GLAY

めʓ

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ボスの誕生

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あれから何日経っただろう。
父と母が亡くなったと伝えられた後、三郎に原因を聞いた。
三郎は少し渋ったものの、気の毒そうに話し始めた。
「お父様とお母様が狙っていた悪徳弁護士の盾についていた謎組織に返り討ちに遭ってしまったそうです…」
やはりそうだった。
父と母は悪い詐欺師や悪徳業者、裏組織などを武力で押さえつける、(自称)正義のマフィア、「WHITE」だった。
いつも愛華が寝てから帰宅し、愛華と会話だなんて一切していなかった。
仕事、仕事、仕事。娘のことなど気にかけていない。
愛華はそんな両親が大嫌いだった。
と、同時に、姉の明華も嫌いだった。
明華は、大雑把に言うと「バカ」である。
勉強よりもお洒落。家族よりもゲーム。
優先順位がおかしく、愛華の誕生日さえも覚えない、くそのような姉だった。
そのため、家族全員まともではなく、家庭崩壊していた。

ちなみに、葬式はなかった。
「WHITE」は正義とは言ってもマフィア。
警察や表の人間に知られてはいけない存在だったからである。
でも、そんな愛のない家族がいるため、愛華は葬式がないことに不満を感じなかった。
なのに、なんであの時泣いてしまったのだろうか。13歳の愛華には分からない問題だった。

それから、両親がなくなってから、間部家の精鋭部隊によって跡継ぎについて話し合われた。
その結果、愛華が跡継ぎ娘となることになった。
最初は訳が分からなかった。
だが、幼い頃から銃の手入れをしていたように、愛華には才能があったため、少し楽しさを感じていた。
そのため、すんなりと愛華は受け入れた。
そうして、13歳のボスが生まれたのだった。
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