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第二章
私の過去ですわ
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「あっ!キルジーさんが急いでいたのでこのお魚届けないと!私、帰ります!」
思い出した!急いでいたのだ!バタバタと私は美人さんを置いて魚屋さんを出る。
「待って!待って!アイラが今住んでる所ってここじゃないの?」
「はい。違います。そしてアイラさんではありません!では!」
走り出した私を美人さんが追いかけて来る。その後ろからルカさんも走って来る。
「アイラ!自分が誰だか知りたくない?私、全部知ってるの!」
え?私の足が止まる。
そして振り返り美人さんに訊いた。
「......」
でも私が『アイラ』であればの話だ。
嘘をつかれているかもしれない。だけどこんな化け物の私にわざわざ嘘をつくだろうか?何の為に?
追いついた美人さんが私の手を握ってきた。
「私と貴方は幼馴染なの。だから貴方のご家族の事も知っているわ」
「その手を離せよ」
更に追いついたルカさんが美人さんの手を叩いて私の手から離す。
「ちょっと!痛いじゃない!何すんのよ!」
美人さんとルカさん一触即発状態!
これはよろしくないのでキルジーさんの所に連れて行こう!
キルジーさんならどうにかしてくれそうだから。
「えっと、じゃあ、とりあえずキルジーさんのとこに一緒に来てもらえますか?そこでお話を聞けたらいいなって思います......」
「ええ!勿論よ!付いて行くわ!」
「おい、おい!こんな怪しい女を信じるのか?」
ルカさんが美人さんから見えない様に私を背中に隠す。
「あら?そういえば貴方はどちら様?」
「今更かよ!お、俺はアミーの、アミーの......友達だ!」
「そう。じゃあ、貴方も一緒に話を聞けばいいわ。そうすれば貴方とアイラが身分違いだと、つり合わないって納得するでしょう」
身分違い?
ん。考えても分からないから、とにかく今はキルジーさんに魚を届けないと!
「キルジーさぁぁぁん、ダンさぁぁぁん、遅くなりました......」
裏口から厨房に入った私を見たダンさんが恐怖の表情を浮かべた。
「アミー?何腰に付けてきてるんだよ......」
私の腰に美人さんの腕がガッシリと巻き付いていてその美人さんを引き離そうとルカさんが美人さんを引っ張っている。
私は腰が重すぎて倒れそうだ。
「ほら、アミーが倒れちまうよ。腰にくっついてる人、一旦離れろ。な?」
そう言いながらダンさんが美人さんを軽く持ち上げた。そして厨房の椅子にヨイショと座らせた。
凄い!ダンさん!
「なんだい?アミーの知り合いかい?あ?ルカまでどうしたんだい?」
キルジーさんが奥から出て来た。
「その子はアミーではありません。アイラです。私はシャーロット。アイラの幼馴染でこの2年間ずっと彼女を探していました。連れて帰ります。今までお世話になりました」
美人さんはシャーロットって名前なんだ。名前まで綺麗だね。
そう思ってボケ~と立っていたらシャーロットさんに腕を掴まれ裏口に連れて行かれそうになった。
「ちょっと待ちな!アミーはこのレストランの従業員だ。今日はこれから団体客が来る。アミーに抜けられたら困るんだよ」
「なっ!アイラは働くような立場の子ではないの!」
「とりあえずもう時間が無いんだ。シャーロットっていったね?あんたも手伝いな!ルカもだ!」
その後からはキルジーさんの指示のもと厨房は戦場になった。
「何で私が!」
と、言いながらもシャーロットさんはいい働きっぷりだった。
私も見習いたい。
そして団体客も帰りレストランの営業時間が終わった。
「皆んな、助かったよ。ありがとう。夕食にしようかね」
キルジーさんとダンさんが私達の夕食の準備をしようとした時だ。
「待って!私は宿を取ってあるからアイラとそこに帰るわ。今回の労働はアイラがお世話になったお礼としとくわね。アイラ、行きましょう?」
シャーロットさんが私を連れて行こうと手を握り歩き出す。
「せっかちなお嬢さんだね?まずはお前さんが知っているアミーの事を全部話とくれ。アミーは記憶が無い。お前さんが嘘をついていても分からないよねぇ?」
「はぁ?私が嘘をついてアイラを誘拐しようとしているとでも?」
「そんな事は言ってないさ。ただアミーはあたしの大事な家族なんだ。あたしが納得しないと連れて行かせるわけにはいかないよ?」
キルジーさん。今、私を家族だって。
家族だって言ってくれた。
嬉しい。
「お、俺もアミーの家族になるんだ。だから俺の許可も必要だ」
「は?家族になるって何よ?悪いけどアンタにはアイラは渡さないわよ?」
「お前こそアミーの幼馴染なんて言ってるけど惚れてるだろうが!直ぐに分かったぞ?」
「何よ!そうだけど、何か問題でも?」
「問題だらけだぞ!」
この2人は相性が悪すぎる。
私は小さくため息をついた。
そろそろ私の過去が知りたいんですが。
「そこのアンタもアイラ狙いなわけ?」
ダンさんにまで食ってかかるシャーロットさん。気が強過ぎないか?
「あ~。俺はアミーちゃんの兄貴的立場かな?」
うん。ダンさんのその平和な雰囲気最高だ。場が和む。
「残念だけどアイラにはお兄様がいるわ。変態だけど」
は?変態?お兄さんがいるって分かったばかりなのにそのお兄さんが変態なの?
最初から衝撃的な私の過去。
そしてシャーロットさんは私が生まれた時からの事を話し出した。
私達は夕食も食べずに時間も忘れてずっと聞いていた。
思い出した!急いでいたのだ!バタバタと私は美人さんを置いて魚屋さんを出る。
「待って!待って!アイラが今住んでる所ってここじゃないの?」
「はい。違います。そしてアイラさんではありません!では!」
走り出した私を美人さんが追いかけて来る。その後ろからルカさんも走って来る。
「アイラ!自分が誰だか知りたくない?私、全部知ってるの!」
え?私の足が止まる。
そして振り返り美人さんに訊いた。
「......」
でも私が『アイラ』であればの話だ。
嘘をつかれているかもしれない。だけどこんな化け物の私にわざわざ嘘をつくだろうか?何の為に?
追いついた美人さんが私の手を握ってきた。
「私と貴方は幼馴染なの。だから貴方のご家族の事も知っているわ」
「その手を離せよ」
更に追いついたルカさんが美人さんの手を叩いて私の手から離す。
「ちょっと!痛いじゃない!何すんのよ!」
美人さんとルカさん一触即発状態!
これはよろしくないのでキルジーさんの所に連れて行こう!
キルジーさんならどうにかしてくれそうだから。
「えっと、じゃあ、とりあえずキルジーさんのとこに一緒に来てもらえますか?そこでお話を聞けたらいいなって思います......」
「ええ!勿論よ!付いて行くわ!」
「おい、おい!こんな怪しい女を信じるのか?」
ルカさんが美人さんから見えない様に私を背中に隠す。
「あら?そういえば貴方はどちら様?」
「今更かよ!お、俺はアミーの、アミーの......友達だ!」
「そう。じゃあ、貴方も一緒に話を聞けばいいわ。そうすれば貴方とアイラが身分違いだと、つり合わないって納得するでしょう」
身分違い?
ん。考えても分からないから、とにかく今はキルジーさんに魚を届けないと!
「キルジーさぁぁぁん、ダンさぁぁぁん、遅くなりました......」
裏口から厨房に入った私を見たダンさんが恐怖の表情を浮かべた。
「アミー?何腰に付けてきてるんだよ......」
私の腰に美人さんの腕がガッシリと巻き付いていてその美人さんを引き離そうとルカさんが美人さんを引っ張っている。
私は腰が重すぎて倒れそうだ。
「ほら、アミーが倒れちまうよ。腰にくっついてる人、一旦離れろ。な?」
そう言いながらダンさんが美人さんを軽く持ち上げた。そして厨房の椅子にヨイショと座らせた。
凄い!ダンさん!
「なんだい?アミーの知り合いかい?あ?ルカまでどうしたんだい?」
キルジーさんが奥から出て来た。
「その子はアミーではありません。アイラです。私はシャーロット。アイラの幼馴染でこの2年間ずっと彼女を探していました。連れて帰ります。今までお世話になりました」
美人さんはシャーロットって名前なんだ。名前まで綺麗だね。
そう思ってボケ~と立っていたらシャーロットさんに腕を掴まれ裏口に連れて行かれそうになった。
「ちょっと待ちな!アミーはこのレストランの従業員だ。今日はこれから団体客が来る。アミーに抜けられたら困るんだよ」
「なっ!アイラは働くような立場の子ではないの!」
「とりあえずもう時間が無いんだ。シャーロットっていったね?あんたも手伝いな!ルカもだ!」
その後からはキルジーさんの指示のもと厨房は戦場になった。
「何で私が!」
と、言いながらもシャーロットさんはいい働きっぷりだった。
私も見習いたい。
そして団体客も帰りレストランの営業時間が終わった。
「皆んな、助かったよ。ありがとう。夕食にしようかね」
キルジーさんとダンさんが私達の夕食の準備をしようとした時だ。
「待って!私は宿を取ってあるからアイラとそこに帰るわ。今回の労働はアイラがお世話になったお礼としとくわね。アイラ、行きましょう?」
シャーロットさんが私を連れて行こうと手を握り歩き出す。
「せっかちなお嬢さんだね?まずはお前さんが知っているアミーの事を全部話とくれ。アミーは記憶が無い。お前さんが嘘をついていても分からないよねぇ?」
「はぁ?私が嘘をついてアイラを誘拐しようとしているとでも?」
「そんな事は言ってないさ。ただアミーはあたしの大事な家族なんだ。あたしが納得しないと連れて行かせるわけにはいかないよ?」
キルジーさん。今、私を家族だって。
家族だって言ってくれた。
嬉しい。
「お、俺もアミーの家族になるんだ。だから俺の許可も必要だ」
「は?家族になるって何よ?悪いけどアンタにはアイラは渡さないわよ?」
「お前こそアミーの幼馴染なんて言ってるけど惚れてるだろうが!直ぐに分かったぞ?」
「何よ!そうだけど、何か問題でも?」
「問題だらけだぞ!」
この2人は相性が悪すぎる。
私は小さくため息をついた。
そろそろ私の過去が知りたいんですが。
「そこのアンタもアイラ狙いなわけ?」
ダンさんにまで食ってかかるシャーロットさん。気が強過ぎないか?
「あ~。俺はアミーちゃんの兄貴的立場かな?」
うん。ダンさんのその平和な雰囲気最高だ。場が和む。
「残念だけどアイラにはお兄様がいるわ。変態だけど」
は?変態?お兄さんがいるって分かったばかりなのにそのお兄さんが変態なの?
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そしてシャーロットさんは私が生まれた時からの事を話し出した。
私達は夕食も食べずに時間も忘れてずっと聞いていた。
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