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第三章
1.本気で薬屋してみた
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夕方には村に着いた。
シオウは懐の中で寝ている。可愛い~。
村はだいたい25世帯くらいあるそうだ。
ハンターが立ち寄るつもりだったのは、昔の冒険者仲間で、今は奥さんと子供が二人いるらしい。
歩きながら聞いた話によると、その人は10年程前に、たまたまこの村で知り合った今の奥さんと一緒になった。
王都の孤児院で育って冒険者になったその人は魔力持ちだったので、おそらく貴族の庶子で生まれて直ぐに捨てられたのだろうという話だった。ほんと、この国の王族とか貴族とか嫌いだよ。
村の主な仕事は林業で、とても質の良い木材が周りにある地域らしい。
到着したそこは思った通り、山の中の村で、とても静かだった。そして、時間的に夕食を作るいい匂いがしている。
家々から美味しそうな匂いが流れて来るのだ。煮物の匂いや魚を焼く匂い。そういう温かい生活を感じるのは幸せの匂いだと思う。とても憧れる。
村に入って暫く歩くと、戸口の辺りに綺麗に花が植えられた家があった。その前にハンターが立ち止まって親指で示した。木と漆喰で造られた家だ。
「ここだ。ちょっと待っててくれ」
「うん」
ノックして、扉を開け声をかけている。
少し待っていると、5分位してからハンターが、知らない男の人を連れて出て来た。
大きい人だ。がっしりしていて短い金髪と青い瞳をしている。
この国の貴族は混ざり者として庶子を嫌うそうだ。なら、庶民に手を出すなと言いたい。
「やあ、いらっしゃい。初めまして、来てくれて嬉しいよ。是非家に泊まって行ってくれ。もうそろそろハンターが来る頃だと思っていたんだ」
「ありがとうございます。ココですよろしく」
「じゃあ、ココ宜しく。私は、キルヒだ。そう呼んでくれ」
家の中に入ると、奥さんが迎えてくれた。
「いらっしゃい。どうぞゆっくりしていってね」
優しそうにそう言ってくれた。その後自己紹介して、奥さんがマリヌーという名だと教えられた。
せっかくなので、今日、釣って捌いておいた魚の残りと、金物屋のおばあちゃんがくれた草餅、それから駄菓子を土産に渡したら、めちゃくちゃ喜ばれた。どれもなかなか口に出来ないものだと言われた。
子供は3才と6才の女の子がいて、上の女の子はケリーという名で、お母さんのお手伝いをして、お皿を運んだりしていた。下の子はアンというらしい。ケリーは人懐こい子で、泊めてもらうというと、とても喜んだ。
「どうして、アンは出て来ないのかしら?いつもならお客様が大好きだから飛び出てくるのにね」
「なんか、アンは元気がないの。眠いっていってた」
「おかしいわね、ちょっと見て来るわ」
奥さんは手を拭いて、二階の子供の部屋を見に行った。
暫くして、彼女は困った顔をして言った。
「どうしましょう。アンが熱を出しているわ。風邪かしら。昨日、仲良しのガントが熱を出したって奥さんが言いに来て、もし感染したらいけないので、暫く家に近寄らないでと言われたばかりなの。お客様に感染したらどうしましょう」
「ああ、大丈夫、俺は獣人だから感染しないよ。ココも大丈夫なんだろ」
「あ”?ああ。こっちで病気には罹った事がない。うん。感染らない」
若干へんな言い方になったが仕方ない。
「じゃあ、感染の心配はないんだな。良かった。だが、ちょっと子供が病気になると、ろくなもてなしも出来ないな」
「大丈夫だ。飯の支度なんかも心配しなくていい。子供を看てやってくれ。実際、俺達は外で獣を捕って食べる事も出来るんだ。それに、明日の朝には出発する。寝床さえあれば大丈夫だ」
「いやだな、そんな事はさせられない。ハンターは俺の命の恩人だ、どれだけ感謝しても足りない位感謝している。しかし困ったな・・・薬はあるのかい?なければ買いにいかなければ・・・」
キルヒさんがとても困っている。
「でも、薬なんて手に入らないわ、街にあっても手が出ないもの。病気が通り過ぎるまで、本人が頑張るしかないのよ」
こちらの世界では、薬は貴重だ。だから、金物屋のおばあちゃんもあんな風に言っていたのだ。
この夫婦は平然としている様に見えるけど、実際には抵抗力のない者は風邪ですら、命を落とす。
そんな場所なのだ。
『風邪は万病のもと』って全国、いや全世界共通の言葉だと思う。
一宿一飯の恩義ともいうし、ここは薬屋の出番だろう。
「えっと、私は薬屋なので、薬を持っているよ。薬も作れるし」
「はあ?そうなのか???」
ハンターの間抜けな声がした。
「うん、ほら、その、植物を手に入れる能力が高いからさ」
「・・・はーん、そうか、なるほどな」
今度は納得してうんうん頷いている。
「にゃーん」
「あ、シオウを紹介するの忘れてた」
ローブをめくるとシオウが顔を出す。
「あーっ、にゃんこだ!すごい綺麗なにゃんこ~」
ケリーは大喜びで飛びついて来た。
シオウも子供が好きらしく手を伸ばして来たケリーに抱っこされ大人しくしている。
「シオウっていう、私の相棒だよ。よろしくね」
その後、とりあえず、泊めてもらう部屋へ案内してもらった。客用の寝室で二つベッドが置かれている。
間に衝立を置き、二人で使うという事になっている。
性別は少年という見た目のままの設定で通しているのでなんの問題もない(←ココ的に)。
衝立を除けて、敷物の上にリュックから取り出した、薬研(やげん)という原料をくだく道具や、こね鉢や計量さじなんかを取り出していく。
熱さましの頓服はいくらか作って持っているけど、熱を下げるだけでは意味がない。
熱が出るというのは、体温をあげて菌の活動を抑えようとしている身体の防御反応なのだ。下手に解熱剤といわれる薬を使えばそれを邪魔をすることになる。というのは、日本に居たときの知識で、この世界の人達はウイルス(菌)なんて事はしらないのだけど。
熱が高く上がった時にだけ解熱剤は与えるのがいい。
それよりも滋養のつくものを食べる事が出来るように、体力維持が大切だ。身体の免疫力を高める事が出来る薬草を数種類と、乾物にしてある他の材料を小さくする。それからこね鉢で練り合わせながら私の魔力を通す。それにサトウカエデとよく似た樹木から採っておいた甘い樹液を合わせて小さい蓋付き瓶に入れた。子供ならばその方が与えやすいからだ。
私の作った薬がよく効くというのは、私の魔力を通すという作業によるものだと、以前ムーラン(←キチク眼鏡)に言われた事がある。
薬を入れた小瓶をかざして見る。うん、魔力も良い感じで混ざっている。
同じ材料を使い、同じ手順で作ったとしても、他の誰にも同じ物はつくれないそうだ。
「出来たのか?」
急に声をかけられびっくりして振り返った。そういえばハンターが自分が寝るベッドで寝転んで私の作業を見ていたのだった。忘れてたわ。
シオウはそのベッドで丸くなり寝ていた。
「うん、出来たよ。キルヒさん達に使用上の注意をいって、薬を渡してくるね」
「了解。ありがとな。スゲー真剣だから、黙って見てたよ。凄いなお前の特技」
「そんなでもないけどね。薬屋でもやっていけそうでしょ」
「そうだな。案外向いていそうだ」
もしも、って考えて見る。
もしも、この世界で、自分のすべきことが終わって、そんで、もしも元の世界に帰れなかったら、薬屋をしてみたいな、って。いや、もしもの話だけどね。
シオウは懐の中で寝ている。可愛い~。
村はだいたい25世帯くらいあるそうだ。
ハンターが立ち寄るつもりだったのは、昔の冒険者仲間で、今は奥さんと子供が二人いるらしい。
歩きながら聞いた話によると、その人は10年程前に、たまたまこの村で知り合った今の奥さんと一緒になった。
王都の孤児院で育って冒険者になったその人は魔力持ちだったので、おそらく貴族の庶子で生まれて直ぐに捨てられたのだろうという話だった。ほんと、この国の王族とか貴族とか嫌いだよ。
村の主な仕事は林業で、とても質の良い木材が周りにある地域らしい。
到着したそこは思った通り、山の中の村で、とても静かだった。そして、時間的に夕食を作るいい匂いがしている。
家々から美味しそうな匂いが流れて来るのだ。煮物の匂いや魚を焼く匂い。そういう温かい生活を感じるのは幸せの匂いだと思う。とても憧れる。
村に入って暫く歩くと、戸口の辺りに綺麗に花が植えられた家があった。その前にハンターが立ち止まって親指で示した。木と漆喰で造られた家だ。
「ここだ。ちょっと待っててくれ」
「うん」
ノックして、扉を開け声をかけている。
少し待っていると、5分位してからハンターが、知らない男の人を連れて出て来た。
大きい人だ。がっしりしていて短い金髪と青い瞳をしている。
この国の貴族は混ざり者として庶子を嫌うそうだ。なら、庶民に手を出すなと言いたい。
「やあ、いらっしゃい。初めまして、来てくれて嬉しいよ。是非家に泊まって行ってくれ。もうそろそろハンターが来る頃だと思っていたんだ」
「ありがとうございます。ココですよろしく」
「じゃあ、ココ宜しく。私は、キルヒだ。そう呼んでくれ」
家の中に入ると、奥さんが迎えてくれた。
「いらっしゃい。どうぞゆっくりしていってね」
優しそうにそう言ってくれた。その後自己紹介して、奥さんがマリヌーという名だと教えられた。
せっかくなので、今日、釣って捌いておいた魚の残りと、金物屋のおばあちゃんがくれた草餅、それから駄菓子を土産に渡したら、めちゃくちゃ喜ばれた。どれもなかなか口に出来ないものだと言われた。
子供は3才と6才の女の子がいて、上の女の子はケリーという名で、お母さんのお手伝いをして、お皿を運んだりしていた。下の子はアンというらしい。ケリーは人懐こい子で、泊めてもらうというと、とても喜んだ。
「どうして、アンは出て来ないのかしら?いつもならお客様が大好きだから飛び出てくるのにね」
「なんか、アンは元気がないの。眠いっていってた」
「おかしいわね、ちょっと見て来るわ」
奥さんは手を拭いて、二階の子供の部屋を見に行った。
暫くして、彼女は困った顔をして言った。
「どうしましょう。アンが熱を出しているわ。風邪かしら。昨日、仲良しのガントが熱を出したって奥さんが言いに来て、もし感染したらいけないので、暫く家に近寄らないでと言われたばかりなの。お客様に感染したらどうしましょう」
「ああ、大丈夫、俺は獣人だから感染しないよ。ココも大丈夫なんだろ」
「あ”?ああ。こっちで病気には罹った事がない。うん。感染らない」
若干へんな言い方になったが仕方ない。
「じゃあ、感染の心配はないんだな。良かった。だが、ちょっと子供が病気になると、ろくなもてなしも出来ないな」
「大丈夫だ。飯の支度なんかも心配しなくていい。子供を看てやってくれ。実際、俺達は外で獣を捕って食べる事も出来るんだ。それに、明日の朝には出発する。寝床さえあれば大丈夫だ」
「いやだな、そんな事はさせられない。ハンターは俺の命の恩人だ、どれだけ感謝しても足りない位感謝している。しかし困ったな・・・薬はあるのかい?なければ買いにいかなければ・・・」
キルヒさんがとても困っている。
「でも、薬なんて手に入らないわ、街にあっても手が出ないもの。病気が通り過ぎるまで、本人が頑張るしかないのよ」
こちらの世界では、薬は貴重だ。だから、金物屋のおばあちゃんもあんな風に言っていたのだ。
この夫婦は平然としている様に見えるけど、実際には抵抗力のない者は風邪ですら、命を落とす。
そんな場所なのだ。
『風邪は万病のもと』って全国、いや全世界共通の言葉だと思う。
一宿一飯の恩義ともいうし、ここは薬屋の出番だろう。
「えっと、私は薬屋なので、薬を持っているよ。薬も作れるし」
「はあ?そうなのか???」
ハンターの間抜けな声がした。
「うん、ほら、その、植物を手に入れる能力が高いからさ」
「・・・はーん、そうか、なるほどな」
今度は納得してうんうん頷いている。
「にゃーん」
「あ、シオウを紹介するの忘れてた」
ローブをめくるとシオウが顔を出す。
「あーっ、にゃんこだ!すごい綺麗なにゃんこ~」
ケリーは大喜びで飛びついて来た。
シオウも子供が好きらしく手を伸ばして来たケリーに抱っこされ大人しくしている。
「シオウっていう、私の相棒だよ。よろしくね」
その後、とりあえず、泊めてもらう部屋へ案内してもらった。客用の寝室で二つベッドが置かれている。
間に衝立を置き、二人で使うという事になっている。
性別は少年という見た目のままの設定で通しているのでなんの問題もない(←ココ的に)。
衝立を除けて、敷物の上にリュックから取り出した、薬研(やげん)という原料をくだく道具や、こね鉢や計量さじなんかを取り出していく。
熱さましの頓服はいくらか作って持っているけど、熱を下げるだけでは意味がない。
熱が出るというのは、体温をあげて菌の活動を抑えようとしている身体の防御反応なのだ。下手に解熱剤といわれる薬を使えばそれを邪魔をすることになる。というのは、日本に居たときの知識で、この世界の人達はウイルス(菌)なんて事はしらないのだけど。
熱が高く上がった時にだけ解熱剤は与えるのがいい。
それよりも滋養のつくものを食べる事が出来るように、体力維持が大切だ。身体の免疫力を高める事が出来る薬草を数種類と、乾物にしてある他の材料を小さくする。それからこね鉢で練り合わせながら私の魔力を通す。それにサトウカエデとよく似た樹木から採っておいた甘い樹液を合わせて小さい蓋付き瓶に入れた。子供ならばその方が与えやすいからだ。
私の作った薬がよく効くというのは、私の魔力を通すという作業によるものだと、以前ムーラン(←キチク眼鏡)に言われた事がある。
薬を入れた小瓶をかざして見る。うん、魔力も良い感じで混ざっている。
同じ材料を使い、同じ手順で作ったとしても、他の誰にも同じ物はつくれないそうだ。
「出来たのか?」
急に声をかけられびっくりして振り返った。そういえばハンターが自分が寝るベッドで寝転んで私の作業を見ていたのだった。忘れてたわ。
シオウはそのベッドで丸くなり寝ていた。
「うん、出来たよ。キルヒさん達に使用上の注意をいって、薬を渡してくるね」
「了解。ありがとな。スゲー真剣だから、黙って見てたよ。凄いなお前の特技」
「そんなでもないけどね。薬屋でもやっていけそうでしょ」
「そうだな。案外向いていそうだ」
もしも、って考えて見る。
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