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「なんか面白いお話作って」〜姫と魔法の指輪②〜
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昨晩も、なんちゃって童話の続きを作りました。
──姫は、男の子と仲良くなる方法を指輪に尋ねた。
返ってきた答えは、「一緒に歌を歌うこと」。
翌日、姫が海辺へ行くと、また犬を連れた男の子がいた。
姫は「歌を歌おう」と男の子を誘う。
しかし、彼は「ダメだ」という。
『この国では歌っちゃいけないんだ。歌うと怪物が現れるから』
姫はガッカリして諦めようとするが、男の子は「でも」と続ける。
『本当は歌いたくて仕方ないんだよ。昔はお城のみんなとよく歌ってた』
男の子は王子だった。
彼は父王と仲違いして、時々お城を抜け出すらしい。
父王は歌を愛していたのに、ある日突然歌を禁じたという。
王子は、またみんなで歌を歌いたいと訴えた。
しかし、「代わりに何か買ってあげるから」と我慢させられた。
そのせいで、プレゼントが大嫌いになってしまった。
王子は姫にこう言った。
『ここには誰もいないし、やっぱり少しだけ歌おう』
姫と王子は、小さな声で歌い始めた。
好きな歌が同じだったので、2人は嬉しくなった。
しかし、歌い始めてしばらくすると、地震が起きた。
びっくりして吠える犬。
2人が慌てて歌をやめると、地震は止まった。
『やっぱり怪物が来るのかな』
しょげる2人。
が、王子はまた姫に会いたいと言う。
また明日、と約束を交わし、城へ帰る姫。
姫は指輪に尋ねた。
『歌うと怪物が出てきちゃうわ。ほかに、王子様と仲良くなれる方法はないの?』
指輪は答えた。
『王子と仲良くなりたいなら、歌うしかないよ。友達がほしいなら、また歌ってごらん。今度はもっと大きな声で』
……ここまで話したところで、子どもが寝ました。
ラストまで考えたのに。
しばらく話を考えなくて済みますが。
それにしても……
「面白いお話作って」と言われ、頑張ってみたものの。
面白いんだろうか? これ。
まあ、聴衆(上の子)は黙って聞いてますし。
このまま突っ走ります。
そして晩ごはんです。
今年はナスが少なくて、きゅうりがよく採れるそうで。
今は9本あります。
どうしよう。
何作ろう。
ローテーションが回りすぎて止まって見える。
というわけで、作ったことがないレシピを検索してみると……
梅煮を発見。
きゅうりの。
おいしいんでしょうか。
私はおいしく食べる自信がありますが。
梅干し大好きだから。
かつおぶしをかけたら上の子も食べやすいかも。
作ってみます。
1品目→きゅうりの梅煮
2品目どうしましょう。
きゅうり、もっと使わなきゃ。
使っても使ってもなくならない。
義両親の畑って、魔法の畑みたいね。
大量にきゅうりが生えてくるもの。
こうなったらフェスだと思おう。
きゅうりフェス。
サラダ漬物炒め物、何でもあるよ。
夏の間は、ほぼ毎日。
毎日がフェスティバル。
わあ楽しい。
はい、次!(やけくそ)
きゅうりを生食します。
豚肉も使わなきゃなので、しゃぶしゃぶっぽいサラダにします。
2品目→豚肉と細切りきゅうりのサラダ
次は……
赤玉ねぎもそろそろヤバいので、ツナ和えにします。
3品目→赤玉ねぎのツナ和え
赤玉ねぎ、本当にヤバいんですよ。
納屋というか物置きにあるんですけども。
小バエが飛び始めてる……
ドア、閉まってるのに……
もうタワマン化は嫌だ!
早く食べたい!
でもなくならない!
……とりあえず4品目です。
汁物忘れてましたね。
いんげん豆……は、なんと腐ってしまったそうです泣
けっこう残ってたのに。
しょうがない……
春菊が大量にあるのでそっち使います。
4品目→春菊・卵の和風スープ
中華スープにしようと思ったけど、義母が体調悪そうなのであっさり系で。
まとめます。
◆◆◆
1品目→きゅうりの梅煮
2品目→豚肉と細切りきゅうりのサラダ
3品目→赤玉ねぎのツナ和え
4品目→春菊・卵の和風スープ
◆◆◆
明日もきゅうりフェスが続きそうです。
春菊も残ってます。
トマトも増えてきました。
赤玉ねぎ、まだ6個残ってます
わあ楽しい。
──姫は、男の子と仲良くなる方法を指輪に尋ねた。
返ってきた答えは、「一緒に歌を歌うこと」。
翌日、姫が海辺へ行くと、また犬を連れた男の子がいた。
姫は「歌を歌おう」と男の子を誘う。
しかし、彼は「ダメだ」という。
『この国では歌っちゃいけないんだ。歌うと怪物が現れるから』
姫はガッカリして諦めようとするが、男の子は「でも」と続ける。
『本当は歌いたくて仕方ないんだよ。昔はお城のみんなとよく歌ってた』
男の子は王子だった。
彼は父王と仲違いして、時々お城を抜け出すらしい。
父王は歌を愛していたのに、ある日突然歌を禁じたという。
王子は、またみんなで歌を歌いたいと訴えた。
しかし、「代わりに何か買ってあげるから」と我慢させられた。
そのせいで、プレゼントが大嫌いになってしまった。
王子は姫にこう言った。
『ここには誰もいないし、やっぱり少しだけ歌おう』
姫と王子は、小さな声で歌い始めた。
好きな歌が同じだったので、2人は嬉しくなった。
しかし、歌い始めてしばらくすると、地震が起きた。
びっくりして吠える犬。
2人が慌てて歌をやめると、地震は止まった。
『やっぱり怪物が来るのかな』
しょげる2人。
が、王子はまた姫に会いたいと言う。
また明日、と約束を交わし、城へ帰る姫。
姫は指輪に尋ねた。
『歌うと怪物が出てきちゃうわ。ほかに、王子様と仲良くなれる方法はないの?』
指輪は答えた。
『王子と仲良くなりたいなら、歌うしかないよ。友達がほしいなら、また歌ってごらん。今度はもっと大きな声で』
……ここまで話したところで、子どもが寝ました。
ラストまで考えたのに。
しばらく話を考えなくて済みますが。
それにしても……
「面白いお話作って」と言われ、頑張ってみたものの。
面白いんだろうか? これ。
まあ、聴衆(上の子)は黙って聞いてますし。
このまま突っ走ります。
そして晩ごはんです。
今年はナスが少なくて、きゅうりがよく採れるそうで。
今は9本あります。
どうしよう。
何作ろう。
ローテーションが回りすぎて止まって見える。
というわけで、作ったことがないレシピを検索してみると……
梅煮を発見。
きゅうりの。
おいしいんでしょうか。
私はおいしく食べる自信がありますが。
梅干し大好きだから。
かつおぶしをかけたら上の子も食べやすいかも。
作ってみます。
1品目→きゅうりの梅煮
2品目どうしましょう。
きゅうり、もっと使わなきゃ。
使っても使ってもなくならない。
義両親の畑って、魔法の畑みたいね。
大量にきゅうりが生えてくるもの。
こうなったらフェスだと思おう。
きゅうりフェス。
サラダ漬物炒め物、何でもあるよ。
夏の間は、ほぼ毎日。
毎日がフェスティバル。
わあ楽しい。
はい、次!(やけくそ)
きゅうりを生食します。
豚肉も使わなきゃなので、しゃぶしゃぶっぽいサラダにします。
2品目→豚肉と細切りきゅうりのサラダ
次は……
赤玉ねぎもそろそろヤバいので、ツナ和えにします。
3品目→赤玉ねぎのツナ和え
赤玉ねぎ、本当にヤバいんですよ。
納屋というか物置きにあるんですけども。
小バエが飛び始めてる……
ドア、閉まってるのに……
もうタワマン化は嫌だ!
早く食べたい!
でもなくならない!
……とりあえず4品目です。
汁物忘れてましたね。
いんげん豆……は、なんと腐ってしまったそうです泣
けっこう残ってたのに。
しょうがない……
春菊が大量にあるのでそっち使います。
4品目→春菊・卵の和風スープ
中華スープにしようと思ったけど、義母が体調悪そうなのであっさり系で。
まとめます。
◆◆◆
1品目→きゅうりの梅煮
2品目→豚肉と細切りきゅうりのサラダ
3品目→赤玉ねぎのツナ和え
4品目→春菊・卵の和風スープ
◆◆◆
明日もきゅうりフェスが続きそうです。
春菊も残ってます。
トマトも増えてきました。
赤玉ねぎ、まだ6個残ってます
わあ楽しい。
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