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合宿編:二週目・基礎特訓
【401話】タイムテーブル
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合宿8日目。アーサーとモニカはジルの特訓にも慣れ、今朝も元気にパンやフルーツを吸いこんでいる。ダフも朝からテンションが高く声が大きい。両手に骨付き肉を握って交互にかぶりついている。シリルとクラリッサ、ライラは隅に集まりコソコソと話し合っている。今日はどのようにカトリナとリアーナに攻撃を仕掛けるかの作戦会議をおこなっているようだ。
「はーい!注目ぅー!!」
そう叫びながらリアーナは食堂のドアをバァンと開けた。後ろには眠そうにあくびをしているS級冒険者が立っている。リアーナはバタバタと足音を立てて走り、朝食をとっている生徒たち全員の視界に入る場所で仁王立ちをした。
「おまえらぁ!この1週間どうだったー?!」
「楽しかったっす!!!」
リアーナの質問に真っ先にダフが答える。アーサーとモニカは「スパルタだった!!」と声を揃えて言いジルを指さした。(ジルは「え?僕?」と自分を指さしたあと、「はは、冗談はよしてよ」と軽く笑った。)シリルは「とても勉強になりました」と死んだ笑顔で言い、クラリッサは「刺激的な1週間でしたわ」とカチコチの令嬢微笑を浮かべ、ライラは「あはは…」と苦笑いをしている。そんな彼らの反応を見てリアーナは楽しそうに笑い、「つまりみんな楽しかったってことだな!」と結論付けた。(シリル組の笑顔が崩れガラの悪い表情でリアーナを睨みつけていた)
「だが寂しいことに!今日からは新しい特訓に入る!」
「えっ?!」
「「「えーーーーー!!!」」」
みなが驚いている中、シリル組が一番大きな声をあげた。リアーナとカトリナはその意外な反応にキョトンとした。
(うそっ!僕まだリアーナさんとカトリナさんに一撃も攻撃を当ててないのにっ!!)
(そんな!!やられっぱらしで終わってしまうというの?!そんなのいやだわ!!)
(き、今日の作戦はうまくいくと思ってたのに!!くやしいぃ…!)
3人の表情から考えていることが分かったのか、リアーナとカトリナはニィっと笑い彼らに近づいた。
「おまえら!悔しいのかー!おぉー?」
「そうよねェ。ちょっとずつ連携も取れてきたのにね」
「むぅぅっ…」
「だが安心しろ!!最終週は生徒vsあたしらで対戦まつりだ!!色んなペア、トリオで組んでやり合うから、そんときにお前らのトリオ組んでやる!!」
「残り2週間でしっかり実力を身に付けて、私たちと良い勝負をできるよう精進なさァい?」
「…約束ですよ!絶対組んでくださいね!」
「もちろん対戦相手はあなたたちですよ!」
「そ、そのときには絶対…!」
「おう!!やり合おうぜぇ!!約束だ!!」
「楽しみにしているわァ。2週間後のあなたたち、昨日より何倍も強くなってるでしょうから。ふふ」
リアーナは3人の背中をパンパンパァン!と連続で叩き、カトリナは頭を優しく撫でた。ヒリヒリする背中をさすりながら、シリルたちは目を合わせて頷いた。
(最後の週の対戦で、あの人たちを驚かせてやろう!!!)
◇◇◇
2週目の特訓は、S級冒険者にみっちり基礎を叩きこまれるというシンプルで地味なものだった。生徒一人一人によってタイムテーブルが異なり、マンツーマンで教わるときもあれば複数人で教わるものもあった。ジルにタイムテーブルが書かれた紙を渡され、アーサーはわくわくしながら目を通した。
-------------------------
【タイムテーブル】
《アーサー》午前:弓術 (カトリナ)、午後:剣術 (カミーユ)
《モニカ》基本:魔法 (リアーナ)、2日に一回午前:身体強化 (ジル)
《ダフ》午前:剣術 (カミーユ)、午後:防御術 (ジル)
《シリル》基本:剣術 (カミーユ)、2日に一回午前:座学 (ジル)
《ライラ》午前:弓術 (カトリナ)、午後:魔法 (リアーナ)
《クラリッサ》午前:魔法 (リアーナ)、午後:体術 (カトリナ)
-------------------------
「わー!!ライラと一緒に弓術の特訓受けられる~!!!やったー!!」
「し、身体強化っ…?なにこれぇっ!しかもジルが先生なのぉ?!やだぁ絶対また寝かせてくれないじゃない!」
「うおおおお!!またカミーユさんに剣術を教えてもらえるだと!!しかもシリルと一緒に!!楽しみだなあシリル!!」
「うん!君と剣を交えたことはあっても、一緒に剣術の授業を受けたことはなかったもんね。楽しみだなあ」
「それに見ろ!!ジルさんに防御術を教えてもらえるだって?!こんな嬉しいことがあるかシリル!!」
「ないね!だってあのジルさんだよ?!良かったねダフ!僕はジルさんに座学を教わるのか。嬉しいな、クレバーで有名なジルさんに戦術を教えてもらえるなんて!」
「よかったなあシリル!!」
「わ、わぁぁっ!カトリナさん直々に弓術を…!それに午後はリアーナさんに魔法…!…うれしい!うれしいけど…またこの二人だぁ…」
「ライラ…私もだわ…。とても嬉しいのに、ちょっと複雑…」
「わかる、わかるよクラリッサぁ…」
子どもたちはタイムテーブルを見て大はしゃぎしている。大人たちがちょっとやそっと声を大きくしたくらいでは耳に届かないようで、食堂は賑やかな笑い声や騒ぎ声で溢れかえった。最終的にカトリナがアーサーとライラの、ジルがモニカの、リアーナがクラリッサの、カミーユがダフとシリルの首根っこを掴み訓練場所に引きずっていった。
「はーい!注目ぅー!!」
そう叫びながらリアーナは食堂のドアをバァンと開けた。後ろには眠そうにあくびをしているS級冒険者が立っている。リアーナはバタバタと足音を立てて走り、朝食をとっている生徒たち全員の視界に入る場所で仁王立ちをした。
「おまえらぁ!この1週間どうだったー?!」
「楽しかったっす!!!」
リアーナの質問に真っ先にダフが答える。アーサーとモニカは「スパルタだった!!」と声を揃えて言いジルを指さした。(ジルは「え?僕?」と自分を指さしたあと、「はは、冗談はよしてよ」と軽く笑った。)シリルは「とても勉強になりました」と死んだ笑顔で言い、クラリッサは「刺激的な1週間でしたわ」とカチコチの令嬢微笑を浮かべ、ライラは「あはは…」と苦笑いをしている。そんな彼らの反応を見てリアーナは楽しそうに笑い、「つまりみんな楽しかったってことだな!」と結論付けた。(シリル組の笑顔が崩れガラの悪い表情でリアーナを睨みつけていた)
「だが寂しいことに!今日からは新しい特訓に入る!」
「えっ?!」
「「「えーーーーー!!!」」」
みなが驚いている中、シリル組が一番大きな声をあげた。リアーナとカトリナはその意外な反応にキョトンとした。
(うそっ!僕まだリアーナさんとカトリナさんに一撃も攻撃を当ててないのにっ!!)
(そんな!!やられっぱらしで終わってしまうというの?!そんなのいやだわ!!)
(き、今日の作戦はうまくいくと思ってたのに!!くやしいぃ…!)
3人の表情から考えていることが分かったのか、リアーナとカトリナはニィっと笑い彼らに近づいた。
「おまえら!悔しいのかー!おぉー?」
「そうよねェ。ちょっとずつ連携も取れてきたのにね」
「むぅぅっ…」
「だが安心しろ!!最終週は生徒vsあたしらで対戦まつりだ!!色んなペア、トリオで組んでやり合うから、そんときにお前らのトリオ組んでやる!!」
「残り2週間でしっかり実力を身に付けて、私たちと良い勝負をできるよう精進なさァい?」
「…約束ですよ!絶対組んでくださいね!」
「もちろん対戦相手はあなたたちですよ!」
「そ、そのときには絶対…!」
「おう!!やり合おうぜぇ!!約束だ!!」
「楽しみにしているわァ。2週間後のあなたたち、昨日より何倍も強くなってるでしょうから。ふふ」
リアーナは3人の背中をパンパンパァン!と連続で叩き、カトリナは頭を優しく撫でた。ヒリヒリする背中をさすりながら、シリルたちは目を合わせて頷いた。
(最後の週の対戦で、あの人たちを驚かせてやろう!!!)
◇◇◇
2週目の特訓は、S級冒険者にみっちり基礎を叩きこまれるというシンプルで地味なものだった。生徒一人一人によってタイムテーブルが異なり、マンツーマンで教わるときもあれば複数人で教わるものもあった。ジルにタイムテーブルが書かれた紙を渡され、アーサーはわくわくしながら目を通した。
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【タイムテーブル】
《アーサー》午前:弓術 (カトリナ)、午後:剣術 (カミーユ)
《モニカ》基本:魔法 (リアーナ)、2日に一回午前:身体強化 (ジル)
《ダフ》午前:剣術 (カミーユ)、午後:防御術 (ジル)
《シリル》基本:剣術 (カミーユ)、2日に一回午前:座学 (ジル)
《ライラ》午前:弓術 (カトリナ)、午後:魔法 (リアーナ)
《クラリッサ》午前:魔法 (リアーナ)、午後:体術 (カトリナ)
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「わー!!ライラと一緒に弓術の特訓受けられる~!!!やったー!!」
「し、身体強化っ…?なにこれぇっ!しかもジルが先生なのぉ?!やだぁ絶対また寝かせてくれないじゃない!」
「うおおおお!!またカミーユさんに剣術を教えてもらえるだと!!しかもシリルと一緒に!!楽しみだなあシリル!!」
「うん!君と剣を交えたことはあっても、一緒に剣術の授業を受けたことはなかったもんね。楽しみだなあ」
「それに見ろ!!ジルさんに防御術を教えてもらえるだって?!こんな嬉しいことがあるかシリル!!」
「ないね!だってあのジルさんだよ?!良かったねダフ!僕はジルさんに座学を教わるのか。嬉しいな、クレバーで有名なジルさんに戦術を教えてもらえるなんて!」
「よかったなあシリル!!」
「わ、わぁぁっ!カトリナさん直々に弓術を…!それに午後はリアーナさんに魔法…!…うれしい!うれしいけど…またこの二人だぁ…」
「ライラ…私もだわ…。とても嬉しいのに、ちょっと複雑…」
「わかる、わかるよクラリッサぁ…」
子どもたちはタイムテーブルを見て大はしゃぎしている。大人たちがちょっとやそっと声を大きくしたくらいでは耳に届かないようで、食堂は賑やかな笑い声や騒ぎ声で溢れかえった。最終的にカトリナがアーサーとライラの、ジルがモニカの、リアーナがクラリッサの、カミーユがダフとシリルの首根っこを掴み訓練場所に引きずっていった。
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