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第2話 海辺の遊び(1)
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スマホが震えた。土田からだ。
『柏木。今、マンションの下にいる』
『了解。すぐ行く』
「土田夫婦が下に着いたって。行こうか」
「戸締り確認OKだよ。行こう」
下に降りると、土田が、車の後ろのドアを開けて待っていた。
「荷物は、後ろに入れてくれ」
「了解。釣り道具は」
「荷物の脇に、僕のと一緒において」
「分かった」
土田の車は、今流行りのグレードの高いワンボックスカーだ。
土田夫婦は、運転席と助手席に。僕達夫婦は、後部座席に乗った。
「いつもながら広いな。足がまっすぐ伸ばせる」
「ああ、広くてゆっくり出来る車が良いよ。こいつはパワーが有るから、運転も楽だ」
三京浜から、西湘バイパスを抜けて、真鶴道路へ行く予定だったが、案の定、西湘バイパスから真鶴道路への合流で、渋滞に遭った。
「ありゃ。予定通りの渋滞だな」
「まあ、仕方ない。ここまで来ての渋滞は、許容範囲だろう」
左側に見える海の景色が、渋滞を忘れさせてくれた。
隣に座る妻の里美が、
「ねえ、あなた。大体の予定教えて」
「ああ、今日は、着いたら、チェックインして、海岸で遊び。夜は、確か、宿からBBQセットを借りて、宿の側のそういう事が出来る施設で、夕食。まあ、花火もな。
明日は昼間、海岸で遊んで、夕飯食べたら、土田と僕は、夜釣りに行く。里美と洋子さんは、部屋でおしゃべりするなり、温泉入るなりしていて」
「えーっ、夜釣り一緒に行けないの」
「まあ、岩場、危険だし。二時間いや三時間位だから」
「済みません。里美さん。ご主人をお借りします。休み前から楽しみにしていたんですよ。これから行く所、海岸も良いですが、いい釣り場なんで」
少し、不満そうな顔の妻に
「里美さん、偶には、一緒にワインでも飲みながら、女子会しましょう」
「洋子さんもそう言うなら」
「柏木、愛されているな。・・・。痛い」
洋子さんが、運転中の土田をじっと睨んでいた。
「ははは。土田、愛されているじゃないか」
合流の渋滞を抜けると結構、流れた。左の海岸線は、天気が良いせいもあって、綺麗な風景を提供してくれた。
宿に到着すると、受付を済ませ、簡単な説明を受けた後、部屋のキーを貰って、部屋に入る。
「じゃあ、一時間後に、一階フロントでどう」
「ああ、そうしよう」
土田夫妻と別れて、部屋に入った。海の見える、綺麗な和室だ。
「わーぁ、綺麗ね」
窓のカーテンを開けて外を見る妻が、そう言うと
「ああ、ここは、簡保の中でもロケーションと食事、それに温泉の良さで有名なんだ。中々、取れない」
「えっ、良く取れたわね」
「まあ、土田だからな。何とかしたんだろう」
実際、予約は一ヶ月を切っていた。中々取れないが、運が、良かったのかもしれない。
「ねえ、見て」
里美が、新しく買った水着に着替えて、見せてくれた。
自分の妻であるが、ドキッとする。大きな胸。括れた腰、大きめのお尻。体自体は細い為、そのパーツが強調される。
「とってもいいよ。良く似合う。・・。でも他の人に見せたくないな」
里美が近づいて来た。
「ふふっ、嬉しいわ。じゃあ、今のうちに、この格好でぎゅっと抱いて」
言い終わる前に口付けして来た。背中に手を回して、口付けする。胸に柔らかい物が当たる。妻のなのに、ちょっと元気なりそうだ。
自然と手がお尻に行く。柔らかいお尻を撫でると気持ちがいい。妻が、体重をかけて来る。
お互い少しそのままにしていると妻が、体を離した。
「うーん、して欲しいけど、夜ね」
自分も水着に着替えて、手荷物を耐水用のバッグに入れる。貴重品は金庫の中だ。
丁度、待合せ十分前になった。妻は、しっかりラッシュガードを着ている。
一階に降りようと、部屋のドアを開けたところで土田夫妻も出て来た。
健保の宿から海岸まで、歩いて五分と掛からない。四人共ビーチサンダルを履いて歩いていると、海岸には、結構人が多く出ていた。
「うわーっ、結構いるな」
「まあ、オンシーズンだからな」
何とか、場所を確保して、借りたパラソルとビーチマットを置くと、
「せっかくだから、サッと行くか」
「ああ、そうしよう」
妻と洋子さんがラッシュガードを脱いで、水際に歩いて行く。結構いい眺めだ。周りの男達が、視線を浴びせているのが、はっきりわかる。
大人げなく、四人で、水際で遊んでいると、土田が泳いで、少し沖に出た。洋子さんも付いて行く。
里美は、泳げないので浮き輪につかまりながら、ぷかぷかしていると波が来て、思い切り水をかぶった。
「きゃーっ」
浮き輪から落ちそうになり、急いで里美を支えると、ギュッと腕を掴んできた。
「もう、側にいてっ」
「はいはい」
髪をアップしているが、やはり僕の妻は綺麗だ。いや可愛いか。
土屋夫妻が沖から戻って来たので、そのまま、パラソルに戻った。
「そろそろ、昼にしよう。何にする」
土田夫妻の注文を聞いて、近くの売店(海の家)に行った。
視線を感じる。
あっ、妻がラッシュガード着ていない。それが理由だ。海から上がった時、着なかったんだ。妻もそれを感じているらしい。
僕は小声で
「ラッシュガード着ていない」
「あっ」
仕方なく、視線をそのままに、注文した品が用意されると自分達で持ってきた。
「お待ちどう様」
「ありがとうございます。柏木、精算は、後でな」
「ああ」
里美さんが、ビール缶を渡してくれた。ラッシュガード着ていないと、破壊力が凄い。
目のやり場に困っていると、妻から耳を引っ張られた。
何も言わずにじーっと僕の顔を見ている。
「洋子さん、泳げるんだ」
焼きそばを手に取りながら、里美さんが、妻に話しかけてくれた。里美さん、ナイスフォロー。
「うん、洋一と知り合った時、プールに良く連れて行ってくれたから」
「へー。いいな。うちは、そんなの全然ないよ。ねっ、あなた」
えっ、なんでこっちに話が振られるんだ。
「そんな事無いだろ。色々連れて行っているじゃないか」
「どこよ」
「………」
「あははっ、仲がいいな、柏木の所は。・・痛い」
わき腹抓られた。
「よっ、洋子さん。な、何か言いたい事あるなら、行動より先に、まず話し合いで」
「ふん」
焼きそばを食べながら、そっぽを向かれてしまった。
「土田の所も仲いいじゃないか」
「「どこが」」
夕方四時位まで海岸で遊んだ僕達は、着替えと夕飯準備、後、酒の仕入れの為、宿に戻った。
四人共、Tシャツに短パン、ビーチサンダルの気軽な服装で、宿から、BBQセットを借りると、宿の横、海沿い側に行った。
しっかりとガス台やテーブル、椅子が、四人座りで、用意されていた。他にカップルが二組と家族連れが二組いた。流行っている。
二時間位は、飲んで食べて、おしゃべりして盛り上がったが、さすがにお腹一杯になって来ると、
「ねえ、そろそろお風呂行かない。ここ温泉でしょ」
洋子さんの提案で、切り上げた。
部屋に内風呂はあるが、温泉は、宿の玄関を出て、敷地内の向かいにある建物の中だ。
「わーっ、里美さん。羨ましい。どうしたらそのスタイル維持できるの」
「えっ、何もしていません」
「嘘でしょう。私なんか、もう三十二よ。羨ましいな」
「洋子さんだって、綺麗だし。スタイル良いじゃないですか」
「里美さんから言われてもなあ」
脱衣所で一喋りした後、温泉使った。
「うーん。やっぱり温泉は、良いわ」
「そうですね」
「こういう事聞くのなんだけど、里美さん、お子さんの予定は」
「………。欲しいんですけど。なかなか」
「同じかぁ。私も欲しいんだけど、出来ないのよね。結婚当初、二人で遊びたいと言って、制限していたのが、良くなかったのかな」
「制限?」
「あっ、いや、付けて貰っていたという意味」
「そっ、そうか。制限って、言うから我慢していたのかと」
「それは、ないない。二人共、・・えへへ」
楽しい会話の後は、二人で部屋に戻った。
―――――
思ったより、一日目長くなりました。
次回も一日目が続きます。
面白そうとか、次も読みたいなと思いましたら、ぜひご評価頂けると投稿意欲が沸きます。
感想や、誤字脱字のご指摘待っています。
宜しくお願いします。
『柏木。今、マンションの下にいる』
『了解。すぐ行く』
「土田夫婦が下に着いたって。行こうか」
「戸締り確認OKだよ。行こう」
下に降りると、土田が、車の後ろのドアを開けて待っていた。
「荷物は、後ろに入れてくれ」
「了解。釣り道具は」
「荷物の脇に、僕のと一緒において」
「分かった」
土田の車は、今流行りのグレードの高いワンボックスカーだ。
土田夫婦は、運転席と助手席に。僕達夫婦は、後部座席に乗った。
「いつもながら広いな。足がまっすぐ伸ばせる」
「ああ、広くてゆっくり出来る車が良いよ。こいつはパワーが有るから、運転も楽だ」
三京浜から、西湘バイパスを抜けて、真鶴道路へ行く予定だったが、案の定、西湘バイパスから真鶴道路への合流で、渋滞に遭った。
「ありゃ。予定通りの渋滞だな」
「まあ、仕方ない。ここまで来ての渋滞は、許容範囲だろう」
左側に見える海の景色が、渋滞を忘れさせてくれた。
隣に座る妻の里美が、
「ねえ、あなた。大体の予定教えて」
「ああ、今日は、着いたら、チェックインして、海岸で遊び。夜は、確か、宿からBBQセットを借りて、宿の側のそういう事が出来る施設で、夕食。まあ、花火もな。
明日は昼間、海岸で遊んで、夕飯食べたら、土田と僕は、夜釣りに行く。里美と洋子さんは、部屋でおしゃべりするなり、温泉入るなりしていて」
「えーっ、夜釣り一緒に行けないの」
「まあ、岩場、危険だし。二時間いや三時間位だから」
「済みません。里美さん。ご主人をお借りします。休み前から楽しみにしていたんですよ。これから行く所、海岸も良いですが、いい釣り場なんで」
少し、不満そうな顔の妻に
「里美さん、偶には、一緒にワインでも飲みながら、女子会しましょう」
「洋子さんもそう言うなら」
「柏木、愛されているな。・・・。痛い」
洋子さんが、運転中の土田をじっと睨んでいた。
「ははは。土田、愛されているじゃないか」
合流の渋滞を抜けると結構、流れた。左の海岸線は、天気が良いせいもあって、綺麗な風景を提供してくれた。
宿に到着すると、受付を済ませ、簡単な説明を受けた後、部屋のキーを貰って、部屋に入る。
「じゃあ、一時間後に、一階フロントでどう」
「ああ、そうしよう」
土田夫妻と別れて、部屋に入った。海の見える、綺麗な和室だ。
「わーぁ、綺麗ね」
窓のカーテンを開けて外を見る妻が、そう言うと
「ああ、ここは、簡保の中でもロケーションと食事、それに温泉の良さで有名なんだ。中々、取れない」
「えっ、良く取れたわね」
「まあ、土田だからな。何とかしたんだろう」
実際、予約は一ヶ月を切っていた。中々取れないが、運が、良かったのかもしれない。
「ねえ、見て」
里美が、新しく買った水着に着替えて、見せてくれた。
自分の妻であるが、ドキッとする。大きな胸。括れた腰、大きめのお尻。体自体は細い為、そのパーツが強調される。
「とってもいいよ。良く似合う。・・。でも他の人に見せたくないな」
里美が近づいて来た。
「ふふっ、嬉しいわ。じゃあ、今のうちに、この格好でぎゅっと抱いて」
言い終わる前に口付けして来た。背中に手を回して、口付けする。胸に柔らかい物が当たる。妻のなのに、ちょっと元気なりそうだ。
自然と手がお尻に行く。柔らかいお尻を撫でると気持ちがいい。妻が、体重をかけて来る。
お互い少しそのままにしていると妻が、体を離した。
「うーん、して欲しいけど、夜ね」
自分も水着に着替えて、手荷物を耐水用のバッグに入れる。貴重品は金庫の中だ。
丁度、待合せ十分前になった。妻は、しっかりラッシュガードを着ている。
一階に降りようと、部屋のドアを開けたところで土田夫妻も出て来た。
健保の宿から海岸まで、歩いて五分と掛からない。四人共ビーチサンダルを履いて歩いていると、海岸には、結構人が多く出ていた。
「うわーっ、結構いるな」
「まあ、オンシーズンだからな」
何とか、場所を確保して、借りたパラソルとビーチマットを置くと、
「せっかくだから、サッと行くか」
「ああ、そうしよう」
妻と洋子さんがラッシュガードを脱いで、水際に歩いて行く。結構いい眺めだ。周りの男達が、視線を浴びせているのが、はっきりわかる。
大人げなく、四人で、水際で遊んでいると、土田が泳いで、少し沖に出た。洋子さんも付いて行く。
里美は、泳げないので浮き輪につかまりながら、ぷかぷかしていると波が来て、思い切り水をかぶった。
「きゃーっ」
浮き輪から落ちそうになり、急いで里美を支えると、ギュッと腕を掴んできた。
「もう、側にいてっ」
「はいはい」
髪をアップしているが、やはり僕の妻は綺麗だ。いや可愛いか。
土屋夫妻が沖から戻って来たので、そのまま、パラソルに戻った。
「そろそろ、昼にしよう。何にする」
土田夫妻の注文を聞いて、近くの売店(海の家)に行った。
視線を感じる。
あっ、妻がラッシュガード着ていない。それが理由だ。海から上がった時、着なかったんだ。妻もそれを感じているらしい。
僕は小声で
「ラッシュガード着ていない」
「あっ」
仕方なく、視線をそのままに、注文した品が用意されると自分達で持ってきた。
「お待ちどう様」
「ありがとうございます。柏木、精算は、後でな」
「ああ」
里美さんが、ビール缶を渡してくれた。ラッシュガード着ていないと、破壊力が凄い。
目のやり場に困っていると、妻から耳を引っ張られた。
何も言わずにじーっと僕の顔を見ている。
「洋子さん、泳げるんだ」
焼きそばを手に取りながら、里美さんが、妻に話しかけてくれた。里美さん、ナイスフォロー。
「うん、洋一と知り合った時、プールに良く連れて行ってくれたから」
「へー。いいな。うちは、そんなの全然ないよ。ねっ、あなた」
えっ、なんでこっちに話が振られるんだ。
「そんな事無いだろ。色々連れて行っているじゃないか」
「どこよ」
「………」
「あははっ、仲がいいな、柏木の所は。・・痛い」
わき腹抓られた。
「よっ、洋子さん。な、何か言いたい事あるなら、行動より先に、まず話し合いで」
「ふん」
焼きそばを食べながら、そっぽを向かれてしまった。
「土田の所も仲いいじゃないか」
「「どこが」」
夕方四時位まで海岸で遊んだ僕達は、着替えと夕飯準備、後、酒の仕入れの為、宿に戻った。
四人共、Tシャツに短パン、ビーチサンダルの気軽な服装で、宿から、BBQセットを借りると、宿の横、海沿い側に行った。
しっかりとガス台やテーブル、椅子が、四人座りで、用意されていた。他にカップルが二組と家族連れが二組いた。流行っている。
二時間位は、飲んで食べて、おしゃべりして盛り上がったが、さすがにお腹一杯になって来ると、
「ねえ、そろそろお風呂行かない。ここ温泉でしょ」
洋子さんの提案で、切り上げた。
部屋に内風呂はあるが、温泉は、宿の玄関を出て、敷地内の向かいにある建物の中だ。
「わーっ、里美さん。羨ましい。どうしたらそのスタイル維持できるの」
「えっ、何もしていません」
「嘘でしょう。私なんか、もう三十二よ。羨ましいな」
「洋子さんだって、綺麗だし。スタイル良いじゃないですか」
「里美さんから言われてもなあ」
脱衣所で一喋りした後、温泉使った。
「うーん。やっぱり温泉は、良いわ」
「そうですね」
「こういう事聞くのなんだけど、里美さん、お子さんの予定は」
「………。欲しいんですけど。なかなか」
「同じかぁ。私も欲しいんだけど、出来ないのよね。結婚当初、二人で遊びたいと言って、制限していたのが、良くなかったのかな」
「制限?」
「あっ、いや、付けて貰っていたという意味」
「そっ、そうか。制限って、言うから我慢していたのかと」
「それは、ないない。二人共、・・えへへ」
楽しい会話の後は、二人で部屋に戻った。
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