9 / 25
1部3章 従魔研編
幕間:記念SS・夏の海の思い出
しおりを挟む
注)これは完全番外編です。異世界用語使いまくりの完全ギャグ仕様です。
そもそも、こういう中世的異世界でビキニとか、あり得ないでしょうね。
なにこの下着、とか言われるでしょう。某有名金貨にもそういう話ありましたね。
※
青い空、どこまでも続く青い海原。
見渡す限りの蒼い世界。
海岸には、寄せては返す波の繰り返し。
「……ローゼンは内陸地なんだが」
リュウは、トランクス型の水着で、前衛の剣士らしくその身体は見事に鍛え上げられた筋肉の造形美が凄い。
「そうですね」
ゼンも同じようにトランクス型の水着で、小柄ながら引き締まった身体は、ちょっと子供らしくない外見だった。
ラルクはビーチチェアに寝転がり、サングラスに派手なアロハシャツが妙に似合う。おかしなぐらいに合っている。凄く遊び人っぽい。
「もうかなり暑くなって来てるからな。闘技会過ぎたら夏の予定だったらしいぞ。本編まるで季節感なかったけどな」
メタネタで笑うラルクは、とても所帯持ちには見えない。
「……なんか、俺にだけ悪意ある解説が流れているような……」
波打ち際では、すでに女性陣が水着ではしゃいで遊んでいる。
「100話超えたし、何か記念らしいですよ。後、星5が2つでどうたらとか」
ゼンは、まるで暑さを感じないかのようで、汗ひとつかいていない。身体の発汗機能まで操作出来るようだ。
「……まあ、あまり考えなくてもいいか。フェルズだと、川か行けて湖ぐらいだしな」
「はい。そうですね。俺は旅の途中、結構海には行ってます。
師匠が海産物食べるのが好きで、海の、魔物馬鹿みたいに狩りまくって、生態系が変わるんじゃないかってぐらい……」
「あのおっさんは、ちょっと極端過ぎると前から思ってた」
リュウは腕を組んでうんうん頷く。
「おー、スーリアは赤いビキニだ。我が嫁ながら最高~~」
軽薄な台詞(セリフ)がとても似合うラルクだ。
「これ絶対悪意に満ちてるだろ!」
ゼンとリュウは力なく笑う。
アリシアは麦藁帽子に白のビキニ。腰にパレオを巻いている。
サリサは黒の、ゆったりした布を纏う風の水着だ。水着の選択に、涙ぐましい努力が見え―――
「なんであいつ、いきなり火球(ファイアーボール)なんて使ったんだ?魔物でも出たか?」
「そんな気配は、ないですけどね」
ゼンは念の為に、腰のポーチに手をやる。
「……ゼン、それ、海で大丈夫なのか?」
「防水仕様です」
沖の方に、イルカ型の浮き輪に乗ったハルアが、グテっと力を全力で抜いて、脱力態勢のまま流されている。
「……あいつ、大丈夫なのか?」
「あれ、魔具だから推進力ありますよ。日光浴してるんじゃ?まあ、イザとなったら助けには行きますけど」
爆炎隊は浜辺でバーベキューをしている。
マイアとギリが水着で恥ずかしそうだ。
「……これって、クランで海に来てるって事でいいのかな?」
「多分、そうじゃないかと思いますけど?」
「俺等以外、爆炎隊しかいないのは、まあ仕方ないとしても」
カーチャはオレンジ色のセパレートの水着で、またゼンを睨んでいる。
エリンはピンクのワンピース型、やたらフリルがついた水着で、ハルアに手を振っている。
「あの、エルフ系3人は、なんでいるんだ?」
「……俺は知りませんよ」
ザラが砂浜で子供達とお城を作って遊んでいる。自分達の住んでいるのに似せて作るのは止めた方がいい。そこはすぐ波が来て崩れ去る運命だ。
「ゼン、競争しよう!あの沖の岩まで!」
ロナッファは、紺色のスポーティーなビキニだ。
「師匠は私に泳ぎを教えてくれる約束です!(約束してない)」
リーランは水色のセパレートだった。
「競争はともかく、泳ぎましょうか。本来あり得ない状況ですから」
「……そうだな。せっかくの海だ」
その後、ゼンが目茶苦茶海産物を取りまくって、やたら美味い料理を皆に作ってくれた。
*******
オマケ
ミ「これ、絶対おかしいですの!」
リ「そうです!なんでセクシーな私の水着姿がないんですか!」
ミ「私のが愛らしいですの!」
リ「先輩はコアなロ〇系ですよ!」
ゾ「……ここで出るからじゃね?」
セ「しっ!言わない方がいいですよ」
ボ「暑いの苦手……」
ガ「心頭滅却すれば火もまた涼し……くない」
ル「お?るーはおよげる?ない?わかんないお!」
そもそも、こういう中世的異世界でビキニとか、あり得ないでしょうね。
なにこの下着、とか言われるでしょう。某有名金貨にもそういう話ありましたね。
※
青い空、どこまでも続く青い海原。
見渡す限りの蒼い世界。
海岸には、寄せては返す波の繰り返し。
「……ローゼンは内陸地なんだが」
リュウは、トランクス型の水着で、前衛の剣士らしくその身体は見事に鍛え上げられた筋肉の造形美が凄い。
「そうですね」
ゼンも同じようにトランクス型の水着で、小柄ながら引き締まった身体は、ちょっと子供らしくない外見だった。
ラルクはビーチチェアに寝転がり、サングラスに派手なアロハシャツが妙に似合う。おかしなぐらいに合っている。凄く遊び人っぽい。
「もうかなり暑くなって来てるからな。闘技会過ぎたら夏の予定だったらしいぞ。本編まるで季節感なかったけどな」
メタネタで笑うラルクは、とても所帯持ちには見えない。
「……なんか、俺にだけ悪意ある解説が流れているような……」
波打ち際では、すでに女性陣が水着ではしゃいで遊んでいる。
「100話超えたし、何か記念らしいですよ。後、星5が2つでどうたらとか」
ゼンは、まるで暑さを感じないかのようで、汗ひとつかいていない。身体の発汗機能まで操作出来るようだ。
「……まあ、あまり考えなくてもいいか。フェルズだと、川か行けて湖ぐらいだしな」
「はい。そうですね。俺は旅の途中、結構海には行ってます。
師匠が海産物食べるのが好きで、海の、魔物馬鹿みたいに狩りまくって、生態系が変わるんじゃないかってぐらい……」
「あのおっさんは、ちょっと極端過ぎると前から思ってた」
リュウは腕を組んでうんうん頷く。
「おー、スーリアは赤いビキニだ。我が嫁ながら最高~~」
軽薄な台詞(セリフ)がとても似合うラルクだ。
「これ絶対悪意に満ちてるだろ!」
ゼンとリュウは力なく笑う。
アリシアは麦藁帽子に白のビキニ。腰にパレオを巻いている。
サリサは黒の、ゆったりした布を纏う風の水着だ。水着の選択に、涙ぐましい努力が見え―――
「なんであいつ、いきなり火球(ファイアーボール)なんて使ったんだ?魔物でも出たか?」
「そんな気配は、ないですけどね」
ゼンは念の為に、腰のポーチに手をやる。
「……ゼン、それ、海で大丈夫なのか?」
「防水仕様です」
沖の方に、イルカ型の浮き輪に乗ったハルアが、グテっと力を全力で抜いて、脱力態勢のまま流されている。
「……あいつ、大丈夫なのか?」
「あれ、魔具だから推進力ありますよ。日光浴してるんじゃ?まあ、イザとなったら助けには行きますけど」
爆炎隊は浜辺でバーベキューをしている。
マイアとギリが水着で恥ずかしそうだ。
「……これって、クランで海に来てるって事でいいのかな?」
「多分、そうじゃないかと思いますけど?」
「俺等以外、爆炎隊しかいないのは、まあ仕方ないとしても」
カーチャはオレンジ色のセパレートの水着で、またゼンを睨んでいる。
エリンはピンクのワンピース型、やたらフリルがついた水着で、ハルアに手を振っている。
「あの、エルフ系3人は、なんでいるんだ?」
「……俺は知りませんよ」
ザラが砂浜で子供達とお城を作って遊んでいる。自分達の住んでいるのに似せて作るのは止めた方がいい。そこはすぐ波が来て崩れ去る運命だ。
「ゼン、競争しよう!あの沖の岩まで!」
ロナッファは、紺色のスポーティーなビキニだ。
「師匠は私に泳ぎを教えてくれる約束です!(約束してない)」
リーランは水色のセパレートだった。
「競争はともかく、泳ぎましょうか。本来あり得ない状況ですから」
「……そうだな。せっかくの海だ」
その後、ゼンが目茶苦茶海産物を取りまくって、やたら美味い料理を皆に作ってくれた。
*******
オマケ
ミ「これ、絶対おかしいですの!」
リ「そうです!なんでセクシーな私の水着姿がないんですか!」
ミ「私のが愛らしいですの!」
リ「先輩はコアなロ〇系ですよ!」
ゾ「……ここで出るからじゃね?」
セ「しっ!言わない方がいいですよ」
ボ「暑いの苦手……」
ガ「心頭滅却すれば火もまた涼し……くない」
ル「お?るーはおよげる?ない?わかんないお!」
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
【アイテム分解】しかできないと追放された僕、実は物質の概念を書き換える最強スキルホルダーだった
黒崎隼人
ファンタジー
貴族の次男アッシュは、ゴミを素材に戻すだけのハズレスキル【アイテム分解】を授かり、家と国から追放される。しかし、そのスキルの本質は、物質や魔法、果ては世界の理すら書き換える神の力【概念再構築】だった!
辺境で出会った、心優しき元女騎士エルフや、好奇心旺盛な天才獣人少女。過去に傷を持つ彼女たちと共に、アッシュは忘れられた土地を理想の楽園へと創り変えていく。
一方、アッシュを追放した王国は謎の厄災に蝕まれ、滅亡の危機に瀕していた。彼を見捨てた幼馴染の聖女が助けを求めてきた時、アッシュが下す決断とは――。
追放から始まる、爽快な逆転建国ファンタジー、ここに開幕!
「お前の戦い方は地味すぎる」とギルドをクビになったおっさん、その正体は大陸を震撼させた伝説の暗殺者。
夏見ナイ
ファンタジー
「地味すぎる」とギルドをクビになったおっさん冒険者アラン(40)。彼はこれを機に、血塗られた過去を捨てて辺境の村で静かに暮らすことを決意する。その正体は、10年前に姿を消した伝説の暗殺者“神の影”。
もう戦いはこりごりなのだが、体に染みついた暗殺術が無意識に発動。気配だけでチンピラを黙らせ、小石で魔物を一撃で仕留める姿が「神業」だと勘違いされ、噂が噂を呼ぶ。
純粋な少女には師匠と慕われ、元騎士には神と崇められ、挙句の果てには王女や諸国の密偵まで押しかけてくる始末。本人は畑仕事に精を出したいだけなのに、彼の周りでは勝手に伝説が更新されていく!
最強の元暗殺者による、勘違いスローライフファンタジー、開幕!
冤罪で辺境に幽閉された第4王子
satomi
ファンタジー
主人公・アンドリュート=ラルラは冤罪で辺境に幽閉されることになったわけだが…。
「辺境に幽閉とは、辺境で生きている人間を何だと思っているんだ!辺境は不要な人間を送る場所じゃない!」と、辺境伯は怒っているし当然のことだろう。元から辺境で暮している方々は決して不要な方ではないし、‘辺境に幽閉’というのはなんとも辺境に暮らしている方々にしてみれば、喧嘩売ってんの?となる。
辺境伯の娘さんと婚約という話だから辺境伯の主人公へのあたりも結構なものだけど、娘さんは美人だから万事OK。
戦場帰りの俺が隠居しようとしたら、最強の美少女たちに囲まれて逃げ場がなくなった件
さん
ファンタジー
戦場で命を削り、帝国最強部隊を率いた男――ラル。
数々の激戦を生き抜き、任務を終えた彼は、
今は辺境の地に建てられた静かな屋敷で、
わずかな安寧を求めて暮らしている……はずだった。
彼のそばには、かつて命を懸けて彼を支えた、最強の少女たち。
それぞれの立場で戦い、支え、尽くしてきた――ただ、すべてはラルのために。
今では彼の屋敷に集い、仕え、そして溺愛している。
「ラルさまさえいれば、わたくしは他に何もいりませんわ!」
「ラル様…私だけを見ていてください。誰よりも、ずっとずっと……」
「ねぇラル君、その人の名前……まだ覚えてるの?」
「ラル、そんなに気にしなくていいよ!ミアがいるから大丈夫だよねっ!」
命がけの戦場より、ヒロインたちの“甘くて圧が強い愛情”のほうが数倍キケン!?
順番待ちの寝床争奪戦、過去の恋の追及、圧バトル修羅場――
ラルの平穏な日常は、最強で一途な彼女たちに包囲されて崩壊寸前。
これは――
【過去の傷を背負い静かに生きようとする男】と
【彼を神のように慕う最強少女たち】が織りなす、
“甘くて逃げ場のない生活”の物語。
――戦場よりも生き延びるのが難しいのは、愛されすぎる日常だった。
※表紙のキャラはエリスのイメージ画です。
異世界ママ、今日も元気に無双中!
チャチャ
ファンタジー
> 地球で5人の子どもを育てていた明るく元気な主婦・春子。
ある日、建設現場の事故で命を落としたと思ったら――なんと剣と魔法の異世界に転生!?
目が覚めたら村の片隅、魔法も戦闘知識もゼロ……でも家事スキルは超一流!
「洗濯魔法? お掃除召喚? いえいえ、ただの生活の知恵です!」
おせっかい上等! お節介で世界を変える異世界ママ、今日も笑顔で大奮闘!
魔法も剣もぶっ飛ばせ♪ ほんわかテンポの“無双系ほんわかファンタジー”開幕!
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
痩せる為に不人気のゴブリン狩りを始めたら人生が変わりすぎた件~痩せたらお金もハーレムも色々手に入りました~
ぐうのすけ
ファンタジー
主人公(太田太志)は高校デビューと同時に体重130キロに到達した。
食事制限とハザマ(ダンジョン)ダイエットを勧めれるが、太志は食事制限を後回しにし、ハザマダイエットを開始する。
最初は甘えていた大志だったが、人とのかかわりによって徐々に考えや行動を変えていく。
それによりスキルや人間関係が変化していき、ヒロインとの関係も変わっていくのだった。
※最初は成長メインで描かれますが、徐々にヒロインの展開が多めになっていく……予定です。
カクヨムで先行投稿中!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる