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第三十章 決死行
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道の真ん中に立ち塞がるシャノンからは、以前よりもさらにシャープで、強力な闘気がみなぎっていた。
シャノンは僕たちの姿を認めると、無言のまま鞘から刀をすらりと抜いた。
まだ構えはしないが、それでもまったく付け入る隙はない。
この人、本気だ。
相手が誰だろうと、年下だろうと、この先に行こうとする者は容赦なく殺す気なのだ――
と、しか思えない冷たい光が、彼女の目には宿っていた。
「……雑魚ばかりと思ったら、今度はいきなり本命のご登場か」
マティアスは首をひねり一瞬思案して、それから僕に言った。
「ユウト、あの女は私が引き受ける。お前はミュゼットとセフィーゼを連れて先を急げ」
「ええ! ちょっと待ってよお」
僕より先に声を上げたのはミュゼットだった。
ミュゼットはマティアスの腕をつかんで言った。
「ねえねえ、せっかく強い敵が出て来たのに自分一人でいいとこ持ってこうっての?」
「そんなわけあるか。ユウトを一刻も早く先に進めるためだ」
「んならさあ、みんなでやっつけた方がさっさと片付くじゃん。この前はさっさと逃げられちゃってボクも悔しかったんだよね」
「いやミュゼット、お前はあの女の実力を分かってはいない。我々が全員でかかって倒せたとしても相当な時間がかかるだろう。それにこの敵の露骨な時間稼ぎ、どうも嫌な予感がする。とにかく急いだ方が良い」
マティアスの顔に強固な意志を感じ、僕は即断した。
「わかりましたマティアス様。おっしゃる通りにします。ただ、くれぐれもご無事に」
「案ずるな。あの女と決着を付けるにはちょうど良い機会だ。前回は不覚を取ったからな」
マティアスは僕たちにそう言い残し、背中の大剣を抜くとゆっくり前に出て行って叫んだ。
「久方ぶりだな、女剣士よ!」
「あら、あなた一人が相手――?」
マティアスと一対一で対峙した途端、シャノンのオーラがより一層強くなり、足を一歩前に出して黒光りする刀を構えた。
マティアスもそれに応えるように、大剣を両手に持ち前に突き出した。
そしてその体からは、シャノンに負けないくらいの激しい闘気を発している。
両者とも最初から本気の全力だ。
「そこを通してもらおう――と、言ってもどうやら無駄のようだな」
「ええ。もはやあなたたちと語ることはない。ただこの刀をもって迎え撃つのみよ」
「それは私も望むところだ。だがその前に、お互いまだ名を名乗ってなかったな」
「そういえばそうね」
「わが名はロードラント王国近衛竜騎士団副隊長マティアス=アーレンス」
「私はシャノン=シンクレア。ただの傭兵よ――いざ、勝負!!」
名前を言い終わった瞬間、シャノンが音もなく地面を蹴って上空に飛んだ。
そしてハヤブサの如く急降下し、マティアスの頭上から凄まじい一太刀を浴びせようとした。
が、もちろんマティアスも、ここでいきなりやられるようなレベルの騎士ではない。
大剣を横に寝かせ軽々振り上げると、シャノンの必殺の一撃を剣の側面で受け止めたのだった。
こうしてマティアスとシャノンの真剣勝負の火ぶたが切られた。
一瞬の間に何十回と剣と刀を切り結ぶその速さは、ほとんどチート級。
まわりに人を寄せ付けない、完全に二人の世界に入っている。
「すごい! すごいね」
二人の壮絶な姿を見て、ミュゼットが息を飲んで言った。
「これは歴史残る戦いになるよ、きっと」
確かにその通り、この戦いはこの異世界でもまれにみる好勝負だ。
ミュゼットでなくても、その結果を最後まで見届けたい気持ちになる。
しかし今はそういうわけにはいかないのだ。
「ミュゼット、残念だけど先を急ごう。でないとマティアス様の意志が無駄になってしまう」
「……うん、わかってる」
ミュゼットが渋々うなずいたので、僕はセフィーゼにも「急ごう」と促し、森の奥へ向かって走り出した。
当然、マティアスとシャノンの戦いの邪魔にならないよう、道のわきを進む。
その時、シャノンがちらりと僕たち三人のほうに目をやったが、それだけだった。
シャノンはすぐに視線を戻し、マティアスとの戦いに神経を集中させている。
結局、彼女に僕たちの行く手を阻む気はないらしい。
◇◆◇◆◇◆◇◆◇
戦いの行方が気になりながら懸命に走り続けると、怪しげな妖気と魔力がますます強くなってきた。
つまり、僕たちは着実にヒルダに近づいているのだ。
しかし――
それとは別に、何やら別の異臭が鼻につくようになってきた。
獣臭い、とでもいうのか、何とも言えない臭気だ。
「……これは」
と、走りながらセフィーゼが眉をひそめて言った。
「ユウト、注意して。この臭いはもしかして――」
と、そこで、突然パッと道が開けた。
月明かりに照らされた、森の中にある空き地のようなところに出たのだ。
「あ、あれ!! 見てっ!!」
ミュゼットが叫び、指をさした。
ちょうど広場の真ん中あたりに、見おぼえのある牙をはやした大きな獣がいた。
あれは間違いない、サーベルタイガーだ。
しかもそのサーベルタイガーは、今まさに何かを――地面に倒れた人間の女の子を食べようとしていた。
シャノンは僕たちの姿を認めると、無言のまま鞘から刀をすらりと抜いた。
まだ構えはしないが、それでもまったく付け入る隙はない。
この人、本気だ。
相手が誰だろうと、年下だろうと、この先に行こうとする者は容赦なく殺す気なのだ――
と、しか思えない冷たい光が、彼女の目には宿っていた。
「……雑魚ばかりと思ったら、今度はいきなり本命のご登場か」
マティアスは首をひねり一瞬思案して、それから僕に言った。
「ユウト、あの女は私が引き受ける。お前はミュゼットとセフィーゼを連れて先を急げ」
「ええ! ちょっと待ってよお」
僕より先に声を上げたのはミュゼットだった。
ミュゼットはマティアスの腕をつかんで言った。
「ねえねえ、せっかく強い敵が出て来たのに自分一人でいいとこ持ってこうっての?」
「そんなわけあるか。ユウトを一刻も早く先に進めるためだ」
「んならさあ、みんなでやっつけた方がさっさと片付くじゃん。この前はさっさと逃げられちゃってボクも悔しかったんだよね」
「いやミュゼット、お前はあの女の実力を分かってはいない。我々が全員でかかって倒せたとしても相当な時間がかかるだろう。それにこの敵の露骨な時間稼ぎ、どうも嫌な予感がする。とにかく急いだ方が良い」
マティアスの顔に強固な意志を感じ、僕は即断した。
「わかりましたマティアス様。おっしゃる通りにします。ただ、くれぐれもご無事に」
「案ずるな。あの女と決着を付けるにはちょうど良い機会だ。前回は不覚を取ったからな」
マティアスは僕たちにそう言い残し、背中の大剣を抜くとゆっくり前に出て行って叫んだ。
「久方ぶりだな、女剣士よ!」
「あら、あなた一人が相手――?」
マティアスと一対一で対峙した途端、シャノンのオーラがより一層強くなり、足を一歩前に出して黒光りする刀を構えた。
マティアスもそれに応えるように、大剣を両手に持ち前に突き出した。
そしてその体からは、シャノンに負けないくらいの激しい闘気を発している。
両者とも最初から本気の全力だ。
「そこを通してもらおう――と、言ってもどうやら無駄のようだな」
「ええ。もはやあなたたちと語ることはない。ただこの刀をもって迎え撃つのみよ」
「それは私も望むところだ。だがその前に、お互いまだ名を名乗ってなかったな」
「そういえばそうね」
「わが名はロードラント王国近衛竜騎士団副隊長マティアス=アーレンス」
「私はシャノン=シンクレア。ただの傭兵よ――いざ、勝負!!」
名前を言い終わった瞬間、シャノンが音もなく地面を蹴って上空に飛んだ。
そしてハヤブサの如く急降下し、マティアスの頭上から凄まじい一太刀を浴びせようとした。
が、もちろんマティアスも、ここでいきなりやられるようなレベルの騎士ではない。
大剣を横に寝かせ軽々振り上げると、シャノンの必殺の一撃を剣の側面で受け止めたのだった。
こうしてマティアスとシャノンの真剣勝負の火ぶたが切られた。
一瞬の間に何十回と剣と刀を切り結ぶその速さは、ほとんどチート級。
まわりに人を寄せ付けない、完全に二人の世界に入っている。
「すごい! すごいね」
二人の壮絶な姿を見て、ミュゼットが息を飲んで言った。
「これは歴史残る戦いになるよ、きっと」
確かにその通り、この戦いはこの異世界でもまれにみる好勝負だ。
ミュゼットでなくても、その結果を最後まで見届けたい気持ちになる。
しかし今はそういうわけにはいかないのだ。
「ミュゼット、残念だけど先を急ごう。でないとマティアス様の意志が無駄になってしまう」
「……うん、わかってる」
ミュゼットが渋々うなずいたので、僕はセフィーゼにも「急ごう」と促し、森の奥へ向かって走り出した。
当然、マティアスとシャノンの戦いの邪魔にならないよう、道のわきを進む。
その時、シャノンがちらりと僕たち三人のほうに目をやったが、それだけだった。
シャノンはすぐに視線を戻し、マティアスとの戦いに神経を集中させている。
結局、彼女に僕たちの行く手を阻む気はないらしい。
◇◆◇◆◇◆◇◆◇
戦いの行方が気になりながら懸命に走り続けると、怪しげな妖気と魔力がますます強くなってきた。
つまり、僕たちは着実にヒルダに近づいているのだ。
しかし――
それとは別に、何やら別の異臭が鼻につくようになってきた。
獣臭い、とでもいうのか、何とも言えない臭気だ。
「……これは」
と、走りながらセフィーゼが眉をひそめて言った。
「ユウト、注意して。この臭いはもしかして――」
と、そこで、突然パッと道が開けた。
月明かりに照らされた、森の中にある空き地のようなところに出たのだ。
「あ、あれ!! 見てっ!!」
ミュゼットが叫び、指をさした。
ちょうど広場の真ん中あたりに、見おぼえのある牙をはやした大きな獣がいた。
あれは間違いない、サーベルタイガーだ。
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