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王都編
第14話 人の業って深いね その2
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「やぁ!よく来たね第九人造魔王くん!」
広いホールのような場所のど真ん中に僕
そして2階から僕を取り囲むように10人が配置されている
「来てやりましたよ聖囯ジャンヌ・ダルクの十勇士の皆さん
改めまして、アジュースト現……元国王ファーガソンによって召喚されました人造魔王のシズキと申します」
「なんだ、知ってたのか
ラファエルくんが言ったのかな?」
「なわけ
どうせ契約魔法かなんかで縛ってんだろ?
喋るわけないじゃん
でも僕だって全部知ってるわけじゃないからさ、説明してくれてもいいんじゃない?」
「いいだろう
確かに君にはその権利がある
みんな!まだ手出ししちゃダメだよ」
「………なにここ…
空間が……固定?…されてる………?」
Prova tal-eżistenzaで移動しようとしたが全く反応しない
しょうがないのでその場に腰を下ろし十勇士を見上げる
「厳密には精霊魔法による固有結界ってやつさ
今も結界の外で10人のハイエルフが頑張ってくれてるよ
君の空間魔法とやらで逃げられる訳にはいかないからね
使えるんだろ?
にしても精霊魔法の感知なんて長く生きたエルフ種すら難しいってのに」
「で?
ファーガソン元国王はなんで魔王召喚なんてしたのさ」
「それは簡単
彼は力が欲しかったんだよ」
「は?どゆこと?
なんで魔王召喚で力が手に入るんだよ
魔王を懐柔するってこと?」
「いや、魔王召喚したものは魔王の暴走を防ぐために神から固有スキルを貰うことができるのさ
今回あの王様が手に入れた固有スキルは『強奪』
その名の通り相手が使える魔法や魔力、知識その他もろもろを奪える代物さ
そのスキルの副作用かどうかは分からないけどとにかく奪いたいという欲求が止まらなくなった彼は軍を動かし自分が先頭に立って略奪行為をし始めた
もはや欲求というより奪わないと死んでしまうような狂気を感じたね
そして先日、奪いすぎた魔力によって身体が弾け飛んで見事崩御したってわけ」
(うわ、殿下もヤバい父親を持ったもんだ
第一王子はそのヤバい遺伝子を受け継いだって訳か)
「なーんか国王が死ぬのが分かってたみたいな対応の仕方だな
というか何もしてないじゃん」
「神様からの啓示があったからね
僕達十勇士……いや、元十勇士の子も一人固有スキルと魔力を大幅に奪われちゃったから死ぬのが分かった以上手を出すのは意味が無いと判断したまでさ」
「ほーん、で?
僕はどうすりゃいいのさ」
「少なくない命を生贄に召喚されているからね、可哀想だとは思うけど君はこの世界にいちゃいけない存在だ
今、この場で死ぬか、それとも僕たちに君の知識を置いていって死ぬか、選んでくれる?」
「え、僕がここにいる全員をぶっ殺すっていう選択肢は無いわけ?」
「残念ながらそれは無理だよ
ここにいるのは全員召喚魔王討伐経験のある猛者達だ
魔王とはいえたかが数年生きただけのガキが勝てるような相手じゃない」
「今までもそうやって知識を得てきたってことか
道理でこの世界、文明のレベルがちぐはぐなわけだ」
「そういうの分かるの?
さすが君の異界はそれはそれは凄いところなんだろうね
で?解答は?」
「もちろんお断りするね
文明のレベルがここまで合ってないってことは、お前ら異界の者の知識に胡座をかいて自分たちで発展させようって気が無いってことだろ
伝承によれば人造魔王の存在が確認されてるのは少なくとも500年前から
他の書物からも分かったがこの世界の文明はここ数百年明らかに停滞している
ここまで便利な魔道具やらがあるにもかかわらず、だ
そんな奴らに知識を与えたところでそこから発展は無い
人は発展していく生き物だ、そのための手足、バカでかい脳みそだ
それを意図的に止めてる奴らなんかにやる知識なんて一滴もねぇよ
お前らが止めてるんだろ?文明の発展を、神様の啓示ってやつでさ
研究者を弾圧していけばそりゃあ研究するやつはいなくなるわな
そしてお前らは異界の技術を高値で売る
そりゃあ儲かるし聖ジャンヌ・ダルクの信者も増えますわな
人を救うと宣う宗教国家の本質が技術独占で儲ける卑しいものなんて笑えるよな」
「そうか…
じゃあ交渉決裂ってことで大丈夫かい?」
「もちろん」
広いホールのような場所のど真ん中に僕
そして2階から僕を取り囲むように10人が配置されている
「来てやりましたよ聖囯ジャンヌ・ダルクの十勇士の皆さん
改めまして、アジュースト現……元国王ファーガソンによって召喚されました人造魔王のシズキと申します」
「なんだ、知ってたのか
ラファエルくんが言ったのかな?」
「なわけ
どうせ契約魔法かなんかで縛ってんだろ?
喋るわけないじゃん
でも僕だって全部知ってるわけじゃないからさ、説明してくれてもいいんじゃない?」
「いいだろう
確かに君にはその権利がある
みんな!まだ手出ししちゃダメだよ」
「………なにここ…
空間が……固定?…されてる………?」
Prova tal-eżistenzaで移動しようとしたが全く反応しない
しょうがないのでその場に腰を下ろし十勇士を見上げる
「厳密には精霊魔法による固有結界ってやつさ
今も結界の外で10人のハイエルフが頑張ってくれてるよ
君の空間魔法とやらで逃げられる訳にはいかないからね
使えるんだろ?
にしても精霊魔法の感知なんて長く生きたエルフ種すら難しいってのに」
「で?
ファーガソン元国王はなんで魔王召喚なんてしたのさ」
「それは簡単
彼は力が欲しかったんだよ」
「は?どゆこと?
なんで魔王召喚で力が手に入るんだよ
魔王を懐柔するってこと?」
「いや、魔王召喚したものは魔王の暴走を防ぐために神から固有スキルを貰うことができるのさ
今回あの王様が手に入れた固有スキルは『強奪』
その名の通り相手が使える魔法や魔力、知識その他もろもろを奪える代物さ
そのスキルの副作用かどうかは分からないけどとにかく奪いたいという欲求が止まらなくなった彼は軍を動かし自分が先頭に立って略奪行為をし始めた
もはや欲求というより奪わないと死んでしまうような狂気を感じたね
そして先日、奪いすぎた魔力によって身体が弾け飛んで見事崩御したってわけ」
(うわ、殿下もヤバい父親を持ったもんだ
第一王子はそのヤバい遺伝子を受け継いだって訳か)
「なーんか国王が死ぬのが分かってたみたいな対応の仕方だな
というか何もしてないじゃん」
「神様からの啓示があったからね
僕達十勇士……いや、元十勇士の子も一人固有スキルと魔力を大幅に奪われちゃったから死ぬのが分かった以上手を出すのは意味が無いと判断したまでさ」
「ほーん、で?
僕はどうすりゃいいのさ」
「少なくない命を生贄に召喚されているからね、可哀想だとは思うけど君はこの世界にいちゃいけない存在だ
今、この場で死ぬか、それとも僕たちに君の知識を置いていって死ぬか、選んでくれる?」
「え、僕がここにいる全員をぶっ殺すっていう選択肢は無いわけ?」
「残念ながらそれは無理だよ
ここにいるのは全員召喚魔王討伐経験のある猛者達だ
魔王とはいえたかが数年生きただけのガキが勝てるような相手じゃない」
「今までもそうやって知識を得てきたってことか
道理でこの世界、文明のレベルがちぐはぐなわけだ」
「そういうの分かるの?
さすが君の異界はそれはそれは凄いところなんだろうね
で?解答は?」
「もちろんお断りするね
文明のレベルがここまで合ってないってことは、お前ら異界の者の知識に胡座をかいて自分たちで発展させようって気が無いってことだろ
伝承によれば人造魔王の存在が確認されてるのは少なくとも500年前から
他の書物からも分かったがこの世界の文明はここ数百年明らかに停滞している
ここまで便利な魔道具やらがあるにもかかわらず、だ
そんな奴らに知識を与えたところでそこから発展は無い
人は発展していく生き物だ、そのための手足、バカでかい脳みそだ
それを意図的に止めてる奴らなんかにやる知識なんて一滴もねぇよ
お前らが止めてるんだろ?文明の発展を、神様の啓示ってやつでさ
研究者を弾圧していけばそりゃあ研究するやつはいなくなるわな
そしてお前らは異界の技術を高値で売る
そりゃあ儲かるし聖ジャンヌ・ダルクの信者も増えますわな
人を救うと宣う宗教国家の本質が技術独占で儲ける卑しいものなんて笑えるよな」
「そうか…
じゃあ交渉決裂ってことで大丈夫かい?」
「もちろん」
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