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身体に残る、記憶のかけら
白い靴下の記憶
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今夜、本当はジムに行く予定だった。
けれど急に相手にドタキャンされて、ぽっかり空いた時間を持て余していた。
会社のデスクでぼんやりしながら、「どうしようかな、今夜」とスマホをいじる。
ちょうどそのとき、あいつからのメッセージが跳ね上がった。
北海道出身の男。焼けた肌、ブリーチした髪、高身長。SNSでは小さなフォロワーを抱える“映える”男で、彼氏がいる。
前にエロい話でちょっと盛り上がったことがあって、それっきりになっていた。
最後に見かけたのは東銀座駅のホームだった。
人混みの中、僕は彼とその彼氏を見つけた。目が合った。しばらく、そのまま目線が絡んだ。
数時間後、ナイモンにメッセージが届いた。
「さっきの、お前だろ」
「バレバレだったよ」僕は笑って返した。
その夜、彼は言った。
「彼氏、授業で遅くなるって。夜ご飯も外だって。…四時間くらいなら空いてる」
僕はすぐに仕事を切り上げ、PCをバッグにしまい、彼の家へと向かった。
駅前まで迎えに来てくれた彼は、黒のショートパンツに白いハイソックス、ゆるく羽織った上着。
引き締まったふくらはぎ。無駄のないライン。少しだけ覗く体毛。完璧だった。
脚の長さといい、歯を見せて笑う悪戯な顔といい、全部ズルい。
部屋は散らかっていた。服、道具、照明、カメラ、すべてが彼の生活そのもの。
何も言わずに抱き合った。キスをした。
彼の体は薄くて熱く、肌に触れるたび、僕の心拍数が上がっていく。
泳いでいたと言うだけあって、脚はしなやかに伸びて、腰は細く、尻は小さく締まっている。
キスのまま手を伸ばし、指が彼の尻の割れ目をなぞると、彼はびくんと震えて「あ…」と喘いだ。
逃げない。むしろ、僕に寄りかかってきた。
パンツの前が、もう膨らんでいた。
下着をずらし、尻を平手で叩くと「んっ」と声を上げる。ペニスは怒張していた。
もう一度叩くと、身体がびくっと震えた。
服を脱ぎ、白いソックスだけ残したまま、彼は跪いて僕の足を舐め始めた。
真剣で、貪欲な舌遣い。くるぶしから足の甲、つま先。
そしてそのまま、片方の靴下を歯で脱がし、裸足の指を口に含んだ。
その間も、片手で自分のモノを扱いていた。
ベッドに倒れ込み、僕の耳、首筋、胸を這うように口づける彼に、今度は僕が応える番だった。
耳裏、脇、乳首、鼠蹊部、睾丸、亀頭、会陰、そして、肛門まで——
彼の身体を隅々まで舐めて、開かせていく。
彼は小さく、「兄ちゃん、好き、やさしくして…」と漏らした。
僕はローションを取り出し、彼のペニスに塗っては軽く叩く。
「や…そこ、変になっちゃう…」
嫌がる素振りとは裏腹に、彼の肉棒はさらに膨張した。
まだ挿れない。
指でゆっくり、ゆっくりと彼の後ろを探る。
「ちょっと、後ろは普段やらないんだけど」
そう言った彼に、僕はできるだけ優しく、焦らすように前立腺を撫で続けた。
徐々に、彼の尻は自ら僕の指を迎え入れるように動き出す。
一本から二本へ。愛液が滲み、ペニスがぴくぴくと跳ねる。
僕の肉棒は熱を帯び、脈打っていた。
彼が四つん這いになり、自分から尻を向けてきた。
チャンスを逃さず、僕は一気に彼の中へ——
「っあ…!」
締め付けが強い。でも、彼は拒まなかった。
そのままゆっくり、腰を押し込んでいく。
汗ばむ背中、震える吐息、潤んだ瞳。
全身で「もっと欲しい」と語っている。
「ゆっくり…して…」
「大丈夫。リラックスして」
耳元で囁き、後ろ首にキスする。
すると彼はそっと尻を持ち上げ、僕を奥まで招き入れるように動いた。
抱えた腰が細く、美しいカーブを描く背中。
体の奥へ、奥へ。僕の熱を受け入れながら、彼の身体が開いていく。
「気持ちいい?」
「ん…うん」
答えながら、シーツを握りしめて喘ぐ彼の肛門は、もう僕を完全に受け入れていた。
対面座位に変えると、彼は足を大きく広げ、僕の肩に乗せてきた。
白い靴下が眩しくて、脱がせた左足を持ち上げ、指先から足の裏まで舐める。
舌に感じる塩気、汗、肌の熱。全部、彼そのものだった。
「気持ちいい?」
「好き…」
その一言に、僕はさらに深く突き上げた。
膣ではない柔らかさ。奥へと吸い込まれる快感。
彼の声は甘く濡れ、涙で滲んだ瞳がこちらを見つめていた。
彼は途中から上に乗り、自分で挿れてきた。
根元まで飲み込んで、腰を落とす。
「僕も…君を抱きたい」
僕は頷き、自ら準備した。
彼の硬さはまだ不完全だった。
僕は意地悪な気分で、自分の右足から白い靴下を脱ぎ、それを彼の口に押し込んだ。
驚いた彼のペニスが、跳ね上がるように勃起した。
そのまま僕の脚を舐めながら、後ろから貫かれる。
汗、靴下、体臭、喘ぎ声、全てが混じり合い、室内は濃密な蒸気のようだった。
一度抜いて、もう一度。
抱き合いながら、最後は同時に果てた。
僕は自分の白い靴下に射精し、彼は僕の顔に。
精液が口に入り、しょっぱくて、生々しい匂いがした。
ふたりで笑った。
「これ、今人気だよ」と、彼は新品のソックスをくれた。
シャワーを浴びて、夜は韓国料理を食べに出かけた。
キムチ、スンデ、プデチゲ、冷麺、そしてマッコリ。
彼はすぐに頬を赤くして、ふたりで東京のゲイシーンや旅行の話で盛り上がった。
帰り道、バスを降りて、家の前まで送ってくれた。
四月の夜風が少し冷たい。彼の体温が少しだけ残る。
「寒いから、気つけて帰ってや」
「お前も、風邪引くなよ」
軽くキスを交わす。唇に残った火が、まだ舌の奥で燃えていた。
東京の夜。誰も振り返らない。
帰宅後、今日撮った写真を彼に送る。
交わる身体、舐められた足、汗と精液に濡れた白い靴下。
彼から返ってきた言葉は、
「お前、ほんとにひどいやつだね」
画面を見つめながら、僕はゆっくり息を吐いた。
そして、また——勃っていた。
けれど急に相手にドタキャンされて、ぽっかり空いた時間を持て余していた。
会社のデスクでぼんやりしながら、「どうしようかな、今夜」とスマホをいじる。
ちょうどそのとき、あいつからのメッセージが跳ね上がった。
北海道出身の男。焼けた肌、ブリーチした髪、高身長。SNSでは小さなフォロワーを抱える“映える”男で、彼氏がいる。
前にエロい話でちょっと盛り上がったことがあって、それっきりになっていた。
最後に見かけたのは東銀座駅のホームだった。
人混みの中、僕は彼とその彼氏を見つけた。目が合った。しばらく、そのまま目線が絡んだ。
数時間後、ナイモンにメッセージが届いた。
「さっきの、お前だろ」
「バレバレだったよ」僕は笑って返した。
その夜、彼は言った。
「彼氏、授業で遅くなるって。夜ご飯も外だって。…四時間くらいなら空いてる」
僕はすぐに仕事を切り上げ、PCをバッグにしまい、彼の家へと向かった。
駅前まで迎えに来てくれた彼は、黒のショートパンツに白いハイソックス、ゆるく羽織った上着。
引き締まったふくらはぎ。無駄のないライン。少しだけ覗く体毛。完璧だった。
脚の長さといい、歯を見せて笑う悪戯な顔といい、全部ズルい。
部屋は散らかっていた。服、道具、照明、カメラ、すべてが彼の生活そのもの。
何も言わずに抱き合った。キスをした。
彼の体は薄くて熱く、肌に触れるたび、僕の心拍数が上がっていく。
泳いでいたと言うだけあって、脚はしなやかに伸びて、腰は細く、尻は小さく締まっている。
キスのまま手を伸ばし、指が彼の尻の割れ目をなぞると、彼はびくんと震えて「あ…」と喘いだ。
逃げない。むしろ、僕に寄りかかってきた。
パンツの前が、もう膨らんでいた。
下着をずらし、尻を平手で叩くと「んっ」と声を上げる。ペニスは怒張していた。
もう一度叩くと、身体がびくっと震えた。
服を脱ぎ、白いソックスだけ残したまま、彼は跪いて僕の足を舐め始めた。
真剣で、貪欲な舌遣い。くるぶしから足の甲、つま先。
そしてそのまま、片方の靴下を歯で脱がし、裸足の指を口に含んだ。
その間も、片手で自分のモノを扱いていた。
ベッドに倒れ込み、僕の耳、首筋、胸を這うように口づける彼に、今度は僕が応える番だった。
耳裏、脇、乳首、鼠蹊部、睾丸、亀頭、会陰、そして、肛門まで——
彼の身体を隅々まで舐めて、開かせていく。
彼は小さく、「兄ちゃん、好き、やさしくして…」と漏らした。
僕はローションを取り出し、彼のペニスに塗っては軽く叩く。
「や…そこ、変になっちゃう…」
嫌がる素振りとは裏腹に、彼の肉棒はさらに膨張した。
まだ挿れない。
指でゆっくり、ゆっくりと彼の後ろを探る。
「ちょっと、後ろは普段やらないんだけど」
そう言った彼に、僕はできるだけ優しく、焦らすように前立腺を撫で続けた。
徐々に、彼の尻は自ら僕の指を迎え入れるように動き出す。
一本から二本へ。愛液が滲み、ペニスがぴくぴくと跳ねる。
僕の肉棒は熱を帯び、脈打っていた。
彼が四つん這いになり、自分から尻を向けてきた。
チャンスを逃さず、僕は一気に彼の中へ——
「っあ…!」
締め付けが強い。でも、彼は拒まなかった。
そのままゆっくり、腰を押し込んでいく。
汗ばむ背中、震える吐息、潤んだ瞳。
全身で「もっと欲しい」と語っている。
「ゆっくり…して…」
「大丈夫。リラックスして」
耳元で囁き、後ろ首にキスする。
すると彼はそっと尻を持ち上げ、僕を奥まで招き入れるように動いた。
抱えた腰が細く、美しいカーブを描く背中。
体の奥へ、奥へ。僕の熱を受け入れながら、彼の身体が開いていく。
「気持ちいい?」
「ん…うん」
答えながら、シーツを握りしめて喘ぐ彼の肛門は、もう僕を完全に受け入れていた。
対面座位に変えると、彼は足を大きく広げ、僕の肩に乗せてきた。
白い靴下が眩しくて、脱がせた左足を持ち上げ、指先から足の裏まで舐める。
舌に感じる塩気、汗、肌の熱。全部、彼そのものだった。
「気持ちいい?」
「好き…」
その一言に、僕はさらに深く突き上げた。
膣ではない柔らかさ。奥へと吸い込まれる快感。
彼の声は甘く濡れ、涙で滲んだ瞳がこちらを見つめていた。
彼は途中から上に乗り、自分で挿れてきた。
根元まで飲み込んで、腰を落とす。
「僕も…君を抱きたい」
僕は頷き、自ら準備した。
彼の硬さはまだ不完全だった。
僕は意地悪な気分で、自分の右足から白い靴下を脱ぎ、それを彼の口に押し込んだ。
驚いた彼のペニスが、跳ね上がるように勃起した。
そのまま僕の脚を舐めながら、後ろから貫かれる。
汗、靴下、体臭、喘ぎ声、全てが混じり合い、室内は濃密な蒸気のようだった。
一度抜いて、もう一度。
抱き合いながら、最後は同時に果てた。
僕は自分の白い靴下に射精し、彼は僕の顔に。
精液が口に入り、しょっぱくて、生々しい匂いがした。
ふたりで笑った。
「これ、今人気だよ」と、彼は新品のソックスをくれた。
シャワーを浴びて、夜は韓国料理を食べに出かけた。
キムチ、スンデ、プデチゲ、冷麺、そしてマッコリ。
彼はすぐに頬を赤くして、ふたりで東京のゲイシーンや旅行の話で盛り上がった。
帰り道、バスを降りて、家の前まで送ってくれた。
四月の夜風が少し冷たい。彼の体温が少しだけ残る。
「寒いから、気つけて帰ってや」
「お前も、風邪引くなよ」
軽くキスを交わす。唇に残った火が、まだ舌の奥で燃えていた。
東京の夜。誰も振り返らない。
帰宅後、今日撮った写真を彼に送る。
交わる身体、舐められた足、汗と精液に濡れた白い靴下。
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2022.04.28
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とても励みになります。
引き続き宜しくお願いします。
2022.05.01
近々番外編SSをあげます。
よければ覗いてみてください。
2022.05.10
お気に入りしてくれてる方、閲覧くださってる方、ありがとうございます。
精一杯書いていきます。
2022.05.15
閲覧、お気に入り、ありがとうございます。
読んでいただけてとても嬉しいです。
近々番外編をあげます。
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2022.05.28
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