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錆毘れた社
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もう誰も来なくなってから
幾星霜の時が経ったか
羽虫の音が直に聞こえる
雨の温もりを感じる
周りの叢が濃くなっていき
騒々しい蝉たちが番をと叫ぶ
青々とした雑草が這い広がる
ただ一人取り残された私は
何処にも行けやしない
触れ合おうとしないなら
私の意味なんてないじゃないか
言葉すら交わさないなら
意思表示なんてできないじゃないか
誰も来ない社の中で
私はただ扉(ドア)を叩き続ける
柱が1本折れてしまった
組み合わさってできたものが
呆気なく崩れる音がした
繋がっていた注連縄も
今では縁のような面影だ
歔欷きなんて誰にも聞こえない
音を立てても怖がられる
私はこの地を守るため
此処にいるはずだった
何のために此処に今いるのか
壇上に何も無ければ
ただ苦しいだけじゃないか
叫びが聞こえないなら
この喉も要らないじゃないか
誰もいないこの社で
私はただ伝え続ける
曇っていく表面だけが
私の心を暗くしていく
誰とも目が合わないなら
世を見る必要がないじゃないか
誰かの涙が途切れないなら
重ねる手は要らないじゃないか
全ては必要あるためにある
なんの意味があったのかはもう分からない
幾星霜の時が経ったか
羽虫の音が直に聞こえる
雨の温もりを感じる
周りの叢が濃くなっていき
騒々しい蝉たちが番をと叫ぶ
青々とした雑草が這い広がる
ただ一人取り残された私は
何処にも行けやしない
触れ合おうとしないなら
私の意味なんてないじゃないか
言葉すら交わさないなら
意思表示なんてできないじゃないか
誰も来ない社の中で
私はただ扉(ドア)を叩き続ける
柱が1本折れてしまった
組み合わさってできたものが
呆気なく崩れる音がした
繋がっていた注連縄も
今では縁のような面影だ
歔欷きなんて誰にも聞こえない
音を立てても怖がられる
私はこの地を守るため
此処にいるはずだった
何のために此処に今いるのか
壇上に何も無ければ
ただ苦しいだけじゃないか
叫びが聞こえないなら
この喉も要らないじゃないか
誰もいないこの社で
私はただ伝え続ける
曇っていく表面だけが
私の心を暗くしていく
誰とも目が合わないなら
世を見る必要がないじゃないか
誰かの涙が途切れないなら
重ねる手は要らないじゃないか
全ては必要あるためにある
なんの意味があったのかはもう分からない
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