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零章 始まりはドタバタで
迷走回廊 4
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重く伸し掛る様な頭痛と共に目が覚め?当たりを見渡す、古くさいが清潔感の漂う部屋。
「……ここは?」
見覚えのない場所だが、俺が気を失った場所からそう離れた場所ではないと思う。記憶を探ってみるのだが、昨日の事
は色々と有りすぎ分からないことが多すぎる。
そんな事を考えているとドアが開かれて誰かが入ってきた。その人物は白い服を着た少女だった。
彼女は俺が起きてるのに気づくと笑顔で話しかけてきた。
「おはようございます。気分はどうですか?」
「ああ、大丈夫だ」
まだ少し頭が痛いが動けないほどでもない。
「よかったです。丸一日寝ていたものですから心配しましたよ」
「まる・・・いちにち!?」
驚いた俺は慌てて窓の方を見る。そこには太陽の光がさんさんと降り注いでいた。どうやら今は昼らしい。
「あーえっと、それで君は誰なんだ?どうして俺はここにいるんだ?」
「申し遅れました。私はカーシャと言います。あなたを助けここまで運びました。それとここは役所の休憩室ですよ」
「助けてくれたのかありがとう。そして迷惑をかけたみたいですまなかった」
「いえ、気にしないでください。私が勝手にしたことなのでお礼なんて必要ありませんよ。それに謝られるより感謝された方が嬉しいですからね」
カーシャと名乗った少女は人懐っこそうな笑みを浮かべている。
「改めて名乗ろう。俺は和幸、真行和幸と言う。君には本当に世話になったな。この恩は必ず返す」「ふふっ、律儀ですね。別に見返りを求めてやったわけじゃ無いんですけどね。それならお言葉に甘えて一つお願いしてもいいですか?」
「ああ勿論だとも!何でも言ってくれ!」
「では私と一緒に来てくれませんか?」
「それはいいけど、俺の近くに少年と少女を見ませんでしたか?」
「いえ、見てはいませんね」
「そうですか…………」
やっぱりあの二人はどこかに行ってしまったのか。無事だといいんだけど。
「どうかしたんですか?」
「実は二人とはぐれてしまったみたいなんですよ」
「あらら、それは大変ですね」
「えぇ、だから早く見つけないといけなくて……」
「そういう事でしたら私たちも探しましょうか?」
「本当ですか!?助かります!!」
これで二人を探す手がかりができた。
「はい、困った時はお互い様ですからね。ところで他の方たちはどこに居るのでしょうか?」
「それが俺にもさっぱり分からなくて……。あの子たちの名前すら知らないんですよ」
「名前を知らない……?一緒に居たんじゃないんですか?」
「あぁいえ、実は偶然出会って、そのまま流れで行動を共にする事になっただけです」
「なるほど、それで名前を知らなかったんですね」
「まぁ、そういう事になりますかね」
「分かりました。それでは自己紹介も兼ねて皆を探しに行きましょうか」
「はい!よろしくお願いします!でも何でこんなに良くしてくれるですか?普通初対面の人間を助けるなんて事はしないでしょう」
「う~ん、なんでと言われましても……強いて言うならば案内人だからでしょうか」
「一体どういう意味ですか?」
「文字通りの意味ですよ。私は案内人なんです」
カーシャと名乗る少女は、バクラバに変わる案内人らしい。
「案内人ってそもそも何なんですか?鬼とはどうしてか分からない教えて欲しい
んです」
「ふむ、いいでしょう。まずは鬼について説明しましょう」
「お願いします」
「鬼というのはですね、簡単に言えば罪と罰が見える形になったものです。」
「罪と罰?それはつまり……」
「そう、あなたの考え通り私たちは罪を犯すと鬼になるんです」
「それじゃあ俺が見たものは間違いではなかったのか……」
俺は自分の目が信じられなかった。だってあんなものが現実に存在するなんて思わなかったからだ。
「元々、迷走回廊は比較的軽い罪を犯した死者の来る場所です、死者達の身体から出ている紐みたいな物、これは"命宝の糸"と言い罪の重さによって長さが変わります」
カーシャさんは右手を頭上に上げると手から伸びた一本の糸を掴むような仕草をした。
「まぁ、私には関係の無いものですが」
「あれ?カーシャさんは死んでいるんじゃないんですか?」
「違いますよ?私は砕け散ったバラクバと同じ地蔵の分身の1人ですから」
「そうなんですか」
「はい、ちなみに私は罪を裁く役目を持った者です」
「へー、凄いんですね」
「いえいえそれほどでもないですよ。それで話を戻しますが、その命宝の糸の長さが限界を超えるとその人は死んでしまうんです」
「そんな危険な場所だったのか……」
「えぇ、ですから私はあなたを助けたかった。だけど出来なかった。だからせめてもの償いとしてあなたに出来る限りのことをしようと思ったのです」
「カーシャさん……」
俺は彼女の優しさに触れて胸の奥が熱くなるのを感じた。
「それでは、そろそろ行きましょうか。時間が惜しいですからね」
「はい!よろしくお願いします!」
こうして俺たちは二人で町を歩くことになった。
「ところで鬼についてはどんな風に成っているのですか?やはり角とか生えてるんですか?」
カーシャは言いずらのか、少し困惑気味に話出した。
「鬼ですか、いわないとだめでよね?」
「ええ、出来れば」
「はぁー仕方ありませんね。あまり気乗りはしないんですけどね。まず此処の事から話さないといけないけどいい?かなり長くなるけど」
「ええ、大丈夫ですよ。時間ならありますから」
「分かりました。それでは話し始めます」
それから彼女はこの世界についてを話し始めた。
この世界の成り立ち、そしてこの世界で起きること。
「まず、此処が死後の世界と言うのはわかってると思うからザックリとと言うけど、此処はおおまかに天国みたいな所、地獄みたいな所、その中間の所、奈落の4つに別れているの。」
「みたいな所?」
何か疑問に残るような言い方をしている、隠し事でも
「大丈夫よ、隠し事は無いから
心を読まれていたようだ、少し恥ずかしい。
「まぁ、続きを話すわね。まず天国みたいな所は分かりやすく言うと魂や輪廻転生に関する事が全て分かるところね。そこで次の段階に行くまでの休憩をしたり、次の人生を決めたりする場所ね。
次に地獄みたいな所はそのまんまだから省くわね。次は中間のみたいな所は、この迷走回廊もだけど本当に中間なの、死んだ人の98%は死後確実に此処に来るのの。」
「残りの2%は?」
「それは、稀にいるんだけど、魂が砕け散る人がいるの。これはね、これから話す奈落に関係する話なの、これに関しては、あまり聞かれたくないから個室の有る場所に行くわよ!」
「はい!わかりました」
それからしばらく歩いて俺達は個室がある喫茶店に入った。
「ここならゆっくりできるからいいでしょ?あと注文も自由にしていいから」
「ありがとうございます。それで奈落とは?」
カーシャは、あまり言いたく無いのか重々しく口を開くのだった。
「元々、奈落は最上層に有る生命の大樹と対を成すものであまり離れて無かったのだけど、アダムの死後に人が死ぬとここに来るようになってから、この世界は大きく広がり出して250階層と27の領域になったの、その時から生命の大樹は最上層、奈落は最下層になったの。」
「それで?鬼にどう関係が?」
「生命の大樹は、生命を司り雫の一滴から命の大河、あなた達が言う三途の川を創り人の魂を浄化しているの、でもね人によっては浄化が追いつかない程の業がある人もいるの、その受け皿が奈落という場所だったの、でも人は反省しない生き物なのか、ヒトラーやブラドなどの様な者が来るようになって奈落が変わったの」
「変わったとは?」
「奈落の罪人が罪を犯し続けるとくろい鬼になるの、黒い鬼になるとその罪の重さによって長さが変わる命宝の糸が黒く染まりきると黒い鬼は死ぬの、その時に黒い霧となって消えてしまうの」
「そんなことが……」
「この世界には10の鬼が居るけど、人が罪の重さでなる、赤鬼や青鬼を除くと、人がなる鬼の中では厄介なものなの、黒い霧を取り込んだ瞬間から黒い鬼になり更に仲間を増やそうとするの。」「そうだったんですか……そんな恐ろしいものが……」
「えぇ、だから私達案内人は、黒い鬼がこれ以上増えないように監視し、もし現れた時は命宝の糸が黒くなり切る前に処分する役割を持ってるの」
「私の様な分身体が手に負えない時に本体が来るの、それが地蔵や天使に使徒などが、あなたがこの前見たのが私の本体よ」
「そうなんですね。あの時助けてくれて有難うございました」
俺は深々と頭を下げた。
「いいえ、当然の事をしたまでですから、気にしないでください」
彼女は照れくさそうに言った。
「さぁ!そろそろ行きましょうか!時間が惜しいのでね」
「はい!」
こうして俺たちは再び歩き出した。
それからしばらくして、
「ついたわ、此処が私が今住んでいる家よ」
目の前にあった家は、ごく普通の一軒家で特に特徴のない見た目をしていた。
「ただいまー」
カーシャが扉を開けるとそこには、一人の少女が居た。
「おかえりなさいませ、カーシャ様。そちらのお方は?」
少女はこちらを見て不思議そうにしている。
「案内対象の真行和幸さんよ、トリスティー。」
「お初に御目にかかります。私は、カーシャ様の元で案内人の勉強をしています、アークエンジェルのトリスティーと申します以後よろしくお願いします」
彼女は綺麗なお辞儀をした。
「あぁ、真行和幸だ。宜しく頼むよ」
俺も彼女に負けないぐらいの礼をする。
「それじゃ、自己紹介も終わったことだから早速本題に入りましょ!」
それから彼女の話は続いた。
奈落の事、赤い鬼と青い鬼のこと、そして黒い鬼の事。
話が終わるともう日が落ちかけていた。
しかし、今日は満月の夜だったから明るいままだった。
その後すぐに夕食となり夜を迎えた。
食事はとても美味しかった。
「……ここは?」
見覚えのない場所だが、俺が気を失った場所からそう離れた場所ではないと思う。記憶を探ってみるのだが、昨日の事
は色々と有りすぎ分からないことが多すぎる。
そんな事を考えているとドアが開かれて誰かが入ってきた。その人物は白い服を着た少女だった。
彼女は俺が起きてるのに気づくと笑顔で話しかけてきた。
「おはようございます。気分はどうですか?」
「ああ、大丈夫だ」
まだ少し頭が痛いが動けないほどでもない。
「よかったです。丸一日寝ていたものですから心配しましたよ」
「まる・・・いちにち!?」
驚いた俺は慌てて窓の方を見る。そこには太陽の光がさんさんと降り注いでいた。どうやら今は昼らしい。
「あーえっと、それで君は誰なんだ?どうして俺はここにいるんだ?」
「申し遅れました。私はカーシャと言います。あなたを助けここまで運びました。それとここは役所の休憩室ですよ」
「助けてくれたのかありがとう。そして迷惑をかけたみたいですまなかった」
「いえ、気にしないでください。私が勝手にしたことなのでお礼なんて必要ありませんよ。それに謝られるより感謝された方が嬉しいですからね」
カーシャと名乗った少女は人懐っこそうな笑みを浮かべている。
「改めて名乗ろう。俺は和幸、真行和幸と言う。君には本当に世話になったな。この恩は必ず返す」「ふふっ、律儀ですね。別に見返りを求めてやったわけじゃ無いんですけどね。それならお言葉に甘えて一つお願いしてもいいですか?」
「ああ勿論だとも!何でも言ってくれ!」
「では私と一緒に来てくれませんか?」
「それはいいけど、俺の近くに少年と少女を見ませんでしたか?」
「いえ、見てはいませんね」
「そうですか…………」
やっぱりあの二人はどこかに行ってしまったのか。無事だといいんだけど。
「どうかしたんですか?」
「実は二人とはぐれてしまったみたいなんですよ」
「あらら、それは大変ですね」
「えぇ、だから早く見つけないといけなくて……」
「そういう事でしたら私たちも探しましょうか?」
「本当ですか!?助かります!!」
これで二人を探す手がかりができた。
「はい、困った時はお互い様ですからね。ところで他の方たちはどこに居るのでしょうか?」
「それが俺にもさっぱり分からなくて……。あの子たちの名前すら知らないんですよ」
「名前を知らない……?一緒に居たんじゃないんですか?」
「あぁいえ、実は偶然出会って、そのまま流れで行動を共にする事になっただけです」
「なるほど、それで名前を知らなかったんですね」
「まぁ、そういう事になりますかね」
「分かりました。それでは自己紹介も兼ねて皆を探しに行きましょうか」
「はい!よろしくお願いします!でも何でこんなに良くしてくれるですか?普通初対面の人間を助けるなんて事はしないでしょう」
「う~ん、なんでと言われましても……強いて言うならば案内人だからでしょうか」
「一体どういう意味ですか?」
「文字通りの意味ですよ。私は案内人なんです」
カーシャと名乗る少女は、バクラバに変わる案内人らしい。
「案内人ってそもそも何なんですか?鬼とはどうしてか分からない教えて欲しい
んです」
「ふむ、いいでしょう。まずは鬼について説明しましょう」
「お願いします」
「鬼というのはですね、簡単に言えば罪と罰が見える形になったものです。」
「罪と罰?それはつまり……」
「そう、あなたの考え通り私たちは罪を犯すと鬼になるんです」
「それじゃあ俺が見たものは間違いではなかったのか……」
俺は自分の目が信じられなかった。だってあんなものが現実に存在するなんて思わなかったからだ。
「元々、迷走回廊は比較的軽い罪を犯した死者の来る場所です、死者達の身体から出ている紐みたいな物、これは"命宝の糸"と言い罪の重さによって長さが変わります」
カーシャさんは右手を頭上に上げると手から伸びた一本の糸を掴むような仕草をした。
「まぁ、私には関係の無いものですが」
「あれ?カーシャさんは死んでいるんじゃないんですか?」
「違いますよ?私は砕け散ったバラクバと同じ地蔵の分身の1人ですから」
「そうなんですか」
「はい、ちなみに私は罪を裁く役目を持った者です」
「へー、凄いんですね」
「いえいえそれほどでもないですよ。それで話を戻しますが、その命宝の糸の長さが限界を超えるとその人は死んでしまうんです」
「そんな危険な場所だったのか……」
「えぇ、ですから私はあなたを助けたかった。だけど出来なかった。だからせめてもの償いとしてあなたに出来る限りのことをしようと思ったのです」
「カーシャさん……」
俺は彼女の優しさに触れて胸の奥が熱くなるのを感じた。
「それでは、そろそろ行きましょうか。時間が惜しいですからね」
「はい!よろしくお願いします!」
こうして俺たちは二人で町を歩くことになった。
「ところで鬼についてはどんな風に成っているのですか?やはり角とか生えてるんですか?」
カーシャは言いずらのか、少し困惑気味に話出した。
「鬼ですか、いわないとだめでよね?」
「ええ、出来れば」
「はぁー仕方ありませんね。あまり気乗りはしないんですけどね。まず此処の事から話さないといけないけどいい?かなり長くなるけど」
「ええ、大丈夫ですよ。時間ならありますから」
「分かりました。それでは話し始めます」
それから彼女はこの世界についてを話し始めた。
この世界の成り立ち、そしてこの世界で起きること。
「まず、此処が死後の世界と言うのはわかってると思うからザックリとと言うけど、此処はおおまかに天国みたいな所、地獄みたいな所、その中間の所、奈落の4つに別れているの。」
「みたいな所?」
何か疑問に残るような言い方をしている、隠し事でも
「大丈夫よ、隠し事は無いから
心を読まれていたようだ、少し恥ずかしい。
「まぁ、続きを話すわね。まず天国みたいな所は分かりやすく言うと魂や輪廻転生に関する事が全て分かるところね。そこで次の段階に行くまでの休憩をしたり、次の人生を決めたりする場所ね。
次に地獄みたいな所はそのまんまだから省くわね。次は中間のみたいな所は、この迷走回廊もだけど本当に中間なの、死んだ人の98%は死後確実に此処に来るのの。」
「残りの2%は?」
「それは、稀にいるんだけど、魂が砕け散る人がいるの。これはね、これから話す奈落に関係する話なの、これに関しては、あまり聞かれたくないから個室の有る場所に行くわよ!」
「はい!わかりました」
それからしばらく歩いて俺達は個室がある喫茶店に入った。
「ここならゆっくりできるからいいでしょ?あと注文も自由にしていいから」
「ありがとうございます。それで奈落とは?」
カーシャは、あまり言いたく無いのか重々しく口を開くのだった。
「元々、奈落は最上層に有る生命の大樹と対を成すものであまり離れて無かったのだけど、アダムの死後に人が死ぬとここに来るようになってから、この世界は大きく広がり出して250階層と27の領域になったの、その時から生命の大樹は最上層、奈落は最下層になったの。」
「それで?鬼にどう関係が?」
「生命の大樹は、生命を司り雫の一滴から命の大河、あなた達が言う三途の川を創り人の魂を浄化しているの、でもね人によっては浄化が追いつかない程の業がある人もいるの、その受け皿が奈落という場所だったの、でも人は反省しない生き物なのか、ヒトラーやブラドなどの様な者が来るようになって奈落が変わったの」
「変わったとは?」
「奈落の罪人が罪を犯し続けるとくろい鬼になるの、黒い鬼になるとその罪の重さによって長さが変わる命宝の糸が黒く染まりきると黒い鬼は死ぬの、その時に黒い霧となって消えてしまうの」
「そんなことが……」
「この世界には10の鬼が居るけど、人が罪の重さでなる、赤鬼や青鬼を除くと、人がなる鬼の中では厄介なものなの、黒い霧を取り込んだ瞬間から黒い鬼になり更に仲間を増やそうとするの。」「そうだったんですか……そんな恐ろしいものが……」
「えぇ、だから私達案内人は、黒い鬼がこれ以上増えないように監視し、もし現れた時は命宝の糸が黒くなり切る前に処分する役割を持ってるの」
「私の様な分身体が手に負えない時に本体が来るの、それが地蔵や天使に使徒などが、あなたがこの前見たのが私の本体よ」
「そうなんですね。あの時助けてくれて有難うございました」
俺は深々と頭を下げた。
「いいえ、当然の事をしたまでですから、気にしないでください」
彼女は照れくさそうに言った。
「さぁ!そろそろ行きましょうか!時間が惜しいのでね」
「はい!」
こうして俺たちは再び歩き出した。
それからしばらくして、
「ついたわ、此処が私が今住んでいる家よ」
目の前にあった家は、ごく普通の一軒家で特に特徴のない見た目をしていた。
「ただいまー」
カーシャが扉を開けるとそこには、一人の少女が居た。
「おかえりなさいませ、カーシャ様。そちらのお方は?」
少女はこちらを見て不思議そうにしている。
「案内対象の真行和幸さんよ、トリスティー。」
「お初に御目にかかります。私は、カーシャ様の元で案内人の勉強をしています、アークエンジェルのトリスティーと申します以後よろしくお願いします」
彼女は綺麗なお辞儀をした。
「あぁ、真行和幸だ。宜しく頼むよ」
俺も彼女に負けないぐらいの礼をする。
「それじゃ、自己紹介も終わったことだから早速本題に入りましょ!」
それから彼女の話は続いた。
奈落の事、赤い鬼と青い鬼のこと、そして黒い鬼の事。
話が終わるともう日が落ちかけていた。
しかし、今日は満月の夜だったから明るいままだった。
その後すぐに夕食となり夜を迎えた。
食事はとても美味しかった。
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