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第8話 選んだ道──普通の朝と、戦う決意
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明けて翌日。
結局、南部市場でのUnknown(アンノウン)制圧後、そのまま近藤二尉と現場で色々調整してからの帰宅となった永井家一同。
深夜の帰宅となり、その上初めての現場での活動。
興奮も中々冷めずに、寝付くまでミサオとクミコは相当時間がかかっていた。
それでも何とか、ウトウトし始めた夜明け前。
「パピ、マミ。おはよう!」
寝室にジョロの元気な声が響く。
「ん~?ジョロか。おはよ。今何時だ?・・・って、まだ4時半だぞ?さっき寝付いたばっかじゃねぇか?」
「何?何の騒ぎ?又出動?」
ミサオは叩き起こされた事に驚き、クミコはまだ目が開いてもいない。
「え?いつも通りだよね?朝のお散歩。」
両親のリアクションに、逆にキョトンとした表情のジョロ。
「マジかぁ。・・・そこはワンコだった時と変わんないのね?ふぁ~あ。・・・分かった。行こうや。でも、近所の散歩は犬モードでな?」
あくびを噛み殺したミサオは、再びスヤスヤ眠ってしまったクミコを残し、これまでと変わらずに、犬モードになってもらったジョロにハーネスを着け、お散歩バッグを肩から下げて、ショルダーリードとハーネスをつないで玄関を出る。
「・・・ジョロ、聞きたいんだけどさ、アッチの姿の時はトイレも使って普通に俺等と飯も食えるわけじゃん?でもさ、犬モードん時は、頭ん中に話しかける以外前と変わらんじゃんか、それこそトイレも。・・・何で?」
「ウ~ワワフワフッ!(ん~わかんない)!」
「え?今吠え方も変わってね?」
ワチャワチャ話をしながらも、散歩とトイレを終えて帰宅するミサオとジョロ。
「・・・お帰り。早いわねぇ、二人とも。ちゃんとそれなりに距離歩かないと、筋力落ちるわよ?2人が帰ってくるの早すぎて、あたしまだ目が開かないわよ!・・・ほら、ジョロおしり拭こ?お手々とあんよも!」
ミサオとジョロが散歩に出た時二度寝していたクミコだったが、やはり目が覚めてしまったらしい。
雑巾とおしり拭きで、ジョロの足元とおしりをを綺麗にするクミコ。以前からのルーティンである。
ここで少しは頭がハッキリしてきたミサオが気付く。
「そのウチの中に戻って来た時の拭き拭きさ、ジョロのモード変えれば自分でやれるような気が・・・。」
「いいの!今のジョロはワンコなんだから。」
「んな理不尽な・・・。」
合理性を即座に否定するクミコの言葉にへこむミサオ。
夫婦2人が話をしている間に、ちゃっかり獣人モードになって、食卓にサラッと着席してジョロは朝食を待っている。。
朝の食卓は、以前と変わってちゃんと3人前用意される。クミコの用意した人間用の食事を自然に口に運ぶジョロ。今日の朝食の和食系はそうでもないが、獣人モードになってからの食事の際。不思議と犬の禁忌の食べ物は避けている様にミサオの目に映っていた。
「好き嫌い・・・では無いんだよな?不思議と。レーズンとか犬の時から元々俺達あげてないもんな、マミ。チョコとかも。」
「そうねぇ。コンビニで買ったパンとかも、適当に買ったやつからそう言う系統選んで無かったわね?ジョロ。実際どうなの?」
クミコもミサオに言われて、ジョロに直接聞く。
「勿論食べても死なないよ?でも不思議と食べたく無いんだよね。」
ジョロは本能的に今の食事で危険が無い事を理解している様子。
ジョロの好みの問題。
これまでの食生活が現在にも影響しているのかとミサオもクミコも納得する。
だが、そうなってくると、獣人モードの時の食卓に、一つ気になってしまう物がミサオの目の前に
ある。
「まぁジョロが言うなら、それは良しとしよう。でもさ?・・・俺達の飯の横のカリカリ。これはどうなんだ?」
「これは・・・オヤツ!」
高らかに宣言するジョロ。
「マミ!カリカリは総合栄養食!俺達と食べてるご飯と、ダブルで食ったらジョロ太るよ多分?ジョロ、大体パテラは?膝の皿どうなったのよ?」
やはりジョロには少しでも長生きして欲しいミサオ。
ジョロが可愛いのは当たり前だが、当然健康も心配になる。
「んとね、治った!」
ミサオの疑問に気持ち良く回答するジョロ。
「んなバカな!理不尽にも程があるよ!マミ、何とか言ってよ!」
あまりに都合の良い答えに、ミサオもクミコに加勢を求める。
「本人が治ったって言ってるんだからいいじゃない!本部での最初の訓練の時、みんな健康診断受けたでしょ?何?ジョロの膝、治らない方が良いなんて・・・。」
何故か逆に、ミサオはクミコに反撃を食らってしまた。
「わかった!わかりました!俺もジョロの足治ってた方が良いんだからさ!・・・そこじゃないんだよな?飯の量の話なんだけど・・・。」
そうこうしている内に騒がしい朝の食卓も済んで、永井家の3人は部屋を移動し、1階の和室のテレビの前へと座る。既にテレビは、どこかの民放の通販番組が映し出されている。
「マミ、ニュースにして!チャンネル変えて!」
ジョロの言葉に、クミコがリモコンのボタンを押す。
「・・・ものの見事に、カリカリの件スルーだな。ま、ジョロが変わった最初ん時もそうだったけど。馴染み過ぎなんだよなぁ。」
ミサオがため息をつく。
その後3人は、まったりしながらも、一通りのニュースを確認し終える。
「やっぱり昨日の事件は報道されなかったわね。確かにあの事をそのまま世間に流したら、パニックになるのは理解出来るけど。・・・これ、内容考えたら怖い事よ?お国の上の人達に悪意が無くてもね。」
クミコがその情報統制の危険性を指摘する。
「・・・いずれ、状況酷くなれば解禁せざるを得ないだろうが、それさえもなるべくソフトに・・・大変だろうなぁ。上の人達も、現場もな?」
ミサオも矛盾に気付きながらも、何かが出来る訳でも無く、ただ状況を静観する事に決めている。
ミサオにしてみれば、家族の幸せさえ守れるなら正直他は二の次である。
「人々の暮らしを守るって、大変なのね。・・・でも、ジョロはそれでも戦うの?怖くないの?」
決まった事とは言いながらも、やはりクミコはジョロが心配になり、同じ様な問いをジョロに投げかけてしまう。
「そうだ。出来ればジョロには、痛い思いや危険な事して欲しくないのが親の本音だ。・・・でも、お前のそのツラ見たら、曲げそうにねぇな、まったく。」
クミコの気持ちが痛い程分かるミサオ。可愛い息子が危険な戦いに身を置く事を、決して手放しで喜びたくは無い。
しかしその可愛い息子の、曲げない意思の強さも嬉しく感じる矛盾。
親の気持ちと言う物を、ミサオは今実感している。
「ゴメンねマミ、パピ。僕もよくわからないんだけどね。アイツ等は存在しちゃいけない。仲間の魂がそのまま虹の橋に行けないなんて、あっちゃいけない。だから僕は・・・僕達は、戦うんだよ。」
ジョロの真っ直ぐな瞳を見てしまうと、ミサオもクミコも否定する気持ちは霧散してしまう。
ならば、息子の選ぶ道に寄り添う親であろうと、ミサオもクミコも改めて決意する。
「・・・その為には、私達もそばに居なきゃいけない。・・・そう、決めたんだもんね。ゴメンねジョロ。」
ジョロを抱き寄せ、そのまま倒れ込むクミコ。
「・・・それって、お前の意思なんだよな?何かに強制されて・・・。」
ミサオは尚もジョロに問う。得体の知れない何者かの強制的な意思ならば、許されざる行為だと危惧している。
「・・・心配してくれてありがと。でも、僕が自分で決めた。気付いたら、パピとマミの子供だった。そして、この前の化け物を見て、思い出した。・・・仲間達の魂を返してあげる事。虹の橋に行って、また生まれ変わって、魂達が、新しい笑顔に会える様に。」
改めてジョロの意思を確認出来たミサオにも、もう迷いは無い。
「わかった。・・・これ以上は聞かない。強制されてやるべき事じゃなくて、自分でやると決めた事なら、親は笑って応援するさ!・・・筋肉痛と戦いながらな?昨日の転げ回ったとこ、今頃痛えよ。マミ、湿布ある?」
言葉の最後が相変わらず締まらないミサオ。
「冷蔵庫!予備無かったら薬箱から出しといてね?」
ジョロに対してと扱いが違うクミコの言葉に、ミサオはちょっぴり切なさを覚える。
「・・・この家は、格差社会なのか?俺虐げられてないか?優しくしてよマミ!」
「それはベリ甘スィート過ぎるわよ。大黒柱なんだから、デンと構えてなさいよ。」
クミコはジョロと寝転がりながら、ミサオに向けて、片手でシッシッと追いやる素振りを示す。
「・・・冷蔵庫ね?・・・腑に落ちないなぁまったく。」
ブツブツ言いながら、ミサオはダイニングキッチンに湿布を取りに行く。
結局この日は、一日中何事も無く過ぎていった。
以前のミサオの仕事の休みの日と、変わらないかの様に。
でもこの普通の日々は続かない事を3人は自覚している。
この家族は選択した。
魂を救う為の戦いに身をさらす事。
ミサオとクミコが、ジョロの意思に寄り添い、共に進む道を。
いずれ、皆が笑顔になれるその日を目指して。
その狭間の平穏に感謝しながら、今日が過ぎていった。
結局、南部市場でのUnknown(アンノウン)制圧後、そのまま近藤二尉と現場で色々調整してからの帰宅となった永井家一同。
深夜の帰宅となり、その上初めての現場での活動。
興奮も中々冷めずに、寝付くまでミサオとクミコは相当時間がかかっていた。
それでも何とか、ウトウトし始めた夜明け前。
「パピ、マミ。おはよう!」
寝室にジョロの元気な声が響く。
「ん~?ジョロか。おはよ。今何時だ?・・・って、まだ4時半だぞ?さっき寝付いたばっかじゃねぇか?」
「何?何の騒ぎ?又出動?」
ミサオは叩き起こされた事に驚き、クミコはまだ目が開いてもいない。
「え?いつも通りだよね?朝のお散歩。」
両親のリアクションに、逆にキョトンとした表情のジョロ。
「マジかぁ。・・・そこはワンコだった時と変わんないのね?ふぁ~あ。・・・分かった。行こうや。でも、近所の散歩は犬モードでな?」
あくびを噛み殺したミサオは、再びスヤスヤ眠ってしまったクミコを残し、これまでと変わらずに、犬モードになってもらったジョロにハーネスを着け、お散歩バッグを肩から下げて、ショルダーリードとハーネスをつないで玄関を出る。
「・・・ジョロ、聞きたいんだけどさ、アッチの姿の時はトイレも使って普通に俺等と飯も食えるわけじゃん?でもさ、犬モードん時は、頭ん中に話しかける以外前と変わらんじゃんか、それこそトイレも。・・・何で?」
「ウ~ワワフワフッ!(ん~わかんない)!」
「え?今吠え方も変わってね?」
ワチャワチャ話をしながらも、散歩とトイレを終えて帰宅するミサオとジョロ。
「・・・お帰り。早いわねぇ、二人とも。ちゃんとそれなりに距離歩かないと、筋力落ちるわよ?2人が帰ってくるの早すぎて、あたしまだ目が開かないわよ!・・・ほら、ジョロおしり拭こ?お手々とあんよも!」
ミサオとジョロが散歩に出た時二度寝していたクミコだったが、やはり目が覚めてしまったらしい。
雑巾とおしり拭きで、ジョロの足元とおしりをを綺麗にするクミコ。以前からのルーティンである。
ここで少しは頭がハッキリしてきたミサオが気付く。
「そのウチの中に戻って来た時の拭き拭きさ、ジョロのモード変えれば自分でやれるような気が・・・。」
「いいの!今のジョロはワンコなんだから。」
「んな理不尽な・・・。」
合理性を即座に否定するクミコの言葉にへこむミサオ。
夫婦2人が話をしている間に、ちゃっかり獣人モードになって、食卓にサラッと着席してジョロは朝食を待っている。。
朝の食卓は、以前と変わってちゃんと3人前用意される。クミコの用意した人間用の食事を自然に口に運ぶジョロ。今日の朝食の和食系はそうでもないが、獣人モードになってからの食事の際。不思議と犬の禁忌の食べ物は避けている様にミサオの目に映っていた。
「好き嫌い・・・では無いんだよな?不思議と。レーズンとか犬の時から元々俺達あげてないもんな、マミ。チョコとかも。」
「そうねぇ。コンビニで買ったパンとかも、適当に買ったやつからそう言う系統選んで無かったわね?ジョロ。実際どうなの?」
クミコもミサオに言われて、ジョロに直接聞く。
「勿論食べても死なないよ?でも不思議と食べたく無いんだよね。」
ジョロは本能的に今の食事で危険が無い事を理解している様子。
ジョロの好みの問題。
これまでの食生活が現在にも影響しているのかとミサオもクミコも納得する。
だが、そうなってくると、獣人モードの時の食卓に、一つ気になってしまう物がミサオの目の前に
ある。
「まぁジョロが言うなら、それは良しとしよう。でもさ?・・・俺達の飯の横のカリカリ。これはどうなんだ?」
「これは・・・オヤツ!」
高らかに宣言するジョロ。
「マミ!カリカリは総合栄養食!俺達と食べてるご飯と、ダブルで食ったらジョロ太るよ多分?ジョロ、大体パテラは?膝の皿どうなったのよ?」
やはりジョロには少しでも長生きして欲しいミサオ。
ジョロが可愛いのは当たり前だが、当然健康も心配になる。
「んとね、治った!」
ミサオの疑問に気持ち良く回答するジョロ。
「んなバカな!理不尽にも程があるよ!マミ、何とか言ってよ!」
あまりに都合の良い答えに、ミサオもクミコに加勢を求める。
「本人が治ったって言ってるんだからいいじゃない!本部での最初の訓練の時、みんな健康診断受けたでしょ?何?ジョロの膝、治らない方が良いなんて・・・。」
何故か逆に、ミサオはクミコに反撃を食らってしまた。
「わかった!わかりました!俺もジョロの足治ってた方が良いんだからさ!・・・そこじゃないんだよな?飯の量の話なんだけど・・・。」
そうこうしている内に騒がしい朝の食卓も済んで、永井家の3人は部屋を移動し、1階の和室のテレビの前へと座る。既にテレビは、どこかの民放の通販番組が映し出されている。
「マミ、ニュースにして!チャンネル変えて!」
ジョロの言葉に、クミコがリモコンのボタンを押す。
「・・・ものの見事に、カリカリの件スルーだな。ま、ジョロが変わった最初ん時もそうだったけど。馴染み過ぎなんだよなぁ。」
ミサオがため息をつく。
その後3人は、まったりしながらも、一通りのニュースを確認し終える。
「やっぱり昨日の事件は報道されなかったわね。確かにあの事をそのまま世間に流したら、パニックになるのは理解出来るけど。・・・これ、内容考えたら怖い事よ?お国の上の人達に悪意が無くてもね。」
クミコがその情報統制の危険性を指摘する。
「・・・いずれ、状況酷くなれば解禁せざるを得ないだろうが、それさえもなるべくソフトに・・・大変だろうなぁ。上の人達も、現場もな?」
ミサオも矛盾に気付きながらも、何かが出来る訳でも無く、ただ状況を静観する事に決めている。
ミサオにしてみれば、家族の幸せさえ守れるなら正直他は二の次である。
「人々の暮らしを守るって、大変なのね。・・・でも、ジョロはそれでも戦うの?怖くないの?」
決まった事とは言いながらも、やはりクミコはジョロが心配になり、同じ様な問いをジョロに投げかけてしまう。
「そうだ。出来ればジョロには、痛い思いや危険な事して欲しくないのが親の本音だ。・・・でも、お前のそのツラ見たら、曲げそうにねぇな、まったく。」
クミコの気持ちが痛い程分かるミサオ。可愛い息子が危険な戦いに身を置く事を、決して手放しで喜びたくは無い。
しかしその可愛い息子の、曲げない意思の強さも嬉しく感じる矛盾。
親の気持ちと言う物を、ミサオは今実感している。
「ゴメンねマミ、パピ。僕もよくわからないんだけどね。アイツ等は存在しちゃいけない。仲間の魂がそのまま虹の橋に行けないなんて、あっちゃいけない。だから僕は・・・僕達は、戦うんだよ。」
ジョロの真っ直ぐな瞳を見てしまうと、ミサオもクミコも否定する気持ちは霧散してしまう。
ならば、息子の選ぶ道に寄り添う親であろうと、ミサオもクミコも改めて決意する。
「・・・その為には、私達もそばに居なきゃいけない。・・・そう、決めたんだもんね。ゴメンねジョロ。」
ジョロを抱き寄せ、そのまま倒れ込むクミコ。
「・・・それって、お前の意思なんだよな?何かに強制されて・・・。」
ミサオは尚もジョロに問う。得体の知れない何者かの強制的な意思ならば、許されざる行為だと危惧している。
「・・・心配してくれてありがと。でも、僕が自分で決めた。気付いたら、パピとマミの子供だった。そして、この前の化け物を見て、思い出した。・・・仲間達の魂を返してあげる事。虹の橋に行って、また生まれ変わって、魂達が、新しい笑顔に会える様に。」
改めてジョロの意思を確認出来たミサオにも、もう迷いは無い。
「わかった。・・・これ以上は聞かない。強制されてやるべき事じゃなくて、自分でやると決めた事なら、親は笑って応援するさ!・・・筋肉痛と戦いながらな?昨日の転げ回ったとこ、今頃痛えよ。マミ、湿布ある?」
言葉の最後が相変わらず締まらないミサオ。
「冷蔵庫!予備無かったら薬箱から出しといてね?」
ジョロに対してと扱いが違うクミコの言葉に、ミサオはちょっぴり切なさを覚える。
「・・・この家は、格差社会なのか?俺虐げられてないか?優しくしてよマミ!」
「それはベリ甘スィート過ぎるわよ。大黒柱なんだから、デンと構えてなさいよ。」
クミコはジョロと寝転がりながら、ミサオに向けて、片手でシッシッと追いやる素振りを示す。
「・・・冷蔵庫ね?・・・腑に落ちないなぁまったく。」
ブツブツ言いながら、ミサオはダイニングキッチンに湿布を取りに行く。
結局この日は、一日中何事も無く過ぎていった。
以前のミサオの仕事の休みの日と、変わらないかの様に。
でもこの普通の日々は続かない事を3人は自覚している。
この家族は選択した。
魂を救う為の戦いに身をさらす事。
ミサオとクミコが、ジョロの意思に寄り添い、共に進む道を。
いずれ、皆が笑顔になれるその日を目指して。
その狭間の平穏に感謝しながら、今日が過ぎていった。
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