6 / 7
6
しおりを挟む
僕は、あれから一度も、彼が亡くなった公園を訪れていなかった。僕を恨む兄が入口に立っているような、そんな気がして近寄れなかった。
だけど、三月の日差しを浴びる公園に、亡霊の姿はどこにもなかった。
公園に入り、敷地の内外を隔てる花壇の足元に、葉月が花束をそっと供える。ひさしぶり、と声に出さず呟いたのが、唇の動きで耳に届いた。
並んでしゃがみ、手を合わせて目を閉じる。兄貴、ごめん。僕は今まで何度も繰り返した謝罪を心の中で改めて口にする。ごめん。だけど、どうするべきか、もうわかったよ。
目を開けると、数秒後に葉月も瞼を開いた。じっと花束を見つめる彼女の瞳は、やがて僕の方を向いた。
「佑二、ずっと避けてたでしょ。この公園」
どうかな、僕は呟いて立ち上がり、花壇の縁に浅く腰かける。
「避けてた。絶対」口を尖らせる彼女も、すぐ横に腰を下ろして微笑む。「でも、一緒に来られてよかった」
しばらくの沈黙が下りた。でもその沈黙は気まずくなくて、むしろ爽やかに感じる心地良ささえあった。
「ゆう兄のお願いごと、知ってる?」
知ってるけど、僕は知らないと言った。昨日の葉月が教えてくれていたけど、「ねがいごと?」ととぼけてみせる。
「……事故に遭う前の日ね、私、おつかいの途中でゆう兄に会って、一緒に話したの。一番星が見える頃で、もし流れ星が見えたら、何のお願いするって話になって」
僕が黙って頷くと、彼女は僅かに顔を歪めた。それは、辛さや悲しみの感情に繋がっていた。
「私は、そのとき流行ってたおもちゃが欲しいとか、そんなことを言った気がする」
「兄貴は、なんて」
「……佑二とはーちゃんが、ずっと一緒にいられますようにって」
それが、兄の願いだった。僕と葉月がこの先も仲良く隣にいられることを、彼は願ってくれていた。
手の甲で目元を拭って、葉月は少し先の地面をじっと見つめる。僕も、何もない地面を見る。
「行こう」
立ち上がった僕に、葉月も頷いた。
駅に戻る道のりで、あちこち寄り道をしながらたくさん笑った。お茶を飲みながら、途切れない話をした。あらゆることを話したけど、これからのことだけは、一つも話題にしなかった。
朝と同じ時計台の下に立った頃には、日はすっかり暮れていた。街灯の明かりが差し込む中、温かなダウンジャケットに包まれた彼女は、幸せそうだった。
「今日の佑二、なんだかいつもと違うね」
「そうかな」
「うん」
大きく頷いて、にっこり笑う。
「連れ回してくれたの、嬉しかった。私がリードしてばかりだったもん。楽しんでるのは私だけかなって、ちょっと不安になっちゃうから」
葉月がそんな不安を隠していたのに、僕は気付かなかった。
「楽しいよ、葉月といられるなら」
きゅっと彼女が唇を結ぶ。その端を戦慄かせる彼女は、やがて「私も」と言った。
今となっては、全てわかる。どうして僕が三月二十五日、葉月との別れの日を繰り返していたのか。最後の日から抜け出すことができなかったのか。
僕と葉月が離れないよう、兄が繋ぎとめてくれていたんだ。
ずっと流されてきた。大事な人を大切にするあまり、きちんと向き合うことすら避けていた。自分以外のものが正しいんだと、自分を納得させてきた。この世を去っても、兄が心配して手を差し伸べてしまうほどに。
「葉月」
もう、心配いらないよ。あの公園で、僕は彼にそう伝えた。
「僕は、これからも葉月のそばにいたい」
微笑む彼女は、僕をじっと見つめている。湖面のような美しい瞳。
「葉月とは別れない。僕はずっと繋がってる」
湖面が揺らいで、水が溢れる。
「……ごめん、佑二」
済まなさそうな彼女の台詞。だけど僕はもう、臆さない。
「それでも、そばにいる。葉月が僕を嫌いになっても、僕は葉月のことを考えてる」
「嫌いだなんて、思うわけないよ……。でも、もう」
「何回さよならを繰り返しても、僕は死ぬまで葉月のことが好きだから。会えなくなっても、声さえ聞けなくなっても、葉月は永遠に僕の一番だ」
二度ひくついた頬に、涙が線を引く。
「だから、さよならなんて言わないよ」
例え恋人でなくなっても、遠く離れても、二度と会えなくても、僕が葉月を想う気持ちは変わらない。それを知っていてほしかった。
肩と喉を震わせて、葉月はしゃくり上げる。大粒の涙が目からぼろぼろ流れ落ちて、頬を伝ってダウンジャケットに滴り落ちる。彼女のとめどない涙を僕が指先で拭うけど、止まる気配もなく流れ続ける。
たくない、と彼女が呟く。苦しそうに嗚咽を零しながら、葉月は言った。
「離れたくない」
抱き着く葉月の身体を、僕はしっかりと抱きとめる。彼女は小さな子どものように泣きじゃくる。その温みが、腕の中で静かに震えている。
「私、手術するの」
そして葉月は、教えてくれた。
数か月前、心臓の病気が発覚したこと。今のところ生死に関わる状態ではないが、将来のため親戚の医者の元で手術を行うと決まったこと。術後も静養が必要なこと。
僕は何も知らなかった。それでも、葉月が僕を心配させたくなくて、何も言わなかったのだと理解できる。彼女はそんな、優しい女の子だ。
「戻って来れるか、わからないから。佑二の時間を、無駄にしたくないから……!」
熱い涙を流す彼女の髪を、僕はそっと撫でる。もこもこのダウンジャケットは、彼女の身体を冷やさないようにしている。
「僕は、いつまでも待ってるよ。葉月が来られないなら、会いに行く」
「でも、今みたいに元気でいられるかわかんない。きっと佑二の邪魔になっちゃう」
「馬鹿だなあ。僕が葉月を邪魔だなんて思うわけないじゃんか」
今になって、彼女もひどく苦しんでいたことを知る。今までの僕には、それを背負う力はなかった。葉月に拒絶される理由さえ問い詰められず、どうしようもないならばと諦めてしまっていたんだ。
だけど、僕は僕を知った。どんな理由で拒絶されようとも、僕は葉月が大好きで、この先もずっと隣にいたいと思っている。例え嫌われていようとも、彼女の幸せを祈り続けている。
伝える勇気を、兄がくれた。何度も何度も繰り返して、僕が抱いていた本当の気持ちを気づかせてくれた。
「佑二……」掠れた声で名前を呼び、彼女は僕を見上げた。「まだ、私と付き合っていてくれる……?」
僕は笑いかけた。
「葉月とずっと一緒にいたい。これからも、僕の隣にいてほしい」
その言葉に大きく頷いて、彼女は細い指で僕の目尻に触れた。幸せを感じた僕の涙が、その指を濡らしていた。
泣きながら笑い合う僕らは、さよならを口にはしなかった。
草むらの向こうに見える彼は、じっと僕を見つめている。
僕も見つめ返す。中学生のまま時の止まってしまった彼の姿を。
涼やかな風が吹いて、草がさらさらと揺れた。そこに音はなかったけど、葉の擦れる音が聞こえる気がした。
確かに聞こえたのは、佑二、と僕の名前を呼ぶ彼の声。
雲が流れるように、日が差すように、顔にかかる影は消えた。
兄は、幸せそうに笑っていた。
僕の三月二十五日は、終わりを告げた。
だけど、三月の日差しを浴びる公園に、亡霊の姿はどこにもなかった。
公園に入り、敷地の内外を隔てる花壇の足元に、葉月が花束をそっと供える。ひさしぶり、と声に出さず呟いたのが、唇の動きで耳に届いた。
並んでしゃがみ、手を合わせて目を閉じる。兄貴、ごめん。僕は今まで何度も繰り返した謝罪を心の中で改めて口にする。ごめん。だけど、どうするべきか、もうわかったよ。
目を開けると、数秒後に葉月も瞼を開いた。じっと花束を見つめる彼女の瞳は、やがて僕の方を向いた。
「佑二、ずっと避けてたでしょ。この公園」
どうかな、僕は呟いて立ち上がり、花壇の縁に浅く腰かける。
「避けてた。絶対」口を尖らせる彼女も、すぐ横に腰を下ろして微笑む。「でも、一緒に来られてよかった」
しばらくの沈黙が下りた。でもその沈黙は気まずくなくて、むしろ爽やかに感じる心地良ささえあった。
「ゆう兄のお願いごと、知ってる?」
知ってるけど、僕は知らないと言った。昨日の葉月が教えてくれていたけど、「ねがいごと?」ととぼけてみせる。
「……事故に遭う前の日ね、私、おつかいの途中でゆう兄に会って、一緒に話したの。一番星が見える頃で、もし流れ星が見えたら、何のお願いするって話になって」
僕が黙って頷くと、彼女は僅かに顔を歪めた。それは、辛さや悲しみの感情に繋がっていた。
「私は、そのとき流行ってたおもちゃが欲しいとか、そんなことを言った気がする」
「兄貴は、なんて」
「……佑二とはーちゃんが、ずっと一緒にいられますようにって」
それが、兄の願いだった。僕と葉月がこの先も仲良く隣にいられることを、彼は願ってくれていた。
手の甲で目元を拭って、葉月は少し先の地面をじっと見つめる。僕も、何もない地面を見る。
「行こう」
立ち上がった僕に、葉月も頷いた。
駅に戻る道のりで、あちこち寄り道をしながらたくさん笑った。お茶を飲みながら、途切れない話をした。あらゆることを話したけど、これからのことだけは、一つも話題にしなかった。
朝と同じ時計台の下に立った頃には、日はすっかり暮れていた。街灯の明かりが差し込む中、温かなダウンジャケットに包まれた彼女は、幸せそうだった。
「今日の佑二、なんだかいつもと違うね」
「そうかな」
「うん」
大きく頷いて、にっこり笑う。
「連れ回してくれたの、嬉しかった。私がリードしてばかりだったもん。楽しんでるのは私だけかなって、ちょっと不安になっちゃうから」
葉月がそんな不安を隠していたのに、僕は気付かなかった。
「楽しいよ、葉月といられるなら」
きゅっと彼女が唇を結ぶ。その端を戦慄かせる彼女は、やがて「私も」と言った。
今となっては、全てわかる。どうして僕が三月二十五日、葉月との別れの日を繰り返していたのか。最後の日から抜け出すことができなかったのか。
僕と葉月が離れないよう、兄が繋ぎとめてくれていたんだ。
ずっと流されてきた。大事な人を大切にするあまり、きちんと向き合うことすら避けていた。自分以外のものが正しいんだと、自分を納得させてきた。この世を去っても、兄が心配して手を差し伸べてしまうほどに。
「葉月」
もう、心配いらないよ。あの公園で、僕は彼にそう伝えた。
「僕は、これからも葉月のそばにいたい」
微笑む彼女は、僕をじっと見つめている。湖面のような美しい瞳。
「葉月とは別れない。僕はずっと繋がってる」
湖面が揺らいで、水が溢れる。
「……ごめん、佑二」
済まなさそうな彼女の台詞。だけど僕はもう、臆さない。
「それでも、そばにいる。葉月が僕を嫌いになっても、僕は葉月のことを考えてる」
「嫌いだなんて、思うわけないよ……。でも、もう」
「何回さよならを繰り返しても、僕は死ぬまで葉月のことが好きだから。会えなくなっても、声さえ聞けなくなっても、葉月は永遠に僕の一番だ」
二度ひくついた頬に、涙が線を引く。
「だから、さよならなんて言わないよ」
例え恋人でなくなっても、遠く離れても、二度と会えなくても、僕が葉月を想う気持ちは変わらない。それを知っていてほしかった。
肩と喉を震わせて、葉月はしゃくり上げる。大粒の涙が目からぼろぼろ流れ落ちて、頬を伝ってダウンジャケットに滴り落ちる。彼女のとめどない涙を僕が指先で拭うけど、止まる気配もなく流れ続ける。
たくない、と彼女が呟く。苦しそうに嗚咽を零しながら、葉月は言った。
「離れたくない」
抱き着く葉月の身体を、僕はしっかりと抱きとめる。彼女は小さな子どものように泣きじゃくる。その温みが、腕の中で静かに震えている。
「私、手術するの」
そして葉月は、教えてくれた。
数か月前、心臓の病気が発覚したこと。今のところ生死に関わる状態ではないが、将来のため親戚の医者の元で手術を行うと決まったこと。術後も静養が必要なこと。
僕は何も知らなかった。それでも、葉月が僕を心配させたくなくて、何も言わなかったのだと理解できる。彼女はそんな、優しい女の子だ。
「戻って来れるか、わからないから。佑二の時間を、無駄にしたくないから……!」
熱い涙を流す彼女の髪を、僕はそっと撫でる。もこもこのダウンジャケットは、彼女の身体を冷やさないようにしている。
「僕は、いつまでも待ってるよ。葉月が来られないなら、会いに行く」
「でも、今みたいに元気でいられるかわかんない。きっと佑二の邪魔になっちゃう」
「馬鹿だなあ。僕が葉月を邪魔だなんて思うわけないじゃんか」
今になって、彼女もひどく苦しんでいたことを知る。今までの僕には、それを背負う力はなかった。葉月に拒絶される理由さえ問い詰められず、どうしようもないならばと諦めてしまっていたんだ。
だけど、僕は僕を知った。どんな理由で拒絶されようとも、僕は葉月が大好きで、この先もずっと隣にいたいと思っている。例え嫌われていようとも、彼女の幸せを祈り続けている。
伝える勇気を、兄がくれた。何度も何度も繰り返して、僕が抱いていた本当の気持ちを気づかせてくれた。
「佑二……」掠れた声で名前を呼び、彼女は僕を見上げた。「まだ、私と付き合っていてくれる……?」
僕は笑いかけた。
「葉月とずっと一緒にいたい。これからも、僕の隣にいてほしい」
その言葉に大きく頷いて、彼女は細い指で僕の目尻に触れた。幸せを感じた僕の涙が、その指を濡らしていた。
泣きながら笑い合う僕らは、さよならを口にはしなかった。
草むらの向こうに見える彼は、じっと僕を見つめている。
僕も見つめ返す。中学生のまま時の止まってしまった彼の姿を。
涼やかな風が吹いて、草がさらさらと揺れた。そこに音はなかったけど、葉の擦れる音が聞こえる気がした。
確かに聞こえたのは、佑二、と僕の名前を呼ぶ彼の声。
雲が流れるように、日が差すように、顔にかかる影は消えた。
兄は、幸せそうに笑っていた。
僕の三月二十五日は、終わりを告げた。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
久々に幼なじみの家に遊びに行ったら、寝ている間に…
しゅうじつ
BL
俺の隣の家に住んでいる有沢は幼なじみだ。
高校に入ってからは、学校で話したり遊んだりするくらいの仲だったが、今日数人の友達と彼の家に遊びに行くことになった。
数年ぶりの幼なじみの家を懐かしんでいる中、いつの間にか友人たちは帰っており、幼なじみと2人きりに。
そこで俺は彼の部屋であるものを見つけてしまい、部屋に来た有沢に咄嗟に寝たフリをするが…
ちょっと大人な体験談はこちらです
神崎未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない
ちょっと大人な体験談です。
日常に突然訪れる刺激的な体験。
少し非日常を覗いてみませんか?
あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ?
※本作品ではGemini PRO、Pixai.artで作成した生成AI画像ならびに
Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。
※不定期更新です。
※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。
あるフィギュアスケーターの性事情
蔵屋
恋愛
この小説はフィクションです。
しかし、そのようなことが現実にあったかもしれません。
何故ならどんな人間も、悪魔や邪神や悪神に憑依された偽善者なのですから。
この物語は浅岡結衣(16才)とそのコーチ(25才)の恋の物語。
そのコーチの名前は高木文哉(25才)という。
この物語はフィクションです。
実在の人物、団体等とは、一切関係がありません。
ママと中学生の僕
キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。
冤罪で辺境に幽閉された第4王子
satomi
ファンタジー
主人公・アンドリュート=ラルラは冤罪で辺境に幽閉されることになったわけだが…。
「辺境に幽閉とは、辺境で生きている人間を何だと思っているんだ!辺境は不要な人間を送る場所じゃない!」と、辺境伯は怒っているし当然のことだろう。元から辺境で暮している方々は決して不要な方ではないし、‘辺境に幽閉’というのはなんとも辺境に暮らしている方々にしてみれば、喧嘩売ってんの?となる。
辺境伯の娘さんと婚約という話だから辺境伯の主人公へのあたりも結構なものだけど、娘さんは美人だから万事OK。
Husband's secret (夫の秘密)
設楽理沙
ライト文芸
果たして・・
秘密などあったのだろうか!
むちゃくちゃ、1回投稿文が短いです。(^^ゞ💦アセアセ
10秒~30秒?
何気ない隠し事が、とんでもないことに繋がっていくこともあるんですね。
❦ イラストはAI生成画像 自作
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる