剣と恋と乙女の螺旋模様 ~持たざる者の成り上がり~

千里志朗

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第3章 従魔研編

083.初日の終わり

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 ※


 リュウ達の宿屋にある酒場にゼンはやって来た。

 奥の席に旅団の皆がいるのが見える。

「あ、ゼン君。言われた通りに、味付け少し変えただけで、もうすっごく大好評なのよ。ありがとうね~~」

 料理を運ぶ途中のおかみさんが、ゼンの姿を見て声をかけてくる。

「ほんのちょっと助言しだけですから」

 ゼンもにこやかに愛想よく答え、リュウ達の所に行く。

「お待たせしました」

「お疲れさん。研究棟での初日はどうだ」

 ゼンは空いた席に腰かけた。

「どうなんでしょうね。って、話して大丈夫なんですか?」

「ああ。サリサが遮音とは違う結界を造ったんだ。なんでも、どうでもいい会話がランダムに繰り返される、とかいうやつ」

「完全に音がしてないと変でしょ。よくよく聞くと不自然さは分かるかもしれないけど、それは聞き耳たててる、って事だし」

 サリサは得意げだ。

「へぇ。凄いね。そんなのまで造れるんだ」

 ゼンは素直に尊敬の言葉でサリサを褒める。

「ま、まあね。私達の普段の日常会話のデータをとってあって、それを流用してるの。その代わり、こっちからも外の会話は分からないんだけど。今、おかみさんに何言われてたの?」

「料理の助言の事。少し変えただけで大好評だって」

「……いつの間に、そんな事してるの?」

「いや、単に自分が食べる時、なるべくまともなのにしたかったから……」

「自分の為かよ」

 とツッコム風なラルクの顔は笑っている。

「なんかここんとこ、味が変わって美味くなってると思えば……」

「ゼン君風~~」

 アリシアも笑っている。

「いや、そこまで特徴的じゃないでしょ。香辛料あげて、これと後、店にあるので組み合わせると、もっと美味しくなりますよって言っただけだから。前から一味足りないかな、と思ってて」

「まあ、美味くなって繁盛してるんだ。いい話じゃないか。実際、ここんとこ客が増えてて、席を確保するのも大変だったんだ」

「へぇ……」

 気のない返事をするゼンは、店の繁盛には興味ないようだ。純粋に自分の為なのが、奇妙な話だった。

「ところで、あのフォルゲンって狼獣人の話はどうなった?」

「ああ、あれは、変なオチがつきました」

 ゼンは、その場に出ていた料理に手を出しつつ答える。

「獣王国で、剣狼 ソ-ド・ウルフの話が終わった後、獣王陛下は、師匠に将軍になって欲しいと、その時いた将軍の一人を降格させたんです。それが、あの人の父親でした。レグナード将軍、だったかな?」

「あれ?その人、三カ月くらい前に復職しなかったか?」

「ですね。師匠は逃げたので、前の将軍が元に戻るのは当然だったんですけど、獣王陛下としても、すぐに戻すのは余りにもかっこうがつかなかったのか、2か月後に復職させたんです。

 どうもフォルゲンは、レグナード将軍が辞めさせられて、俺達がいなくなった直後に帰国したみたいで、色々父親に愚痴まじりのおかしな話を吹き込まれて、それで『流水』がフェルズの出な事は有名だったから、ここに来れば何かしら手がかりが掴める、と思って来たみたいです」

「ご苦労な事だ。ゼンがいなかったら完全な無駄足だったな」

「はい。かなり時間がかかってる事を考えると、転移門は使ってないみたいですね。あれはある程度以上の身分や、冒険者のランクの制限があるから」

「貴族は多額の寄付金という名の通行料、冒険者はA以上か」

「フォルゲンはランクBだから、それで地道に旅して来たみたいですけど、その間に父親が復職している事はまったく知らずに……」

「おいおい。悲しいすれ違いだな」

「まったくもって。だから、あの後ギルマスの所に行って、通信魔具を使わせてもらって、獣王国のギルドに、将軍様を呼び出してもらい、そして親子会談です。その後、二人して俺に平謝りでした」

 別に謝って欲しかった訳じゃないんですが、とゼン。

「まあ、とにかく、誤解が解けて、なによりだな」

「いや、なんかその後、“気”の事を教えたせいなのか、俺の事を“師匠”とか呼ぶようになっちゃって、何度もやめろって言ってるのに、やめてくれなくて……」

「とんだ押し掛け弟子、だな」

 ラルクがプっと吹き出す。

「やめて下さい。妹そっくりですよ、あんなところ……」

「妹って?」

「あ、レグナード将軍には娘がいたんです。兄とは違って、父親が将軍を降格とか、まるで気にせず、獣王の王都にいた時は、弟子にして下さいってしつこくて……。弟子なら師匠に頼めって言ってるのに、俺がいい、とか意味不明で……」

「可愛い子か?なんて名だ?」

「可愛い?まあ、それなりに。名前はリーランです。フォルゲンみたいに狼要素強くない、普通の獣人の女の子でしたよ。俺より一つ上の14歳。剣とか格闘術をするみたいで、一回模擬試合で負かしたら、それからもう師匠、師匠って、まるで今とそっくり……」

「ゼン君モテモテだね~」

 アリシアは何故かニコニコ嬉しそうだ。

「『流水の弟子』様はお盛んな様で……」

 対象的にサリサはブスっとしている。

「えー、今のはそういう話じゃないでしょ?押し掛け弟子的な話で、困ったんだって俺、言ったよね?」

 ゼンには何がなんだか分からない。

「まあまあ。その女の子の目的が、本当に弟子なのか、ゼン自身なのかによるんだよ。その子と一緒にどこか出かけたりしなかったか?」

 ラルクはいかにもそういう話には詳しい、とばかりにゼンにたずねる。

「あー、王都案内してやるって、引きずり回されました。強引な子で、いいって言ってるのに、せっかくだから、とか言って……」

「そりゃ、お前さん目当てだよ。弟子がデートを望んだりはしないだろ?」

 ラルクはゼンの鈍感さに笑う。

「デート???あれが?」

「そう。ただ弟子になりたいなら、ともかく訓練だ鍛錬だって話になる筈だ。のんびり二人で何処かに出かけましょう、なんてのは、そういう意味だよ、な?」

 と女性陣に同意を求めると、

「うんうん。脈ありだね~」

 アリシアはニコニコだ。

「お盛ん……」

 サリサはそっぽ向いている。

「え~~、どうしてそうなるかな、意味が分からないよ」

「まあまあ、この話はそこまでとして、俺としては、ゼンに相談があるんだよ。まあ、おまえらが答えられるならそれでもいいが」

「なんですか?」

 もうゼンは話題が変わるなら何でもいい。

「うん。俺としては。今度、新生活に移るに当たって、スーリアに求婚(プロポーズ)して、一緒に住みたい、と思っているわけだ」

 ラルクの一大発表。

「おめでと~」

 アリシアは変わらずニコニコ。

「はいはい、おめでとさん」

 サリサは適当に手をひらひらさせている。

「なんか心無い祝福の言葉だな」

 反応が薄いのに不満なラルクだ。

「めでたい、が、少し前に教えてもらったと思ったら、もうそこまで話が進むのか」

 リュウとしては、つい数日前に恋人の事を教えてもらったと思ったらこれだ。

「付き合いももうそれなりなんで、ね」

 ラルクは悪びれない。

「おめでとうございます。それで、相談というのは?」

「どこか、求婚(プロポーズ)するのに相応しい、雰囲気のある場所とか知らないか、って話だ」

「フェルズに?高級食堂とかでいいんじゃないの?」

 高い食事を食べた後での求婚(プロポーズ)。定番だろう。

「そういうあからさまな場所じゃなくて」

 ラルクは顔をしかめる。当り前過ぎるのは駄目だろう。

「雰囲気ですか……。あの、奥の方にある高台とか、フェルズを見下ろせていいですよ。夕方とかなんて、とても綺麗で」

 ゼンが、配達してた頃に、そこで見た光景に感動した事を今も覚えていた。

「高台?あそこって、貴族の私有地だろ?」

「あ、そうなんですけど、高台手前の方は公園になっていて、一般開放してるんです。奥の屋敷まで行かなければ大丈夫ですよ」

「そうなのか?全然知らなかったな」

「知ってるの、近くに住んでる人ぐらいですね。時々子供がいるぐらいで、ほとんど使われていないのが勿体ない場所です。俺は、配達の時、そこのお屋敷に行って知ったんです」

 フェルズ内を『超速便』で走り回っていた時の、良き思い出。

「フェルズを見下ろせる、高台の公園か。悪くない。いいね!」

 しかも人気が少ないなら、尚の事、好都合だ。

「一度下見に行って確かめて下さい」

「そうする。指輪も買っておかなくちゃ、だな」

「指輪?」

「それは勇者の世界の風習ね。結婚とか婚約の場合、揃いの指輪をするの。買うのは大抵が男性の方。つまり、稼ぎのある方ね」

 サリサは流石にそういう事に詳しかった。

「へえ。ゴウセル達、してたかな?」

「やらない人もいるわよ。それにギルマス達は、隠してたんだから、それじゃすぐバレちゃうじゃない」

「ああ、そっか」


 ※


「で、明日の予定ですけど、午前中に、あの屋敷の中を見学、という事で、もし異論がなければ本決まりで、改装の事とかを、皆で考えて欲しいです。俺は、従魔研には午後行くので」

 余程の事がない限り、そこで決まりだろう。

「いや、屋敷じゃなく小城だって」

 リュウはそこにこだわる。

「まあ、そうかもしれませんね。なにか目的あって建てられたものみたいですし」

「目的?」

「それは……住むようになったら、おいおい話していきます。まだ推測の段階なので」

 ゼンが意味ありげに勿体ぶっている。

「中を見学か、新居だぜ!」

「ラルクさんにはそうなりますね。二人部屋で?」

「おお!広いとこ頼むぜ!」

「しばらくはどこでも選び放題ですけど、パーティー単位で、どの区画とか決めた方がいいでしょうね」

「私達も二人部屋だね~~」

 とアリシアがサリサにひっつく。

「え、リュウと住むんじゃないの?」

「私達は、まだだよ~~。ねぇ、リュウ君」

「ま、まあな」

 リュウがどう考えていたかは、哀愁漂う背中から察しよう。

「1階は、炊事とか、作業的なのが多いから、2階から居住区画になるのかしら?」

「そうなります。使用人部屋は1階にありますが、それも作業の為ですから」

「なら、出入りの楽な2階かしら」

「貴族的考えだと、偉い人は上みたいです。主人の部屋、最上階ですから」

「実用的じゃない考えなんて、冒険者にはいらないわよ」

 サリサは合理的だ。

「ですよね。多分、他も下から埋まって行くのかな」

「大方、そうなるな。もう勧誘の目星はついてるのか?」

「大体は。後は交渉してみて、どんな手応えが得られるか、です。

 小城の改装終えて、この場所に住む、とか見せられるといいんですが。だから。勧誘はすぐじゃなく、しばらくしたら、ですね」

「そうか。だが、慣れ親しんだ場所から移りたくない奴等もいるんじゃないか?」

「それはそれで、仕方ないです。一応、料理とか、住む環境とかで攻めるつもりですが」

(陥落しない奴、いるかな?)

「1階に使用人の部屋、地下に奴隷部屋があるので、それは綺麗に改装して、普通に住めるようにするつもりです。スラムの子供達はそこと使用人部屋に別れて住み込みです」

「何人ぐらい雇うんだ?」

「最初は10人、最終的には20人以上?」

「結構な数いるな」

「子供なので、二人一組で一人前みたいに考えてもらえると。ミンシャとリャンカに教育係をしてもらいます。男女同数雇って」

「……ゼンは、スラムの子供全員救いたいと思ってるのか?」

 リュウはなんとなく思っていた事を口にしてみる。

「まさか。どっちかと言うと、ゴウセルよりの考えですよ」

「??」

「安上がりだからです。そんな感傷的な思いで雇ったりする程、人情家ではないので」

 と言っているが、昔の自分を重ねていないと、誰が言えるのだろうか。

「子供を2、30人雇ったからって、スラムがなくなる訳じゃないですから。“救う”なんて大袈裟な考えじゃないです。

 ゴウセルの商会の方もそろそろ再開で、そっちでも雇うでしょうし、まともな働き口が少しぐらいあっても、焼け石に水ですよ」

 割り切った考えを言うゼンが、本気でどこまで割り切っているのかは分からない。でもまあ、あの広い小城で子供達が走り回って働く光景は、どこか楽しそうだ。

「スラムの子供達に、話はいってるのか?」

「子供達のリーダー格の、ゾイって子を通して。最初はなるべくしっかりした子に来てもらって教育出来たら、その子も教育係で教えられる様に、と。どこまでちゃんと出来るか分かりませんが、しっかり働けないなら、諦めるか、判断しないといけませんから」

「諦めるって、スラムの子を雇うのを、か?」

 リュウはギョっとする。そこまで考えているのか、と。

「はい。他のパーティーも、ちゃんと働いてもらわないと納得してもらえないでしょ?」

「それは、確かにそうだな……」

 いい加減な仕事をするようなら、別にちゃんとした使用人を雇え、と言われるだろう。

「そこら辺は、なるべく厳しく教えますから、なんとかしますよ」

 勧誘も含めて、どこまでうまく行くか、まだまだ未知数だが、多分ゼンなら何とかしてしまうだろう。そういう予感のする4人だった。




*******
オマケ

ボ「疲れた~~。中々大変だね」
ゾ「お疲れさん。見世物みたいなもんだし、な」
セ「乙女はいましたか?」
ガ「疲労回復、養生…」
ル「お?おつかれ?お?」
ボ「ありがと~」

ミ「一日、ご主人様と一緒で羨ましいですの」
リ「そんないいものじゃないでしょう」
ボ「ゼン様、途中でどっか行ってたから、ずっとじゃないね」
リ「ほらみなさい」
ボ「悪い人達じゃないと思うけど、大勢に囲まれるとね~」
ミ「むう。コボルトなんて見ても面白くないですの。ラミア、行くですの」
リ「い、嫌よ。あんな胸出した姿に変わるのなんて、絶対嫌!」
ミ「ご主人様のご指名なら~~ですの」
リ「う……それは、でも……」
ゼ「指名しないから」(苦笑)
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