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第一章
生贄にされそうですわ
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「そうだな~。お前、ガキのくせに頭良さそうだから死ぬ前に教えてやるか」
あら?そんな殆ど話してないのに頭良さそうだなんて。
見る目がおありね。
「そんなもん聞きたくない!早く俺達を解放しろ!」
あっ、ルース様、相手を刺激しない方がよろしいかと。それに何の儀式の生贄にされるのかちょっとだけ気になりますわ。
「これ見てみろ。500年前のバルトカピ様を召喚する場面の絵だ。生贄には幼女の聖女が必要でな」
バルトカピ?何ですのそれ?
「なんでしゅか、それ」
「それって言うな!不敬だぞ!バルトカピ様は魔王の中の魔王なのだ!」
要するに化け物ですわね?儀式をしている絵は悪魔らしき人物に生贄の血を飲ませているわ。何故悪魔なのか分かるのかって?その絵の人物には悪魔特有の角があるからです。この悪魔が化け物に変化して誕生するのがバルトカピなのですね。
「そんなものつくってどーしゅるの?」
「そんな物とは何だ!」
もう、いちいちうるさいですわね。
「この世界を征服する」
お馬鹿ですの?いえ、お馬鹿ですね?
「たぶん、これ、いうこときかないであばれまくる。おまえたちもはめちゅする」
「な、何だ⁉︎聖女の予言か⁉︎」
いや、いや、いや。化け物が自分達の言いなりになるって考える方がおかしいですわよね?
やはりこーゆー方々は普通の考え方とは違うのですわね。
「そうだ!アイラは聖女だからな!予言だぞ?だから止めとけ」
ルース様、それ言っては駄目ですわ。その逆をおっしゃって?私が聖女じゃないから生贄にしても無駄だと。
「やはりエバンズ家の娘は聖女なんだな。しかも500年前の幼女と同じ銀髪にエメラルドグリーンの瞳だ!最高だ!」
あ、ほら、ヤル気になってしまったわ。
って、そうなのですか?500年前の生贄さんと一緒。親近感沸きますわね。
でもここで疑問が。その絵は空想なのではないですか?
500年前にそんな化け物が出たなんて記述はどの歴史書にも載ってませんでしたわよ?前の人生の記憶ですけれど。
「さ~て。お遊びは終わりだ。まずその聖女をもらうぞ」
そう言うなり、かまいたちのようなモノが私を抱き抱えていたルース様の左手に当たりました。すると肘から下が鈍い音を鳴らしながら落ちたのです。それと共に私も床へと転がり増したわ。
「うわぁぁぁ!」
ルース様が右手で左手を押さえます。ですが大量に出血してますわ!
「お前なんぞ最初から相手にならんのだよ」
そう言いながら男性が私のワンピースの襟ぐりを後ろから掴んで引っ張り引きずりだしました。
ルース様の黄金の腕が!将来ムキムキなマッチになりご婦人方を喜ばせる予定の腕が無くなってしまう!ご婦人方の楽しみを奪ってしまっては駄目ですわ!そもそもこのままだとルース様は出血多量で死んでしまいます!
私は体から眩しい光を放ちました。目潰しですわ!幸いルース様は痛さの余り目をつぶっていましたのでその隙に。
眩しさのあまり男性が私を離しました!
ルース様の元へ走り左の腕に私の両手を添えて治癒します。全身全霊で光を出して頑張りますわ!
うごぉぉぉぉぉぉ!!
ぐぇぐぇぇぇぇぇ!!
聖女らしからなぬ気合いの入れ方ですがそれはお許し下さいませ。
ニョキニョキとルース様の腕が、手が生えてきましたわ!やったぁ!その調子ですわ!
「るぅすしゃま!うではうごきましゅか?」
「あ?あぁ、何ともない。切られる前と同じ感覚だ......」
キョトンとしているルース様はとても可愛いですわね。
「よかったしゅ」
これです!これ!私がやりたかった事は!完全なる治癒ですわ!
ふぅー。興奮してしまいま......。
ドスッ。
え⁉︎ドスッ?
私は下を向き違和感がある自分の胸を見ました。大きな剣が私の小さな胸を貫いています。
「はえ?」
ゴブッ!お口から血が吹き出ましたわ。
「うわぁぁぁ!アイラ!アイラ!」
ルース様が半狂乱になって叫んでいます。あっ。この叫び声は聞いた事がありますわ!前の人生の私が処刑された瞬間に聞こえた幾つかの声の中の一つですわね。思い出しました。ルース様は私の最後の時に泣いてくれましたのね......。
感謝いたしますわ。
私を串刺しにした男性が歩き出しました。ぶら~んと私を串刺しにしたまま。
そのまま移動です。
とてもシュールな絵面ですわね......。
「いや~。お前やっぱり聖女だったか~。腕を生やすなんてホント神業だな。これで儀式も安泰だ」
笑いながら私を運びます。
「おい!血が流れ出してるぞ!体小さいんだから勿体無い!」
仲間の男性が焦っています。そうですわよね。儀式に私の血が足りなかったらまた聖女が生まれるまでなんだかって化け物の復活はないですもの。何でしたっけ?もう名前も忘れてしまいましたわ。
「ああ、悪い。じゃあコレを受け皿にしとくか」
床に転がっていた壺を取ろうと私を運んでいた男性が剣を一度床に置きました。すなわち私も置かれましたわ!
チャーンス!
私は走り出しました。もちろん剣は刺さったまんまですけれど。
これまたシュールな絵面ですわ。
「あ、おい!逃げたぞ!流石聖女だな!串刺しにされても死んでないとは!感動だ!」
言われてみればそうですわね?これ、心臓貫いていると思われますが私、走れていますわ。
おっとっと?剣が重くてよろけましたー!壁にもたれたら、あら不思議!その壁の一部がくるりと回転して私は穴に落ちていきました。隠し扉だったのですね?
暗く長い距離、私は落ちていきましたわ。そろそろ血を止めないと私も保ちませんわよね。そんな事を考えていたら床に叩きつけられました。
その衝撃で剣が抜けましたわ!
良かったです。どうやって剣を抜こうか考えていたところでしたから。
ふぅ。とりあえず自分を再生しなければ。
ふごぉぉぉぉぉぉーーー!!
私の体は光に包まれ傷も塞がりました。
ここにきて一気に聖力が覚醒してきたみたいですわね。余り量多く覚醒してしまうと色々な人に勘付かれるので用心しないとですわね。
「おい。チビ。お前聖女か?」
後ろから声がして心臓が飛び出るぐらい驚きましたわ!
あら?そんな殆ど話してないのに頭良さそうだなんて。
見る目がおありね。
「そんなもん聞きたくない!早く俺達を解放しろ!」
あっ、ルース様、相手を刺激しない方がよろしいかと。それに何の儀式の生贄にされるのかちょっとだけ気になりますわ。
「これ見てみろ。500年前のバルトカピ様を召喚する場面の絵だ。生贄には幼女の聖女が必要でな」
バルトカピ?何ですのそれ?
「なんでしゅか、それ」
「それって言うな!不敬だぞ!バルトカピ様は魔王の中の魔王なのだ!」
要するに化け物ですわね?儀式をしている絵は悪魔らしき人物に生贄の血を飲ませているわ。何故悪魔なのか分かるのかって?その絵の人物には悪魔特有の角があるからです。この悪魔が化け物に変化して誕生するのがバルトカピなのですね。
「そんなものつくってどーしゅるの?」
「そんな物とは何だ!」
もう、いちいちうるさいですわね。
「この世界を征服する」
お馬鹿ですの?いえ、お馬鹿ですね?
「たぶん、これ、いうこときかないであばれまくる。おまえたちもはめちゅする」
「な、何だ⁉︎聖女の予言か⁉︎」
いや、いや、いや。化け物が自分達の言いなりになるって考える方がおかしいですわよね?
やはりこーゆー方々は普通の考え方とは違うのですわね。
「そうだ!アイラは聖女だからな!予言だぞ?だから止めとけ」
ルース様、それ言っては駄目ですわ。その逆をおっしゃって?私が聖女じゃないから生贄にしても無駄だと。
「やはりエバンズ家の娘は聖女なんだな。しかも500年前の幼女と同じ銀髪にエメラルドグリーンの瞳だ!最高だ!」
あ、ほら、ヤル気になってしまったわ。
って、そうなのですか?500年前の生贄さんと一緒。親近感沸きますわね。
でもここで疑問が。その絵は空想なのではないですか?
500年前にそんな化け物が出たなんて記述はどの歴史書にも載ってませんでしたわよ?前の人生の記憶ですけれど。
「さ~て。お遊びは終わりだ。まずその聖女をもらうぞ」
そう言うなり、かまいたちのようなモノが私を抱き抱えていたルース様の左手に当たりました。すると肘から下が鈍い音を鳴らしながら落ちたのです。それと共に私も床へと転がり増したわ。
「うわぁぁぁ!」
ルース様が右手で左手を押さえます。ですが大量に出血してますわ!
「お前なんぞ最初から相手にならんのだよ」
そう言いながら男性が私のワンピースの襟ぐりを後ろから掴んで引っ張り引きずりだしました。
ルース様の黄金の腕が!将来ムキムキなマッチになりご婦人方を喜ばせる予定の腕が無くなってしまう!ご婦人方の楽しみを奪ってしまっては駄目ですわ!そもそもこのままだとルース様は出血多量で死んでしまいます!
私は体から眩しい光を放ちました。目潰しですわ!幸いルース様は痛さの余り目をつぶっていましたのでその隙に。
眩しさのあまり男性が私を離しました!
ルース様の元へ走り左の腕に私の両手を添えて治癒します。全身全霊で光を出して頑張りますわ!
うごぉぉぉぉぉぉ!!
ぐぇぐぇぇぇぇぇ!!
聖女らしからなぬ気合いの入れ方ですがそれはお許し下さいませ。
ニョキニョキとルース様の腕が、手が生えてきましたわ!やったぁ!その調子ですわ!
「るぅすしゃま!うではうごきましゅか?」
「あ?あぁ、何ともない。切られる前と同じ感覚だ......」
キョトンとしているルース様はとても可愛いですわね。
「よかったしゅ」
これです!これ!私がやりたかった事は!完全なる治癒ですわ!
ふぅー。興奮してしまいま......。
ドスッ。
え⁉︎ドスッ?
私は下を向き違和感がある自分の胸を見ました。大きな剣が私の小さな胸を貫いています。
「はえ?」
ゴブッ!お口から血が吹き出ましたわ。
「うわぁぁぁ!アイラ!アイラ!」
ルース様が半狂乱になって叫んでいます。あっ。この叫び声は聞いた事がありますわ!前の人生の私が処刑された瞬間に聞こえた幾つかの声の中の一つですわね。思い出しました。ルース様は私の最後の時に泣いてくれましたのね......。
感謝いたしますわ。
私を串刺しにした男性が歩き出しました。ぶら~んと私を串刺しにしたまま。
そのまま移動です。
とてもシュールな絵面ですわね......。
「いや~。お前やっぱり聖女だったか~。腕を生やすなんてホント神業だな。これで儀式も安泰だ」
笑いながら私を運びます。
「おい!血が流れ出してるぞ!体小さいんだから勿体無い!」
仲間の男性が焦っています。そうですわよね。儀式に私の血が足りなかったらまた聖女が生まれるまでなんだかって化け物の復活はないですもの。何でしたっけ?もう名前も忘れてしまいましたわ。
「ああ、悪い。じゃあコレを受け皿にしとくか」
床に転がっていた壺を取ろうと私を運んでいた男性が剣を一度床に置きました。すなわち私も置かれましたわ!
チャーンス!
私は走り出しました。もちろん剣は刺さったまんまですけれど。
これまたシュールな絵面ですわ。
「あ、おい!逃げたぞ!流石聖女だな!串刺しにされても死んでないとは!感動だ!」
言われてみればそうですわね?これ、心臓貫いていると思われますが私、走れていますわ。
おっとっと?剣が重くてよろけましたー!壁にもたれたら、あら不思議!その壁の一部がくるりと回転して私は穴に落ちていきました。隠し扉だったのですね?
暗く長い距離、私は落ちていきましたわ。そろそろ血を止めないと私も保ちませんわよね。そんな事を考えていたら床に叩きつけられました。
その衝撃で剣が抜けましたわ!
良かったです。どうやって剣を抜こうか考えていたところでしたから。
ふぅ。とりあえず自分を再生しなければ。
ふごぉぉぉぉぉぉーーー!!
私の体は光に包まれ傷も塞がりました。
ここにきて一気に聖力が覚醒してきたみたいですわね。余り量多く覚醒してしまうと色々な人に勘付かれるので用心しないとですわね。
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後ろから声がして心臓が飛び出るぐらい驚きましたわ!
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