剣と恋と乙女の螺旋模様 ~持たざる者の成り上がり~

千里志朗

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第4章 フェルズ改革編

幕間:3章キャラ表

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 ※


もたもた3章メインキャラ一覧

★ゼン(約13歳)

本作の主人公。立派な少年剣士。 

人間。剣士。少年。(冒険者ランクは、3章でD級からC級に昇級)

生まれつき、スキルを何一つ持たず、迷宮都市フェルズのスラムに、記憶喪失の五歳児として現れた、謎多き少年。

この世界で最強の剣士と目される『流水』のラザンから、『流水』の剣術を継承された、世界でただ一人の存在。

修行の旅の途中から仲間に加わった『隠者パラケス』の研究成果、『従魔再生契約技術(略して従魔術)』を冒険者ギルドに伝え、自身も従魔持ちである為に、ギルドに創設された『従魔再生契約技術研究部(略して従魔研)』で、最初の従魔術の再生育成実験に、相談役と、従魔育成の教官として、従魔が成長し切る一カ月の間、従魔研に通う事を余儀なくされた。

未だ背はあまり伸びず、普通に十歳程度の年齢にしか見られない。本人は、いたくその事を気にしている。

スラム時代の命の恩人である治癒術士ザラと、実は片思いしていた旅団の魔術師サリサ、両方と3章で婚約。

そこに至るまで、3章中、複雑でややこしく、やきもきしかしない長い経緯がある。



●冒険者PT『西風旅団』の4人

★リュウエン(約18歳)(文中はリュウで統一)

西風旅団のリーダー。剣士。人間。男性。(冒険者ランクは、3章でD級からC級に昇級)

両手持ちの大剣、バスターソードの使い手。(魔剣フレイムブリザードを所持)

西風旅団の他の3人とは、同じ村で育った幼馴染で、神術士のアリシアとは、幼い頃から将来を誓い合った恋人同士。
3章では、ゼンがパーティーに不在なので、ゼンの従魔達を助っ人に、迷宮(ダンジョン)には潜らずに、野外の討伐任務等をこなしていた。

愛称:「リュウ」。アリシアのみ「リュウ君」ゼンのみ「リュウさん」



★アリシア(約18歳)。人間。女性。(冒険者ランクは、3章でD級からC級に昇級)

神術士(信仰深き者がなれる術士、神官や司祭に多い)(ソラス・ロッド(光の杖)所持)

聖性、神性が高く、術力の容量も人一倍大きい。天然天才美少女。
リュウの恋人。サリサの親友。ラルクはただの幼馴染。ゼンは弟同様に可愛がっている。

銀髪の、黙っていれば聖少女。天然に増々磨きがかかっている。

3章で、他人の恋心を感じられる不可思議な感覚を所持している事を告白。それで、他人の恋愛観察を密かな趣味としていた。(ある意味悪趣味)

サリサの、芽生え始めた気持ちや、ゼンの封じる前の気持ちを知っていたので、二人の恋を応援していた。最終的に、ゼンとサリサがうまく行ったのも、彼女の助言(アドバイス)のお陰だった。

巫女的な、“器”としての適性を高く持っている。
教会では、次代の聖女の最有力候補と見なされ、本来では色々な勢力が取り合う程の逸材なのだが、それがまったくないのは、神による、何らかの加護の為と思われる。
具体的な事は、本編中明かされていないので、謎。
時折、託宣や予言めいた謎の発言もする。

愛称:リュウのみ「アリア」サリサのみ「シア」ドーラ「アーちゃん」



★ラルクス(約18歳)(文中はラルクで統一)

スカウト(密偵系の総称)。人間。男性。(冒険者ランクは、3章でD級からC級に昇級)
(魔弓イチイバルス所持、風の魔剣ウィンディア(短剣)所持)

3章中に、狐耳の獣人族の幼馴染(ギルド職員)スーリアと結婚。
共同生活の場として完成した“小城”に同室で新婚生活中。

リュウ同様、ゼンの良き兄貴分で、色々と相談にのっている。(逆もある)

愛称:「ラルク」ゼンのみ「ラルクさん」スーリアのみ「ラックン他色々」



★サリサリサ(約18歳)(文中はサリサで統一)
3章でやっと明かされた、この物語の真ヒロイン。

魔術師。人間。女性(超のつく美少女)(冒険者ランクは、3章でD級からC級に昇級)
外見:黒髪長髪に、黒の魔術師ローブにトンガリ帽子、古式ゆかしき魔術師スタイル。
(伝説級の杖、カドゥケウス所持)

アリシア同様に天才肌だが、彼女は努力型。

魔術以外に興味を持つ事なく成長した為、恋愛ぶきっちょ。他も不器用。
3章中、初恋となるゼンとの仲は、余りにもすったもんだと色々あり過ぎて、周り中をやきもきさせた。

最終的に、精霊王(ユグドラシス)が、ゼンの封じていた想いを解放し、それをそのまま告白させた為に、ゼンに激怒され、精霊王(ユグドラシス)は攻撃されもした。

そうした荒技の末の、サリサの説得、告白の後、やっと二人は両想いとなる。
サリサは、ゼンの大切な人として手放せないザラへの想いすら許容し、二人一緒に、まだ成人していないゼンの婚約者となる。

心中は、色々複雑であるが、万人に好かれる英雄であるゼンの、複数になるであろう妻達も受け入れると明言している。

愛称:通常「サリサ」アリシアのみ「サリー」ドーラのみ「リサ」



(実力からの推定冒険者ランク。ゼンA-、リュウB、ラルクB、アリシアA+、サリサA)



★従魔再生契約技術研究部(略して従魔研)
ローゼン王国の迷宮都市フェルズにある、冒険者ギルド東辺境本部の研究棟に急きょ新設された部署。3章の主な舞台。

研究棟の2階に、空間拡張の魔具を使用し、2階部分丸々増設された、空間魔術による閉鎖拡張空間。
許可の証を持たない者には入れず、階段を昇っても、本来の2階にしか行く事が出来ない。
主任はエルフのニルヴァーナ・レグニサス。創設時の人数は20人。各研究部の選りすぐりの研究者、学者、技術者達のエリート達を引き抜いて構成されている。
巨額の予算が投入されているが、ギルマスは従魔術の将来性を見越した上で、充分以上採算がとれると計算している。
ギルマス曰はく「従魔術の従魔によって、世界の歴史が大きく動く、冒険者の未来に革新的な役目を果たすであろう、云々かんぬん」


★従魔再生契約技術(略して従魔術)
『東の隠者』パラケスが、生涯最後の研究課題として、世界を旅しながら研究し続けていた、魔石から再生出来る従魔の謎を、人の使える技術として体系化したもの。
詳しくは、2章55話~58話メモリー・キューブ参照。



★小城

ゼンが、クランの共同生活の場となる宿舎として借りた、昔、砂漠の王族が別邸として建築した、城もどき。五つの塔内にある螺旋階段で昇り降りする、4階建てのコの字型の建物。
前庭もあり、中庭も広く、向かいには別の建物もある。
その王族は、母国で政変があり、急きょ、城は二束三文で売り払い、帰国した後、戻っては来なかった。

余りにも巨大な建物で、借り手が付かず、長年放置されていた。

昔の建物で、しかも完成直前の状態。色々と、不備があり、改修工事をした。(ボンガ、ゾート協力の元)

どうにも怪しい箇所等があるのだが、その秘密はまだ明かされていない。



★精霊王(ユグドラシス)

麗しくも偉大な、精霊界の王。
世界を裏側から支え、隅々まで、別次元で根を張る、世界樹(ユグドラシル)の精霊。
全ての精霊を束ねる者。四大精霊王のその上に君臨せし、唯一無二の存在。

ゼンの封印されていた想いを解放する等、悪役的な役目すら平然とこなす、サリサの自称“親友”。

精霊と関係の深いエルフの始祖であるハイエルフの一人、アルティエールとは旧知の仲。
必ずしも仲がいい訳ではない。
好きでもないゼンとアルティエールとの争いの仲裁も、あくまでサリサの為に過ぎない。

愛称:サリサのみ「ドーラ」アリシアのみ「ユーちゃん」



★ゴウセル(約45歳)

人間。男性。

ゼンの養父。フェルズで何でも屋の商会長を務めるやり手の商人。

潰れかけた商会の商売再開をしている筈であったが、その妻となる予定のレフライアから、商会を引退して、ゼンの住む“小城”にいずれ移り住むだろう、と告知される。

これからドワーフ等を相手に、大々的に商会を大きくすると思われていたのだが、甥にその地位を譲るらしい。辞めた後、何をするかはまだ未定、不明?。



★レフライア・フェルズ(?歳)

エルフと人間のクォーター。(祖母がエルフ)女性。

冒険者ギルド東辺境本部のギルドマスターであり、迷宮都市フェルズの名誉領主を兼任。

ゴウセルは、元チームメイトで今は婚約者。ゼンの義母となる。

後々、ギルマス引退と、冒険者に現役復帰する事を表明。おまけに、ゼンのつくる予定のクランに参加したい、と発言する。

元A級の凄腕冒険者で、過去に受けた呪いの傷を、ゼンの従魔に癒してもらった為に、今は完全健康体。周囲に驚かれるので、まだ一部にしかそれを明かしていない。
普段は、幻術付きの眼帯で、未治療を装っている。

ゼンと真夜中に、秘密のリハビリ訓練をしているらしい。
ゼン曰はく「自分より圧倒的に強い」。
攻撃的なハイエルフ、アルティエールの系譜。ゼン曰はく「雰囲気そっくり」



★ザラ。(21歳)人間。女性。幕間0.3話参照

ゼンがスラムで、毒で死にかけていた時に助けてくれた治癒術士の少女(当時)。
ゼンの掛け替えのない恩人。

ゼンの義母たるギルマス、レフライアが、いらん気を利かせたお陰で、従魔研にいる間の、ゼンの健康管理をする補佐となる。

そのお陰で、スラムの子供達を使用人として雇うゼンの“小城”に、子供達の世話役として一緒に住む事になる。

その後、色々あって、サリサと一緒にゼンの婚約者となる。



★『流水』のラザン(?歳)(漢字だと『羅斬』

人間。剣士。男性。

ゼンの師匠。剣術以外は何もしない駄目人間。

ゾートの妹、アヤメ(彩芽)を従魔にして、ゼンの代わりに全てのお世話をしてもらっている。
(人種(ひとしゅ)まで、当然の様に進化している)

ゼンと一緒に、大陸中の魔物、魔獣を依頼もなしで狩ってまわる修行の旅をしていた。
その為に、大陸中からその善行がたたえられ、その小さな弟子の活躍も一緒に喧伝されていた。

その時の、冒険の様子を記されたものが、『流水の剣士の旅路』という本。
取材されたゼンが、ラザンの活躍を、これでもか、と詳しく話して作られた、物語風の書籍。
発行は、冒険者ギルド大陸中央本部。

今、大陸中で一番売れている本らしい。ゼンの活躍に憧れる子供も、いるとかいないとか。



●元三強で『二強』の二人


★『聖騎士(パラディン)崩れ』のシリウス(?歳)

人間。騎士(聖騎士(パラディン))。男性。金髪、イケメン

ラザンの修行の旅に、ビシャグと一緒に無理矢理同行中。


★『豪岩(グレート・ロック』ビィシャグ(?歳)

人間。戦士。男性。闘技会万年3位

褐色の肌、3メートル近い背丈、体格も大柄。(巨人族の血が、とか無責任な噂有)
巨大な戦斧を使い、敵の防御ごと粉砕する極端なパワーファイター系。

シリウスと一緒で、今はラザンと一緒に旅している。



★パラケス。人間。男性。魔導士

もうかなり高齢な老魔導士。東の『隠者パラケス』と西の『賢者ホーエンハイム』が魔術業界では双璧と呼ばれるくらいの業界2トップ(頂上)。

生涯最後の研究を、魔石再生によって出来る従魔の研究として、その身を捧げている。

後に『従魔再生契約技術』と名付けられる、その研究の成果をゼンに託し、今は成り行き上、ラザンの旅に同行中。男所帯で嫌だ、と嘆いている。

色々気遣い上手なゼンにほだされて、孫のように可愛がるようになっていた。

その為に、ゼンの記憶や、スキルのない謎等も解き明かそうとしてはくれたが、残念ながら答えは出なかった。



★ライナー(?歳)

スカウト。エルフ。男性。

ゴウセル商会の会長補佐だが、実はレフライアに命令されて派遣されていた本物の密偵。

ゴウセルの飾らない男気に惹かれ、任務がほぼ終わってもそのまま会長補佐を続けていた。
現在も補佐中。



★ファナ(?歳)

人間。女性。レフライアの3人いる秘書官の1人。

レフライアの側が定位置の、信者的(ファン)な秘書官。

レフライアに何かを吹き込まれたのか、ゼンのクラン結成に協力する様な行動をしている。



●ゼンに心惹かれるサブヒロインの面々。

★ハルア。エルフ。ギルドの専属錬金術師。色々破天荒な研究馬鹿。見た目少女。
『従魔研』に参加するの錬金術師。
ゼンの作ったお菓子を食べた直後に求婚する、お騒がせエルフ。ボクっ娘。押しが強い。
エリンとギルドの寮が同室で、それを理由にエリンと一緒に小城に住む事に。
これからの事を考え、クランで仕事をしてもらう事になった。

★エリン。エルフ。少女(見た目)
従魔研主任、ニルヴァーシュの補佐。ハルアの友人、腐れ縁の幼馴染。
他人の感情と同調、共鳴してしまうスキルを持ち、ゼンの、過酷な過去の感情に、一触れ惚れ?してしまう。クランを運営?するゼンの補佐として、ギルドから派遣される。

★カーチャ。ハーフ・エルフ。精霊術士。女性。(耳は普通)
B級冒険者。従魔研での従魔再生育成実験の被験者の一人。
自分の従魔の進化具合で落ち込んでいた時に、優しく間違いを正され、慰められて……。
元のPTを抜け、ゼンのクランに参加を志願する。

(ハルア、エリン、カーチャは、エルフの同じ里の、カーチャのみ少し年上の幼馴染同士)

★アルティエール・ブラフマス。ハイエルフ。オールマイティ(何でも)。女性。
竜人族との盟約で、原初の森から出て来たエルフの始祖の一人。
恐ろしく好戦的で、気性が荒い。我が侭気まま。
昔、飼っていて死なせてしまった人間の少年と、ゼンに何らかの共通点でもあったのか、興味を持ち、『持ち帰り』しようとした。精霊王(ユグドラシス)の制止でとりあえず諦めた。
その後、何故かゼンの3人目の婚約者に立候補する。それも現在保留中。


★リーラン・レグナード。獣人族(狼)。少女。14歳
剣狼ソ-ド・ウルフ事件の時、ゼンと獣王国の王都で知り合ったレグナード将軍の娘。
知り合ったその時に、ゼンに手合わせを望み、アッサリ負けた。以来、「師匠」とゼンを呼び、慕う少女。伯爵令嬢。

★ロナッファ・ボルグ。獣人族(虎)。女性2?歳。
リーランの護衛名目で来た、獣牙流の師範代。実は宰相の娘で公爵令嬢。獣王の姪。
弟弟子な、リーランの兄、フォルゲンがゼンに完敗したと聞き、その場で手合わせを望み、負けてアッサリとゼンに惚れる。(獣人族の女性では当然の話らしい)


●西風旅団の呼びかけたクラン(予定)参加パーティー

★『爆炎隊』C級冒険者PT6人。『西風旅団』が迷宮探索中に出会ったPT。

ダルケン。リーダー。人間。戦士系。男性。
ギリ。副(サブ)リーダー。人間。スカウト。女性。
マイア。色々な種族の混血。魔術士。女性。
モルジバ。人間。治癒術士。男性。
ザック。獣人族(黒豹)。剣士。男性。(耳無尻尾無)
ディン。人間。槍術士。男性。


★『清浄なる泉』C級冒険者PT(全員エルフのPT)4人

ザカ-ト。リーダー。エルフ。魔法剣士(精霊術)。男性。
セイラ。副(サブ)リーダー。魔術士。女性。
他、3名エルフの剣士とスカウト。男性。従者にエルフの双子男女が二組いる。


★『蒼き雷鳴』C級冒険者PT5人

シグマ。リーダー。獣人族(獅子)。剣士。男性。
ジョンソン。副(サブ)リーダー。小人族。野伏(レンジャー)。男性。
ロッテ。ハーフ・エルフ。魔術士。女性。
他2名戦士。人間と魔族。男性。

★『剛腕豪打C級冒険者PT』5人

ガドルド。リーダー。ドワーフ。戦士。男性。
ゴドルド。副(サブ)リーダー。ドワーフ。戦士。男性。
クラリッサ。人間。魔術士。女性。
他、2名。雇われの獣人族剣士。男性。

★『破邪剣皇』C級冒険者PT5人

ガイ。リーダー。人間。剣士。男性。
ロータス。副(サブ)リーダー。エルフ。魔法剣士(精霊術)。男性。
スイセイ。魔族と人間とのハーフ。魔術士。女性。
他2名。人間のスカウトと剣士。男性。

★『古(いにしえ)の竜玉』C級冒険者PT登録上4人
オルディアス。リーダー。竜人。魔法剣士(竜魔術)。男性。
コルターナ。副(サブ)リーダー。竜人。魔法剣士(竜魔術)。女性。
メリッサ。エルフ。精霊術士。女性。

アルティエール・ブラフマス。ハイエルフ。何でも出来る。女性。員数外。
氏名(うじな)ブラフマスの意味は、燃え尽きた灰。



●ゼンの7人の従魔

★ミンシャ。コボルト犬鬼。家事手伝い。少女。剣士未満。

碧髪の愛らしい犬耳少女。犬耳は、別にしまえるのだが、それが自分の魅力になると知り、わざと出しているあざとい子。

何故か語尾が「ですの」で終る。

ゼンが寝落ちして、一晩中握りしめた魔石から生まれた、ゼンの一番最初の従魔。
一晩中、“気”が注ぎ込まれたので、従魔の中で一番潜在能力的に強い。力も強い。
でも役目は家事手伝い。剣は後から教えてもらった。

スキルは危機察知とか気配隠蔽等。

ミンシャが、ゼンの最初の従魔である為に付き合いが一番長く、実はゼンに一番大事にされている。(幕間85.5話参照)

従魔が複数になってからは、公平に扱う様にしているが、その前はベタベタで熱々だった。
(恋愛的な意味は皆無で)



★リャンカ。ラミア半人半蛇。家事手伝い。少女。治癒術士兼呪術師。

金髪碧眼、長髪の美少女。ゼンより少しだけ背が高いのは種族特性か?

完全治癒スキル持ち。ハイポーション並かもう少しいいかも?

彼女の完全治癒というスキルはとても便利で、悪人をザクザク懲らしめても人殺しにならない、という、悪辣で残酷な事が出来てしまうようになったのだ。

リャンカも、そのスキルから、ゼンに一番使われているので、特別扱いではないが、かなり気遣われている。



★ガエイ(牙影)。影狼(シャドウ・ウルフ)。スカウト系。少年。

無口というか、寡黙。黒髪の少年。

偵察、潜入調査等が得意。

影から影への転移スキル等、影を使って色々出来る。隠蔽スキル持ち。


★セイン。ユニコーン一角馬。幻術士。少年。

幻術系の専門家(スペシャリスト)。魔術もいくつか使える。

気弱でいつもオドオドしている。

種族特性から、乙女(処女)にしか近づきたくない、触られたくない、と思っている。仲魔や主のゼンは平気。


★ゾート。剣狼ソ-ド・ウルフ。大剣士。フケ顔の少年。

気さくで大らか。ゼンにも敬語尽くしな態度ではないので、ゼンにとっては有り難いのだが、他の従魔からは不満炸裂。不忠者だの、主を敬ってないだの、特にミンシャやリャンカ辺りの風当たりが強い。

武器の大剣は、自分の角が武器に変化した物。

スキルはA級魔獣だけあって多種多様。息吹(ブレス)だの光線(ビーム)だの雷だの。

ゼンの卒業試験の相手で、獣王国を騒がせた剣狼ソ-ド・ウルフのボス。

3章では、旅団の討伐任務に同行したり、小城の改修工事に協力したり、と結構活躍している。


★ボンガ。岩熊(ロック・ベア)。大槌使い。大きな少年。

身体は大きく、ゆったりのんびり、子供好き。力持ち。

鉱物分解、精製など、鉱物系のスキルを多数所持している。

3章では、被験者達の従魔が生まれるまで、従魔の見本として、従魔研で研究に協力していた。
また、小城の改修工事でも、彼のスキルは大活躍だった。


★ルフ。ロック鳥。幼女。小さい。癒し。

従魔の中でただ一人、幼く、雛。まだまだ子供、幼児だ。(5~6歳?)

魔物の成長は早いので半年もすれば、人を乗せて空を飛べる様な、立派なロック鳥になると思われる。

「お?」と何故か、お、をよく使う。自分を「るー」と呼んでいる。

透明感のある黄色の短い髪、瞳は真紅のルビーの様。カナリヤのイメージ。幼く可愛い、癒しのかたまりの様な容姿で、恐らく従魔の中では一番人気。レフライアやアリシア等。
でも、恐ろしく大食いなので、余り実体化してもらえない。成長してないのはそのせいでは?



●名前のみかな?サブキャラ

★レオ。人間。剣士。男性。
ギルドの検定官。(昇級試験の監督等する)元B級冒険者。結構お調子者。

★ロナルド。人間。男性。
ギルマスの下に2人いる副ギルドマスターの1人。渋い。いぶし銀。

★トリスティア。人間。女性。
ギルマスの秘書官の2人目。眼鏡をかけた真面目な女性。英雄なゼンに会えてあがっていた。(適当に思いついた名前。某ゲームとは完全無関係)

★マルセナ。人間。治癒術士。女性。
ゼンがギルドに運び込んだザラの担当したギルドの専属治癒術士。後にそのままザラの師匠になる。少しミーハーな所があるが、弟子となったザラの恋を応援していた。
上手く行って大満足。

★ゾイ。人間、少年。
ゴウセル商会の妨害の為に、脅されて荷物の一斉持ち逃げをしたスラムの子供達のリーダー格。ゼンに諭され、改心し、最終的には同じスラム出なゼンになつく。多分再登場あります。

★ガゼバ。ドワーフ。鍛冶師。男性。
フェルズにある、西風旅団行きつけの武器と防具の店の親方。自作の武器、防具を売り、改造や修理等も受け合う職人気質な鍛冶師。

★ニルヴァーナ・レグニサス。エルフ。研究者。女性。
冒険者ギルドの研究棟に新設された『従魔再生契約技術研究部(略して従魔研)』の主任。
ギルマス・レフライアの、一応友人。昔、『紅の衝撃』に在籍した事があるらしく、ゴウセルも知っている。何か恋愛沙汰で、レフライアと揉めた事があるらしい。
氏名は違うが、アルティエールの血統でもある。
アルティエールにそっくりなレフライアに、何か思う事があったらしい。
エルフの里を出て、目的もなくうろつく危なっかしいエルフをよく保護している。
エリンやハルアはその口。

★フォルゲン・レグナード。獣人族(狼)。格闘家。男性。
獣王国の将軍レグナードの長男。リーランの兄。獣要素が強く、半獣人化した人狼の様な容姿。
剣狼ソ-ド・ウルフ事件で、一時的に将軍から降格されていた父の妄想紛いの愚痴を真に受け、『流水』一行への復讐を誓って、その出身地であるフォルズまでやって来た。
たまたま、従魔研の被験者の一人として選ばれ、『流水の弟子』なゼンに絡み、ボコボコにされる。その後、通信魔具で将軍に復職していた父と連絡を取り、誤解が解けた後は、妹のように、ゼンを師匠と呼び、慕うようになってしまう。(ゼン大迷惑)

★マーク。人間。剣士。男性。
30代前半の、B級冒険者。細目で地味な顔をしているが、腕は確か。
従魔再生及び育成実験の被験者の一人。従魔ピュアの主人。

★オルガ。ダークエルフ。魔法剣士・野伏(レンジャー)。女性。
フェルズのB級冒険者。ラフな口調、精霊術、弓も使えるオールラウンダー。
従魔再生及び育成実験の被験者の一人。従魔クロマルの主人。

★シラユキ。
カーチャの従魔。雪豹女王(スノー・パンサー・クィーン)。
雪豹(スノー・パンサー)の魔石を、カーチャが再生・進化させた従魔。群れの統率種。

★シルバ
フォルゲンの従魔。白銀狼王(シルバー・ウルフ・キング)。
青銅狼(ブロンズ・ウルフ)の魔石を、フォルゲンが再生・進化させた従魔。群れの統率種。

★ピュア
マークの従魔。ホワイト・ハーピィ純白妖鳥
グレイ・ハーピィ灰色妖鳥の魔石を、マークが再生・進化させた従魔。ユニークレア種。

★クロマル
オルガの従魔。黒鋼鷲(ブラックスティール・イーグル)。
蒼鷲(ブルー・イーグル)の魔石を、オルガが再生・進化させた従魔。


★ギルバイア 。竜人。戦士。男性。

邪竜を信仰する暗黒教団に住む村を襲撃された村の、一番の戦士。
邪竜から抽出した毒により、抵抗力の弱い子供6名を殺され、村では子供を保護し、逃がす役目と、暗黒教団の本部を突き止め、壊滅する役目に、村の長の血筋が執拗に狙われていたので、相手の目を惹きつけ、囮役となったオルディアス達の3方に別れ、行動していた。
エルフ以上に長命で、百年に一人子供が生まれればいい位の竜人種族にとって、この襲撃の痛手は計り知れない程大きく、復讐は絶対にすべき大役であった。

ギルバイアは、その大役を担い、暗黒教団の本部を突き止めるも、仲間に伝える前に、追手の集団に追われ、あわや、という場面を、『流水』の一行に助けられた。
邪教とかそういうアホ集団が、大嫌いなラザンの助力を得られた為に、その復讐は見事完遂するのであった。



*******
オマケ

好きな人の、どこが好きですか?

サ「はぁ?そ、そんな事、恥ずかしくて言えないわよ。……強いて言うなら、こんな私を好きになってくれた事とか……?」
ザ「年下なのに、頼りになって、私を助け出してくれた事、かしら。近くにいるだけで、心が暖かくなるの……」
ロ「年下なのに、私より強い。なのに驕らずせん偉ぶらず、武人として尊敬出来るところ、だな」
リ「優しいのに、自分を優しいと思ってない所とか、可愛くて好きなんです」
ハ「ボクは、昔親切にしてもらったんだけど、再会したら強い冒険者になっていて、凄く焦ったんだ。人間は、すぐ成長しちゃうから。言わない内に、お爺さんとかになったら、って心配になっちゃって。それで、その想いが初恋なんだって分かったの」
エ「気づいたら、好きになってました。理屈じゃないんですね」
カ「人の心の痛みが、分かる人です。今は、尊敬もしてます……」
アル「色々興味深い。面白い。どうにか手に入れたい物よのう」
ミ「ご主人様は、最高ですの!」
リ「主様は、至高ですわ」
ル「るー、およめさんになるの~♪」


ア「全部~~。何もかも?運命の人だから~~」
ス「意識しない内に好きになってたから。私の嫌がる事をしないで、喜ぶ事、たくさん考えて、してくれる事かな」
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家族転生 ~父、勇者 母、大魔導師 兄、宰相 姉、公爵夫人 弟、S級暗殺者 妹、宮廷薬師 ……俺、門番~

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 三好家は一家揃って全滅し、そして一家揃って異世界転生を果たしていた。  父は勇者として、母は大魔導師として異世界で名声を博し、現地人の期待に応えて魔王討伐に旅立つ。またその子供たちも兄は宰相、姉は公爵夫人、弟はS級暗殺者、妹は宮廷薬師として異世界を謳歌していた。  ただ、三好家第三子の神太郎だけは異世界において冴えない立場だった。  彼の職業は………………ただの門番である。  そして、そんな彼の目的はスローライフを送りつつ、異世界ハーレムを作ることだった。  ブックマーク・評価、宜しくお願いします。

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