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第五章
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「え?救世主が死ぬ?早死に?」
数秒してからルークが叫んだ。
「あわわ!皆んなに聞こえたら困るよ!」
「2階と3階だ!聞こえるはずがない!」
そう?ならいいけど。
「何故早死になんだ?」
「んー。それは分かんないけど悪魔との
戦いで力使い過ぎるとか?」
「なら俺がリアの代わりに殆ど戦って
やるから死ぬなよ?」
は?え?それは無理だよ。
「えっと、悪魔は救世主の光魔法しか倒せないんだよね?だからルークは無理だよ」
「そうか、そうだった。ならアベルが言ってた前世からの仲間?がいたらどうなんだ?そいつらの中で光魔法が使える奴がいるかもしれない」
アベル様の事はもう呼び捨てなんだね。
「あ~......あれって本当なのかな?」
「探してみる価値はある!どちらにしても俺はリアを絶対に早死になんかさせないからな!リアを傷つける奴はピーしてピーピーでピーだからな!!」
はい。最後の方は放送禁止用語なんでまた僕がピー入れといたよ~。
ルークは明日、その事をアベル様に詳しく聞きに行くぞと鼻息荒く言ってお部屋から出て行った。
うーん。前世からの生まれ変わりが居たとしても素直に喜べないよね。だってもしかしてその人が不幸な死に方をしてたり僕みたいに望んでないのに生まれ変わらせられていたら。
そう考えていたら眠れなくなってきたなぁ。あ!お部屋に置かれていたお水がもう無い。2階なら厨房と割と近いからお水をもらってこよう。僕は薄明かりのお屋敷の廊下を歩く。
2階の奥のお部屋から光が見えた。扉が少し開いているみたいだ。あのお部屋はカール兄様のだ。こんな遅くに帰って来たんだなぁ。お疲れ様の挨拶してからお水もらってこよう。
静かに扉に近づき中を見る。カール兄様がお部屋の中心に立って魔法陣を創り出してる?あれ?あの魔法陣、見た事ある。うーん⁉︎僕は記憶を遡る。
あーーー!!あれってこのお屋敷でカール兄様に監禁された時に......。そう思った時扉がグイッと開いた。
「リア?こんな夜遅くに何をしてるんだい?」
笑顔のカール兄様が目の前に立ってる。
「ああ、えっと、お部屋のお水が無くなっていたのでもらってこようと......。そしたらカール兄様のお部屋から光が見えたので挨拶してからと思いましたの」
「そうだったんだ。......何か見た?」
「え?何をですの?」
僕、上手く誤魔化せてる⁉︎
「......いや、何も無いんだけど......ね」
「ふふふ。可笑しなカール兄様ですわね。お疲れなのではないですの?今日はゆっくりお休みになって下さいませ」
「ああ、お休み。そうだリア、明日は一緒に街にでも出掛けないかい?ずっと屋敷に居るのは退屈だろう?」
「ありがとうございます!楽しみにしてますわ!」
「あ、水はメイドに頼めばいいよ。呼ぼうか?」
「いいえ、ここまで来たので自分でもらいに行きますわ。まだ眠たくないですし」
「そうか。じゃあ、お休み。良い夢を」
「はい。お休みなさいませ」
僕、ずっと笑顔でいられてる?大丈夫?
ゆっくり閉まった扉をじっと見ながらジワジワと汗が出てきた!!魔法陣もヤバいって思ったけどサイドテーブルに置いてあった紙にチラッと見えた『悪魔崇拝』の文字を思い出して更に汗が出てきた。と、とりあえず水分補給しないとね!落ち着いて、落ち着いて!!僕は足早に厨房へと向かった。
数秒してからルークが叫んだ。
「あわわ!皆んなに聞こえたら困るよ!」
「2階と3階だ!聞こえるはずがない!」
そう?ならいいけど。
「何故早死になんだ?」
「んー。それは分かんないけど悪魔との
戦いで力使い過ぎるとか?」
「なら俺がリアの代わりに殆ど戦って
やるから死ぬなよ?」
は?え?それは無理だよ。
「えっと、悪魔は救世主の光魔法しか倒せないんだよね?だからルークは無理だよ」
「そうか、そうだった。ならアベルが言ってた前世からの仲間?がいたらどうなんだ?そいつらの中で光魔法が使える奴がいるかもしれない」
アベル様の事はもう呼び捨てなんだね。
「あ~......あれって本当なのかな?」
「探してみる価値はある!どちらにしても俺はリアを絶対に早死になんかさせないからな!リアを傷つける奴はピーしてピーピーでピーだからな!!」
はい。最後の方は放送禁止用語なんでまた僕がピー入れといたよ~。
ルークは明日、その事をアベル様に詳しく聞きに行くぞと鼻息荒く言ってお部屋から出て行った。
うーん。前世からの生まれ変わりが居たとしても素直に喜べないよね。だってもしかしてその人が不幸な死に方をしてたり僕みたいに望んでないのに生まれ変わらせられていたら。
そう考えていたら眠れなくなってきたなぁ。あ!お部屋に置かれていたお水がもう無い。2階なら厨房と割と近いからお水をもらってこよう。僕は薄明かりのお屋敷の廊下を歩く。
2階の奥のお部屋から光が見えた。扉が少し開いているみたいだ。あのお部屋はカール兄様のだ。こんな遅くに帰って来たんだなぁ。お疲れ様の挨拶してからお水もらってこよう。
静かに扉に近づき中を見る。カール兄様がお部屋の中心に立って魔法陣を創り出してる?あれ?あの魔法陣、見た事ある。うーん⁉︎僕は記憶を遡る。
あーーー!!あれってこのお屋敷でカール兄様に監禁された時に......。そう思った時扉がグイッと開いた。
「リア?こんな夜遅くに何をしてるんだい?」
笑顔のカール兄様が目の前に立ってる。
「ああ、えっと、お部屋のお水が無くなっていたのでもらってこようと......。そしたらカール兄様のお部屋から光が見えたので挨拶してからと思いましたの」
「そうだったんだ。......何か見た?」
「え?何をですの?」
僕、上手く誤魔化せてる⁉︎
「......いや、何も無いんだけど......ね」
「ふふふ。可笑しなカール兄様ですわね。お疲れなのではないですの?今日はゆっくりお休みになって下さいませ」
「ああ、お休み。そうだリア、明日は一緒に街にでも出掛けないかい?ずっと屋敷に居るのは退屈だろう?」
「ありがとうございます!楽しみにしてますわ!」
「あ、水はメイドに頼めばいいよ。呼ぼうか?」
「いいえ、ここまで来たので自分でもらいに行きますわ。まだ眠たくないですし」
「そうか。じゃあ、お休み。良い夢を」
「はい。お休みなさいませ」
僕、ずっと笑顔でいられてる?大丈夫?
ゆっくり閉まった扉をじっと見ながらジワジワと汗が出てきた!!魔法陣もヤバいって思ったけどサイドテーブルに置いてあった紙にチラッと見えた『悪魔崇拝』の文字を思い出して更に汗が出てきた。と、とりあえず水分補給しないとね!落ち着いて、落ち着いて!!僕は足早に厨房へと向かった。
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