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四十三話
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日が沈みかけたところで1日目終了。
半分くらいは進んでいる筈だが……あと、まだ半分残ってるのかと思うと心底ウンザリする……。
比較的平たい場所を選んでキャンプの準備を始める。適当に荷車の車輪にストッパー代わりの大きな石を置いて、近場で焚き火用の枝を集める。ついでに魔物が居たので山火事を起こさない程度の炎で焼いて魔石は回収。
薪代わりの枯れ枝がそれなりの量になったところで戻ると、パンドラがすでに火を起こして鍋を準備していた。
「おかえりなさいませ、マスター」
「おう、魔物とか来なかったか?」
「はい。問題ありません」
食材は一応月岡さんが経費から出して用意してくれたのだが、量が本当にカツカツだな…。あの人、本当に俺の事殺す気なんじゃねえのかと考えてしまう。
なんの野菜だか分からない物をナイフで適当な大きさに切って鍋の中に放り込むパンドラを見ながら、ふとこのままコイツを俺の旅に付き合わせて良いのかな…? と心の中で自分に問うてみた。
うーん……まあ、良くはねえだろうなあ…。
「なあ、パンドラ?」
「はい。何でしょうか?」
「何となく流れで連れて来ちゃったけど、お前はこれから先も俺に着いて来るのか?」
「はい。マスターにお仕えする事が私の使命です」
まあ、そういう風にプログラムされてんなら、そう答えるよなあ…。
「俺はさ、お前を作った人がどんな事を思って俺にお前を預けたのかは分からない。けど、多分俺が何かをする事を期待してたんだと思うんだ」
「私の記憶には、マスターの使命及び、私がマスターにお仕えする理由等については記録がありません」
だよなあ。何か具体的な目的があってパンドラが俺に着いて来るってんなら、その事情が少しでも分かれば良かったんだが…。
「なあパンドラ? 自分で言うのも情けないけど、俺はお前を作った人のその“願い”を叶えられないと思う。今こうして旅してるのだって、この体を元の持ち主に返して、俺自身が生き返る方法を探すっていう個人的な事情によるものだし。って言うか、その2つの目的だって達成出来るか分からないような有様だしさ…」
だから、俺に着いて来ても無駄だぜ。
そう続けようとしたら、パンドラが先に口を開いて俺の言葉を制した。
「問題ありません」
「はは…いや、問題大有りだろ?」
「問題ありません」
パンドラは、力強く迷い無く、真っ直ぐに俺を見て同じ言葉を続けた。
「問題ありません。マスターがどこの誰であっても、マスターがこれから何をする人であっても、なくても、私はマスターに仕えます。それが私の唯一つの存在意義です」
暗に、「自分の存在する理由を奪わないでくれ」とお願いされているのは、流石に俺にだってわかる。分かるが……。
「相当危ないぜ? どこの誰だか分かんねえけど、≪赤≫を狙ってる奴等が居るらしいし」
「危険があると言うのならば、なおの事一緒に行きます。マスターをお守りする事も私の使命です」
揺るがないしブレないなぁ…ここは流石機械乙女と褒める所なのか? この調子じゃ、どっかに置いて行っても後追っかけて来そうだな…仕方ねえ、コッチも腹括るか…。
「分かった。んじゃ、一緒に行くか」
「はい。ご理解頂けたようでなによりです」
理解したっつうか、お前が折れな過ぎるからコッチが折れただけなんだが…。
「それより、俺の事護るって言ってたけど、パンドラって戦えんのか?」
「はい。格闘戦、近接武装、魔法、銃火器、全ての戦術が登録されています」
「ふーん、そりゃ凄そ……いや、ちょっと待て! 魔法使えるのか!?」
「はい。私の体に生身の肉体を一部使用しているのも、元々体内で魔素を魔力に変換する為の仕様だったと記憶に記録されています」
ああ、うん、なるほど。確かに完全に機械のボディじゃ魔力は作れないだろうからなあ…。いや、待てよ…? 魔法を使えるようにする事を前提に体を作成されたって事は、パンドラって俺が思ってる以上に戦闘能力に特化してるんじゃねえか…?
「でも、そうなると色々準備しねえとなあ。身分証明代わりになるから、パンドラも冒険者ギルドに登録して、あと武器と旅支度も必要か」
出費がかさむなぁ…。一気に懐が寒くなりそう、
「武器ですか?」
「必要だろ?」
「内蔵火器ではダメでしょうか?」
「むしろ内蔵火器があんのかよ…」
「はい」
俺に見せようとしてくれたのだろう、右腕の袖を捲くる。腕の内側からガチャンっと例の不吉な音が聞こえた。
ああ、うん、確かにありそうだ。
「良いから、それは仕舞っとけ…」
「はい」
素直に捲くった袖を戻して鍋を混ぜる作業に戻る。
「内蔵火器って事は実弾だろ? 弾薬の補充は利くのか?」
「いいえ」
「ダメじゃん…」
手持ちの弾薬使い切ったらそれで終わりって事じゃねえか。
そもそも、出来ればコッチの世界で銃火器を振り回すのは止めて欲しい。
魔法と言う異文化はあるが、それでもコッチの文明レベルで考えれが銃は完全にオーバーテクノロジーだ。下手に人の目に触れさせて、同じ物を作られるなんて事になったら……。銃は魔法よりも危険だ。持てば誰でも人の命を奪えてしまう。いずれコッチの文明が進化していけば銃が生み出されるかもしれないが、少なくてもそれを今にする必要はない。
「では、どのような武装ならば良いのでしょうか?」
「うーん…そうだなあ。剣とか槍とか、あっ、魔法が使えるならそれ用の装備とか」
「魔法を使用する為の装備ならば良いのですか?」
魔法を使う為の武器って言ったら、ワンドやスタッフとかかな? それなら別に持っていても不自然じゃないだろ。
「ああ、それなら問題ない」
「理解しました。では、魔法を使用する為の武器を用意致します」
用意するのはお前じゃなくて武器屋だけどな。と内心ツッコミを入れながら、鍋の中の味と煮え具合を確認するパンドラの姿をボンヤリと眺める。
「なんでしょうかマスター?」
俺の視線に気付いて、パンドラが無表情な顔を俺に向ける。
「いや、こうして見ると人間にしか見えねえなあ、と思ってさ」
「おかしいでしょうか?」
おかしい、と来たか。
「いや、おかしくねえよ。多分お前は“それで良い”んだと思う」
「どういう意味でしょうか?」
「……悪い、言っといて自分でもよく分かんねえや」
自分でも本当に分からない。でも、ただそう思ったんだ。パンドラはそれで良いんだって。
……なんとなく、俺とパンドラは似ているような気がした。
機械と人間。この世界と俺の世界。お互い混ざる筈の無い物が混じり合った結果、今ここに存在している。
さっきのセリフは、もしかして自分に言ったのかな? 俺は、ずっと今の状態に罪の意識を感じている。本来の体の持ち主であるロイド君を意識の奥に押し込んで、勝手に体を使っている今の歪な自分に。ロイド君は俺の存在を受け入れてくれたけど、それだってずっとこの体を使って良いって免罪符じゃない。
俺は多分、許しが欲しいんだと思う。
アッチの世界の人間でもあり、コッチの世界の人間でもある。逆に言ってしまえば、どちらの人間でもない俺と言う中途半端な混ざり物。鳥と獣、どちらにも居場所を失ってしまった蝙蝠のような孤独感。
ああ、そっか。俺は、これをパンドラに味合わせたくないんだ。
ようやく自分の気持ちが理解できた。
「パンドラ?」
「はい」
「これから、ヨロシクな」
「はい。コチラこそ宜しくお願いします」
鍋を混ぜていた手を離し、わざわざ立ち上がってペコリと頭を下げる。
メイド服と相まって、その丁寧さが妙に似合っていて少しだけ笑ってしまった。そんな俺を見て、ほんの少しだけパンドラの顔が和らいだような、そんな気がした。
半分くらいは進んでいる筈だが……あと、まだ半分残ってるのかと思うと心底ウンザリする……。
比較的平たい場所を選んでキャンプの準備を始める。適当に荷車の車輪にストッパー代わりの大きな石を置いて、近場で焚き火用の枝を集める。ついでに魔物が居たので山火事を起こさない程度の炎で焼いて魔石は回収。
薪代わりの枯れ枝がそれなりの量になったところで戻ると、パンドラがすでに火を起こして鍋を準備していた。
「おかえりなさいませ、マスター」
「おう、魔物とか来なかったか?」
「はい。問題ありません」
食材は一応月岡さんが経費から出して用意してくれたのだが、量が本当にカツカツだな…。あの人、本当に俺の事殺す気なんじゃねえのかと考えてしまう。
なんの野菜だか分からない物をナイフで適当な大きさに切って鍋の中に放り込むパンドラを見ながら、ふとこのままコイツを俺の旅に付き合わせて良いのかな…? と心の中で自分に問うてみた。
うーん……まあ、良くはねえだろうなあ…。
「なあ、パンドラ?」
「はい。何でしょうか?」
「何となく流れで連れて来ちゃったけど、お前はこれから先も俺に着いて来るのか?」
「はい。マスターにお仕えする事が私の使命です」
まあ、そういう風にプログラムされてんなら、そう答えるよなあ…。
「俺はさ、お前を作った人がどんな事を思って俺にお前を預けたのかは分からない。けど、多分俺が何かをする事を期待してたんだと思うんだ」
「私の記憶には、マスターの使命及び、私がマスターにお仕えする理由等については記録がありません」
だよなあ。何か具体的な目的があってパンドラが俺に着いて来るってんなら、その事情が少しでも分かれば良かったんだが…。
「なあパンドラ? 自分で言うのも情けないけど、俺はお前を作った人のその“願い”を叶えられないと思う。今こうして旅してるのだって、この体を元の持ち主に返して、俺自身が生き返る方法を探すっていう個人的な事情によるものだし。って言うか、その2つの目的だって達成出来るか分からないような有様だしさ…」
だから、俺に着いて来ても無駄だぜ。
そう続けようとしたら、パンドラが先に口を開いて俺の言葉を制した。
「問題ありません」
「はは…いや、問題大有りだろ?」
「問題ありません」
パンドラは、力強く迷い無く、真っ直ぐに俺を見て同じ言葉を続けた。
「問題ありません。マスターがどこの誰であっても、マスターがこれから何をする人であっても、なくても、私はマスターに仕えます。それが私の唯一つの存在意義です」
暗に、「自分の存在する理由を奪わないでくれ」とお願いされているのは、流石に俺にだってわかる。分かるが……。
「相当危ないぜ? どこの誰だか分かんねえけど、≪赤≫を狙ってる奴等が居るらしいし」
「危険があると言うのならば、なおの事一緒に行きます。マスターをお守りする事も私の使命です」
揺るがないしブレないなぁ…ここは流石機械乙女と褒める所なのか? この調子じゃ、どっかに置いて行っても後追っかけて来そうだな…仕方ねえ、コッチも腹括るか…。
「分かった。んじゃ、一緒に行くか」
「はい。ご理解頂けたようでなによりです」
理解したっつうか、お前が折れな過ぎるからコッチが折れただけなんだが…。
「それより、俺の事護るって言ってたけど、パンドラって戦えんのか?」
「はい。格闘戦、近接武装、魔法、銃火器、全ての戦術が登録されています」
「ふーん、そりゃ凄そ……いや、ちょっと待て! 魔法使えるのか!?」
「はい。私の体に生身の肉体を一部使用しているのも、元々体内で魔素を魔力に変換する為の仕様だったと記憶に記録されています」
ああ、うん、なるほど。確かに完全に機械のボディじゃ魔力は作れないだろうからなあ…。いや、待てよ…? 魔法を使えるようにする事を前提に体を作成されたって事は、パンドラって俺が思ってる以上に戦闘能力に特化してるんじゃねえか…?
「でも、そうなると色々準備しねえとなあ。身分証明代わりになるから、パンドラも冒険者ギルドに登録して、あと武器と旅支度も必要か」
出費がかさむなぁ…。一気に懐が寒くなりそう、
「武器ですか?」
「必要だろ?」
「内蔵火器ではダメでしょうか?」
「むしろ内蔵火器があんのかよ…」
「はい」
俺に見せようとしてくれたのだろう、右腕の袖を捲くる。腕の内側からガチャンっと例の不吉な音が聞こえた。
ああ、うん、確かにありそうだ。
「良いから、それは仕舞っとけ…」
「はい」
素直に捲くった袖を戻して鍋を混ぜる作業に戻る。
「内蔵火器って事は実弾だろ? 弾薬の補充は利くのか?」
「いいえ」
「ダメじゃん…」
手持ちの弾薬使い切ったらそれで終わりって事じゃねえか。
そもそも、出来ればコッチの世界で銃火器を振り回すのは止めて欲しい。
魔法と言う異文化はあるが、それでもコッチの文明レベルで考えれが銃は完全にオーバーテクノロジーだ。下手に人の目に触れさせて、同じ物を作られるなんて事になったら……。銃は魔法よりも危険だ。持てば誰でも人の命を奪えてしまう。いずれコッチの文明が進化していけば銃が生み出されるかもしれないが、少なくてもそれを今にする必要はない。
「では、どのような武装ならば良いのでしょうか?」
「うーん…そうだなあ。剣とか槍とか、あっ、魔法が使えるならそれ用の装備とか」
「魔法を使用する為の装備ならば良いのですか?」
魔法を使う為の武器って言ったら、ワンドやスタッフとかかな? それなら別に持っていても不自然じゃないだろ。
「ああ、それなら問題ない」
「理解しました。では、魔法を使用する為の武器を用意致します」
用意するのはお前じゃなくて武器屋だけどな。と内心ツッコミを入れながら、鍋の中の味と煮え具合を確認するパンドラの姿をボンヤリと眺める。
「なんでしょうかマスター?」
俺の視線に気付いて、パンドラが無表情な顔を俺に向ける。
「いや、こうして見ると人間にしか見えねえなあ、と思ってさ」
「おかしいでしょうか?」
おかしい、と来たか。
「いや、おかしくねえよ。多分お前は“それで良い”んだと思う」
「どういう意味でしょうか?」
「……悪い、言っといて自分でもよく分かんねえや」
自分でも本当に分からない。でも、ただそう思ったんだ。パンドラはそれで良いんだって。
……なんとなく、俺とパンドラは似ているような気がした。
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さっきのセリフは、もしかして自分に言ったのかな? 俺は、ずっと今の状態に罪の意識を感じている。本来の体の持ち主であるロイド君を意識の奥に押し込んで、勝手に体を使っている今の歪な自分に。ロイド君は俺の存在を受け入れてくれたけど、それだってずっとこの体を使って良いって免罪符じゃない。
俺は多分、許しが欲しいんだと思う。
アッチの世界の人間でもあり、コッチの世界の人間でもある。逆に言ってしまえば、どちらの人間でもない俺と言う中途半端な混ざり物。鳥と獣、どちらにも居場所を失ってしまった蝙蝠のような孤独感。
ああ、そっか。俺は、これをパンドラに味合わせたくないんだ。
ようやく自分の気持ちが理解できた。
「パンドラ?」
「はい」
「これから、ヨロシクな」
「はい。コチラこそ宜しくお願いします」
鍋を混ぜていた手を離し、わざわざ立ち上がってペコリと頭を下げる。
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