ラスボスを倒した変身ヒーローの次の敵は異世界にありました

濵野々鳴杜

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プロローグ

ラスボスとの最終決戦

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究極変身アルティメットフォーム

 聞き慣れない機械音でその言葉が発せられると、赤い仮面の男は神々しい光に包まれると同時に全身が煌びやかな装飾の金属プレートに覆われる。

 変身が完了した赤い仮面の男は
究極奥義アルティメットスキル......」と唱え、空高くに飛翔。

 仮面の男の背後には黒い翼のエフェクトが現れ、更に後ろには大きな魔法陣の様な図形が突如現れた。

 その魔法陣は男の左足を包む様に変形した途端にマグマの様に赤く燃え上がる。

「グッ...ァァァァアアーーッ!」

 その熱の影響なのか、仮面の男は苦しみ叫びを上げるが懸命に飛翔した状態を維持して地上にいる敵を見下ろす。

 地上には黒く刺々しい装飾を身に着けた仮面の女がいた。女は大きな声で叫んだ後、禍々しいオーラを全身から放ち背中にある大剣に手をかけて構え、飛翔した赤い仮面の男を見上げる。

太陽落下プロミネンスメテオ!」
常闇之剣トコヤミノツルギ......」

 緊張した空気の中で仮面の二人は同時に技を繰り出した。

 赤い仮面の男はマグマのように燃える左足を突き出して衝撃波を放ちながら高速で落下していく。その光景は隕石の落下を彷彿させる。

 対して黒い仮面の女は周囲に放っていた禍々しいオーラを背中の大剣に集めた後に大剣を大きく振り下ろす。剣先からは黒いエネルギー光線の様な衝撃波を放ち赤い仮面の男の足に衝突する。

 技と技の衝突で衝撃の音が風となり周囲の地形が変化した。仮面の二人の周辺の地面は削れてなくなり、雲は円を描くように霧散する。木は燃えてチリとなり、周囲の建物は崩壊していく。

『オオオオオォォォッ――――』二人は喉が枯れるように叫び合い、互いに全力の一撃を放ち続ける。

 技の発動は消えないまま数秒経過していくが仮面の二人に限界が訪れた。仮面がひび割れ、二人の装飾が剥がれていく。

 徐々に装飾が剥がれ力を制御できなくなったのか、突如暴発した二人の技の衝撃波は大きな光となって周囲を飲み込んでいく。

 光の中で目と目があった二人は口角が少し上がり清々しい顔をしていた。

 次の瞬間、周囲は真っ白になって何も見えなくなってしまった。


『ほっほっほっ......これは素晴らしい』その戦いの雲の上から一部始終を見ていた老人はゆっくりと拍手をしながら、二人に称賛を贈っていた。
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