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最終章
魔王ですわ
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私達は教会の外へと出ました。
周りをぐるりと見渡します。
少し遠くのお屋敷の屋根に人らしき影がありましたわ。
「あの人ですの?」
「あ、そうだ。魔王だな」
アクアが頷きました。
その影が移動魔法で直ぐ近くの美術館の屋根に来ましたわ。このお屋敷は昔の王宮で建物保存の為に美術館として経営してますの。でも魔獣が暴れたようでかなり壊されていますわ。
「ああ、それがこの世界の大聖女か」
「貴方が魔王ですの?」
「いかにも。俺が魔王だ」
黒い艶やかな長髪が風になびいていますわ。瞳はキラキラした銀色でダイヤモンドの様です。もの凄く美形。そして普通の騎士なら腰が抜けてしまう程の圧を放っていますわ。
私はこの魔王と戦って勝てるでしょうか?先程の左側とは全然違いますわ。強さを超えた何かを持っている感じで......。
兎に角私なんかこの魔王と比べると小物感いっぱいですわ。
って、あら?お兄様以外の聖騎士2名は既に腰を抜かしていますわね。ルース様は大丈夫なのですね!素晴らしいですわ!
「......」
魔王が私をじーと見ていますわ。
美味しいのか美味しくないのかを判断しているのでしょうか?
「イマイチだな......」
な、な、なんて事でしょう!
まさかの魔王からイマイチ判定ですわ!
嬉しいのか嬉しくないのか微妙ですの。
「そんな魔王様に朗報ですよ」
アクアが軽く笑いながら魔王の横まで飛んで行きましたわ。
「あ、あいつ!神子様になったと言いながら魔王派か!すっかり騙された!」
お兄様がふがふがと怒っていますわ。
そんなアクアは魔王の隣に立ちそして微笑みました。
「お前はあの時の悪魔だな?ほう......約束通り神子を選んだのか」
「はい。俺は嘘はつきませんよ?これで信用してもらえましたかね?」
「まぁ......そうだな」
「それでは早速報告ですが。あちら世界の『金色の女神様』はもう少しで18歳になりますよ?こちらとは時間の流れが違うので早く戻った方がいいのでは?因みにこちらの世界の大聖女様はまだ16歳ですので食べごろではありません」
「何だと⁉︎あの異世界人が18歳にだと⁉︎それは戻らないとな。俺の人生で異世界人の女神が食べれるチャンスは今しかないからな!」
そう叫んだ魔王は姿を消しましたわ。それと共に魔獣や悪魔達の気配も一気に消えてしまいました。え⁉︎え⁉︎魔王が撤退したのでしょうか⁉︎
異世界人の女神様?あちらの世界?それはミカエル様が言っていた違うジゲンの方で魔王と戦っている方でしょうか?
アクアがこちらに戻って来ましたわ。
「ア、アクア、今のはどういう事ですの?」
「まぁザックリ説明するとこの世界と並行してある世界の方のチビと似た様な立場の女神ちゃんが魔王を殺ってくれるんだとよ。だからこっちに魔王が来たら直ぐに送り返せって言われてたわけ」
「そんな!あちらの女神様に押し付ける様な事を!」
「あ、大丈夫だ。あの女神ちゃんは魔王を確実に殺れる。心配するな」
何だかアクアがそう言うなら大丈夫な気がしてきましたわ。あちらの女神様、申し訳ないのですが宜しくお願いしますわ。
「アクアはそちらのジゲンに行っていたのですわね。そのう、『金色の女神様』はお綺麗な方ですの?」
「金色っていうぐらいだからな、見事な金髪に黄金の瞳だったぞ?ただもう一つの次元の魂が混ざってるから変な女だった。俺の事を親友なんていいやがってよ。もう会えねーのにな」
少し寂しそうですわね。
「ま、そんな事で今はリリー様を探さないとなんじゃねーの?」
そうでしたわ!
「とりあえず聖騎士団本部へ行きましょう!」
私達は本部へと移転魔法で飛びました。
「アイラ!無事だったか!良かった!」
お父様が私を見て走って来ましたわ。
その側にはエリアス王太子様もルカさんも居ます。お2人も一緒に私の側まで来ました。
「はい!アクアも合流したのですわ!しかも、もう悪魔ではないのです!」
「ああ。やっと神子様を選んだのだな」
あれれですわ!お父様はアクアが神子様になる事を知っていたのですか⁉︎
「チビと一生一緒にいる為にな。多分このタイミングだ」
お父様とアクアは頷き合っています。
「お父様、魔王がこの世界から居なくなりましたわ。それと神官様が悪魔でしたの!それと......」
「アイラ、ゆっくり順番に話してくれるかい?」
あら、興奮していましたわ。
私が気を沈めているとお兄様がアクアについてお父様に訊こうとしています。
「父上!この悪魔の事情を何か知っているので......」
お兄様が叫んだ時ですわ。
ズン!!
地震ですの?
グラグラ揺れています。
「アイラ!」
ルカさんが私の腕を掴んできましたわ。
自分の手を見ると光っています。私の手を掴んだルカさんも全身光出しました。と、いう事は私も全身光っていますの?
少し離れた場所に居たミカエル様も全身が光っていますわ。
もしやこれはあの男の仕業ですわね⁉︎
魔王が撤退したタイミングで動き出したのですわ!
「アイラ!待て!消えるな!」
ルース様もルカさんが掴んでいない方の手を握ってきました。そしてその場から私が消える寸前にアクアが後ろから抱きついてきましたわ。
そして私とルカさん、ルース様、アクア、ミカエル様が本部から姿を消したのです。
周りをぐるりと見渡します。
少し遠くのお屋敷の屋根に人らしき影がありましたわ。
「あの人ですの?」
「あ、そうだ。魔王だな」
アクアが頷きました。
その影が移動魔法で直ぐ近くの美術館の屋根に来ましたわ。このお屋敷は昔の王宮で建物保存の為に美術館として経営してますの。でも魔獣が暴れたようでかなり壊されていますわ。
「ああ、それがこの世界の大聖女か」
「貴方が魔王ですの?」
「いかにも。俺が魔王だ」
黒い艶やかな長髪が風になびいていますわ。瞳はキラキラした銀色でダイヤモンドの様です。もの凄く美形。そして普通の騎士なら腰が抜けてしまう程の圧を放っていますわ。
私はこの魔王と戦って勝てるでしょうか?先程の左側とは全然違いますわ。強さを超えた何かを持っている感じで......。
兎に角私なんかこの魔王と比べると小物感いっぱいですわ。
って、あら?お兄様以外の聖騎士2名は既に腰を抜かしていますわね。ルース様は大丈夫なのですね!素晴らしいですわ!
「......」
魔王が私をじーと見ていますわ。
美味しいのか美味しくないのかを判断しているのでしょうか?
「イマイチだな......」
な、な、なんて事でしょう!
まさかの魔王からイマイチ判定ですわ!
嬉しいのか嬉しくないのか微妙ですの。
「そんな魔王様に朗報ですよ」
アクアが軽く笑いながら魔王の横まで飛んで行きましたわ。
「あ、あいつ!神子様になったと言いながら魔王派か!すっかり騙された!」
お兄様がふがふがと怒っていますわ。
そんなアクアは魔王の隣に立ちそして微笑みました。
「お前はあの時の悪魔だな?ほう......約束通り神子を選んだのか」
「はい。俺は嘘はつきませんよ?これで信用してもらえましたかね?」
「まぁ......そうだな」
「それでは早速報告ですが。あちら世界の『金色の女神様』はもう少しで18歳になりますよ?こちらとは時間の流れが違うので早く戻った方がいいのでは?因みにこちらの世界の大聖女様はまだ16歳ですので食べごろではありません」
「何だと⁉︎あの異世界人が18歳にだと⁉︎それは戻らないとな。俺の人生で異世界人の女神が食べれるチャンスは今しかないからな!」
そう叫んだ魔王は姿を消しましたわ。それと共に魔獣や悪魔達の気配も一気に消えてしまいました。え⁉︎え⁉︎魔王が撤退したのでしょうか⁉︎
異世界人の女神様?あちらの世界?それはミカエル様が言っていた違うジゲンの方で魔王と戦っている方でしょうか?
アクアがこちらに戻って来ましたわ。
「ア、アクア、今のはどういう事ですの?」
「まぁザックリ説明するとこの世界と並行してある世界の方のチビと似た様な立場の女神ちゃんが魔王を殺ってくれるんだとよ。だからこっちに魔王が来たら直ぐに送り返せって言われてたわけ」
「そんな!あちらの女神様に押し付ける様な事を!」
「あ、大丈夫だ。あの女神ちゃんは魔王を確実に殺れる。心配するな」
何だかアクアがそう言うなら大丈夫な気がしてきましたわ。あちらの女神様、申し訳ないのですが宜しくお願いしますわ。
「アクアはそちらのジゲンに行っていたのですわね。そのう、『金色の女神様』はお綺麗な方ですの?」
「金色っていうぐらいだからな、見事な金髪に黄金の瞳だったぞ?ただもう一つの次元の魂が混ざってるから変な女だった。俺の事を親友なんていいやがってよ。もう会えねーのにな」
少し寂しそうですわね。
「ま、そんな事で今はリリー様を探さないとなんじゃねーの?」
そうでしたわ!
「とりあえず聖騎士団本部へ行きましょう!」
私達は本部へと移転魔法で飛びました。
「アイラ!無事だったか!良かった!」
お父様が私を見て走って来ましたわ。
その側にはエリアス王太子様もルカさんも居ます。お2人も一緒に私の側まで来ました。
「はい!アクアも合流したのですわ!しかも、もう悪魔ではないのです!」
「ああ。やっと神子様を選んだのだな」
あれれですわ!お父様はアクアが神子様になる事を知っていたのですか⁉︎
「チビと一生一緒にいる為にな。多分このタイミングだ」
お父様とアクアは頷き合っています。
「お父様、魔王がこの世界から居なくなりましたわ。それと神官様が悪魔でしたの!それと......」
「アイラ、ゆっくり順番に話してくれるかい?」
あら、興奮していましたわ。
私が気を沈めているとお兄様がアクアについてお父様に訊こうとしています。
「父上!この悪魔の事情を何か知っているので......」
お兄様が叫んだ時ですわ。
ズン!!
地震ですの?
グラグラ揺れています。
「アイラ!」
ルカさんが私の腕を掴んできましたわ。
自分の手を見ると光っています。私の手を掴んだルカさんも全身光出しました。と、いう事は私も全身光っていますの?
少し離れた場所に居たミカエル様も全身が光っていますわ。
もしやこれはあの男の仕業ですわね⁉︎
魔王が撤退したタイミングで動き出したのですわ!
「アイラ!待て!消えるな!」
ルース様もルカさんが掴んでいない方の手を握ってきました。そしてその場から私が消える寸前にアクアが後ろから抱きついてきましたわ。
そして私とルカさん、ルース様、アクア、ミカエル様が本部から姿を消したのです。
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