剣と恋と乙女の螺旋模様 ~持たざる者の成り上がり~

千里志朗

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最終章EX 星の英雄

164.月面決闘(3)『刃無き剣』

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 ※


<神様方は、アレが元は人で、騎士だと言う話、どう思いますか?>

 ゼンは、変わらず偽機神(フェイク・マキナ)の攻撃を躱しながら、神々に尋ねる。

【言動と、剣の扱いは騎士のそれではあるが、どこか不自然だ。単に、途中で吸収した者の能力や記憶を、利用しているだけではないか?】

【進化云々の話も、こちらに偽情報を流して混乱させる意図があるのかもしれんのう。ただ、前のヴォイドとの力の歴然とした差が、それを造る素体自体を変えた結果である可能性は、確かにあるのかも、と推察する事も……】

<素体?>

ヴォイドを造る元を、人にしたかもしれん、という話じゃ】

<……クソじゃな>

 アルティエールが、淑女にあるまじき発言をする。

(元から淑女じゃなかったかな……)

<ゼン、繋がってリンクいる中で、迂闊な事を考えるなや>

 アルが、迫力ある笑いに怒気ををにじませて言う。

<……でも、主命とかって言ってるって事は、進んでそうなった、とか?>

【それは、そうであったなら、随分高潔な魂の持ち主、となるのじゃが、ヴォイドが今まで何をやり、これから何を成そうとしているのかを考えると、まるで符号せぬよ】

 ……これは、本人に聞いてみるのが早いのだろう。

「騎士様、最後の情けに、一つ尋ねてみたき疑があるのですが」

 ゼンは、ジークに距離を取らせてから、先程と同じ方法で丁寧に問いかけた。

「……勝者ハ、敗者ニ一抹ノ情ケヲカケルモ致シ方ナシ。許ス」

 ゼンは、ジークに軽く一礼させてから、畳みかける様に問うた。

「志や思想の違いで、人が争うのはいつ、いかなる地であっても変わらぬものかもしれません。平時では、一人殺せばただの人殺し、しかし、戦で千や一万殺せば、英雄と呼ばれる。それが戦の常。

 ですが、貴公が、これまでに成してきた事、星を襲い、全ての命を平らげ、自らの糧として進化を続け、全てを滅ぼす。そこに、貴公の信じる“義”は、存在するのですか?

 騎士の誇りは、矜持は、幾千、幾万億の、戦とは無関係の、軍人でもない民を、何も関係ない全ての生き物を滅ぼす、星を壊す事は、正しき事なのですか?貴公は、ただ主命である、とそれを納得し、何も感じず、一欠けらの罪悪感も覚えないのですか?

 自分が殺した続けた幾万憶の命、これからも殺す、幾兆憶の生命に対して、貴方は本当に、何の感情も持たないと、言うのですか?」

 いくらか長くなったゼンの問いを、偽機神(フェイク・マキナ)は黙って聞いていたが、その様子は明らかにおかしくなっていた。

 何か、酔っ払いでもしたかの様に、頭をグルングルンと、上半身毎回転させ、ブツブツ何かつぶやいている。

 と、突然、前触れもなく止まり、今までとは違う、機械的な音声がする。

 ゼン達には理解出来ない言語で、~の不適切な記憶を削除、再起動します、と言っているのは、ゼン達には分からない事だった。

 ミーミル知恵の神は後に、記録していたそれを言語解析にかけ、その意味を知る事になる。

 止まった偽機神(フェイク・マキナ)は、剣を構え、何事もなかった様に、攻撃を再開し始めた。

「……主ノ御為ニ、死スベシ下郎」

 それまでとは違い、激しく、苛烈な攻撃を仕掛けて来る相手の剣を、かろうじて躱しながら、ゼンは溜息をつく。

<会話中の、その前の記憶すら消去された?やっぱり、まともな扱いじゃないですね>

【恐らく、植民惑星か何かから連れて来られ、実験動物にでもされたのじゃろう。やはり、全ての情報は欺瞞と見て間違いないようじゃな】

【悪辣な……。生体兵器を造るような文明に騎士とは、どうにも違和感しか感じなかったが、アレ等を造った者どもは、精神の汚れ腐った汚染者のようだ】

<……吐き気がするわい>

 各々が、その理不尽さに怒りを覚えるが、だからと言って、事態が好転する訳ではない。


 ※


「クッ……」

 ただ攻撃を、避けているだけではジリ貧だ。

 避けきれず、何回か攻撃がかすめている。生命力吸収には至っていないが、ジークの動きが、時間が経つにつれ、より悪くなっていく。

 ジークを扱う疲労は、緩和されただけで、なくなった訳ではないのだから、使えば使う程に、ゼンには疲労が溜まり、衰弱してしまうのだ。

(仕掛けるなら、まだ力が残っている、今の内に、“あれ”が出来れば……)

 師匠(ラザン)に、“虚空”以外に、見せてもらった中でも、特に意味が解らず、とっかかりすら掴めなかった、あの奥義が、出来るのなら……。


 ※


 ―――

 それは、修行の旅が後半に入っていた、ある日の事だった。

「―――いいか、ゼン。人は……男は、心の中に、刃(やいば)なき剣(つるぎ)を持っている」

 ラザンは、珍しく真面目腐った顔でゼンに言う。

「……禅問答か何かですか?俺、そう言うのはちょっと……」

 ゼンは、困った顔で師匠をなだめすかす。

「違うっつーの!真面目な、『流水』の技の話だぜ。俺もお師匠に、一言一句違わずに、そう教えられたんだよ!

 こっちだって、こんな意味不明な話、素面(シラフ)で言いたくねぇーんだよ!」

「はあ。でも、それは何なんですか?“気”で剣を造る、とかとは違うんですか?」

 ゼンは、手刀に“気”で剣状の光を纏わせる。

「それとは違う。……正直、色々と理屈っぽいのが好きなお前には、習得は難しいかもしれんが、とにかく教えておく。いつか役に立つ日が、来るかもしれんからな」

 そうしてラザンは、見ていろ、とゼンを下がらせ、一本の大木の前に立つ。

 そして、しばらく集中し、右手の平を、自分の胸に置くと、何かを握る仕草をしてから、それをそのまま構え、振り下ろした。

 大木は、斜めに斬り裂かれ、ズレ落ち、横に音を立てて倒れ込んで行った。

 ゼンは、今、目の前にした事象の意味が解らなかった。

 ラザンの手には、何も握られてはいなかったからだ。

 “気”も、まるで感じず、そこには幻とか、認識阻害をされたから解らなかった、とかではなく、本当に何も無かった・・・・・・のだ。

 あれぐらいの大木、師匠(ラザン)なら、棒きれ一本でも、“気”で両断出来ただろう。

 だから、大木が斬れた事に驚いたのではなく、そこに何も存在しないのに、物が斬れた、その異常な事実が、ゼンを戦慄させた。

「……これが、『流水』の奥義の一つ、『刃(やいば)無き剣(つるぎ)』だ」

 ラザンは、珍しく額に汗を浮かべ、少し顔色が悪かった。

「師匠、なんか、疲れてませんか?」

「ああ、疲れる。これは、己の魂から、その『刃(やいば)無き剣(つるぎ)』を取り出した為らしい。『刃(やいば)無き剣(つるぎ)』とは、“気”の様な、主に精神的な力の発露ではなく、自分の命そのものから取り出す剣なのかもしれん」

 笑って、俺もよく解ってねぇーんだけどな、と余計な一言を付け足す。

「命の……剣……」

 だから、魂云々、と話をしていた様だ。

 その後、ゼンは師匠を真似て、何度も何度も同じ事を繰り返し、鍛錬したが、『刃(やいば)無き剣(つるぎ)』を取り出す事は出来なかった。

 ―――

「……まあそうガッカリするな。代々の『流水』の継承者でも、これが出来た奴は少ない。出来る方が珍しいんだよ」

 それでも、自分の師匠は会得しているのだ。ゼンとしては、何としても習得したい奥義だった。

「師匠は、どうやって『刃(やいば)無き剣(つるぎ)』を会得したんですか?」

「……あれは、俺が全てを失った時、だな」

 そう聞いただけで、ゼンはそれがいつなのか分かり、気まずく無言になってしまう。

「そう気遣うな。全てを失ったと思い、頭も心も空っぽの、“無”の状態になった時に、『刃(やいば)無き剣(つるぎ)』を俺は握っていた。だから、無念無想とか、そう言った境地にでも至れば、具現化するものなのかもな」

 ラザンは、軽い口調でとんでもない事を幼いゼンに言う。

「……凄く、難しいです」

「そりゃそうだ。そう簡単に会得されたら、俺の立つ瀬がない。

 だから、余り難しく考えるな。そんな奥義がある、と覚えておくだけでいい。いつか、それが出来る日が、お前なら来るさ」

 本当に珍しく、その顔は穏やかで暖かだ。

「……何でそれの技、刃(やいば)の無い、て名前なんですか?物を斬っているのに」

「ああ、それは、持っている本人には見えるんだ。白い、刃なんてついてない棒みたいな剣が。それでも、斬れぬ物なし、と口伝では伝わっている」


 ※


 しかし、この『刃(やいば)無き剣(つるぎ)』にも、問題が多々存在する。

 まず、前提として、ゼンがこれを、取り出せない、具現化出来ない事。

 そして、もし出せたとしても、盾や剣などは斬れるかもしれないが、魂の力、で形成された剣は、まさに偽機神(フェイク・マキナ)が吸い取る力の対象ではないのか。

 その場合、『刃無き剣』は、敵に通じるどころか、進んで命を進呈する結果になりかねない。結果的に、自殺志願となってしまうかもしれない。

 だが、そうでない可能性も微量、存在する。

 機神(デウス・マキナ)の防御障壁は、充分機能して、接触吸収を防いでいる。それは、敵を拒絶する強い意志の現れだと思われる。

 なら、敵を攻撃する為に、魂の根幹から取り出せる、『刃(やいば)無き剣(つるぎ)』もまた、それに対抗出来る力を持っているのかもしれない。

 そこに賭けるしかないであろう。

 だから、まずは『刃(やいば)無き剣(つるぎ)』を、自分の中から取り出さなければならないのだが、いきなり無念無想とか、今まで何度も挑戦し、失敗して来た境地に、いきなり到達出来たら世話がない。

 偽機神(フェイク・マキナ)が、剣と、盾をも使って激しい攻撃をして来る。その攻防の最中、ゼンは今更ながら、絶対的に不利な状況に焦りを覚える。

 もし、この戦いに負けたら、全ては失われる。師匠(ラザン)のそれとは、比べ物にもならない様な、膨大な規模で。

 師匠(ラザン)の様に、それが失われた、その後で具現化出来るようになったとしても、まるで意味はない。

 その時の喪失感は、あの“悪夢”の時以上の物になるだろう。その前に、ゼン達は目前の敵に撃ち破られているだろうから、その先を考える事は、余り現実的ではないのだが。

(そんな事は……絶対にさせちゃ、駄目なんだ……)

 あの悪夢の時の記憶は、少し思いだす、それだけで、ゼンの中で世の中の全てが終わり、と告げられた様な気持ちになる。まさに、絶対的な精神的外傷(トラウマ)だった。

<ゼン、その、いつの間にかジークが握っている、白い棒は何じゃ?>

 アルティエールが、いかにも不可解だ、とゼンに尋ねる。

 彼女はジークの武装、収納空間に入れて来た兵器、全てを把握していたのだが、その白い、棒状の物に見覚えはなかったからだ。

<え……?>

 ゼンが、ジークが右手にいつの間にか握っている、『刃(やいば)無き剣(つるぎ)』を見て、一瞬頭の中が真っ白になる。











*******
オマケ

ア「この、難解な、果実盗難事件、わしだからこそ解けた!」
ゼ「……いや、この狭い操縦席コクピットで、物を食べるのは二人しかいないんだから、犯人は二分の一で、自分じゃなかったら、自動的に解るでしょ」
ア「何、ふてぶてしく開き直っておるんじゃ!わしの果実!」
ゼ「あれを出してあげたの、俺なんだけど……。食べないで置いておくから、いらないのかと思ったんだよ」
ア「わしはあれを大事に取っておいて、熟成期間を見計らっておったのだ!」
ゼ「はぁ、そうですか」
ア「またゼンは、わしに貸し1じゃな」
ゼ「……俺が食事やデザートまで提供している事実は無視して、貸しだけ勝手に増やすその身勝手さは、どうかと思うよ……」
(狭いながらも楽しい我が家?)
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