狼と可愛い兎

雫@23日更新予定

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遊園地デート

「ねぇ氷!私の洋服どうかな???」
濃いお化粧に胸元がはっきりとわかるような洋服を着ている。
「別にどうも思わねえよ」
「あ、ねぇ、待ってってば!」
楓の作戦はこうだ。
「俺が静ちゃんを氷から引き離すからその間に話しをしろ」
「で、でも…もういいんだ…」
「何弱気なこと言ってんだよ!」
だって…静ちゃんとの方がお似合いなんだもん…。僕が俯いていると
「大丈夫だって。氷はお前のことが好きなんだ、きっとキスしてたのも何かの間違いだ」
「わ、わかった…」
僕は楓の真剣なまなざしを見て一大決心をした。
「よし、僕やるぞ!」
「おー!まずはジェットコースターに乗るぞ!」
「え、えっと、氷隣に乗ってもいい、かな…」
氷の目が見れない。でもきっと氷なら…
「いいよ、乗れよ。隣が誰でも関係ない」
とか言いそうだなとふと思い、笑ってしまった。
「何笑ってんだよ」
楓がいい雰囲気だと感じたその瞬間
「ちょっとどいてよ!」
氷の隣に座ろうとした薫が突き飛ばされ楓が受け止める。
「忘れたの?楓と氷はカップルなのよ!」
「ち、ちがっ!僕達はそんな関係じゃ…」
「はっしゃしまーす」
スタッフさんに声を遮られそして結局挽回することはできなかった。お昼ご飯の時も
「あのね!氷!」
「すとーっぷ!ねえ氷、ケチャップついてる」
静ちゃんとの甘々は止まらなかった。
「付き合ってるのかな…」
「わからん…」
正直楓は付き合っていてもおかしくないと思い始めていた。だって氷があんなに静かに心を許していたのだから…。
「あれ?なんか薫体熱くないか?」
「お、おかしいな…抑制剤は毎日飲んでるはずなのに…」
まずい、これがばれたらまた氷に迷惑かけちゃう…。
「僕帰るね!」
「あ、ちょっと!」
行っちゃった…。
「おい、薫はどこだ?」
「お前に教える筋合いわねえよ」
楓は怒っていた。少し前には薫のことが好きだと言いながら静にあんなに心を許しているのだから。
「悪かった。お前たちが付き合ってると聞いていても、少しでも嫉妬させてやろうと思って静を利用した」
静にも今謝ってきたと言うのだ。
「え、じゃあお前ら付き合ってないのか!?」
「ああ」
「キスしてたのに!?」
「キス?」
何のことかわからないという顔をしている。
「もしかして…ああ、あの時か…無理やりキスされたんだ…」
「ええ、じゃあ…」
「それよりあいつヒートだろ?お前が寄り添ってあげてくれ」
楓はその言葉を聞いて誤解があることに気が付いた。
「じ、実は…」
その頃薫はというと…
「はぁ、はぁ、はぁ…」
なんとか家についていたがもう限界だった。自分で慰めるが全く意味がない。
「どうしよう…」
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