こいつ拾ってから甘やかしすぎなんだよ!!自分のメシも全部こいつに食われてるじゃねえか!!》
《かまわない。私は水と花の蜜さえあれば生きていけるから》
《かー!ヒトだけかと思えば物の怪にさえ情を移すのかお前はぁぁっ!》
《この子は今まで愛情を一滴も注がれなかった。少しくらい多めに注いであげてもいいじゃないか》
《薄雪!これも食べていーい?!》
《いいよ。好きなものはすべて食べなさい》
《やったぁ!ぼくおいしいもの食べるのだいすき!!》
《いいことだ。でも、食べてはいけないものがある》
《なあに?》
《毒のあるものと、イキモノ》
《どうして?》
《どちらも君を穢すから。…って、聞いてないね》
《食うのに夢中になってんじゃねえよ!!いいか?!お前は物の怪のくせにイキモノを食ってこなかった!!命を奪ったことのないおまえだから、物の怪にもかかわらず大木古桜の清気に拒絶されなかったんだ!!一匹でもイキモノ食ってみろ!!お前はもう薄雪のそばでいられなくなるぞ!!っておい!!俺の話を聞け!!》
《…ふふ。むずかしいことは今度話そう。こんなに幸せそうに食べているのだから》
《チッ…》
《月下の美人は一夜しか花を咲かせないと言うが…、君の一夜はいつだろうね。その時が楽しみだな》
《ふん。一夜と言わずずっと花開かせたままにしてやれよ。お前ならできるだろう》
《相変わらず風情がないね、朝霧は。花は閉じるからこそ美しいのだよ》
《ずっと満開の花咲かせてるおまえがよく言う…。いや、だからこそか…》
◆◆◆
「殺じでやるぅぅぅぅっ!!!」
「えーーー!!急になに?!」
鬼の形相で襲い掛かってきた月下に面食らいながらも、アーサーはさっと身をかわしソレの首を斬り落とした。薄雪の血肉により弱り、その上聖魔法が付与された剣を受けて月下がよろける。その体に聖魔法剣が突き刺される。剣は心臓を貫き、月下は絶叫しながらアーサーにしがみつく。倒れまいとガタガタ震える足で必死に立っていた。
「うぎゃぁぁあっぁっ!!!」
「うわぁ!!!」
「うぐぁぁ…うぅぅっ…」
「よかった…!聖魔法が効いてるね。それよりどうしてこんなボロボロになっちゃってるんだろう…」
「うぅぅぅ"っ…!あぐぅうっ…!」
月下の頭はもう生えてこない。地面に転がったソレは涙を流しながらアーサーを睨んでいた。
「どうじで…っ、僕の体…再生じないの…っ!いだいっ…!いだいよぉっ…!」
「特別な魔法を使ったんだ。君はもうすぐ死ぬと思う」
「僕死ぬの…?いやだぁっ…!!僕まだ薄雪食っでないっ…!死にだくないっ…!」
「……」
「どうしておまえなんだぁっ…!!どうして僕よりお前のほうが美しいんだよぉっ…!僕のほうが…っ!僕のほうが…!!」
泣き喚きながらずっとそれを繰り返す月下に、アーサーは困ったように頭を掻いた。体を地面に横たえ、首の上に落ちた頭を置く。じろじろと月下を見たあと、首を傾げながら呟いた。
「うーん…。どう見たって僕よりあんたのほうがきれいだと思うけど…」
「え…っ」
「あんたもそう思ってるんでしょ?僕もそう思うし、僕よりあんたの方がきれいってことでいいんじゃない?」
「……」
「あーあ。きれいなのにもったいないなあ。これで悪さをしなかったら、きっと人気者だっただろうにね」
「わるさってなに…僕わるいことした…?」
「してるよ!!見てよあれ!僕の仲間苦しんでるんだよ!!あれを悪さって言うの!あと人を傷つけたり、いたぶったりして楽しむのは悪さ!それに意味もなく同種のいきものを殺すのも悪さだよ!」
「わるさ…」
「ねえ、お願い。術を解いてくれない?解いてくれないなら、僕はあんたがはやく死ぬように切り刻まなきゃいけないんだ。それ以上醜い姿で死にたくないでしょ?だからお願い。術を解いて」
「……」
月下はぼぉっとアーサーを見つめたあと、指で印を結び術を解いた。アーサーのうしろで4人が咳き込んでいるのが聞こえる。どうやら解放されたようだ。トウジとアキラとモニカがアーサーに駆け寄ってくる。
「アーサー!物の怪を倒したんだな!!…って、まだ生きてんじゃねーか!!」
「はやくとどめを…」
「待って!もう少しお話させて。もう死ぬのを待つだけだから」
「お話って…アーサーあなた、こいつに痛い思いたくさんさせられたんだよ!?」
「うん。でも今はもう僕を殺そうとしてないよ。大丈夫。だからモニカは、狩怪隊のひとたちを治療してあげて」
「…ほんとうに大丈夫なの?」
「うん」
「…分かったわ」
「ありがとう、モニカ」
「トウジ、アキラ、アッチ イコ」
「え…本当にいいのか…?」
「アーサー、アアイウ ヒト。キニシナイデ スキニサセル。ダイジョブ」
「お、おう…」
戸惑いながら3人がミコたちの元へ戻る。モニカがナツの治療をし、トウジとアキラがハルの手当をし始めた。アーサーは月下に向き直り、だんだんと灰になっていく体に手を乗せた。
「もうすぐ死ぬけど…、なにか言いたいことはある?」
「…どうして…あっさり僕のほうが…美しいって認めたの…?」
「だって本当のことだもん」
「悔しくないの…?」
「悔しくないよ。あんたにとっては美しさが一番かもしれないけど、僕にとっての一番はそれじゃないから」
「美しさより大切なことがある…?」
「僕にはね」
「おまえだって…それのためならなんだってするんだろ…?」
「…しちゃうかも」
「じゃあおまえもわるさしてる…」
「うん」
「……」
「……」
「僕、醜い…?」
「きれいだよ」
「…もう一回言って…」
「きれいだよ」
灰になっていく月下はアーサーの手を握り、穏やかな笑みを浮かべ目を閉じた。小さな声で、アーサーではない誰かに向かって呟く。
◇◇◇
「薄雪…聞こえる…?」
「ああ。聞こえるよ」
「アーサーが…僕のこときれいだって言ってくれたよ…」
「聞いていたよ」
「アーサーは…アーサーより僕のほうがきれいだって言ったよ…」
「そうだね」
「薄雪…、僕、美しいでしょ…?」
「いいや、醜いよ」
「…聞かなきゃよかった…」
「早くお眠りなさい月下。あなたが息絶えたのち、残った灰を浄化し私のもとで眠らせてあげるから」
「ほんとう…?」
「はい。生花の月下は一晩しか花を咲かせない。あなたの一晩は…幼い頃のあの日だったのかもしれない。あなたは気付いていないけれど、あのときのあなたは何よりも美しかった。花はとうの昔に閉じていたんだよ」
「……」
「アーサーに手折られた今、あなたはもう生花ではなくなった。知っているかい月下。上手に枯らせた花は、生花に劣らず美しいのですよ。私があなたを、大切に手元に置いて、美しく枯らせてあげましょう。…だから、はやくお眠り」
「うん…。また薄雪の傍にいることができて…薄雪が僕を美しくしてくれるなら…それでいい…」
「アーサーにお礼を言いなさい。彼を苦しめたあなたの言葉に耳を傾け、醜いあなたを美しいと言ってくれた。彼の美しさに触れたからこそ、あなたはこうして穏やかに眠れるのです」
「…ひどいや薄雪…。死ぬまで僕のことを醜いって言うんだね…」
「醜いモノに美しいとはとても言えません」
「もう…。アーサーとお話してたほうが楽しかった…」
◇◇◇
「…アーサー…」
「どうしたの?」
「僕の名は…月下…」
「ゲッカ。きれいな名前だね」
「…元は醜い物の怪だった…」
「そうなんだ」
「…ありがとう」
「え?僕…あんたを殺したんだけど…どうしてお礼なんか…」
「薄雪に…お礼を言えって言われた…」
「ウスユキ?」
「きれいって言ってくれてありがとう…実ははじめて言われたんだ…」
「そうなの?!こんなにきれいなのに?!」
「はは…。うん。…じゃあね。アーサー。そろそろ逝くよ…」
「あ、うん…。もし生まれ変わったら、わるさしないようにね」
「うん…」
「生まれ変わってから出会えたら、今度は仲良くしようね」
「うん…。アーサー…きれいって言って…」
「きれいだよゲッカ」
「……これ、返すね…」
月下は袖をまさぐりペンダントをアーサーの手に乗せた。そのまま彼の手を握り、ふっと月下の体から力が抜ける。その瞬間、ソレの体は灰となった。
「…わっ!!」
一陣の風が吹く。風は灰を巻き込んで森の奥へと去っていった。
《おいしいかい月下?》
《うん!おいしい!》
《よかった。たんとお食べ》
《うん!》
《しかしおまえはよく食うなあ!そんなんだからデブなんだよ!》
《ふくよかなことは良いことだよ朝霧。食べるということは生きる意志があるということ。ふくよかであることは幸せの証。とても愛らしいじゃないか》
《薄雪おまえなあ…。こいつ拾ってから甘やかしすぎなんだよ!!自分のメシも全部こいつに食われてるじゃねえか!!》
《かまわない。私は水と花の蜜さえあれば生きていけるから》
《かー!ヒトだけかと思えば物の怪にさえ情を移すのかお前はぁぁっ!》
《この子は今まで愛情を一滴も注がれなかった。少しくらい多めに注いであげてもいいじゃないか》
《薄雪!これも食べていーい?!》
《いいよ。好きなものはすべて食べなさい》
《やったぁ!ぼくおいしいもの食べるのだいすき!!》
《いいことだ。でも、食べてはいけないものがある》
《なあに?》
《毒のあるものと、イキモノ》
《どうして?》
《どちらも君を穢すから。…って、聞いてないね》
《食うのに夢中になってんじゃねえよ!!いいか?!お前は物の怪のくせにイキモノを食ってこなかった!!命を奪ったことのないおまえだから、物の怪にもかかわらず大木古桜の清気に拒絶されなかったんだ!!一匹でもイキモノ食ってみろ!!お前はもう薄雪のそばでいられなくなるぞ!!っておい!!俺の話を聞け!!》
《…ふふ。むずかしいことは今度話そう。こんなに幸せそうに食べているのだから》
《チッ…》
《月下の美人は一夜しか花を咲かせないと言うが…、君の一夜はいつだろうね。その時が楽しみだな》
《ふん。一夜と言わずずっと花開かせたままにしてやれよ。お前ならできるだろう》
《相変わらず風情がないね、朝霧は。花は閉じるからこそ美しいのだよ》
《ずっと満開の花咲かせてるおまえがよく言う…。いや、だからこそか…》
◆◆◆
「殺じでやるぅぅぅぅっ!!!」
「えーーー!!急になに?!」
鬼の形相で襲い掛かってきた月下に面食らいながらも、アーサーはさっと身をかわしソレの首を斬り落とした。薄雪の血肉により弱り、その上聖魔法が付与された剣を受けて月下がよろける。その体に聖魔法剣が突き刺される。剣は心臓を貫き、月下は絶叫しながらアーサーにしがみつく。倒れまいとガタガタ震える足で必死に立っていた。
「うぎゃぁぁあっぁっ!!!」
「うわぁ!!!」
「うぐぁぁ…うぅぅっ…」
「よかった…!聖魔法が効いてるね。それよりどうしてこんなボロボロになっちゃってるんだろう…」
「うぅぅぅ"っ…!あぐぅうっ…!」
月下の頭はもう生えてこない。地面に転がったソレは涙を流しながらアーサーを睨んでいた。
「どうじで…っ、僕の体…再生じないの…っ!いだいっ…!いだいよぉっ…!」
「特別な魔法を使ったんだ。君はもうすぐ死ぬと思う」
「僕死ぬの…?いやだぁっ…!!僕まだ薄雪食っでないっ…!死にだくないっ…!」
「……」
「どうしておまえなんだぁっ…!!どうして僕よりお前のほうが美しいんだよぉっ…!僕のほうが…っ!僕のほうが…!!」
泣き喚きながらずっとそれを繰り返す月下に、アーサーは困ったように頭を掻いた。体を地面に横たえ、首の上に落ちた頭を置く。じろじろと月下を見たあと、首を傾げながら呟いた。
「うーん…。どう見たって僕よりあんたのほうがきれいだと思うけど…」
「え…っ」
「あんたもそう思ってるんでしょ?僕もそう思うし、僕よりあんたの方がきれいってことでいいんじゃない?」
「……」
「あーあ。きれいなのにもったいないなあ。これで悪さをしなかったら、きっと人気者だっただろうにね」
「わるさってなに…僕わるいことした…?」
「してるよ!!見てよあれ!僕の仲間苦しんでるんだよ!!あれを悪さって言うの!あと人を傷つけたり、いたぶったりして楽しむのは悪さ!それに意味もなく同種のいきものを殺すのも悪さだよ!」
「わるさ…」
「ねえ、お願い。術を解いてくれない?解いてくれないなら、僕はあんたがはやく死ぬように切り刻まなきゃいけないんだ。それ以上醜い姿で死にたくないでしょ?だからお願い。術を解いて」
「……」
月下はぼぉっとアーサーを見つめたあと、指で印を結び術を解いた。アーサーのうしろで4人が咳き込んでいるのが聞こえる。どうやら解放されたようだ。トウジとアキラとモニカがアーサーに駆け寄ってくる。
「アーサー!物の怪を倒したんだな!!…って、まだ生きてんじゃねーか!!」
「はやくとどめを…」
「待って!もう少しお話させて。もう死ぬのを待つだけだから」
「お話って…アーサーあなた、こいつに痛い思いたくさんさせられたんだよ!?」
「うん。でも今はもう僕を殺そうとしてないよ。大丈夫。だからモニカは、狩怪隊のひとたちを治療してあげて」
「…ほんとうに大丈夫なの?」
「うん」
「…分かったわ」
「ありがとう、モニカ」
「トウジ、アキラ、アッチ イコ」
「え…本当にいいのか…?」
「アーサー、アアイウ ヒト。キニシナイデ スキニサセル。ダイジョブ」
「お、おう…」
戸惑いながら3人がミコたちの元へ戻る。モニカがナツの治療をし、トウジとアキラがハルの手当をし始めた。アーサーは月下に向き直り、だんだんと灰になっていく体に手を乗せた。
「もうすぐ死ぬけど…、なにか言いたいことはある?」
「…どうして…あっさり僕のほうが…美しいって認めたの…?」
「だって本当のことだもん」
「悔しくないの…?」
「悔しくないよ。あんたにとっては美しさが一番かもしれないけど、僕にとっての一番はそれじゃないから」
「美しさより大切なことがある…?」
「僕にはね」
「おまえだって…それのためならなんだってするんだろ…?」
「…しちゃうかも」
「じゃあおまえもわるさしてる…」
「うん」
「……」
「……」
「僕、醜い…?」
「きれいだよ」
「…もう一回言って…」
「きれいだよ」
灰になっていく月下はアーサーの手を握り、穏やかな笑みを浮かべ目を閉じた。小さな声で、アーサーではない誰かに向かって呟く。
◇◇◇
「薄雪…聞こえる…?」
「ああ。聞こえるよ」
「アーサーが…僕のこときれいだって言ってくれたよ…」
「聞いていたよ」
「アーサーは…アーサーより僕のほうがきれいだって言ったよ…」
「そうだね」
「薄雪…、僕、美しいでしょ…?」
「いいや、醜いよ」
「…聞かなきゃよかった…」
「早くお眠りなさい月下。あなたが息絶えたのち、残った灰を浄化し私のもとで眠らせてあげるから」
「ほんとう…?」
「はい。生花の月下は一晩しか花を咲かせない。あなたの一晩は…幼い頃のあの日だったのかもしれない。あなたは気付いていないけれど、あのときのあなたは何よりも美しかった。花はとうの昔に閉じていたんだよ」
「……」
「アーサーに手折られた今、あなたはもう生花ではなくなった。知っているかい月下。上手に枯らせた花は、生花に劣らず美しいのですよ。私があなたを、大切に手元に置いて、美しく枯らせてあげましょう。…だから、はやくお眠り」
「うん…。また薄雪の傍にいることができて…薄雪が僕を美しくしてくれるなら…それでいい…」
「アーサーにお礼を言いなさい。彼を苦しめたあなたの言葉に耳を傾け、醜いあなたを美しいと言ってくれた。彼の美しさに触れたからこそ、あなたはこうして穏やかに眠れるのです」
「…ひどいや薄雪…。死ぬまで僕のことを醜いって言うんだね…」
「醜いモノに美しいとはとても言えません」
「もう…。アーサーとお話してたほうが楽しかった…」
◇◇◇
「…アーサー…」
「どうしたの?」
「僕の名は…月下…」
「ゲッカ。きれいな名前だね」
「…元は醜い物の怪だった…」
「そうなんだ」
「…ありがとう」
「え?僕…あんたを殺したんだけど…どうしてお礼なんか…」
「薄雪に…お礼を言えって言われた…」
「ウスユキ?」
「きれいって言ってくれてありがとう…実ははじめて言われたんだ…」
「そうなの?!こんなにきれいなのに?!」
「はは…。うん。…じゃあね。アーサー。そろそろ逝くよ…」
「あ、うん…。もし生まれ変わったら、わるさしないようにね」
「うん…」
「生まれ変わってから出会えたら、今度は仲良くしようね」
「うん…。アーサー…きれいって言って…」
「きれいだよゲッカ」
「……これ、返すね…」
月下は袖をまさぐりペンダントをアーサーの手に乗せた。そのまま彼の手を握り、ふっと月下の体から力が抜ける。その瞬間、ソレの体は灰となった。
「…わっ!!」
一陣の風が吹く。風は灰を巻き込んで森の奥へと去っていった。
32
あなたにおすすめの小説
異世界転生目立ちたく無いから冒険者を目指します
桂崇
ファンタジー
小さな町で酒場の手伝いをする母親と2人で住む少年イールスに転生覚醒する、チートする方法も無く、母親の死により、実の父親の家に引き取られる。イールスは、冒険者になろうと目指すが、周囲はその才能を惜しんでいる
ひっそり静かに生きていきたい 神様に同情されて異世界へ。頼みの綱はアイテムボックス
於田縫紀
ファンタジー
雨宿りで立ち寄った神社の神様に境遇を同情され、私は異世界へと転移。
場所は山の中で周囲に村等の気配はない。あるのは木と草と崖、土と空気だけ。でもこれでいい。私は他人が怖いから。
【完結】捨て去られた王妃は王宮で働く
ここ
ファンタジー
たしかに私は王妃になった。
5歳の頃に婚約が決まり、逃げようがなかった。完全なる政略結婚。
夫である国王陛下は、ハーレムで浮かれている。政務は王妃が行っていいらしい。私は仕事は得意だ。家臣たちが追いつけないほど、理解が早く、正確らしい。家臣たちは、王妃がいないと困るようになった。何とかしなければ…
没落した貴族家に拾われたので恩返しで復興させます
六山葵
ファンタジー
生まれて間も無く、山の中に捨てられていた赤子レオン・ハートフィリア。
彼を拾ったのは没落して平民になった貴族達だった。
優しい両親に育てられ、可愛い弟と共にすくすくと成長したレオンは不思議な夢を見るようになる。
それは過去の記憶なのか、あるいは前世の記憶か。
その夢のおかげで魔法を学んだレオンは愛する両親を再び貴族にするために魔法学院で魔法を学ぶことを決意した。
しかし、学院でレオンを待っていたのは酷い平民差別。そしてそこにレオンの夢の謎も交わって、彼の運命は大きく変わっていくことになるのだった。
※2025/12/31に書籍五巻以降の話を非公開に変更する予定です。
詳細は近況ボードをご覧ください。
ネグレクトされていた四歳の末娘は、前世の経理知識で実家の横領を見抜き追放されました。これからはもふもふ聖獣と美食巡りの旅に出ます。
旅する書斎(☆ほしい)
ファンタジー
アークライト子爵家の四歳の末娘リリアは、家族から存在しないものとして扱われていた。食事は厨房の残飯、衣服は兄姉のお下がりを更に継ぎ接ぎしたもの。冷たい床で眠る日々の中、彼女は高熱を出したことをきっかけに前世の記憶を取り戻す。
前世の彼女は、ブラック企業で過労死した経理担当のOLだった。
ある日、父の書斎に忍び込んだリリアは、ずさんな管理の家計簿を発見する。前世の知識でそれを読み解くと、父による悪質な横領と、家の財産がすでに破綻寸前であることが判明した。
「この家は、もうすぐ潰れます」
家族会議の場で、リリアはたった四歳とは思えぬ明瞭な口調で破産の事実を突きつける。激昂した父に「疫病神め!」と罵られ家を追い出されたリリアだったが、それは彼女の望むところだった。
手切れ金代わりの銅貨数枚を握りしめ、自由を手に入れたリリア。これからは誰にも縛られず、前世で夢見た美味しいものをたくさん食べる生活を目指す。
バーンズ伯爵家の内政改革 ~10歳で目覚めた長男、前世知識で領地を最適化します
namisan
ファンタジー
バーンズ伯爵家の長男マイルズは、完璧な容姿と神童と噂される知性を持っていた。だが彼には、誰にも言えない秘密があった。――前世が日本の「医師」だったという記憶だ。
マイルズが10歳となった「洗礼式」の日。
その儀式の最中、領地で謎の疫病が発生したとの凶報が届く。
「呪いだ」「悪霊の仕業だ」と混乱する大人たち。
しかしマイルズだけは、元医師の知識から即座に「病」の正体と、放置すれば領地を崩壊させる「災害」であることを看破していた。
「父上、お待ちください。それは呪いではありませぬ。……対処法がわかります」
公衆衛生の確立を皮切りに、マイルズは領地に潜む様々な「病巣」――非効率な農業、停滞する経済、旧態依然としたインフラ――に気づいていく。
前世の知識を総動員し、10歳の少年が領地を豊かに変えていく。
これは、一人の転生貴族が挑む、本格・異世界領地改革(内政)ファンタジー。
愛された側妃と、愛されなかった正妃
編端みどり
恋愛
隣国から嫁いだ正妃は、夫に全く相手にされない。
夫が愛しているのは、美人で妖艶な側妃だけ。
連れて来た使用人はいつの間にか入れ替えられ、味方がいなくなり、全てを諦めていた正妃は、ある日側妃に子が産まれたと知った。自分の子として育てろと無茶振りをした国王と違い、産まれたばかりの赤ん坊は可愛らしかった。
正妃は、子育てを通じて強く逞しくなり、夫を切り捨てると決めた。
※カクヨムさんにも掲載中
※ 『※』があるところは、血の流れるシーンがあります
※センシティブな表現があります。血縁を重視している世界観のためです。このような考え方を肯定するものではありません。不快な表現があればご指摘下さい。
ボクが追放されたら飢餓に陥るけど良いですか?
音爽(ネソウ)
ファンタジー
美味しい果実より食えない石ころが欲しいなんて、人間て変わってますね。
役に立たないから出ていけ?
わかりました、緑の加護はゴッソリ持っていきます!
さようなら!
5月4日、ファンタジー1位!HOTランキング1位獲得!!ありがとうございました!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。
このユーザをミュートしますか?
※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。