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第一章
シャーロット親子が来ましたわ
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そして遂にその日が来ました。
そうです、シャーロット親子が訪ねて来たのですわ。
まだ2歳のシャーロットを連れて私の生まれたお祝いにとオレット様がプレゼントを持ってお母様に会いにきました。
私はお母様に抱きついたまま顔を上げずにずっとガン無視してました。
「あらあら、恥ずかしいのかしら?ほらほらオレットおばちゃんですわよー」
オレット様が私の顔を見ようと必死です。何かしら?顔を見ないと将来大聖女様になれるか、なれないかが見極められないのかしら?
あの手この手でくるのでもう我慢が限界ですわ。どのみち顔は見られるのですからしょうがない。
私は顔を上げました。
あっ......私の親友だった可愛いシャーロットがこちらを見ています。
親子で綺麗な赤い髪の毛。シャーロットの瞳はキラキラした金色なのですわ。
前の人生ではその綺麗な瞳にどれだけ励まされたか分からないわ。でもあれが全部演技だったなんて。全部嘘だったなんて。
今もキラキラした瞳で私を見ていますわ。でも今世では騙されません。ですが、初顔合わせですものね。今日だけは愛想良くしますわ。
私はニコリと微笑みました。
するとシャーロットが綺麗な瞳を大きく開いて私をじっと見ています。ち、ちょっと怖いので動いて下さいませ。時が止まったように動きませんわよ?何?今、こいつ大聖女になるぞ。殺さないと。なんて思ってたりします?
「あらら。アイラちゃんの可愛さに娘が驚いてしまっていますわ。ほほほ」
オレット様が笑っていますが目は笑っていません。オレット様も美しい人ですけれどお母様の方が何百倍も美しいです。お父様がお母様を選ぶのは見た目もあったのでしょうが心の綺麗なところに惚れ込んだと思いますのよ?お互いに子持ちになっているのですからもう諦めて下さいませね。
諦めないのであれば私が諦めさせますけどね。今世では容赦しませんわよ?私の大事な家族に手を出す者は。
その夜、私の部屋にお父様とお母様がやってきてシャーロット親子からのプレゼントだと少し大きな箱を持ってきました。
あ~。嫌な感じがガンガンします。
お母様が箱を開けると中にはひと抱えほどありそうなローズクォーツで作られた薔薇の形の置物が出てきました。
ひっ!こ、これですわ!天使が教えてくれた最初の黒魔術。
この置物が前の人生ではずっと私の部屋に飾ってあったのです。
そしてこれには私の聖力を封じ込める術が施されていると天使が言ってましたわ。確かにピンクのはずのローズクォーツが私にはグレーに見えます。
こんな、生まれた時から力を封じ込められていたなんて。敵も中々のものですね!初日ならまだ封じ込められないので早速壊してしまいましょうね。
「あーだー!だー!だー!」
私は両親に両腕を振ってアピールします。ローズクォーツのとこまで抱っこして!と。
「お?アイラも近くでプレゼントが見たいかい?よしよしおいで」
そう言ってとろけそうな甘々な笑顔のお父様が私を抱き上げローズクォーツを飾った棚まで連れてってくれました。
ふふふ。ありがとうお父様。
私はローズクォーツに小さな手を添えました。
......聖力ってどうやったら出せるのでしょうか?体に力を入れてみるとか?頭に力を入れてみるとか?
うりゃぁ"ぁ"ぁ"ぁ"ーーー!!!
ぐぉぉぉぉぉぉーーー!!!
「あう、あう、あえ?」
「まぁ、なんて可愛らしい声と表情で嬉しさを表して......」
かなり唸りましたが両親にはこの様に可愛いくしか聞こえていないようですわ。しかも今私、あまりにも力を入れすぎてこめかみには青スジが浮き出て更に白目むいてたと思うのですがそれでも可愛いと?溺愛って凄いのですわね......。
バリバリバリーーー!!
バリーーーン!!
もの凄い音がしてローズクォーツが粉々に割れました。
ふー。これでしばらくは安泰ですわ。
「突然に割れた?アイラ、怪我はないかい?ん?な、な、何だこれは⁉︎」
お父様が何かを見つけて驚いていますわね?何かしら?
「これは......黒魔術の......」
お母様が呟きました。そうお母様は元聖女でしたので魔術には詳しいのです。
ちなみにお父様とお母様は職場結婚でしたのよ?聖騎士として聖女を守るのがお仕事だったお父様。神殿でお母様と出会って......。
「⁉︎」
私を抱っこしていたお父様が突然に高い高いの様に上に持ち上げて叫びました。
もー!せっかくお二人の馴れ初めを思い出してホクホクしていたのに何事ですか?
「この子は黒魔術を見抜いて更にそれを壊した!なんと聖力の強い子なのだ!素晴らしい!素晴らしいよ!アイラ!」
あ、感動してくれたのですね?それは良かったですわ。
「ですが、この事が知られると神殿にアイラを取られてしまいますわ!これは私達家族だけの秘密にいたしましょう。アイラが聖女になるにしても、もう少し大きくなってからで十分です」
そうなのですか?強い聖力があると神殿行きなのですか?それは嫌!お母様ナイスアイディアですわ!助かります!でも大きくなっても神殿には行きませんけど。
「私達の大事なアイラになんて事を!誰が何故この様な酷い事をしたのか調べなくては!」
「そうだな......」
お母様、お顔が怖いです。おっと、お父様のお顔の方がもっと怖かったです。
お母様が手に持っている黒魔術の証拠......。見ない方が良かったですわ。そのような物を素手で掴めるお母様に感動です。一生ついて行きますわ!
初めて聖力を使った結果その日の夜から私は高熱を出しました。突然に大きな力を使ったせいです。
反省しましたわ。力の使い方を勉強しないとですわね。
そうです、シャーロット親子が訪ねて来たのですわ。
まだ2歳のシャーロットを連れて私の生まれたお祝いにとオレット様がプレゼントを持ってお母様に会いにきました。
私はお母様に抱きついたまま顔を上げずにずっとガン無視してました。
「あらあら、恥ずかしいのかしら?ほらほらオレットおばちゃんですわよー」
オレット様が私の顔を見ようと必死です。何かしら?顔を見ないと将来大聖女様になれるか、なれないかが見極められないのかしら?
あの手この手でくるのでもう我慢が限界ですわ。どのみち顔は見られるのですからしょうがない。
私は顔を上げました。
あっ......私の親友だった可愛いシャーロットがこちらを見ています。
親子で綺麗な赤い髪の毛。シャーロットの瞳はキラキラした金色なのですわ。
前の人生ではその綺麗な瞳にどれだけ励まされたか分からないわ。でもあれが全部演技だったなんて。全部嘘だったなんて。
今もキラキラした瞳で私を見ていますわ。でも今世では騙されません。ですが、初顔合わせですものね。今日だけは愛想良くしますわ。
私はニコリと微笑みました。
するとシャーロットが綺麗な瞳を大きく開いて私をじっと見ています。ち、ちょっと怖いので動いて下さいませ。時が止まったように動きませんわよ?何?今、こいつ大聖女になるぞ。殺さないと。なんて思ってたりします?
「あらら。アイラちゃんの可愛さに娘が驚いてしまっていますわ。ほほほ」
オレット様が笑っていますが目は笑っていません。オレット様も美しい人ですけれどお母様の方が何百倍も美しいです。お父様がお母様を選ぶのは見た目もあったのでしょうが心の綺麗なところに惚れ込んだと思いますのよ?お互いに子持ちになっているのですからもう諦めて下さいませね。
諦めないのであれば私が諦めさせますけどね。今世では容赦しませんわよ?私の大事な家族に手を出す者は。
その夜、私の部屋にお父様とお母様がやってきてシャーロット親子からのプレゼントだと少し大きな箱を持ってきました。
あ~。嫌な感じがガンガンします。
お母様が箱を開けると中にはひと抱えほどありそうなローズクォーツで作られた薔薇の形の置物が出てきました。
ひっ!こ、これですわ!天使が教えてくれた最初の黒魔術。
この置物が前の人生ではずっと私の部屋に飾ってあったのです。
そしてこれには私の聖力を封じ込める術が施されていると天使が言ってましたわ。確かにピンクのはずのローズクォーツが私にはグレーに見えます。
こんな、生まれた時から力を封じ込められていたなんて。敵も中々のものですね!初日ならまだ封じ込められないので早速壊してしまいましょうね。
「あーだー!だー!だー!」
私は両親に両腕を振ってアピールします。ローズクォーツのとこまで抱っこして!と。
「お?アイラも近くでプレゼントが見たいかい?よしよしおいで」
そう言ってとろけそうな甘々な笑顔のお父様が私を抱き上げローズクォーツを飾った棚まで連れてってくれました。
ふふふ。ありがとうお父様。
私はローズクォーツに小さな手を添えました。
......聖力ってどうやったら出せるのでしょうか?体に力を入れてみるとか?頭に力を入れてみるとか?
うりゃぁ"ぁ"ぁ"ぁ"ーーー!!!
ぐぉぉぉぉぉぉーーー!!!
「あう、あう、あえ?」
「まぁ、なんて可愛らしい声と表情で嬉しさを表して......」
かなり唸りましたが両親にはこの様に可愛いくしか聞こえていないようですわ。しかも今私、あまりにも力を入れすぎてこめかみには青スジが浮き出て更に白目むいてたと思うのですがそれでも可愛いと?溺愛って凄いのですわね......。
バリバリバリーーー!!
バリーーーン!!
もの凄い音がしてローズクォーツが粉々に割れました。
ふー。これでしばらくは安泰ですわ。
「突然に割れた?アイラ、怪我はないかい?ん?な、な、何だこれは⁉︎」
お父様が何かを見つけて驚いていますわね?何かしら?
「これは......黒魔術の......」
お母様が呟きました。そうお母様は元聖女でしたので魔術には詳しいのです。
ちなみにお父様とお母様は職場結婚でしたのよ?聖騎士として聖女を守るのがお仕事だったお父様。神殿でお母様と出会って......。
「⁉︎」
私を抱っこしていたお父様が突然に高い高いの様に上に持ち上げて叫びました。
もー!せっかくお二人の馴れ初めを思い出してホクホクしていたのに何事ですか?
「この子は黒魔術を見抜いて更にそれを壊した!なんと聖力の強い子なのだ!素晴らしい!素晴らしいよ!アイラ!」
あ、感動してくれたのですね?それは良かったですわ。
「ですが、この事が知られると神殿にアイラを取られてしまいますわ!これは私達家族だけの秘密にいたしましょう。アイラが聖女になるにしても、もう少し大きくなってからで十分です」
そうなのですか?強い聖力があると神殿行きなのですか?それは嫌!お母様ナイスアイディアですわ!助かります!でも大きくなっても神殿には行きませんけど。
「私達の大事なアイラになんて事を!誰が何故この様な酷い事をしたのか調べなくては!」
「そうだな......」
お母様、お顔が怖いです。おっと、お父様のお顔の方がもっと怖かったです。
お母様が手に持っている黒魔術の証拠......。見ない方が良かったですわ。そのような物を素手で掴めるお母様に感動です。一生ついて行きますわ!
初めて聖力を使った結果その日の夜から私は高熱を出しました。突然に大きな力を使ったせいです。
反省しましたわ。力の使い方を勉強しないとですわね。
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