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即断即決①
「お前がエヴァか」
外で洗濯してたら呼ばれて家の中に入ってみたら、見知らぬおじさんに呼び捨てにされて、私はムッとする。
「お前は誰?」
私の言葉に、おじさんが目を見開く。
「エヴァ! ピョルリング伯爵様になんてことを!」
親代わりのじいちゃんが、慌てている。
……ピョルリング伯爵? そんな名前知らないし。私関係ないし。
でも、どうりでこの粗末な家に似合わない立派な格好と、立派な騎士様を連れて来てるわけだ。
「お前? ……お前に、“お前”と呼ばれる筋合いはない!」
おじさんが目を細める。
どうやら私を威嚇してるみたいだけど、怖くなんてないもん!
「べーだ!」
私はあっかんべーをして部屋から出ていこうとした。
だけど、見知らぬおじさんが連れてきた騎士たちがドアの前に突っ立っていて、出ていけそうもない。
ムッとしてそっぽを向くと、私は椅子に座った。
「しつけもなっていないのか!」
怒った声が、じいちゃんとばあちゃんに向く。
「しつけはされてるもん! 無礼な人に礼儀を欠いて何が悪いの?」
挨拶はきちんとするし、お礼だってきちんと言うよ!
でも、お前って言われたら、“お前”って返すよね!
おじさんは盛大なため息をついて、首を横に振った。
「これが私の血を分けた子供だと思うと、信じたくもないな」
え?
今、おじさん何て言った?
「こんなでっぷり太ったおじさんの血が入ってるの!? 私、将来、こんなに醜くなりたくない!」
嫌だ、嫌だ! 私もこんな風に太っちゃうの?!
「なんだと!? ……いや、もうどうでもいい。この娘を引き渡せばいいだけの話だ。連れていけ」
私に怒ろうとしたでっぷり太ったおじさんは、急に怒りを収めると、騎士たちに命令した。
「何言ってるわけ?! 私はここで暮らすんだから! じいちゃん、ばあちゃん!」
私が反論してる間に、私の体を、ひょいと騎士が担ぎ上げた。
じいちゃんもばあちゃんも、おろおろしてはいるけれど、それに対抗できそうにもなかった。
だって、もう一人の騎士が、二人に剣を突き付けてるから。
「下ろせ!」
私は、野生育ちで鍛えた手足をばたばた動かして、何とかすり抜けようともがいた。
だけど、きちんと鍛えられた騎士は、がっちりと私をつかんで離さない。
「あの方も、貴族であれば条件は問わないと言っているからな。お前をきちんと捕まえて置ける人間を選んできたんだ。私の計画には抜けがないな」
ハハハ、と全然面白くもないのにでっぷり太ったおじさんが笑いだす。
「やめろよ! クソ豚野郎!」
「煩いクソガキが。こんな娘が自分の血を分けてると思うと、反吐が出るな」
私を睨みつけたクソ豚野郎が、じいちゃんとばあちゃんに顔を向ける。
「まあ、母親に似て下品だと言うことかもしれんな。私を誘惑して子種をもらい受けるようなあばずれ女だからな」
「娘は、そんな子じゃ……」
反論しようとするばあちゃんを、じいちゃんが押さえる。じいちゃんの手がプルプル震えている。
きっと、じいちゃんも反論したいんだろう。でも、剣を突き付けられてるから。
私だってムッとする。もう顔も覚えてないけれど、自分の母親が馬鹿にされたのはわかるから。
「自分だって見境なく簡単に腰を振った種馬の癖に!」
言葉遣いが悪いのは当然だ。悪ガキと呼ばれるみんなといつも遊んでるから、自然と口も悪くなる!
「口を慎め! それ以上何か言うようなら!」
顔を真っ赤にしたクソ豚野郎が、剣を持った騎士に視線を送る。騎士が剣をふり上げる。
「わかった! もう口答えはしない!」
私の言葉に、クソ豚野郎が満足げにうなずいた。騎士が剣を下したのを見て、ホッとしたのと同時に、悔しさが胸を満たす。
絶対、いつかクソ豚野郎を後悔させてやる。
◇
「タッペル公爵様。これが、私の娘、エヴァでございます」
クソ豚野郎は王都に私を連れていくと、無理やり着飾らせて私を他の家に連れて行った。
タッペル公爵と呼ばれたのは、ひょろりとした優男だった。
友達のシェスティンがいたら、キャーキャー言いそうな、絵本に出てきそうな王子様みたいな男だ。
私の好みじゃないけど。
「これか。本当に、条件を呑むのか?」
「ええ。エヴァ、タッペル公爵様の条件を全てのむんだ。いいな?」
……全然何も説明されてないんですけど?
「条件教えて」
私のぞんざいな言葉遣いに、クソ豚野郎が反応する。だけど、優男がクククと楽しそうに肩を震わせたせいで、クソ豚野郎に怒られずに済んだ。
「なるほど、野生児ですね。エヴァ嬢、私の条件は、私との白い結婚だよ」
「白い結婚?」
私は眉を寄せた。
意味が分からない。
結婚が白いって、何?
って言うか、こちら15になる前なんですけど?
「知らないかな? 契約結婚と言えばいいかな? 私とエヴァは結婚をするが、私はエヴァと閨を共にすることはないってことだよ」
何それ? 思った以上にいい条件じゃない!?
だって、こんな好みじゃない優男としたくないもん!
「他には?」
「エヴァ!」
クソ豚野郎には聞いてないし。
「そうだね。公爵夫人にはなるが、人前に出る必要はない。社交界へは、私とヨハンナが行くから」
優男の言葉に私は首を傾げた。
「ヨハンナ?」
「私の真のパートナー。社交界ではすでに披露しているんだ。だから、君は好きなように過ごしてくれればいいよ」
「……ヨハンナって人と、結婚すればいいんじゃないの?」
「それが許されるんだったら、とっくにそうしてるんだけどね。できないから、エヴァを私の建前上の妻に据えようと思っているんだよ?」
「ふーん。どうして?」
「エヴァ!」
またクソ豚野郎が声を上げたけど、優男が首を横に振った。
「構わないよ。社交界じゃ公然の秘密だ。前の公爵が、私がヨハンナと結婚するのを嫌がっていてね。亡くなったから、これで想いが遂げられると思ったら、私が貴族の令嬢と結婚しなければ、公爵家の莫大な遺産を継げないように遺言を残していてね」
「へー。遺産が欲しくて私と結婚するの?」
「エヴァ!」
煩いな。私は優男と話してるんだけど。でも、優男もクソ豚野郎を気にもせず口を開いた。
「ああ。でも、君も好きなように買い物するのは構わないよ。君のような庶民が欲しがるものをいくら買ったとしても、公爵家の遺産からすれば、微々たるものだ」
「タッペル公爵様! そんな約束など、この娘には不要です!」
「いや。大した条件ではないからね。もちろん、私の許可を取らずに買ってくれていい。むしろ、私と関わろうとしないでくれるかな? ヨハンナを不安がらせたくないからね」
首を振る優男を、私はじっと見つめた。
「それで、エヴァ嬢、この条件、呑んでくれるかな?」
「いいよ!」
何この好条件!
外で洗濯してたら呼ばれて家の中に入ってみたら、見知らぬおじさんに呼び捨てにされて、私はムッとする。
「お前は誰?」
私の言葉に、おじさんが目を見開く。
「エヴァ! ピョルリング伯爵様になんてことを!」
親代わりのじいちゃんが、慌てている。
……ピョルリング伯爵? そんな名前知らないし。私関係ないし。
でも、どうりでこの粗末な家に似合わない立派な格好と、立派な騎士様を連れて来てるわけだ。
「お前? ……お前に、“お前”と呼ばれる筋合いはない!」
おじさんが目を細める。
どうやら私を威嚇してるみたいだけど、怖くなんてないもん!
「べーだ!」
私はあっかんべーをして部屋から出ていこうとした。
だけど、見知らぬおじさんが連れてきた騎士たちがドアの前に突っ立っていて、出ていけそうもない。
ムッとしてそっぽを向くと、私は椅子に座った。
「しつけもなっていないのか!」
怒った声が、じいちゃんとばあちゃんに向く。
「しつけはされてるもん! 無礼な人に礼儀を欠いて何が悪いの?」
挨拶はきちんとするし、お礼だってきちんと言うよ!
でも、お前って言われたら、“お前”って返すよね!
おじさんは盛大なため息をついて、首を横に振った。
「これが私の血を分けた子供だと思うと、信じたくもないな」
え?
今、おじさん何て言った?
「こんなでっぷり太ったおじさんの血が入ってるの!? 私、将来、こんなに醜くなりたくない!」
嫌だ、嫌だ! 私もこんな風に太っちゃうの?!
「なんだと!? ……いや、もうどうでもいい。この娘を引き渡せばいいだけの話だ。連れていけ」
私に怒ろうとしたでっぷり太ったおじさんは、急に怒りを収めると、騎士たちに命令した。
「何言ってるわけ?! 私はここで暮らすんだから! じいちゃん、ばあちゃん!」
私が反論してる間に、私の体を、ひょいと騎士が担ぎ上げた。
じいちゃんもばあちゃんも、おろおろしてはいるけれど、それに対抗できそうにもなかった。
だって、もう一人の騎士が、二人に剣を突き付けてるから。
「下ろせ!」
私は、野生育ちで鍛えた手足をばたばた動かして、何とかすり抜けようともがいた。
だけど、きちんと鍛えられた騎士は、がっちりと私をつかんで離さない。
「あの方も、貴族であれば条件は問わないと言っているからな。お前をきちんと捕まえて置ける人間を選んできたんだ。私の計画には抜けがないな」
ハハハ、と全然面白くもないのにでっぷり太ったおじさんが笑いだす。
「やめろよ! クソ豚野郎!」
「煩いクソガキが。こんな娘が自分の血を分けてると思うと、反吐が出るな」
私を睨みつけたクソ豚野郎が、じいちゃんとばあちゃんに顔を向ける。
「まあ、母親に似て下品だと言うことかもしれんな。私を誘惑して子種をもらい受けるようなあばずれ女だからな」
「娘は、そんな子じゃ……」
反論しようとするばあちゃんを、じいちゃんが押さえる。じいちゃんの手がプルプル震えている。
きっと、じいちゃんも反論したいんだろう。でも、剣を突き付けられてるから。
私だってムッとする。もう顔も覚えてないけれど、自分の母親が馬鹿にされたのはわかるから。
「自分だって見境なく簡単に腰を振った種馬の癖に!」
言葉遣いが悪いのは当然だ。悪ガキと呼ばれるみんなといつも遊んでるから、自然と口も悪くなる!
「口を慎め! それ以上何か言うようなら!」
顔を真っ赤にしたクソ豚野郎が、剣を持った騎士に視線を送る。騎士が剣をふり上げる。
「わかった! もう口答えはしない!」
私の言葉に、クソ豚野郎が満足げにうなずいた。騎士が剣を下したのを見て、ホッとしたのと同時に、悔しさが胸を満たす。
絶対、いつかクソ豚野郎を後悔させてやる。
◇
「タッペル公爵様。これが、私の娘、エヴァでございます」
クソ豚野郎は王都に私を連れていくと、無理やり着飾らせて私を他の家に連れて行った。
タッペル公爵と呼ばれたのは、ひょろりとした優男だった。
友達のシェスティンがいたら、キャーキャー言いそうな、絵本に出てきそうな王子様みたいな男だ。
私の好みじゃないけど。
「これか。本当に、条件を呑むのか?」
「ええ。エヴァ、タッペル公爵様の条件を全てのむんだ。いいな?」
……全然何も説明されてないんですけど?
「条件教えて」
私のぞんざいな言葉遣いに、クソ豚野郎が反応する。だけど、優男がクククと楽しそうに肩を震わせたせいで、クソ豚野郎に怒られずに済んだ。
「なるほど、野生児ですね。エヴァ嬢、私の条件は、私との白い結婚だよ」
「白い結婚?」
私は眉を寄せた。
意味が分からない。
結婚が白いって、何?
って言うか、こちら15になる前なんですけど?
「知らないかな? 契約結婚と言えばいいかな? 私とエヴァは結婚をするが、私はエヴァと閨を共にすることはないってことだよ」
何それ? 思った以上にいい条件じゃない!?
だって、こんな好みじゃない優男としたくないもん!
「他には?」
「エヴァ!」
クソ豚野郎には聞いてないし。
「そうだね。公爵夫人にはなるが、人前に出る必要はない。社交界へは、私とヨハンナが行くから」
優男の言葉に私は首を傾げた。
「ヨハンナ?」
「私の真のパートナー。社交界ではすでに披露しているんだ。だから、君は好きなように過ごしてくれればいいよ」
「……ヨハンナって人と、結婚すればいいんじゃないの?」
「それが許されるんだったら、とっくにそうしてるんだけどね。できないから、エヴァを私の建前上の妻に据えようと思っているんだよ?」
「ふーん。どうして?」
「エヴァ!」
またクソ豚野郎が声を上げたけど、優男が首を横に振った。
「構わないよ。社交界じゃ公然の秘密だ。前の公爵が、私がヨハンナと結婚するのを嫌がっていてね。亡くなったから、これで想いが遂げられると思ったら、私が貴族の令嬢と結婚しなければ、公爵家の莫大な遺産を継げないように遺言を残していてね」
「へー。遺産が欲しくて私と結婚するの?」
「エヴァ!」
煩いな。私は優男と話してるんだけど。でも、優男もクソ豚野郎を気にもせず口を開いた。
「ああ。でも、君も好きなように買い物するのは構わないよ。君のような庶民が欲しがるものをいくら買ったとしても、公爵家の遺産からすれば、微々たるものだ」
「タッペル公爵様! そんな約束など、この娘には不要です!」
「いや。大した条件ではないからね。もちろん、私の許可を取らずに買ってくれていい。むしろ、私と関わろうとしないでくれるかな? ヨハンナを不安がらせたくないからね」
首を振る優男を、私はじっと見つめた。
「それで、エヴァ嬢、この条件、呑んでくれるかな?」
「いいよ!」
何この好条件!
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