6 / 10
不満
しおりを挟む
昨日は情けない姿を見せた上に、慰めてもらうような形になった。何か礼がしたいし、その上で山鹿ともう少し話してみたい。
そう思って昨日より少し早めに学校に来た。ハンカチを返しに行った時山鹿の方が先に学校にいたためだ。
C組を覗きに行けば既に山鹿は席について本を読んでいた。
「山鹿」
声をかけると視線をこちらに向けてくれた。
「那月さん。おはようございます。何か用です?」
俺のことを好きだと言う割にはやはり愛想のない反応で内心少し笑った。
「あのさ、昨日すげぇいいとこ連れてってくれたお礼に今度俺の好きなとこ連れて行きたいんだけど放課後空いてる?」
「勿論大丈夫ですよ。何処に行くんですか?」
「んー、それは放課後のお楽しみってことで」
山鹿は少し瞬きを繰り返したあと小さく笑った。
「では、楽しみにしておきますね」
この笑顔も正直普通に可愛い。常に笑顔でいれば最高なのではないかと思う。
「じゃあまた放課後な」
「はい」
そう言ってC組の教室から出た直後。
「山鹿さん。さっき山田先生が呼んでたよ」
男子生徒の声だ。
「そうなの?ありがとう。すぐ行く」
え...?
俺には敬語なのにほかの男子生徒にはタメ口だ。なんだかそれが少し引っかかった。
そう思って昨日より少し早めに学校に来た。ハンカチを返しに行った時山鹿の方が先に学校にいたためだ。
C組を覗きに行けば既に山鹿は席について本を読んでいた。
「山鹿」
声をかけると視線をこちらに向けてくれた。
「那月さん。おはようございます。何か用です?」
俺のことを好きだと言う割にはやはり愛想のない反応で内心少し笑った。
「あのさ、昨日すげぇいいとこ連れてってくれたお礼に今度俺の好きなとこ連れて行きたいんだけど放課後空いてる?」
「勿論大丈夫ですよ。何処に行くんですか?」
「んー、それは放課後のお楽しみってことで」
山鹿は少し瞬きを繰り返したあと小さく笑った。
「では、楽しみにしておきますね」
この笑顔も正直普通に可愛い。常に笑顔でいれば最高なのではないかと思う。
「じゃあまた放課後な」
「はい」
そう言ってC組の教室から出た直後。
「山鹿さん。さっき山田先生が呼んでたよ」
男子生徒の声だ。
「そうなの?ありがとう。すぐ行く」
え...?
俺には敬語なのにほかの男子生徒にはタメ口だ。なんだかそれが少し引っかかった。
0
あなたにおすすめの小説
理想の『女の子』を演じ尽くしましたが、不倫した子は育てられないのでさようなら
赤羽夕夜
恋愛
親友と不倫した挙句に、黙って不倫相手の子供を生ませて育てさせようとした夫、サイレーンにほとほとあきれ果てたリリエル。
問い詰めるも、開き直り復縁を迫り、同情を誘おうとした夫には千年の恋も冷めてしまった。ショックを通りこして吹っ切れたリリエルはサイレーンと親友のユエルを追い出した。
もう男には懲り懲りだと夫に黙っていたホテル事業に没頭し、好きな物を我慢しない生活を送ろうと決めた。しかし、その矢先に距離を取っていた学生時代の友人たちが急にアピールし始めて……?
完結 貴方が忘れたと言うのなら私も全て忘却しましょう
音爽(ネソウ)
恋愛
商談に出立した恋人で婚約者、だが出向いた地で事故が発生。
幸い大怪我は負わなかったが頭を強打したせいで記憶を失ったという。
事故前はあれほど愛しいと言っていた容姿までバカにしてくる恋人に深く傷つく。
しかし、それはすべて大嘘だった。商談の失敗を隠蔽し、愛人を侍らせる為に偽りを語ったのだ。
己の事も婚約者の事も忘れ去った振りをして彼は甲斐甲斐しく世話をする愛人に愛を囁く。
修復不可能と判断した恋人は別れを決断した。
妻が通う邸の中に
月山 歩
恋愛
最近妻の様子がおかしい。昼間一人で出掛けているようだ。二人に子供はできなかったけれども、妻と愛し合っていると思っている。僕は妻を誰にも奪われたくない。だから僕は、妻の向かう先を調べることににした。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる