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第二章
黒魔術も解けましたわ
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「アクアぁぁぁ!!」
私はガバッと勢いよく起き上がりましたわ。その勢いで誰かの頭にガッと額がぶつかりましたの。
とても痛いのです。
「い、痛いですわ......」
「痛てて......」
この声はルカさん?
私は顔を上げました。
やっぱりルカさんですわ。
ん?ここはキルジーさんの部屋ですわね?
「アミー、アミー!良かった!意識が戻って!」
「あ......。ルカさんですの?私は......」
「あの時、アミーの具合が悪くなって直ぐにルネさんの移動魔法で岩山を脱出したんだ。アミーは力の使い過ぎで倒れたんだよ?覚えてる?」
「そうでしたの......」
そうですわ!あの時、息が苦しくなって意識が飛んでしまって唇に柔らかいモノが触れて......。
柔らかいモノ⁉︎
「アイラ!アイラ!もう大丈夫なのか⁉︎」
お兄様が扉を壊しそうな勢いで開け入ってきましたわ。
その後にシャーロットもです。
「お兄様、シャーロット、ご心配をお掛けしましたわ。もう、この通りですの」
私は両腕を動かして元気アピールをしましたわ。
「あら?ダリル様は何処に居ますの?」
「お兄様?今、お兄様と言ったのか?アイラ!記憶が!記憶が戻ったのか?話し方も戻っている!やはりその方がアイラらしくて好きだ!」
「そういえば私の事も『さん』付けじゃなかった!あの時、見た目の術が解けたのと同時に記憶も戻ったのね?」
お兄様とシャーロットは信じられないといった風に手で顔を覆う。
あのう、ダリル様は?私の質問は無視ですの?
「はい。記憶戻りましたわ。私の顔も戻ってますの?」
鏡が無いので分からないのですわ。
「私には最初からこの愛らしいアイラだがどうやらそうらしい。ルカの顔がずっと真っ赤だからな」
そう言いながらお兄様が私を抱き締めましたわ。
「お兄様も随分と大きくなられましたわ。もう立派な聖騎士様ですわね。そしてダリル様は?」
「そうだよ。アイラとの約束を心の支えに頑張っていたんだ。記憶も戻ったし12歳でも、もういいだろうか?あ?ダリル?アイツは今、父上に報告書を渡していたぞ?」
私を抱き締める力が強くなりましたわ。
え⁉︎父上?って事はお父様がいらっしゃるの?
「いいわけがない。ルネ?アイラから離れなさい。兄妹としてのハグなら許そう」
この声は!この声はお父様でないのかしら?お兄様が中々離して下さらないので私はジタバタしましたわ。
するとお父様の大きい手がお兄様を掴み私から引き剥がしてくれました。
ふー。苦しかったですわ!
お兄様が横に避けられ私の目の前に立っているのはお父様ですわ。
「お、お、お父......お父様......ひっく、うっうっ......うわーーーん!」
私は2年ぶりにお父様に会えて思わず泣いてしまいましたの!
そんな私をお父様は優しく抱き締めて頭を撫でてくれましたわ。
「アイラ!よく無事でいてくれた!本当に良かった!あの時、守ってやれなくてすまなかった......」
お父様も震えていますわ。
「お父様!お父様ぁぁぁ!」
私は叫びながらしばらくの間泣きましたの。皆様が周りに居ましたけれど、わんわん泣かせてもらいましたわ。多分ですけれど今までのストレスもありましたし。
「父上との再会でこんなに泣いてくれるのか。私との再会の時は泣いてくれなかったではないか......」
「そりゃ、そうですよ?ルネ様との時はアイラ様には記憶が無かったのですからね?もうお忘れですか?」
少し抜けてる所は変わってませんわね、お兄様。ミカエル様、説明ありがとうございます。
気がつくとお部屋の中にはキルジーさん、ダンさん、ルカさん、お父様、お兄様、シャーロット、ダリル様、ミカエル様が勢揃いしていましたの。ビックリですわ。
そういえば嬉しさのあまり先程は疑問に思わなかったのですけれど何故ここにお父様がいらっしゃるのかしら?
「今、何故私が居るのかと思ったのだろう?2年離れていてもアイラの表情は変わらないな。直ぐに何を考えているのかが分かるよ」
お父様が嬉しそうに私の頭を撫でながらそう言って説明をしてくれましたわ。
私とルカさんが弾き飛ばされたのはあの男が移動魔法を使ってやった事だったのですわ。私達が消えた後、直ぐにお兄様はミカエル様に連絡をして王都の聖騎士団に応援を頼んだのですって。
そしてお父様率いる聖騎士団が次々と移動魔法で岩山内に入り込んだのです。
聖騎士団達とお兄様、シャーロットは手分けして岩山内を詮索し捕まっていた子供達を発見、そして助け出したのです。
お兄様とシャーロットは引き続き私達を探してくれていたのですわ。
そしたらガシャーンと音がしてその部屋へ向かったのですの。その音は私が水槽を壊してしまったやつですわね。
私達があの男と対峙している時に裏ではその様な事があったとは!ですわ。
そして最大の謎なのですが......。
どなたか分かる方はいらっしゃるかしら?
「あの......私の力の封印が解けたのは理由が分かっていますけれど、黒魔術の方は何故解けたのでしょうか?」
皆様に向かって訊ねてみましたわ。
すると皆様が一斉にルカさんを見たのです。何故ですの?
「それについてですけれど、私が少し説明してもよろしいかしら?」
シャーロットが一歩進み出て静かに話し出しました。
私はガバッと勢いよく起き上がりましたわ。その勢いで誰かの頭にガッと額がぶつかりましたの。
とても痛いのです。
「い、痛いですわ......」
「痛てて......」
この声はルカさん?
私は顔を上げました。
やっぱりルカさんですわ。
ん?ここはキルジーさんの部屋ですわね?
「アミー、アミー!良かった!意識が戻って!」
「あ......。ルカさんですの?私は......」
「あの時、アミーの具合が悪くなって直ぐにルネさんの移動魔法で岩山を脱出したんだ。アミーは力の使い過ぎで倒れたんだよ?覚えてる?」
「そうでしたの......」
そうですわ!あの時、息が苦しくなって意識が飛んでしまって唇に柔らかいモノが触れて......。
柔らかいモノ⁉︎
「アイラ!アイラ!もう大丈夫なのか⁉︎」
お兄様が扉を壊しそうな勢いで開け入ってきましたわ。
その後にシャーロットもです。
「お兄様、シャーロット、ご心配をお掛けしましたわ。もう、この通りですの」
私は両腕を動かして元気アピールをしましたわ。
「あら?ダリル様は何処に居ますの?」
「お兄様?今、お兄様と言ったのか?アイラ!記憶が!記憶が戻ったのか?話し方も戻っている!やはりその方がアイラらしくて好きだ!」
「そういえば私の事も『さん』付けじゃなかった!あの時、見た目の術が解けたのと同時に記憶も戻ったのね?」
お兄様とシャーロットは信じられないといった風に手で顔を覆う。
あのう、ダリル様は?私の質問は無視ですの?
「はい。記憶戻りましたわ。私の顔も戻ってますの?」
鏡が無いので分からないのですわ。
「私には最初からこの愛らしいアイラだがどうやらそうらしい。ルカの顔がずっと真っ赤だからな」
そう言いながらお兄様が私を抱き締めましたわ。
「お兄様も随分と大きくなられましたわ。もう立派な聖騎士様ですわね。そしてダリル様は?」
「そうだよ。アイラとの約束を心の支えに頑張っていたんだ。記憶も戻ったし12歳でも、もういいだろうか?あ?ダリル?アイツは今、父上に報告書を渡していたぞ?」
私を抱き締める力が強くなりましたわ。
え⁉︎父上?って事はお父様がいらっしゃるの?
「いいわけがない。ルネ?アイラから離れなさい。兄妹としてのハグなら許そう」
この声は!この声はお父様でないのかしら?お兄様が中々離して下さらないので私はジタバタしましたわ。
するとお父様の大きい手がお兄様を掴み私から引き剥がしてくれました。
ふー。苦しかったですわ!
お兄様が横に避けられ私の目の前に立っているのはお父様ですわ。
「お、お、お父......お父様......ひっく、うっうっ......うわーーーん!」
私は2年ぶりにお父様に会えて思わず泣いてしまいましたの!
そんな私をお父様は優しく抱き締めて頭を撫でてくれましたわ。
「アイラ!よく無事でいてくれた!本当に良かった!あの時、守ってやれなくてすまなかった......」
お父様も震えていますわ。
「お父様!お父様ぁぁぁ!」
私は叫びながらしばらくの間泣きましたの。皆様が周りに居ましたけれど、わんわん泣かせてもらいましたわ。多分ですけれど今までのストレスもありましたし。
「父上との再会でこんなに泣いてくれるのか。私との再会の時は泣いてくれなかったではないか......」
「そりゃ、そうですよ?ルネ様との時はアイラ様には記憶が無かったのですからね?もうお忘れですか?」
少し抜けてる所は変わってませんわね、お兄様。ミカエル様、説明ありがとうございます。
気がつくとお部屋の中にはキルジーさん、ダンさん、ルカさん、お父様、お兄様、シャーロット、ダリル様、ミカエル様が勢揃いしていましたの。ビックリですわ。
そういえば嬉しさのあまり先程は疑問に思わなかったのですけれど何故ここにお父様がいらっしゃるのかしら?
「今、何故私が居るのかと思ったのだろう?2年離れていてもアイラの表情は変わらないな。直ぐに何を考えているのかが分かるよ」
お父様が嬉しそうに私の頭を撫でながらそう言って説明をしてくれましたわ。
私とルカさんが弾き飛ばされたのはあの男が移動魔法を使ってやった事だったのですわ。私達が消えた後、直ぐにお兄様はミカエル様に連絡をして王都の聖騎士団に応援を頼んだのですって。
そしてお父様率いる聖騎士団が次々と移動魔法で岩山内に入り込んだのです。
聖騎士団達とお兄様、シャーロットは手分けして岩山内を詮索し捕まっていた子供達を発見、そして助け出したのです。
お兄様とシャーロットは引き続き私達を探してくれていたのですわ。
そしたらガシャーンと音がしてその部屋へ向かったのですの。その音は私が水槽を壊してしまったやつですわね。
私達があの男と対峙している時に裏ではその様な事があったとは!ですわ。
そして最大の謎なのですが......。
どなたか分かる方はいらっしゃるかしら?
「あの......私の力の封印が解けたのは理由が分かっていますけれど、黒魔術の方は何故解けたのでしょうか?」
皆様に向かって訊ねてみましたわ。
すると皆様が一斉にルカさんを見たのです。何故ですの?
「それについてですけれど、私が少し説明してもよろしいかしら?」
シャーロットが一歩進み出て静かに話し出しました。
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