10 / 74
10
しおりを挟む
「思い込みを撤廃すべきだと話してなかったですか」
面白そうにアリーナを見るライに、確かに口にしたのを思い出したアリーナは、思いっきり眉を寄せる。
「そう…言ったけど、いつ、そんな話になったの」
「さっき。それに了承したのはアリーナでしょ」
とろりと甘い視線を向けるライに、アリーナはひきつった笑みしか出ない。
「そんなつもりじゃなかった…。」
「ひどいな、私のお姫様は。イケナイ子だ。」
そう言いながらアリーナの体をなぞるライに、正気に戻ったアリーナは体を固くする。
「け…こんとか考えて…」
ない。というアリーナの最後の言葉は、またもやライの口に飲み込まれた。
さっきより更に熱を持った口付けは、さっきまではまだムズムズに近い感覚しかアリーナに引き起こさなかったはずなのに、さっきよりアリーナの体が熱を持ち体のいくつかの部分がなぜか主張してくる。…そのもどかしい感覚にアリーナは体のその部分をすり付けてしまう。
それに気付いたのか、ライがすり付けている一部であるアリーナの内股をすっと撫でた。
アリーナの喉の奥で生まれた声は、ライの舌と口に邪魔されて正しい音にはならない。 だけれども、明らかに今までと違う色合いの声が、アリーナの口の端から漏れた。
熱を持った瞳が自分から離れてほっとしたはずなのに、口から漏れた残念そうな声色に、アリーナは自分でも驚く。そもそも、頭ではダメだと思っているはずなのに、さっきまでソファに縫い付けられていたはずのアリーナの腕は、ライから離れたくないとでも言うようにライにしがみついている。
ふ、とライが顔を緩めるのを見て我に返ったアリーナは、慌ててライから手を離す。
「さっき、結婚を承諾したでしょ」
アリーナは頷きたくなくて首を横にふる。
それを見て口角をあげたライに、アリーナは嫌な予感しかしない。
「体は素直なのに。」
また顔を近づけてきたライの顔を避けようとアリーナは顔を横に背ける。
でもライの動きは止まらずに、アリーナの首筋に顔を埋める。
「ひゃっ。」
アリーナの変な声が口から漏れる。
「やめて…。」
首筋をなめられたことなどもちろんないアリーナは、力が抜ける自分の体にどうにか意思を伝えようと頑張ってみるが、体はライに抱え込まれて抜け出せそうには全くない。
「体は喜んでいますよ」
クスリと笑われて、アリーナは羞恥に頬を染める。
「…副団長様…」
何とか逃れようとアリーナが言葉を発しかけると、その下唇をトントンとライが軽くたたく。
「ライ、ですよ。呼んで?」
「いえ、あの…私は処女なので…やめた方が…。」
呼んで、と言われたのを無視したのは、もちろんアリーナなりの意趣返しだ。そしてそれに続けたセリフは、百洗練目の騎士団副団長様の相手をするには処女では不足だろう、という遠回しのお断りの言葉だ。
26年も生きていれば、下世話な言葉も耳には入る。性に鷹揚なこの国の男たちの中には、処女を面倒だと言う輩も多い。処女を喜ぶのは一部のマニアだとも言われているくらいだ。閨の作法もこの国で求められる女子力の中に含まれているとかいないとか。
でも、アリーナのその言葉は、ライににっこりと笑われてしまった。
…処女も大丈夫なのか。軽い絶望がアリーナを襲う。
「私も童貞だから、お揃いだね」
軽い絶望に襲われていたせいで、アリーナはライが何を言ったのか、すぐには理解できなかった。
頭の中で“どうてい”という言葉を何度か変換して、ようやく正しいと思われる意味にたどり着いた時には、は? と間抜けな声が口から洩れただけとなった。
「信じられない」
ライの言葉に、アリーナは小刻みに頷く。何人もの女性と付き合ったはずのライが童貞なんて、誰が信じるだろうか。
「本当だよ? 見てみる?」
何をだ! アリーナは目を見開いた後、顔を染めた。
「ふふ。だから、心配しないで?」
何をだ!
「…あの、副団長様は30歳を超えていると聞いていますが…?」
なぜこの年まで童貞なのか。むしろなぜなのだ。ハイスペックイケメンのはずなのに。
不能なの? という言葉はアリーナでも流石に飲み込んだ。
「ライ、ですよ」
ライがアリーナの唇に軽く触れて音をさせる。
「…あの、何で童貞捨ててないんですか。不能ですか」
アリーナは何だかもうライ相手に気を遣う気は全くなくなった。何が、ちゅ、だ。こっちの意思を汲め。それ以外の罵りの言葉は、視線に載せた。
「ひどいな。…確かめてみるといい。」
妖艶な笑顔に、アリーナはぴきりと固まりかけて、何とか正気を保つ。
「…私は、結婚した相手としか契る気はありません」
性には鷹揚ではあるけれど、そう考える女性が一部にはいる。本人たちは、乙女だからと言って憚らないが、たった一人の王子様を待っているんだと言う。アリーナの場合は、単なる逃げの一手でしかないが。
面白そうにアリーナを見るライに、確かに口にしたのを思い出したアリーナは、思いっきり眉を寄せる。
「そう…言ったけど、いつ、そんな話になったの」
「さっき。それに了承したのはアリーナでしょ」
とろりと甘い視線を向けるライに、アリーナはひきつった笑みしか出ない。
「そんなつもりじゃなかった…。」
「ひどいな、私のお姫様は。イケナイ子だ。」
そう言いながらアリーナの体をなぞるライに、正気に戻ったアリーナは体を固くする。
「け…こんとか考えて…」
ない。というアリーナの最後の言葉は、またもやライの口に飲み込まれた。
さっきより更に熱を持った口付けは、さっきまではまだムズムズに近い感覚しかアリーナに引き起こさなかったはずなのに、さっきよりアリーナの体が熱を持ち体のいくつかの部分がなぜか主張してくる。…そのもどかしい感覚にアリーナは体のその部分をすり付けてしまう。
それに気付いたのか、ライがすり付けている一部であるアリーナの内股をすっと撫でた。
アリーナの喉の奥で生まれた声は、ライの舌と口に邪魔されて正しい音にはならない。 だけれども、明らかに今までと違う色合いの声が、アリーナの口の端から漏れた。
熱を持った瞳が自分から離れてほっとしたはずなのに、口から漏れた残念そうな声色に、アリーナは自分でも驚く。そもそも、頭ではダメだと思っているはずなのに、さっきまでソファに縫い付けられていたはずのアリーナの腕は、ライから離れたくないとでも言うようにライにしがみついている。
ふ、とライが顔を緩めるのを見て我に返ったアリーナは、慌ててライから手を離す。
「さっき、結婚を承諾したでしょ」
アリーナは頷きたくなくて首を横にふる。
それを見て口角をあげたライに、アリーナは嫌な予感しかしない。
「体は素直なのに。」
また顔を近づけてきたライの顔を避けようとアリーナは顔を横に背ける。
でもライの動きは止まらずに、アリーナの首筋に顔を埋める。
「ひゃっ。」
アリーナの変な声が口から漏れる。
「やめて…。」
首筋をなめられたことなどもちろんないアリーナは、力が抜ける自分の体にどうにか意思を伝えようと頑張ってみるが、体はライに抱え込まれて抜け出せそうには全くない。
「体は喜んでいますよ」
クスリと笑われて、アリーナは羞恥に頬を染める。
「…副団長様…」
何とか逃れようとアリーナが言葉を発しかけると、その下唇をトントンとライが軽くたたく。
「ライ、ですよ。呼んで?」
「いえ、あの…私は処女なので…やめた方が…。」
呼んで、と言われたのを無視したのは、もちろんアリーナなりの意趣返しだ。そしてそれに続けたセリフは、百洗練目の騎士団副団長様の相手をするには処女では不足だろう、という遠回しのお断りの言葉だ。
26年も生きていれば、下世話な言葉も耳には入る。性に鷹揚なこの国の男たちの中には、処女を面倒だと言う輩も多い。処女を喜ぶのは一部のマニアだとも言われているくらいだ。閨の作法もこの国で求められる女子力の中に含まれているとかいないとか。
でも、アリーナのその言葉は、ライににっこりと笑われてしまった。
…処女も大丈夫なのか。軽い絶望がアリーナを襲う。
「私も童貞だから、お揃いだね」
軽い絶望に襲われていたせいで、アリーナはライが何を言ったのか、すぐには理解できなかった。
頭の中で“どうてい”という言葉を何度か変換して、ようやく正しいと思われる意味にたどり着いた時には、は? と間抜けな声が口から洩れただけとなった。
「信じられない」
ライの言葉に、アリーナは小刻みに頷く。何人もの女性と付き合ったはずのライが童貞なんて、誰が信じるだろうか。
「本当だよ? 見てみる?」
何をだ! アリーナは目を見開いた後、顔を染めた。
「ふふ。だから、心配しないで?」
何をだ!
「…あの、副団長様は30歳を超えていると聞いていますが…?」
なぜこの年まで童貞なのか。むしろなぜなのだ。ハイスペックイケメンのはずなのに。
不能なの? という言葉はアリーナでも流石に飲み込んだ。
「ライ、ですよ」
ライがアリーナの唇に軽く触れて音をさせる。
「…あの、何で童貞捨ててないんですか。不能ですか」
アリーナは何だかもうライ相手に気を遣う気は全くなくなった。何が、ちゅ、だ。こっちの意思を汲め。それ以外の罵りの言葉は、視線に載せた。
「ひどいな。…確かめてみるといい。」
妖艶な笑顔に、アリーナはぴきりと固まりかけて、何とか正気を保つ。
「…私は、結婚した相手としか契る気はありません」
性には鷹揚ではあるけれど、そう考える女性が一部にはいる。本人たちは、乙女だからと言って憚らないが、たった一人の王子様を待っているんだと言う。アリーナの場合は、単なる逃げの一手でしかないが。
11
あなたにおすすめの小説
転移先で日本語を読めるというだけで最強の男に囚われました
桜あずみ
恋愛
異世界に転移して2年。
言葉も話せなかったこの国で、必死に努力して、やっとこの世界に馴染んできた。
しかし、ただ一つ、抜けなかった癖がある。
──ふとした瞬間に、日本語でメモを取ってしまうこと。
その一行が、彼の目に留まった。
「この文字を書いたのは、あなたですか?」
美しく、完璧で、どこか現実離れした男。
日本語という未知の文字に強い関心を示した彼は、やがて、少しずつ距離を詰めてくる。
最初はただの好奇心だと思っていた。
けれど、気づけば私は彼の手の中にいた。
彼の正体も、本当の目的も知らないまま。すべてを知ったときには、もう逃げられなかった。
毎日19時に更新予定です。
【完結】転生したら悪役継母でした
入魚ひえん@発売中◆巻き戻り冤罪令嬢◆
恋愛
聖女を優先する夫に避けられていたアルージュ。
その夜、夫が初めて寝室にやってきて命じたのは「聖女の隠し子を匿え」という理不尽なものだった。
しかも隠し子は、夫と同じ髪の色。
絶望するアルージュはよろめいて鏡にぶつかり、前世に読んだウェブ小説の悪妻に転生していることを思い出す。
記憶を取り戻すと、七年間も苦しんだ夫への愛は綺麗さっぱり消えた。
夫に奪われていたもの、不正の事実を着々と精算していく。
◆愛されない悪妻が前世を思い出して転身したら、可愛い継子や最強の旦那様ができて、転生前の知識でスイーツやグルメ、家電を再現していく、異世界転生ファンタジー!◆
*旧題:転生したら悪妻でした
魔法師団長の家政婦辞めたら溺愛されました
iru
恋愛
小説家になろうですでに完結済みの作品です。よければお気に入りブックマークなどお願いします。
両親と旅をしている途中、魔物に襲われているところを、魔法師団に助けられたティナ。
両親は亡くなってしまったが、両親が命をかけて守ってくれた自分の命を無駄にせず強く生きていこうと決めた。
しかし、肉親も家もないティナが途方に暮れていると、魔物から助けてくれ、怪我の入院まで面倒を見てくれた魔法師団の団長レオニスから彼の家政婦として住み込みで働かないと誘われた。
魔物から助けられた時から、ひどく憧れていたレオニスの誘いを、ティナはありがたく受ける事にした。
自分はただの家政婦だと強く言い聞かせて、日に日に膨らむ恋心を抑え込むティナだった。
一方、レオニスもティナにどんどん惹かれていっていた。
初めはなくなった妹のようで放っては置けないと家政婦として雇ったが、その健気な様子に強く惹かれていった。
恋人になりたいが、年上で雇い主。
もしティナも同じ気持ちでないなら仕事まで奪ってしまうのではないか。
そんな思いで一歩踏み出せないレオニスだった。
そんな中ある噂から、ティナはレオニスの家政婦を辞めて家を出る決意をする。
レオニスは思いを伝えてティナを引き止めることができるのか?
両片思いのすれ違いのお話です。
見た目は子供、頭脳は大人。 公爵令嬢セリカ
しおしお
恋愛
四歳で婚約破棄された“天才幼女”――
今や、彼女を妻にしたいと王子が三人。
そして隣国の国王まで参戦!?
史上最大の婿取り争奪戦が始まる。
リュミエール王国の公爵令嬢セリカ・ディオールは、幼い頃に王家から婚約破棄された。
理由はただひとつ。
> 「幼すぎて才能がない」
――だが、それは歴史に残る大失策となる。
成長したセリカは、領地を空前の繁栄へ導いた“天才”として王国中から称賛される存在に。
灌漑改革、交易路の再建、魔物被害の根絶……
彼女の功績は、王族すら遠く及ばないほど。
その名声を聞きつけ、王家はざわついた。
「セリカに婿を取らせる」
父であるディオール公爵がそう発表した瞬間――
なんと、三人の王子が同時に立候補。
・冷静沈着な第一王子アコード
・誠実温和な第二王子セドリック
・策略家で負けず嫌いの第三王子シビック
王宮は“セリカ争奪戦”の様相を呈し、
王子たちは互いの足を引っ張り合う始末。
しかし、混乱は国内だけでは終わらなかった。
セリカの名声は国境を越え、
ついには隣国の――
国王まで本人と結婚したいと求婚してくる。
「天才で可愛くて領地ごと嫁げる?
そんな逸材、逃す手はない!」
国家の威信を賭けた婿争奪戦は、ついに“国VS国”の大騒動へ。
当の本人であるセリカはというと――
「わたし、お嫁に行くより……お昼寝のほうが好きなんですの」
王家が焦り、隣国がざわめき、世界が動く。
しかしセリカだけはマイペースにスイーツを作り、お昼寝し、領地を救い続ける。
これは――
婚約破棄された天才令嬢が、
王国どころか国家間の争奪戦を巻き起こしながら
自由奔放に世界を変えてしまう物語。
最愛の番に殺された獣王妃
望月 或
恋愛
目の前には、最愛の人の憎しみと怒りに満ちた黄金色の瞳。
彼のすぐ後ろには、私の姿をした聖女が怯えた表情で口元に両手を当てこちらを見ている。
手で隠しているけれど、その唇が堪え切れず嘲笑っている事を私は知っている。
聖女の姿となった私の左胸を貫いた彼の愛剣が、ゆっくりと引き抜かれる。
哀しみと失意と諦めの中、私の身体は床に崩れ落ちて――
突然彼から放たれた、狂気と絶望が入り混じった慟哭を聞きながら、私の思考は止まり、意識は閉ざされ永遠の眠りについた――はずだったのだけれど……?
「憐れなアンタに“選択”を与える。このままあの世に逝くか、別の“誰か”になって新たな人生を歩むか」
謎の人物の言葉に、私が選択したのは――
一級魔法使いになれなかったので特級厨師になりました
しおしお
恋愛
魔法学院次席卒業のシャーリー・ドットは、
「一級魔法使いになれなかった」という理由だけで婚約破棄された。
――だが本当の理由は、ただの“うっかり”。
試験会場を間違え、隣の建物で行われていた
特級厨師試験に合格してしまったのだ。
気づけばシャーリーは、王宮からスカウトされるほどの
“超一流料理人”となり、国王の胃袋をがっちり掴む存在に。
一方、学院首席で一級魔法使いとなった
ナターシャ・キンスキーは、大活躍しているはずなのに――
「なんで料理で一番になってるのよ!?
あの女、魔法より料理の方が強くない!?」
すれ違い、逃げ回り、勘違いし続けるナターシャと、
天然すぎて誤解が絶えないシャーリー。
そんな二人が、魔王軍の襲撃、国家危機、王宮騒動を通じて、
少しずつ距離を縮めていく。
魔法で国を守る最強魔術師。
料理で国を救う特級厨師。
――これは、“敵でもライバルでもない二人”が、
ようやく互いを認め、本当の友情を築いていく物語。
すれ違いコメディ×料理魔法×ダブルヒロイン友情譚!
笑って、癒されて、最後は心が温かくなる王宮ラノベ、開幕です。
【完結】転生したらラスボスの毒継母でした!
白雨 音
恋愛
妹シャルリーヌに裕福な辺境伯から結婚の打診があったと知り、アマンディーヌはシャルリーヌと入れ替わろうと画策する。
辺境伯からは「息子の為の白い結婚、いずれ解消する」と宣言されるが、アマンディーヌにとっても都合が良かった。「辺境伯の財で派手に遊び暮らせるなんて最高!」義理の息子など放置して遊び歩く気満々だったが、義理の息子に会った瞬間、卒倒した。
夢の中、前世で読んだ小説を思い出し、義理の息子は将来世界を破滅させようとするラスボスで、自分はその一因を作った毒継母だと知った。破滅もだが、何より自分の死の回避の為に、義理の息子を真っ当な人間に育てようと誓ったアマンディーヌの奮闘☆
異世界転生、家族愛、恋愛☆ 短めの長編(全二十一話です)
《完結しました》 お読み下さり、お気に入り、エール、いいね、ありがとうございます☆
子供が可愛いすぎて伯爵様の溺愛に気づきません!
屋月 トム伽
恋愛
私と婚約をすれば、真実の愛に出会える。
そのせいで、私はラッキージンクスの令嬢だと呼ばれていた。そんな噂のせいで、何度も婚約破棄をされた。
そして、9回目の婚約中に、私は夜会で襲われてふしだらな令嬢という二つ名までついてしまった。
ふしだらな令嬢に、もう婚約の申し込みなど来ないだろうと思っていれば、お父様が氷の伯爵様と有名なリクハルド・マクシミリアン伯爵様に婚約を申し込み、邸を売って海外に行ってしまう。
突然の婚約の申し込みに断られるかと思えば、リクハルド様は婚約を受け入れてくれた。婚約初日から、マクシミリアン伯爵邸で住み始めることになるが、彼は未婚のままで子供がいた。
リクハルド様に似ても似つかない子供。
そうして、マクリミリアン伯爵家での生活が幕を開けた。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる