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第2章 流水の弟子編
053.悪魔の壁(6)14~?
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ゼンは浅い眠りにつきかけていたが、顔の近くに伸ばされて来た手で、一気に覚醒して目を開けた。すぐ近くに、ゼンに触れようとした途端に目を開けられたので、驚いて唖然としているサリサがいた。
『流水』の剣士は、常に自分の周囲に来るものを感知する“気”を張り巡らせている。それは睡眠時でも変わらない。むしろ無防備な睡眠時こそ危ないのだから、その感覚ですぐに覚醒する癖をつけている。
ゼンは静かに上体を起こすと、サリサに首をかしげて見せて何か用があるのか、と無言で伝えた。テントの中はかろうじて人の輪郭が見えるぐらいの明るさ、というか暗さに落とされている。もう就寝時間だったからだ。
サリサはゼンの首をかしげる仕草で何が言いたいのか分かったらしく、テントの出入り口を指さす。どうやら外で何か話したいらしい。
ゼンは、先に行くサリサに続いてテントを出た。
“休憩室”には他にテントもなく、眠っていた間に他の冒険者が来た、などどいう事は起きなかったらしい。ただ、他に“何”もいない訳ではない。
サリサは、わざわざ壁沿いに歩き、隣りの角隅までついてから、周囲に風の遮音結界まで張る。余程他のメンバーを起こしたくないのだろう。そこでしゃがみ込む。
サリサは、いつものローブを脱いだ起き抜けの恰好だったので、その下のシャツとパンツルックだ。ゼンも、いつもの皮鎧を脱いで似た様な恰好だが、女子のそれとは意味が違う。
ローブを脱いだサリサの、均整の取れた身体の線が見えてしまうので、ゼンはなるべくそれらから目を背ける。
目線を合わせる為に同じ様にゼンもしゃがんだ。
「で、どうしたの?」
ゼンは何とかアクビをかみ殺してサリサに尋ねる。流石に『流水』の剣士も、睡眠が必要なのは常人と一緒だ。深い眠りについて、睡眠時間を短く済ませる技術等もあるにはあるのだが、それをすると覚醒が遅れるので、余りしたくはない。
そう言えば、『冒険者狩り』を警戒して見張りを置くべきだっただろうか?しかし、誰かがつけて来た気配はなかったし、今感知しても、この階には少なくとも他に誰もいない。人は。
「どうしても聞いておきたかったの。今日の私、どうだった?」
「……?化粧のノリが?」
「誰もそんな事聞いてないわよ!初めてやった指示出し!変なとことか、おかしな指示出してなかった?リュウ達やシアに聞いても、仲間内だし遠慮するけど、ゼンなら、その、ちゃんと厳しい事も言ってくれるかと思って……」
「……ああ、そっちか、うん」
サリサは、傍若無人の様でいて、それなりに気を遣う時は遣う。見かけによらず、気弱なところもあるのだ。無理もない。自分の指示一つで仲間の安否に関わる重大な役目を急に任されているのだ。気にならない方がおかしいだろう。
「大丈夫だよ。アリシアが怪我人が少ないって文句言うぐらいに上手く行ってたんだから。細かな術で伝達方法まで考えたから、多分リュウさんの時より精度とか連携の速さとかで上を行ってると思う。
……あんまりいい事ばかり言うと逆に不安だろうから、一つ。あの風の術の伝達法は凄くいいと思うけど、相手が術士系の敵で、もしそうやって指示出してる事が分かったら、魔術妨害とかで伝達を阻害する恐れがあるかも。偽の指示出してこちらを罠に嵌めよう、とかは無理でも、そういう邪魔ならありえる」
「なるほど、そうね。敵の術を乱したり妨害したりは、普通でもするから、それに対策を取るか、別の予備の伝達手段を用意するか、かしら……」
「うん。でも、少なくともここの迷宮(ダンジョン)にはそんな上級の敵はいないと思う。何か取れる方法を、今は考えておくぐらいでいいと思うよ」
サリサは紙に一生懸命メモしたりしてる。結構生真面目だ。
ゼンは、テントを出た時に感じた、“人”ではない者の“気”の事を考えて、遮音結界にソっと穴を開け、サリサに尋ねてみる。
「サリサって、あの闘技会以降、精霊達をまた呼んで遊んだりしてないの?」
「え、なに急に?そんな事してないわよ。明確な理由もなしに出来ないでしょ、そんな事。あの時だって、なんていうかノリで、後で凄い後悔したし……」
「ふ~ん。そういうのってやっぱり、人と精霊の感覚の違いなのかな?」
「??だから、なんの話をしてるのか、分かりやすく話してよ」
「いや、俺が話すべき事じゃないと思うし。ただ、サリサの事心配してるのは、アリシアやチームメイトだけじゃないって事」
そう言うと、ゼンはサリサのおでこをツンツンと二回軽くつついた。
「な、なにやてんの?いた……くはないけど」
サリサは、ゼンが急にらしくない、馴れ馴れしく接触をした事に驚いて顔を紅くしていた。
「サリサは、俺が思ってたよりも繊細みたいだから、まあ、おまじないみたいな物かな。多分、すぐ分かるよ」
ゼンは立ち上がって、サリサの張った遮音結界を腕の一振りで散らす。
「俺は、戻ってもう寝るけど、サリサはまだしばらくここにいた方がいいよ。多分、すぐ来るから」
そう言うと、ゼンはさっさとテンドに戻ってしまった。
「だから、何がどう来るって言うのよ!怪談じゃないんだから、詳しく説明しなさいよ、もう……!」
サリサはしゃがみ込んだ姿勢のまま、大きくため息をついた。
つつかれた額に少し熱い感覚が残っている。それが、彼女に加護を一方的に与え、その後はまるでなしのつぶてな、精霊の王様の事を嫌でも思い出させる。
「……何が、また会いましょう、よ。まるで来ない癖に……」
心の中でその存在の名前を呼ぶ。”精霊王(ユグドラシス)”の馬……
<あらまあ、呼び出されていきなり罵倒とか、ひどいのではないですか?>
目の前に、同じ様にしゃがんで、サリサの覗き込むようにして笑っている美しくも麗しい精霊王(ユグドラシス)がいた。
「な、なななな、なんでここにいるの!」
サリサは思わず大声を上げていたが、精霊王(ユグドラシス)自らサリサと同じ遮音結界を張り直していたので、音は外には洩れなかった。
<それは、呼ばれたから、ではないですね。正直に言ってしまいますと、貴方から余りにも何もお呼び出しがないので、私の影を貴方の傍につけておいたのです。あの小さく鋭き少年には気付かれてしまったようですが……>
精霊王(ユグドラシス)はテヘっと悪戯のバレた時の子供の様な表情をしている。
「……何だか、前に会った時と、随分感じが違くない?」
<それは、他に大勢の同胞らもいましたし、私にも外向きの対応というのがありますから。サリサリサ>
何故か精霊王(ユグドラシス)はサリサと距離を詰め、グイグイ来る。
「ちょ、何か距離感が妙に近い!何でそんな積極的で馴れ馴れしいの!」
<それは、私もせっかく加護を与え、これから仲良くなれると思っていた相手がまるで呼んでくれなかったので寂しくて……>
「よ、呼ぶ、ってあなたは精霊の王様だし、所詮庶民な出の私が、王様を呼び出すとか不遜な事、出来る訳がないでしょ……」
<なるほど、これが彼の言っていた『人と精霊の感覚の違い』なのでしょうか?>
「え、何でまだ結界張ってた時の会話まで聞いてるの?」
<あの少年が結界に穴をあけ、私に聞かせようとしていた様ですね>
「あ、あの子はまた、いらん気遣いを……」
<サリサは魔術が専門で、精霊というものをよく知らない様ですね。だから説明しますが、私は確かに、世界最古の精霊、世界の裏側から根を張り世界を支える世界樹(ユグドラシル)の精霊です。
でも、精霊の世界では、王とか上級とか等、単なる区分けに過ぎません。我等の精霊界は人間のそれとはまったく異なる社会?形態です。
王だから偉くて政務で忙しい、なんて事はまるでないのです。そもそも政務なんてありませんし、治めてもいません。
基本、精霊はただ世界の均衡を乱す様な事がない様にいるだけの存在で、常に暇を持て余し、好奇心旺盛で、自分が見える人に関わりを持ちたがっています。
流石に、王級や上級の精霊は、それなりの力ある者にしか応えませんが、それでも呼び出されれば、力を使うのを嫌がる精霊はいません。
極、まれに、精霊との契約を何か従属の契約と勘違いする者も、いないではないのですが、その場合、契約の解除はその上の精霊がしますから、問題は起きません。
精霊魔術はその素養がない者には使えませんし、大部分は精霊界の事をよく知るエルフ族が多いですから、トラブルは少ないのです>
「ふ~ん。つまりその、暇だから、気軽に呼び出してもいい、と?」
<そうです。それに、もし私に別に用事があったとしても、御霊を分け、分身を創って対応も出来ます。人の“王”とはまったく意味合いが違うので、もっと気軽に、親しく、接してくれてもいいのですよ?>
グイグイ。
「だから近い近い!その、分かったから、じゃあ加護うんぬんではなく、私の、その……友達になってくれるのかしら?」
精霊王(ユグドラシス)は、少しポカンとした顔した。それは、決して呆れたのではなく、言っている意味が理解し難かったからだ。
<エルフは精霊の友、と言われていますが、あれはあくまで同族、同種の連帯の様な物です。だから、私、個人(?)と友達になりたい、なんて言った存在は、今までいませんでした……>
「え?つまり、やっぱりマズかったのかしら。精霊の王様と同格扱いみたいなんて。でも、親しく、仲良くするって、“友達”だと、私は思うのだけど……」
ずうずうしい申し出だったかと、後悔の早いサリサだったが、それは早とちりだった。
<いいえ、逆です!素敵!素晴らしい!有史以来、意味不明な畏敬や畏怖でばかり扱われていた私と、“友達”!やはり、貴方は私が見込んだ通り、いえそれ以上の存在でした!
なりましょう、“親友”に!これはもう決定事項です!>
「え、なんで一段階上の友人に……というか、あなたなんだか、私の親友と似た、地雷っぽい感じがする……」
<では貴方方のやり方に習って、そうですね、私は貴方を“リサ”と呼びます!親友だけの無二の愛称!素敵!リサは、私をどう呼びますか?“ユグ”、“ドラ”、“シス”?どれでもお好きな様に~!>
「そ、そうね。シスだとシアと被るし、ドラ……“ドーラ”と呼ぶわ。一応私には女性に見えるのだし、女の子風の方がいいでしょ?」
<!!素敵な愛称をありがとう、リサ。もう私達は、死が二人を別つとも、ずっと親友です!!>
「うん、喜んでくれるのは勿論嬉しいのだけど、何で結婚の時の聖句をシレっと混ぜてるのかしら。私、何かとんでもない間違いを犯したのでは……?」
アリシア以外の親友が出来て嬉しい反面、よく分からない後悔もするサリサだった。
それから二人は、二年半の空白を埋める様な長いおしゃべりに興ずるのでした。
主に話してるのはドーラで、サリサはほとんど聞き役だった……。
※
トレントは、植物系の魔物の代表格と言ってもいいぐらいに、野山や森によくいる。注意深く見ても、普通の人間ではほとんど他の普通の木との違いは分からない。動き出してやっと気づき、襲われ犠牲になるケースが多い。
冒険者でも、しっかりと“気”で目を強化していないと区別がつかないのだが、ここの様な迷宮(ダンジョン)の通路のど真ん中にいると、普通に区別も糞もなく、魔物だと分かって身も蓋もない。
6体の動く木、Dトレントは普通の動物系の魔物の様に目もなければ口もない。そもそもどこで何を感じて敵が分かるのかも分からない、謎な魔物だ。前も後ろも左右の区別もないので、正統派の剣士には戦い辛い相手だ。
恐らく死角がない。痛覚もない。手なのか足なのか分からない無数の枝を振って攻撃して来る。接近戦では、とにかくその枝を全て斬り落とし、胴体であろう木の何処かにある魔石を狙うのが常道だろうが、その苦労は魔術師がいるPTには不要だ。
「とにかく一度燃やすわよ。『轟炎の雨(バースト・レイン)』!」
サリサが放った中位の魔術は、その動く林に炎の雨を降らせ、確実に焼き尽くす。
リュウも、魔剣に炎を纏わせ待機していたが、その心配は無用だった。
「植物系の魔物にも、多少の知性があるものなら、“気”なのか魔力なのかよく分からないんですけど、防御壁とか結界とか張ったりする事もありますが、この迷宮(ダンジョン)のはそうじゃないみたいだから、まるで炎に耐性がないですね」
「近づかれるとうっとしいから、その前にケリつけられるのが一番だな」
やはり剣士なリュウも、トレントとの接近戦は面白味がない上に苦労が多いので、それをやりたがる様な物好きではなかった。
Dモルファ蝶は、巨大な蝶だ。攻撃も防御も弱い魔物だが、その最大の特徴は羽根から散布される鱗粉だ。
この鱗粉には、麻痺や混乱等の状態異常が、かなり強くかかる。そうなった後に、一緒にいるDトレントの様な状態異常のかからない魔物が冒険者を狩るのだ。
だから、遠距離、もしくは中距離の飛び道具や攻撃の術が有効だ。
この魔物にはゼンもリュウも前に出ず、剣風や氷のつららで攻撃している。炎は、鱗粉を燃やすと毒ガスとなって広がるのでやめた。
ラルクも矢でドンドン攻撃する。ともかく数が多いのだ。
今回はDモルファ蝶のみだったので、それに集中出来る。
サリサは風の術で鱗粉がこちらに流れない様に調節している。風の刃の術で攻撃も出来るが、散乱する鱗粉をどうにかする役目が必須なので、今回は防御役だ。
麻痺や混乱がかかってもアリシアが治せるが、鱗粉が舞っている状態が続けばいくら治してもすぐまたかかってしまう。
全滅させるのを優先で、しばらく蝶退治が続いた。
「この弓って、短弓だけど、結構長い距離も飛ばせるし、狙いも余り外れないな」
Dモルファ蝶を全滅させた後で、ラルクがしみじみと自分の持つイチイバルスを見る。
「魔弓ですから、命中補正がある程度はあるみたいです。それと、飛ばす距離も多分、普通の長弓よりも行くんじゃないかな?だから、遠くの敵に狙撃とか出来るらしいですよ。
俺は専門外なので、鑑定してた武器屋の受け売りですが」
「ふむふむ。頼りになる相棒として、申し分ないな、凄いぞ、バルス」
魔弓を愛称で呼び、口付けでもしかねない様子を見かねてゼンは言った。
「……ラルクさん、魔剣とかには、長く使われてると、人格が生まれる物とかがあるそうです。魔弓イチイバルスがそうかどうかは分かりませんが、余り迂闊な事は言わないで下さいね。褒める事は悪くないとは思いますが……」
「あ~、知恵ある武器て奴だろ。ふむ?一応了解だ」
「リュウさんも、何か剣と約束事とかしないで下さいね。“誓約”や“契約”とかになりかねないので」
「よく分からんが、分かった。武器と約束って意味分からんけどな……」
「時々、その武器の良さに入れ込んで、俺は生涯お前を離さない、とか、アホなノリを口にして、外せなくなった、とか聞くんです。
教会とかで解呪出来るみたいですが、それでその剣に込められた魔力がなくなる、とか、そういうケースもある、って魔剣関係に詳しいその武器屋は言ってました」
なるほど、と二人は、強い武器にも妙な短所があるものだ、と思った。
女性陣は、余り武器とかに思い入れしたりはしない様で、馬鹿じゃないの?みたいな冷たい目でこちらを見ていた。
「……そう言えば、ゼンのその古っぽい片刃剣は、何なんだ?ゼンがスパスパ斬ってた割に、剣にさびとか見えるし、何故そんな剣を使ってるんだ?」
「これ、師匠から貰ったんです。師匠がフェルズの来る前のどこかの遺跡で見つけた、とかで、自分には使えないけど、お前ならどうだって。その、さびが見える刀身に触れてみて下さい」
リュウは言われるがまま、ゼンの差し出した剣を横から触れてみる。
「あれ、何だこれ?さびがすり抜ける。刀身はツルツルだ。何なんだ?」
ラルクも触ってみて、何だこれ、と感心している。
「どうも古っぽく見える様に最初から偽装されてるみたいです。幻術付き?リュウさんの腕輪と剣がセットになってる様な感じなのかな?で、まだ問題もあって……」
ゼンはその剣を鞘に戻し、床に置く。
「二人とも、持てるかどうか試して下さい」
ゼンが片手で持っていた剣だ。当然、二人も持てるだろうと手にかけて、持ち上がらなかった。見た目に反して凄く重い。リュウとラルク、二人で試したが持ち上がらず、二人同時でも駄目だった。
それをゼンはヒョイと片手で持ち上げてしまう。
「師匠やパラケス爺さんは、魔剣か聖剣か、どっちかだろうって」
「つまり、俺があの魔剣に認められた様に、ゼンも?」
「そう、なのかなぁ。でも、古っぽく見える以外、特殊な機能もなくて、“気”をいくら流しても壊れないので、丈夫が取り柄の、魔剣なのかなんなのか……。
分からないけど、せっかく師匠に貰って、使える様だしそれで使ってるんです」
ゼンも微妙に困った顔をして笑っている。どうにも謎な剣だ。
「それ、ラザンはどうやって持って来たんだ?」
「師匠は持てはするんですけど、鞘から抜けないんです」
「人によって使えない条件まで変わるのか。増々分からん……」
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オマケ
ユ「親友~~♪それは時に優しく、暖かく~~♪」
サ「えーと。どうにもリアクションに困るわね。ゼン、どうにしかしてよ!」
ゼ「え、俺は全然関係のない、部外者でしょ?」
サ「どう考えても、あんたが誘導したから会ったんでしょうが!」
ゼ「えーと。アリシア紹介したら?なんだか気が合いそう」
サ「むしろ合い過ぎて怖いかもしれないのが問題なの!」
ゼ「とりあえず、この迷宮では出て来ない様に言っておいてね。緊張感なくなるから……」
サ「……それは、そうね……」
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