グリモワールな異世界転移

クー

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第一章 全ての始まり 『種族の集まる国 ガイア』

第十五話『初めての流派』

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 はい、こちら現場のユウです。現在第40層のボスの居ないボス部屋にいます。

 もうね、他のプレイヤーさん達が入ってきたら、
「あれボスがいないなー。もしかしてお前がボスか!」
 みたいな感じになりかねませんよー。それで襲いかかって来ても俺は返り討ちにしてしまうんですけどね。ハッハッハー。……はい、すいません。調子に乗りました。



 えー、気を取り直して、はい。突然ですがまたくし、本日をもって一般人を辞めました。
 だって見ました、奥さん。わたくしのステータス。もうこれチートでしょう。
 某虎好き大阪弁ゲーマーが見ると「こんなんチートや、チーターやないか!」とか、言いそうなステータスになっていますよ! とうの本人さえもこんなにパニくってんですから。今なら下ネタだって堂々と言えそうですよ! 例えば、◯◯◯だとか、◯◯◯◯だとか、◯◯────




 ──閑話休題おちつけキチガイ──


 ふぅ……すみませんでした。どうやら取り乱してしまっていたようです。はい。本当にすみません。
 さて、今回は習得したスキルやらなんやらを確認しましょうか。

 まずはコレ!



───────────────────────

 称号:短時間覚醒者40

 ごくわずかな時間でレベル40以上になった者に与えられる。すべてのステータスが4倍になる。

 ───────────────────────


 この称号。まだまだ進化しそうです。
 まぁ強い事はいい事なんですけどね。痛い思いしなくて済むし。


 ではでは続いて流派!


───────────────────────

 流派:神楽坂流かぐらざかりゅう禁忌抜納術きんきばっとうじゅつ

 神楽坂かぐらざか ゆうにより創り出された伝説のじゅうの術

───────────────────────


 うーん……やっぱり恥ずかしいね。自分で創ったものが堂々とあるって。
 ……では続いてスキルを見てみよう。


───────────────────────

 流派スキル:・迅速斬り

 凄い速さで相手の背後を取り、斬りつける技
 其ノ壱からチェインで繋げることが出来る



 流派スキル:ろく・四段斬り

 1回攻撃を加える毎に攻撃力が上昇し、4回目にはSTRの2倍の威力になる
 其ノ伍からチェインで繋げることが出来る




 流派スキル:なな・五段回転斬り

 5回連続で回転斬りを与える。
 其ノ陸からチェインで繋げることが出来る

───────────────────────


 やっぱり恥ずかしい。顔から火が出そうだ。だけど、

「俺は……この道を歩んで行くんだ!」


 ……凄く虚しかった。それに漫画の打ち切り臭がプンプンしていた。……あ、因みにこの黒歴史はマシな方だ。槍を使った方の黒歴史は本気で思い出したくもないレベルだ。だから、多くは語らない。語りたくない。

 俺はそんな事を考えながら次の41層に向かった。




───────ダンジョン・第41階層──────


 ダンジョン41層に到着しました。それは良いのですが、イヤー、ね。41層に着いたらいきなりゴブリンの団体様のお出迎えですよ。もう俺ビックリして、自分で言った「スキル取得するぞー」的な言葉なんて忘れて普通に全部斬り倒しちゃったよ。


 まぁ、そんな事は置いといて、スキル取得のためにゴブリンを探すか。

 そう思った俺は41層を適当にぶらぶらと歩いていた。すると、直ぐにゴブリンの団体と出くわした。

「ラッキー、エンカウント! くらえ! 神楽坂流かぐらざかりゅう禁忌抜納術きんきばっとうじゅつよん・横一文字斬り!」


 ゴブリン達で構成された団体のお客様方はどうやら退場なされたようだ。 


 ……ゴブリン達を退場に導いたのは俺だけど。


《~♪流派スキル:神楽坂流禁忌抜納術、其ノ肆・横一文字斬りを取得しました》


 っしゃぁあ! 順調、順調。
 俺は更なる被験体を求めて歩いた。
 そう、どこまでも────。



          ──完──



 って危ない危ない。危うく本当に打ち切りになる所だったぜ。

 
 ……そんな馬鹿な事を考えながらも俺は41層のモンスターを大方おおかた狩り尽くした。そして俺は次なるモンスターを狩るために42層へと降りていった。




───────ダンジョン・42階層───────


 はい、現場のユウです──ってさっきやりましたね。天丼ってやつですよ。はい。


 今俺の目の前にはちょっとタフそうなオーガがいます。そう、オーガ。この層に来てからいきなり出て来るようになりました。いやー最初出てきた時本当にびっくりしました。3秒とかからず倒したけども。

 目の前にいると言ってもそれは俺の目の前にいると言うことだ。オーガは俺に気づいてない。つまり俺はオーガの背後にいる。


 ──これはちょうどいい。今こそ神楽坂流かぐらざかりゅう禁忌抜納術きんきばっとうじゅついち・抜刀闇倒斬りを取得する時!


 俺は持ち前のチート級AGIに物を言わせてオーガの懐に潜り込み、膝を激しく斬りつけた。

《~♪流派スキル:神楽坂流禁忌抜納術、其ノ壱・抜刀闇倒斬りを取得しました》

 きた! 意外と簡単だった!

 ……!? でもこいつ、一撃で死んでねぇ! ならば!



「喰らえ! 神楽坂流かぐらざかりゅう禁忌抜納術きんきばっとうじゅつさん・斜め垂直斬り!」


《~♪流派スキル:神楽坂流禁忌抜納術、其ノ参・斜め垂直斬りを取得しました》


 今度こそオーガは血しぶきを上げながら地にふした。 


「ふぅ……意外と簡単にスキルって取得できるもんなんだな」


 俺は次のスキルを取得するためにモンスターを解体し、歩き始める。すると、


 ピチャ、ピチャ、ピチャ………

 水辺を歩いた時の音みたいなのが聞こえた。

 俺は辺りを見渡す。

 すると───鏡があった。

 なぜあるのかは分からない。それにかなりデカイ。ダンジョンの天井くらいまである。まるでここの壁が丸ごと鏡に替えられたようだ。


「お、このゲームの世界にも鏡があるのかぁ──!?」

  そう言って俺は鏡をじっと見た。
 
  ………そこに映っていたのは後ろの景色と血だらけの俺だった。
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