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第2章
異世界の応接室は緊張します(5)
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「……魔王というものは、討伐されてしかるべき存在でしょう?」
宰相が一同を代表して答える。
「そうなのかもしれないが、オレが知りたいのは、なぜ、ここの世界の魔王は、勇者に討伐されないといけないのだ?」
「魔王……だから……では、駄目なのでしょうか?」
エルドリア王太子が、こってっと首を傾けながら、オレに質問する。
オレの手を握る左手に力が込められたのは……気の所為ではないだろう。
「それじゃダメだ。仮に、オレが勇者だとしても……いや、魔王なオレが勇者ならばこそ、そこは、はっきりとさせておきたい」
この瞬間、オレはこちらの世界の勇者だと、半分だけ認めてしまったことになるが……これもそれも、さっさと元の世界に戻るためにはいたしかたない。
そう、これは……勇者たちはなんと言っていたか?
ナガイモノニハマカレロ……?
いや、違った。それじゃない。
ウソモホウベン?
う――ん、ちょっと違う気がするなぁ。
「ちなみに……勇者様のいらっしゃった世界では、魔王……様……が、勇者に討伐されるには、理由があったというのでしょうか?」
宰相さんの方が柔軟性があるようで、オレが魔王であることを認めたようである。
若くして宰相の地位についているだけあって、気持ちの切り替えが早い。なかなか出来るヒトのようである。
好きにはなれそうにもないが、こういう人物が補佐についていてくれたら、政務もはかどるだろう。
常に後ろから刺されないか、ドキドキしながら生きないといけないだろうけどね。
「ああ。ありすぎるくらいにあったぞ」
「差し支えがないようでしたら、後学のためにご教授頂けませんでしょうか?」
宰相らしい誘導尋問に、オレは苦笑しながらも、オレのいた世界のルールをざくっと説明する。
まずは、お互いの事情をわかりあって、落とし所を決めるのもいいんじゃないかな。
とりあえず、なにをするにしても、双方に情報が少なすぎるよ。
話し合うというのは、大事なことだからね……。
「こちらの世界にもあるようだが、オレのいた世界にも、『魔素』というものがある」
『魔素』とは、魔法を発動するための動力源のようなもので、世界を形成するちからそのものであった。
万物に内在している。
その『魔素』は、魔法を使うときに消費される。
さらに、魔族が存在するための『ちから』であり、生きるための『糧』であった。
あらゆる植物が実るためにも、様々な動物が世界に生きるためにも、魔素は必要なものとされている。
「魔素は、世界を形成するうえで、必要不可欠なものだ。オレのいた世界では、困ったことに、ヒトや魔族が日々消費する量よりも、魔素が発生する量の方が、断然に多いんだ」
「そうなのですね……」
宰相が顎に手をやり考え込む。
「消費されきれずに、残ってしまう魔素は、自然消滅することはない……ということですか?」
「そうだ。魔素は時間がたつと澱んで、世界へ害を為す毒素へと変わってしまう」
「魔素が毒素になるのか?」
エルドリア王太子がオレの説明に驚いている。
ということは、こちらの世界は魔素の供給と需要のバランスが保たれているのか、消滅してしまうのか、毒素に変換されない魔素なのだろう。
「放置していたら、魔素はすぐに、毒素となって、世界を蝕む。だから、魔素を大量に消費できる存在が必要になってくる」
「その存在が……魔王様なのですか?」
宰相さん、よくわかっているじゃないか。キレッキレな頭脳だな。
「そうだ。魔王が世界に顕現し、君臨することによって、魔素は大量に消費されるんだ」
オレは魔素でできている、というか、魔素がヒトの形をとったもの、とほぼ同義の存在であった。
「魔王の君臨が、オレのいる世界の魔素過多を防いでいるのだが、それも永久効果があるわけではないんだ」
「…………」
「オレが成熟し、魔素を完全に取り込んでしまうと、しばらくの間、オレは魔素を必要としなくなる。そうなると、世界はすぐに魔素オーバーになる。毒素が害悪となって、世界中に災厄をもたらすようになるんだ」
そこまで話すと、オレはぬるくなった紅茶を口に含む。
「魔素をとりこめない魔王は、世界には不要だ。そこで、勇者に『成熟した魔王』を討伐してもらう必要がでてくるんだ」
エルドリア王太子の表情から笑顔が消えた。強い眼差しがオレに注がれる。
「女神の加護を受けた勇者は、魔王を魂だけの存在になるまで抹殺する力があるんだ。魂の欠片となってしまった魔王は、復活するために、世界に溢れかえっている魔素を消費しはじめる……」
「魂の欠片……」
それをオレは三十五回、飽きもせずに繰り返してきた。
「オレの世界は、そうすることによって、秩序を保ち続けている。勇者はそのために、魔王を討伐しなければならない」
「…………」
宰相が一同を代表して答える。
「そうなのかもしれないが、オレが知りたいのは、なぜ、ここの世界の魔王は、勇者に討伐されないといけないのだ?」
「魔王……だから……では、駄目なのでしょうか?」
エルドリア王太子が、こってっと首を傾けながら、オレに質問する。
オレの手を握る左手に力が込められたのは……気の所為ではないだろう。
「それじゃダメだ。仮に、オレが勇者だとしても……いや、魔王なオレが勇者ならばこそ、そこは、はっきりとさせておきたい」
この瞬間、オレはこちらの世界の勇者だと、半分だけ認めてしまったことになるが……これもそれも、さっさと元の世界に戻るためにはいたしかたない。
そう、これは……勇者たちはなんと言っていたか?
ナガイモノニハマカレロ……?
いや、違った。それじゃない。
ウソモホウベン?
う――ん、ちょっと違う気がするなぁ。
「ちなみに……勇者様のいらっしゃった世界では、魔王……様……が、勇者に討伐されるには、理由があったというのでしょうか?」
宰相さんの方が柔軟性があるようで、オレが魔王であることを認めたようである。
若くして宰相の地位についているだけあって、気持ちの切り替えが早い。なかなか出来るヒトのようである。
好きにはなれそうにもないが、こういう人物が補佐についていてくれたら、政務もはかどるだろう。
常に後ろから刺されないか、ドキドキしながら生きないといけないだろうけどね。
「ああ。ありすぎるくらいにあったぞ」
「差し支えがないようでしたら、後学のためにご教授頂けませんでしょうか?」
宰相らしい誘導尋問に、オレは苦笑しながらも、オレのいた世界のルールをざくっと説明する。
まずは、お互いの事情をわかりあって、落とし所を決めるのもいいんじゃないかな。
とりあえず、なにをするにしても、双方に情報が少なすぎるよ。
話し合うというのは、大事なことだからね……。
「こちらの世界にもあるようだが、オレのいた世界にも、『魔素』というものがある」
『魔素』とは、魔法を発動するための動力源のようなもので、世界を形成するちからそのものであった。
万物に内在している。
その『魔素』は、魔法を使うときに消費される。
さらに、魔族が存在するための『ちから』であり、生きるための『糧』であった。
あらゆる植物が実るためにも、様々な動物が世界に生きるためにも、魔素は必要なものとされている。
「魔素は、世界を形成するうえで、必要不可欠なものだ。オレのいた世界では、困ったことに、ヒトや魔族が日々消費する量よりも、魔素が発生する量の方が、断然に多いんだ」
「そうなのですね……」
宰相が顎に手をやり考え込む。
「消費されきれずに、残ってしまう魔素は、自然消滅することはない……ということですか?」
「そうだ。魔素は時間がたつと澱んで、世界へ害を為す毒素へと変わってしまう」
「魔素が毒素になるのか?」
エルドリア王太子がオレの説明に驚いている。
ということは、こちらの世界は魔素の供給と需要のバランスが保たれているのか、消滅してしまうのか、毒素に変換されない魔素なのだろう。
「放置していたら、魔素はすぐに、毒素となって、世界を蝕む。だから、魔素を大量に消費できる存在が必要になってくる」
「その存在が……魔王様なのですか?」
宰相さん、よくわかっているじゃないか。キレッキレな頭脳だな。
「そうだ。魔王が世界に顕現し、君臨することによって、魔素は大量に消費されるんだ」
オレは魔素でできている、というか、魔素がヒトの形をとったもの、とほぼ同義の存在であった。
「魔王の君臨が、オレのいる世界の魔素過多を防いでいるのだが、それも永久効果があるわけではないんだ」
「…………」
「オレが成熟し、魔素を完全に取り込んでしまうと、しばらくの間、オレは魔素を必要としなくなる。そうなると、世界はすぐに魔素オーバーになる。毒素が害悪となって、世界中に災厄をもたらすようになるんだ」
そこまで話すと、オレはぬるくなった紅茶を口に含む。
「魔素をとりこめない魔王は、世界には不要だ。そこで、勇者に『成熟した魔王』を討伐してもらう必要がでてくるんだ」
エルドリア王太子の表情から笑顔が消えた。強い眼差しがオレに注がれる。
「女神の加護を受けた勇者は、魔王を魂だけの存在になるまで抹殺する力があるんだ。魂の欠片となってしまった魔王は、復活するために、世界に溢れかえっている魔素を消費しはじめる……」
「魂の欠片……」
それをオレは三十五回、飽きもせずに繰り返してきた。
「オレの世界は、そうすることによって、秩序を保ち続けている。勇者はそのために、魔王を討伐しなければならない」
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