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第3部 木蓮 チャクラとレインボーカラー
第3部 第2話特別コミック編 KIWAKOドンビーアフレイド
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秋晴れが広がっていた青空も翳りがでて、日暮れ時となった。弁天様から曙橋商店街の道を歩いていても肌寒さが増したようだ。
それでも、季節には少し早いベージュのコートの襟を立てて、小柄な女性が人目を忍んで歩いている。そんなつもりになっているが。
まず、人目を忍ぶには曙橋商店街は見通しが良すぎる。ましてやブランド物のオレンジのスカーフを被り、同系色のマスクと黒いサングラスをしていては。
鏡を見て、さすがの彼女も、少し派手かなとは思った。けれど、きっと紅葉が私を隠してくれるから大丈夫と楽観的結論を出して出かけてきた。
「第一、ヘップバーンを気取らなきゃ盛り上がらないじゃない?」と言いながら。そう、そう言いながらも、赤いケリーバッグを持って。何も感じないのだろうか?だいいち、商店街に紅葉は…無い。
このとんちんかんな女性、これが貴和子である。第2部を読んでくださった読者の皆様には、ああ貴和子ならそういう天然ぶりも納得だわいと思ってくださった方もいるだろう。そして、なぜ貴和子が日本に?と。
そう彼女は何をしているのだろうか?様子を見てみよう。
貴和子は電柱をブーツの底で軽く蹴りながら、何かぶつぶつ言っているようだ。
「言った通りじゃないの。」ブツブツ…
「ホントかごの鳥。」ブツブツ…
自信作だったけれど、比呂乃からは、やんわり作品としてはイマイチだと言われた。自分でも何となく気づいていただけに、悔しかった。
「物語を書きたいわけでもなく、スピリチュアルなものをと。なんて言ってしまったけど、ホントは全然書きたいよ!物語が書きたいよ!」
「神様~!貴和子は書きたいんですー!!」と秋晴れのお天道様を見上げ、コートのポケットの中、こぶしを握り、マスクの中でエアで叫ぶ。
曙橋商店街の電柱の陰で、さらに貴和子はつぶやく。
「たしかに、『かごの鳥』を読んでくれた未来ちゃん達には、半分メッセージを伝えられたようだから、それは嬉しいのよ。私が救われた言葉をまた別の人に伝えたい、それがなければ書いていないわ。
でもね。作品評には興味がない顔をしていたけど、そんな演技は子供の頃からの得意技なのよ。ホントは評価はとっても気になる。むしろ一番大事じゃん!
ましてや精魂込めた作品よ。興味ないわけないじゃない?興味ありありよー。」
商店街のキャンペーンで年始に当たった旅券で、ちょうどオーストラリア観光には行く予定をしていた。それこそ、作品が大当たりする前提で、自分へのご褒美のつもりで予約していたものだった。
あの日、その旅券を比呂乃に見せて、出鱈目を言った。オーストラリア留学?催眠療法の勉強ですって?口から出まかせだったけど、とっさに出た割にはなかなかイケてる設定だった。
「ちょっとくらい心配してもらいたかったのよ。だってさ、比呂ちゃんがさ。タロットまでしといて、書いていいっていうから、書いたのにさ。」
貴和子は、いい年をして、また泣きべそをかいている。まあ貴和子に年齢は関係ない。それが良くも悪くも貴和子な訳で。
「そりゃあ、作品を一本書いた後、神様が味方してくれている気持ちになって、調子にのったのは悪かったと思うわ。読み返すと確かに、あの時分の私を表すかのように文章も走りすぎてまとまりがない。ちょっと取りつかれていたのよ。でもね、書いてるうちに私に起こった変化や、あの直観は本物、信じてほしいな。」
すべて先月のことだ。預けておいた「かごの鳥」の原稿を受け取りに行ったあの日の後、1週間ほどの観光ツアーに出かけた。楽しい時間はあっという間に過ぎ、先月末には帰国した。家に帰って、ボーっとしていた貴和子に、母親が、出かける用事はないのかとか、運動でもしたらとかいろいろ言ってくるから、小説も書けたものじゃない。環境を変えるつもりで、都内ホテルに滞在することにした。
ホテルに着いて、とりあえず向かった大浴場で、「ああやっぱり日本人はお風呂だよね。こんな平日の明るいうちにお湯につかっているなんて、まるで潜伏活動をしているみたい。」と、ふと思った。
頭の中で例の何かがカチッと嵌るような音がして、妄想の扉が開いた。
「(カチッ!)
そうそう、楽しむにも設定が大事よ!
(カチッ)(カチッ)(カチッ)
私は孤高のスパイ。あるいはSP。
都内のホテルに潜伏している。
でも、本当は平和の殉教者。
潜伏して、JAPANホテルに泊まっている。
そう、大切なものを守るため。大切なものってんだろう?書くこと?友達?居場所、、、カフェバー「木蓮」?、、、木蓮だ!」
そう気づいた貴和子は、なんだかそわそわして、もうじっとしていられなくなった。妄想を現実に、、、。
別にホテルに居たいわけじゃない。というか木蓮が見たいという衝動に駆られた。しかし、いろんな意味でばれてはいけないから、変装も兼ねて着替えが必要だ。
やはりじっとしていられず、一旦家に戻った貴和子に、
「貴和子―、戻ったの?お稲荷さん作ってあるわよ。」母は言った。
それには返事しないまま、ちゃっかり一口頂いて、変装準備まで整えてここまで来たのだ。
今、店の入り口が見える少し離れた電柱の陰に隠れて、貴和子はバー木蓮の様子をうかがっている。
「木蓮の入り口で、比呂乃と仲よく連れ立っていたあの中年男性は誰だろう?
一瞬こちらを見られたようで、慌てて陰に身を隠したけれど、気づいたら二人共も店の中に入っていた。比呂乃も、簡単に店に入れたりして。危ないったらありゃしない。
大丈夫なんだろうか。
釣り銭だって足りなくなるんじゃないか。カフェに行っていた頃、比呂乃が両替しに行く間、私が店番してあげてたんだから。
釣り銭がなくなったら大変だ。弁天様へのお賽銭にだって必要だろう。おしぼりだって心配だ。一緒に畳んで丸めて用意していたんだもん。
比呂乃のことだ。きっと暢気に構えて何の心配もしていないに違いない。
私が居てやらねば。」
こっそり店に近づいて、ドア上部の小さなガラス窓から店の中をチラッと覗くと、案の定、比呂乃はのんきに笑っていた。
「あの作業着を着た日焼けした男性は誰なんだろう?比呂乃に妙に親しげにしているし。鼻持ちならない。負けていられない。そうよ、ここは私のポテンシャルが試されるわ。私だけができることを考えるのよ!!」
再び、店から離れた電柱に隠れ、木蓮を眺めながら、貴和子は思案した。そして、貴和子だけが考え付くようなことを、やっぱり考え付いてしまった。
「そうだ!私は平和の使者なんだ。
困った店主に釣り銭を差し入れするってのはどう?きっと助かるに違いない!
表の顔は、売れっ子小説家KIWAKO。潜伏して、JAPANホテルに泊まっている。GOTOで半額。平和な活動は地球にもお財布にも優しい。当たり前よ。
実態は釣り銭を差し入れする女鼠小僧。名前を名乗るなんてことはしない。その方が断然美しいし、まあ実際ばれちゃ困るし。
これはいい。こりゃあ、酔えるわあ。今晩はシャンパンを頂くとしよう。
そして、明日また家に寄って、豚の貯金箱からありったけの100円玉を持ち出そう。本当に、鼠小僧よろしく、夜明けにこっそり、ドアの隙間から入れてやろうかしらと思うけど、それは怪しまれる。人のいい比呂乃は警察に届け出るから、逆に厄介ごとだ。策を練らねば。」
こうして曙橋での“自称”活動を終えた貴和子は、ホテルに帰り、露天風呂に入って、一日の疲れをとった。
久しぶりに履いたブーツで、しかも立ちっぱなしだったから、足がむくんでいた。
「まったく、人の気も知らないで。」
「とにかく、明日もとりあえず、釣り銭を持って、見に行ってやることにしよう。
ホント忙しくてヤになっちゃう。小説が書けないくらいだわ。」
それでも、季節には少し早いベージュのコートの襟を立てて、小柄な女性が人目を忍んで歩いている。そんなつもりになっているが。
まず、人目を忍ぶには曙橋商店街は見通しが良すぎる。ましてやブランド物のオレンジのスカーフを被り、同系色のマスクと黒いサングラスをしていては。
鏡を見て、さすがの彼女も、少し派手かなとは思った。けれど、きっと紅葉が私を隠してくれるから大丈夫と楽観的結論を出して出かけてきた。
「第一、ヘップバーンを気取らなきゃ盛り上がらないじゃない?」と言いながら。そう、そう言いながらも、赤いケリーバッグを持って。何も感じないのだろうか?だいいち、商店街に紅葉は…無い。
このとんちんかんな女性、これが貴和子である。第2部を読んでくださった読者の皆様には、ああ貴和子ならそういう天然ぶりも納得だわいと思ってくださった方もいるだろう。そして、なぜ貴和子が日本に?と。
そう彼女は何をしているのだろうか?様子を見てみよう。
貴和子は電柱をブーツの底で軽く蹴りながら、何かぶつぶつ言っているようだ。
「言った通りじゃないの。」ブツブツ…
「ホントかごの鳥。」ブツブツ…
自信作だったけれど、比呂乃からは、やんわり作品としてはイマイチだと言われた。自分でも何となく気づいていただけに、悔しかった。
「物語を書きたいわけでもなく、スピリチュアルなものをと。なんて言ってしまったけど、ホントは全然書きたいよ!物語が書きたいよ!」
「神様~!貴和子は書きたいんですー!!」と秋晴れのお天道様を見上げ、コートのポケットの中、こぶしを握り、マスクの中でエアで叫ぶ。
曙橋商店街の電柱の陰で、さらに貴和子はつぶやく。
「たしかに、『かごの鳥』を読んでくれた未来ちゃん達には、半分メッセージを伝えられたようだから、それは嬉しいのよ。私が救われた言葉をまた別の人に伝えたい、それがなければ書いていないわ。
でもね。作品評には興味がない顔をしていたけど、そんな演技は子供の頃からの得意技なのよ。ホントは評価はとっても気になる。むしろ一番大事じゃん!
ましてや精魂込めた作品よ。興味ないわけないじゃない?興味ありありよー。」
商店街のキャンペーンで年始に当たった旅券で、ちょうどオーストラリア観光には行く予定をしていた。それこそ、作品が大当たりする前提で、自分へのご褒美のつもりで予約していたものだった。
あの日、その旅券を比呂乃に見せて、出鱈目を言った。オーストラリア留学?催眠療法の勉強ですって?口から出まかせだったけど、とっさに出た割にはなかなかイケてる設定だった。
「ちょっとくらい心配してもらいたかったのよ。だってさ、比呂ちゃんがさ。タロットまでしといて、書いていいっていうから、書いたのにさ。」
貴和子は、いい年をして、また泣きべそをかいている。まあ貴和子に年齢は関係ない。それが良くも悪くも貴和子な訳で。
「そりゃあ、作品を一本書いた後、神様が味方してくれている気持ちになって、調子にのったのは悪かったと思うわ。読み返すと確かに、あの時分の私を表すかのように文章も走りすぎてまとまりがない。ちょっと取りつかれていたのよ。でもね、書いてるうちに私に起こった変化や、あの直観は本物、信じてほしいな。」
すべて先月のことだ。預けておいた「かごの鳥」の原稿を受け取りに行ったあの日の後、1週間ほどの観光ツアーに出かけた。楽しい時間はあっという間に過ぎ、先月末には帰国した。家に帰って、ボーっとしていた貴和子に、母親が、出かける用事はないのかとか、運動でもしたらとかいろいろ言ってくるから、小説も書けたものじゃない。環境を変えるつもりで、都内ホテルに滞在することにした。
ホテルに着いて、とりあえず向かった大浴場で、「ああやっぱり日本人はお風呂だよね。こんな平日の明るいうちにお湯につかっているなんて、まるで潜伏活動をしているみたい。」と、ふと思った。
頭の中で例の何かがカチッと嵌るような音がして、妄想の扉が開いた。
「(カチッ!)
そうそう、楽しむにも設定が大事よ!
(カチッ)(カチッ)(カチッ)
私は孤高のスパイ。あるいはSP。
都内のホテルに潜伏している。
でも、本当は平和の殉教者。
潜伏して、JAPANホテルに泊まっている。
そう、大切なものを守るため。大切なものってんだろう?書くこと?友達?居場所、、、カフェバー「木蓮」?、、、木蓮だ!」
そう気づいた貴和子は、なんだかそわそわして、もうじっとしていられなくなった。妄想を現実に、、、。
別にホテルに居たいわけじゃない。というか木蓮が見たいという衝動に駆られた。しかし、いろんな意味でばれてはいけないから、変装も兼ねて着替えが必要だ。
やはりじっとしていられず、一旦家に戻った貴和子に、
「貴和子―、戻ったの?お稲荷さん作ってあるわよ。」母は言った。
それには返事しないまま、ちゃっかり一口頂いて、変装準備まで整えてここまで来たのだ。
今、店の入り口が見える少し離れた電柱の陰に隠れて、貴和子はバー木蓮の様子をうかがっている。
「木蓮の入り口で、比呂乃と仲よく連れ立っていたあの中年男性は誰だろう?
一瞬こちらを見られたようで、慌てて陰に身を隠したけれど、気づいたら二人共も店の中に入っていた。比呂乃も、簡単に店に入れたりして。危ないったらありゃしない。
大丈夫なんだろうか。
釣り銭だって足りなくなるんじゃないか。カフェに行っていた頃、比呂乃が両替しに行く間、私が店番してあげてたんだから。
釣り銭がなくなったら大変だ。弁天様へのお賽銭にだって必要だろう。おしぼりだって心配だ。一緒に畳んで丸めて用意していたんだもん。
比呂乃のことだ。きっと暢気に構えて何の心配もしていないに違いない。
私が居てやらねば。」
こっそり店に近づいて、ドア上部の小さなガラス窓から店の中をチラッと覗くと、案の定、比呂乃はのんきに笑っていた。
「あの作業着を着た日焼けした男性は誰なんだろう?比呂乃に妙に親しげにしているし。鼻持ちならない。負けていられない。そうよ、ここは私のポテンシャルが試されるわ。私だけができることを考えるのよ!!」
再び、店から離れた電柱に隠れ、木蓮を眺めながら、貴和子は思案した。そして、貴和子だけが考え付くようなことを、やっぱり考え付いてしまった。
「そうだ!私は平和の使者なんだ。
困った店主に釣り銭を差し入れするってのはどう?きっと助かるに違いない!
表の顔は、売れっ子小説家KIWAKO。潜伏して、JAPANホテルに泊まっている。GOTOで半額。平和な活動は地球にもお財布にも優しい。当たり前よ。
実態は釣り銭を差し入れする女鼠小僧。名前を名乗るなんてことはしない。その方が断然美しいし、まあ実際ばれちゃ困るし。
これはいい。こりゃあ、酔えるわあ。今晩はシャンパンを頂くとしよう。
そして、明日また家に寄って、豚の貯金箱からありったけの100円玉を持ち出そう。本当に、鼠小僧よろしく、夜明けにこっそり、ドアの隙間から入れてやろうかしらと思うけど、それは怪しまれる。人のいい比呂乃は警察に届け出るから、逆に厄介ごとだ。策を練らねば。」
こうして曙橋での“自称”活動を終えた貴和子は、ホテルに帰り、露天風呂に入って、一日の疲れをとった。
久しぶりに履いたブーツで、しかも立ちっぱなしだったから、足がむくんでいた。
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