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第1章 魔の森編
015. 欠片(カケラ)の謎
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手紙に読み残した内容がある事に気が付いたラザンは、野営している薄汚れて年季の入ったマジック・テントに小走りに走り寄る。
戦闘に使用する以外の荷物はディバッグに適当に入れてあるからだ。
問題は後ろから、皇帝・虞麗沙(グレイシャ)と、その供をする李朱蘭(りしゅらん)までラザンの後に続いてノコノコついて来た事だ。
「……なんでお前らまでついて来るんだよ、関係ねぇーだろうが!」
呆れ果てた様にラザンは言うが、それでひるむ様な皇帝様ではない。
「スキルを持たぬ童子(わらし)の事情、俄然、興味が湧いた。余にもそれを知る権利くらいあろうさ」
「なんでだよ……。知人以前程度の関係に、権利もへったくれも……」
身内でも何でもでもないのに、シレっとして言うその図々しさ、いや、我を通す意志の強さは、文字通り大陸一なのだろう。
「……」
李朱蘭はただ供としてついて来ているだけの様で、無言でラザンに頭を下げている。普段の苦労がしのばれる主従関係だ。
ラザンはテントからバッグを持ち出して、くだんの手紙をその底からあさり、何とか見つけ出す。
別に、テントに籠って読んでも良かったのだが、李朱蘭はともかく、虞麗沙が一緒に入って来て、強引に見ようとするのは確実だった。
力づくで排除出来る相手ではないので、この際好きにさせるしかない。
手紙を取り出し、手早く目を通す。
最初の2,3枚はラザンもすでに読了済みの、ゴウセルの親馬鹿っぷりばかりが目立つ注意事項の羅列だ。
それらは斜め読みして読み飛ばす。
肝心の内容は、5枚目から書かれていた。
ゼンの不可思議な来歴、生まれてからフェルズに現れるまでの記憶の欠落に、文字や計算等、基礎的な教養がある謎。
そして極め付けなのが、その身に何一つとしてスキルを身に着けていなかった事だ。
神々からの恩寵として、この世界に生きる生物全て、動物から植物まで、一切の区別なく、神々の加護(スキル)は宿るものだ。
それらは、特殊な能力として発現するものもあれば、自分が得意とする技能に根付き、それを自ら磨き、育てる事で更なる高みのスキルへと成長させる事も出来る。
つまり、神々からの成長補正の恩恵として機能するものが多く、それだけ人種(ひとしゅ)が神に愛された種族である証明ともいえる“力”なのだ。
それがあるとないとでは、人の成長速度はまるで違い、あるものとないものとの差が歴然としている。ある程度の努力でそれは補える面もあるが、“レア”や“ユニーク”の様な、特殊な能力系のスキルは、唯一無二の必殺技、得意技の様な一面があり、加護の当たり外れがあるとして、『使えない』スキルに当たった者の絶望を誘う一因となっている。
「ふむ?」
と、全て読み終わったラザンは、首をひねり、不安そうな自分の弟子をみやる。
「お前の出生?と言っていいか分からんが、それが特殊な事は分かった。
が、まあなんて事ことはないな。俺の祖国でも、何年かに一度、山の中でそういう、加護(スキル)のない、記憶のない子供が保護される事があると聞く。
まあ、大抵が身体が丈夫でなかったり、スキルがないが故の実力不足で早逝するケースが多いらしいが、とにかくいない訳じゃない。珍しくはあっても、妙に悩むような話じゃない筈だぞ」
「……俺みたいな子供、他にもいるんですね」
それを聞いたゼンの態度はあからさまにホっと安堵したものに変化する。
自分が唯一無二の変わり者ではない。それ程彼を安心させる情報は他にはなかった。
「その……『流水』を習うに際して、不都合や、弟子失格、とかの条件に当てはまったりは……」
ゼンとしては、このまま修行の旅が続行出来るかどうか、のかかった最重要な問題だ。
「んん?あぁ、それで不安そうな顔をずっとしていたのか。
むしろ逆だな。これは、『流水』がある程度覚えられたら教える話なんだが、『流水』の流派を作った開祖、源流として、流派の技術を造り上げたお方は、独自の考え方を確立していて、その一つに、【加護(スキル)はなるべく使用せずに、『流水』の技を練り上げるべし】、というものがある。
つまり、神々の加護におんぶで抱っこなスキルの現状は、剣士の独自の成長を著しく阻害している、として、加護(スキル)はなるべく封印して学ぶとしているものなんだ。
中級程度に『流水』を習得したら、次の段階はスキルの封印。自分からそれを切り離し、なるべくその影響を受けない様に封ずる技術を学ぶ事になるぐらいだからな。
ゼンはむしろ、その技術を学ぶ必要がない分、まさに『流水』を覚える為に生まれて来た、と言っても過言じゃないぐらいに好条件なんじゃないか?」
ラザンはニヤニヤと、弟子の不安を吹き飛ばす様な情報を与える。
部外者の李朱蘭ですら、そのとてつもない条件に、驚愕で顔をこわばらせている。
【加護(スキル)】を封じていた剣士に、自分達、帝国の最高戦力と呼べる“四神”は成すすべなく翻弄され、敗れ去ったのだ。
どれ程ラザンと自分達との地力の差があったかは、推して知るべし。
だが、そうした初めて知らされる『流水』の情報に、当のラザン以外が驚かされ、うろたえる中で、ただ一人、まるで反応を別にする者がいた。
烈皇神聖帝国皇帝・虞麗沙(グレイシャ)その人であった。
「……記憶がない?突然、スラム街に現れ、知る筈の無い知識、教養を持ち、しかも高い能力がありながら、スキルをただの一つも習得していない……。
そんな“人間”が、この世におる筈がない……。ならば、こやつは【アレ】なのか?
しかし、【アレ】が、この位の年になるまで生き残る例など、めったにあった試しがない筈じゃがのう……。
しかも、『流水』を習得出来得る程の才を秘めているとなると……」
それまで、大陸随一の版図を誇る巨大帝国の頂点、神帝として、ある程度余裕のある態度を崩さなかった皇帝が、ブツブツと、それまではとは違い、一種異様な雰囲気で、一心不乱に物思いにふけっている。
それは、今までの虞麗沙の様子とは余りにもかけ離れていた。
流石のラザンも不審に思い、多少きつめに詰問する。
「おい、虞麗沙。お前、もしかして、ゼンの事について、何か思い当たるフシであもあるのか?」
そうした学があっても、決して不思議ではない。ラザンなどは、いくら人間離れした強さの達人であろうとも、所詮は一介の武人に過ぎない。
歴史ある皇家の三女として、様々な学問を学び、古代の呪術にすら精通している虞麗沙だ。
跡継ぎとしての優先度は低くとも、れっきとした帝王学を学び、帝国が抱える古えよりの裏事情から、神々との交渉事の内容すら一部、熟知している虞麗沙は、魔獣討伐の達人としてのラザンとは、まったく別方向に特化っした文化人なのだ。
彼が知らない事を、彼女が知っていても決しておかしな話ではない。
「知ってる事があるなら、勿体ぶっていないで、詳しく教えちゃくれんか?」
一応下手に出るラザンを、虞麗沙は奇妙な冷めた眼差しで眺める。
「……余にも、絶対の確信を持って断言出来る情報ではない。中途半端な知識のひけらかしは、己の無能をさらけ出すに等しい。今は言えんな……」
虞麗沙は、未だ気まずそうな顔をしているゼンに目を向ける。
それよりも、汝(なれ)は『全(ぜん)』というたな。随分と大仰な名じゃが、最初からその名であった訳ではあるまいに。いつ、誰に名付けられたのじゃ?」
「え……。あの、この名前は、俺の保護者となってくれた、あの手紙を書いてくれた人がつけてくれた、大事な名前です」
「ふむ。つまり、それまでは“名無し”であった、と。
全、ぬしは、“名無し”であった時と、名付けられた後、何か明確な違いがあるのではないかな?」
ゼンの鼓動が、ドキリと跳ね上がる。それは、ゼンも気になっていた、自身を取り巻く周囲の環境の変化の事だったからだ。
「そ、それは、はい…。俺は、それまでスラムで、色々な不幸な目に、理不尽な思いをしてきました、死にそうになった時も、一度や二度ではありません。
でも、この名をつけてもらった後からは、それまで上手く行かなかった、世の中の出来事、全てが、まるで不幸から幸福に転じた様に、やること成す事全てが上手く行っている様な印象すら受けました……」
脳裏に、ゴウセルから配達の仕事を受け、フェルズの街中を駆けまわった楽しき思い出の数々が横切って行く。
「……なる程。やはり、良き名を授かった事により、それまでマイナスであった運命に、逆転現象が起こったのか……?やはり、ぬしは、“欠片(カケラ)”なのかもしれぬのう……」
「???」
ゼンには、何を言われたのかまるで意味を介せない。
“欠片(カケラ)”、とは一体なんの話なのか、それは。自分は、確かに単なる貧民の子供に過ぎない。それとも、自分はまだ人とすら認められない、カケラ程度の価値しかない、とでもいうのだろうか?
「……何かつまらぬ事を考えておるようじゃが、恐らく的外れじゃな。
だがしかし、今はこの知識を覚えて置く必要はない。しばし忘れてもらおうかのう……」
皇帝の“気力”が、それをまだ感知出来ない筈のゼンすら圧倒される様な量に膨れ上がる。
『「《喝っ》!」』
それ程大音量ではなかったが、その威圧はゼンの頭脳の真を捕らえ、“気”の防御対策をまだ習っていないゼンには、てき面に効果を現わした。
一瞬、ゼンの思考が空白に染まり、今現在考えていた事、聞いていた事が全て吹き飛んだ。
それは、“四神”、『朱雀』の李朱蘭にすら効果を及ぼした。
二人とも、一瞬だか失神し、それが起こった事すら気付かない内に覚醒していた。
つまり、今の一場面の記憶は完全にないものとなったのだ。
『流水』のラザン以外は。
「―――何のつもりだ?今更、記憶処理とは……?」
ラザンも完全に効果を無効化出来た訳ではない。フラつく頭を振って、厳しく虞麗沙を睨む。
「チィッ。やはり『流水』には効かぬか。厄介な技術を持ちおってからに……」
ゼンと李朱蘭は未だ茫然として、皇帝とラザンの会話の内容も理解出来ていなようだった。
「今は知らぬでいい情報じゃ。飛ばさせてもらった」
小さく嘲笑するその笑みの意味は何なのか。
虞麗沙は空中を滑るように移動し、先程取り落とした鉄扇を拾い上げた。
(怒りの感情に身を任せ、左手で首の骨を砕こうとしたあの時、鉄扇を落とした余の右手が、それを阻止した。つまりそれは、余の中に宿る“麒麟”が、邪魔をした……いや、止めてくれたのだと解釈すべきか……)
虞麗沙は、最後にラザンを、そして隣りでまだ朦朧としているゼンに視線を向ける。
今回来た目的は達せられなかったが、それ以上の意外な成果―――発見があった。
それが皇帝を上機嫌にさせる。
「うむ。いいじゃろう。ラザン、そやつが、小さな苗木から、見上げるばかりの大樹へと育つかどうかは、汝(なれ)次第の話じゃ。
余は、また今回も待つ身となろう。
『全(ゼン)』が、汝(なれ)すらも越え得る『流水』の継承者となった、その時、余は『全(ゼン)』を我がものとする。迎えに来れるその日が、今から楽しみじゃな……」
虞麗沙は、来た時以上に満面の笑みを浮かべ、“力”で李朱蘭を掴むと、返事も待たずに手前勝手な事だけを宣言して、空中へと舞い上がった。
「おい、待てっ!誰がそんな事を許すかっ!育とうが育つまいが、貴様にゼンは渡さん!こいつには、最初から戻る場所があるんだからな!」
ラザンが大声で、空高く舞い上がる皇帝と従者に怒鳴るが、彼女はまるでその内容を歯牙にもかけない。
「ならば余を止めればよい。余は、余の欲するを、ただ成すだけの事。阻むも受け入れるも、それは汝(なれ)ら自身の話。
それでは、しばらく息災であれ!」
一条の光が、遥か東の帝国に向かって飛び立つ。
帰還の途につく身勝手な来訪者を、ラザンは視線で人が殺せたなら確実に殺せるような殺気を込め、その光を睨むのみであった………
***********************
ラザン
極東の島国から流れて来た『流水』という流派の最後の剣士。
強いけどズボラ、いい加減、だらしない、駄目人間。その他諸々。
ゼン
本来、人間や生物が神より授かる筈の加護(スキル)を持たない不思議な少年。
自分が加入したPTの足手纏いになりたくなくて、ラザンの弟子となって剣術修行の旅の途中。(まだ序盤)
虞麗沙(グレイシャ)神帝
崩壊しかけた東方の烈皇帝国を再興した偉人。
東西南北の中央に降り立つと言われる最強の霊獣“麒麟”を宿している最強皇帝。
李朱蘭(りしゅらん)
皇帝の近衛、“四神”の一人、南の朱雀。炎の霊獣。不死鳥とも呼ばれる。、を宿した、烈皇神聖帝国最強の四武将の一人。武器は朱槍。ラザンに想いを寄せていた。
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