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第一章 駆け出し冒険者は博物学者
#38
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木炭の卸値と炭鉱の採掘権の価格は、それぞれ木炭の品質と石炭の性質を確認してから、ということになり、俺たちは鍛冶師ギルドを辞去した。
「なんか今日一日、色々あって目まぐるしかったなぁ」
「あらシア。目まぐるしかったのは昨日からでしょ?」
「いや、昨日というか昨夜のは、目まぐるしいというより忙しいって感じだからな。
今日はただアレクの後をヒヨコみたいに付いて歩いただけなのに、10年分も頭を使ったような気がする」
「それはいつも頭を使ってないだけでしょ?
って言っても、私も随分頭を使ったけど」
「頭脳労働は、場合によっては肉体労働より疲れるって言いますからね。
では疲れを癒す、良い方法を紹介しましょう。
……その為にシンディさんにも一緒に来てもらったんですから」
「え? あたし? あたしが何するの?」
「自分の目で確認したいでしょ? 浴場のボイラーが稼働するところ」
「そう言えばこれまでせっかく作った浴場を使うことを禁止していたな」
「ま、昨日まではあまりのんびりしてられませんでしたからね。
それに、あのボイラーは実は『石炭ボイラー』として設計してもらっているんです。だから、おそらくシンディさんは薪で試験したと思いますが、薪ではその性能を充分発揮出来ないんですよ」
「そんなこと、知らなかった」
「えぇ。隠していましたから。今日鍛冶師ギルドに挨拶をして、ようやく石炭を実用出来るようになったんです」
「それは、鍛冶師ギルドに対する遠慮か?」
「いいえ。初めから言っています。俺の技術はなるべくたくさんの人に使ってほしい。
だから、それを適切に運用してくれる人に対して、それを隠すつもりはないんです。
さっき、ギルドで問題にされていましたでしょ?
『臭い毒が出るのは問題だ』って。
でも、大丈夫な利用方法もあるんです。
その使い方なら、今すぐ使えます。
という訳で、今すぐ使いましょう」
◇◆◇ ◆◇◆
孤児院に帰ると、丁度子供たちも起きてきたようで、みんな元気に走り回っていた。
その子供たちから何人か選んで、浴槽に繋がる樋を、手押しポンプに接続させた。
「さぁ水を出せ。お風呂がいっぱいになるまで水を汲め~!」
「ひえぇぇぇ~~~」
子供たちが悲鳴を上げながら、ポンプを押して水を出した。
そして、浴槽に水がある程度(浴槽内で上下に並んだ温水吐出口・給水口の上部まで)溜まったら(ポンプは止めないが)、別の子供たちを炭焼き小屋の片隅に呼んだ。
「ではここにある、黒い土を運んでもらう」
「どこまで?」
「シンディお姉さんが作ったボイラーまでだ」
ボイラーの燃焼室の蓋を開け、石炭を投入し、火を点ける。
煙は屋根より高い煙突から、立ち上る。
「こうして燃焼室を密閉――吸気口は開けるけど――して、排煙を通す煙突を、途中で一旦下に向けてから、屋根の上まで伸ばすことで、曲がった部分に硫黄は溜まるんです。後はそれを掃除すれば良い」
「だから変な形の煙突を要求したのね」
そうしているうちに、浴槽の温水吐出口から熱いお湯が出てきた。
その頃ポンプ作業をしていた子らには水が充分溜まったことを伝え、樋を外させる。
更に別の子らに浴槽内の湯を攪拌させる。
「浴槽が大きいからね。温まるまで結構時間がかかる。その間に水菓子でも用意しておこう」
水菓子を水に浸けて冷やし、その他溜まった雑務をこなしながら、肉体労働した子供たちにマッサージなどしてあげていたら。
湯の攪拌を担当している子供たちが、湯が十分に温まったことを伝えに来たので、一旦作業を中断、全員で風呂に向かった。
この孤児院はごく僅かの例外(セラさん、アリシアさん、俺、そしてゲストのシンディさん)を除いて皆子供の為、風呂は混浴である(水温調整用の水風呂はあるとはいえ、浴場それ自体を二つ作る余裕がなかったというのも事実だが)。よって、俺は合法的に美女たちと入浴出来るのである!
「なんか、邪な視線を感じるんだけど」
「服の採寸をしてもらった時もそうだった。無邪気な表情の中に、どうしようもないエロ親父の眼差しがあって、どうにも落ち着かない」
「ま、まぁ小さな子供にしか興奮しないっていうより、よっぽど健全よね。見られる程度で済むのなら、だけど」
いや、スケベ心がないと言ったら嘘になります。が、今はそれより大事なことが。
「アリシアさん、セラさん。くだらないことを言っている暇があったら、子供たちの面倒を見てください。浴場にはマナーとルールがあるんですから」
「そのマナーとルールに『女の裸をじろじろ見ない』というのはないのか?」
「女に限らず人の裸をじろじろ見るのは、公衆浴場ではマナー違反です。
俺は単に、貴女たちがいつになったら子供たちのことに意識を向けるのか、気になっただけで、決してシンディさんの胸やアリシアさんのスタイル、セラさんの腰に目を奪われていた訳ではありません」
「語るに落ちるとはこのことか!」
……ともかく。
子供たちと大人たちに、浴場でのルールをいくつか説明した。
ひとつ、浴場内では走らない、騒がない。
ひとつ、最初にかけ湯をして、体を洗う。
ひとつ、浴槽内では泳がない、タオルを入れない、温水吐出口に近付かない。
ひとつ、浴槽に浸かったら肩まで入り、100まで数える。
そして最後に、浴場を出たらすぐに体を拭き、濡れたままでうろつかない。
その通りに皆で身体を洗い(幼い子らの体は大人たちが洗ってあげた)、皆で浴槽に浸かると。
「……何だこれは?」
「嘘。凄く気持ち良い」
「本当。身体の疲れが溶けていくみたい」
子供たちにはちょっと熱すぎるかもしれないけれど、それでもその気持ち良さに皆恍惚とした表情を浮かべていた。
「これが、入浴です。
身体を清潔にすると同時に、身体を温め疲れを癒し、更に気持ちも解してくれる。
この文化を知ると、誰しもこの文化を知ることが出来たことを神に感謝すると言います」
「成程。確かに貴族のような贅沢だ。そんな暮らしが出来るなら、神に感謝したくもなる」
「いいえ。貴族の贅沢じゃありません。
これから、これが平民の普通の生活に組み込まれるんです」
そう。手押しポンプで水汲みの労が減れば、浴槽に水を汲むのも難しい話じゃなくなる。それこそ公衆浴場が出来るかもしれない。
温水ボイラーも、注文が増えれば値も下がり、また技術革新でより高性能のボイラーが生まれるだろう。
この技術を応用して、石炭ストーブが発明されるのもそう遠い日のことではない筈だ。蒸気機関に気付くかどうかは、今のところ不明だが。
そう、石炭。
あの炭鉱の埋蔵量がどの程度かは不明だが、この街の住民の生活を支える程度の量は確実にある。もう薪に頼らなくてもよくなるのだ。
薪と石炭と木炭。使い分けることにより、それぞれの需要が減る。その分新たな使い途を模索する余裕が生まれる。
そうして生まれた新たな産業は、必ず市民生活を向上させるだろう。
「なんか今日一日、色々あって目まぐるしかったなぁ」
「あらシア。目まぐるしかったのは昨日からでしょ?」
「いや、昨日というか昨夜のは、目まぐるしいというより忙しいって感じだからな。
今日はただアレクの後をヒヨコみたいに付いて歩いただけなのに、10年分も頭を使ったような気がする」
「それはいつも頭を使ってないだけでしょ?
って言っても、私も随分頭を使ったけど」
「頭脳労働は、場合によっては肉体労働より疲れるって言いますからね。
では疲れを癒す、良い方法を紹介しましょう。
……その為にシンディさんにも一緒に来てもらったんですから」
「え? あたし? あたしが何するの?」
「自分の目で確認したいでしょ? 浴場のボイラーが稼働するところ」
「そう言えばこれまでせっかく作った浴場を使うことを禁止していたな」
「ま、昨日まではあまりのんびりしてられませんでしたからね。
それに、あのボイラーは実は『石炭ボイラー』として設計してもらっているんです。だから、おそらくシンディさんは薪で試験したと思いますが、薪ではその性能を充分発揮出来ないんですよ」
「そんなこと、知らなかった」
「えぇ。隠していましたから。今日鍛冶師ギルドに挨拶をして、ようやく石炭を実用出来るようになったんです」
「それは、鍛冶師ギルドに対する遠慮か?」
「いいえ。初めから言っています。俺の技術はなるべくたくさんの人に使ってほしい。
だから、それを適切に運用してくれる人に対して、それを隠すつもりはないんです。
さっき、ギルドで問題にされていましたでしょ?
『臭い毒が出るのは問題だ』って。
でも、大丈夫な利用方法もあるんです。
その使い方なら、今すぐ使えます。
という訳で、今すぐ使いましょう」
◇◆◇ ◆◇◆
孤児院に帰ると、丁度子供たちも起きてきたようで、みんな元気に走り回っていた。
その子供たちから何人か選んで、浴槽に繋がる樋を、手押しポンプに接続させた。
「さぁ水を出せ。お風呂がいっぱいになるまで水を汲め~!」
「ひえぇぇぇ~~~」
子供たちが悲鳴を上げながら、ポンプを押して水を出した。
そして、浴槽に水がある程度(浴槽内で上下に並んだ温水吐出口・給水口の上部まで)溜まったら(ポンプは止めないが)、別の子供たちを炭焼き小屋の片隅に呼んだ。
「ではここにある、黒い土を運んでもらう」
「どこまで?」
「シンディお姉さんが作ったボイラーまでだ」
ボイラーの燃焼室の蓋を開け、石炭を投入し、火を点ける。
煙は屋根より高い煙突から、立ち上る。
「こうして燃焼室を密閉――吸気口は開けるけど――して、排煙を通す煙突を、途中で一旦下に向けてから、屋根の上まで伸ばすことで、曲がった部分に硫黄は溜まるんです。後はそれを掃除すれば良い」
「だから変な形の煙突を要求したのね」
そうしているうちに、浴槽の温水吐出口から熱いお湯が出てきた。
その頃ポンプ作業をしていた子らには水が充分溜まったことを伝え、樋を外させる。
更に別の子らに浴槽内の湯を攪拌させる。
「浴槽が大きいからね。温まるまで結構時間がかかる。その間に水菓子でも用意しておこう」
水菓子を水に浸けて冷やし、その他溜まった雑務をこなしながら、肉体労働した子供たちにマッサージなどしてあげていたら。
湯の攪拌を担当している子供たちが、湯が十分に温まったことを伝えに来たので、一旦作業を中断、全員で風呂に向かった。
この孤児院はごく僅かの例外(セラさん、アリシアさん、俺、そしてゲストのシンディさん)を除いて皆子供の為、風呂は混浴である(水温調整用の水風呂はあるとはいえ、浴場それ自体を二つ作る余裕がなかったというのも事実だが)。よって、俺は合法的に美女たちと入浴出来るのである!
「なんか、邪な視線を感じるんだけど」
「服の採寸をしてもらった時もそうだった。無邪気な表情の中に、どうしようもないエロ親父の眼差しがあって、どうにも落ち着かない」
「ま、まぁ小さな子供にしか興奮しないっていうより、よっぽど健全よね。見られる程度で済むのなら、だけど」
いや、スケベ心がないと言ったら嘘になります。が、今はそれより大事なことが。
「アリシアさん、セラさん。くだらないことを言っている暇があったら、子供たちの面倒を見てください。浴場にはマナーとルールがあるんですから」
「そのマナーとルールに『女の裸をじろじろ見ない』というのはないのか?」
「女に限らず人の裸をじろじろ見るのは、公衆浴場ではマナー違反です。
俺は単に、貴女たちがいつになったら子供たちのことに意識を向けるのか、気になっただけで、決してシンディさんの胸やアリシアさんのスタイル、セラさんの腰に目を奪われていた訳ではありません」
「語るに落ちるとはこのことか!」
……ともかく。
子供たちと大人たちに、浴場でのルールをいくつか説明した。
ひとつ、浴場内では走らない、騒がない。
ひとつ、最初にかけ湯をして、体を洗う。
ひとつ、浴槽内では泳がない、タオルを入れない、温水吐出口に近付かない。
ひとつ、浴槽に浸かったら肩まで入り、100まで数える。
そして最後に、浴場を出たらすぐに体を拭き、濡れたままでうろつかない。
その通りに皆で身体を洗い(幼い子らの体は大人たちが洗ってあげた)、皆で浴槽に浸かると。
「……何だこれは?」
「嘘。凄く気持ち良い」
「本当。身体の疲れが溶けていくみたい」
子供たちにはちょっと熱すぎるかもしれないけれど、それでもその気持ち良さに皆恍惚とした表情を浮かべていた。
「これが、入浴です。
身体を清潔にすると同時に、身体を温め疲れを癒し、更に気持ちも解してくれる。
この文化を知ると、誰しもこの文化を知ることが出来たことを神に感謝すると言います」
「成程。確かに貴族のような贅沢だ。そんな暮らしが出来るなら、神に感謝したくもなる」
「いいえ。貴族の贅沢じゃありません。
これから、これが平民の普通の生活に組み込まれるんです」
そう。手押しポンプで水汲みの労が減れば、浴槽に水を汲むのも難しい話じゃなくなる。それこそ公衆浴場が出来るかもしれない。
温水ボイラーも、注文が増えれば値も下がり、また技術革新でより高性能のボイラーが生まれるだろう。
この技術を応用して、石炭ストーブが発明されるのもそう遠い日のことではない筈だ。蒸気機関に気付くかどうかは、今のところ不明だが。
そう、石炭。
あの炭鉱の埋蔵量がどの程度かは不明だが、この街の住民の生活を支える程度の量は確実にある。もう薪に頼らなくてもよくなるのだ。
薪と石炭と木炭。使い分けることにより、それぞれの需要が減る。その分新たな使い途を模索する余裕が生まれる。
そうして生まれた新たな産業は、必ず市民生活を向上させるだろう。
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